【野球】最大6点リードも逆転負けで勝ち点逸 川尻2ホーマーも水の泡/法大3回戦

野球

東京六大学秋季リーグ戦 9月14日 神宮球場

早大
8-9
法大
TEAM 合計
早大 3 0 2 1 1 0 0 1 0 8
法大 1 0 0 0 0 2 4 2 x 9

◆バッテリー

宮城、田中、香西、越井、中村心、●髙橋煌ー尾形

◆二塁打

髙橋海、大内

◆三塁打

なし

◆本塁打

岡西(2回2ラン)、川尻2(5回ソロ、8回ソロ)

 勝ち点獲得がかかる法大との3回戦。打線は岡西佑弥副将(スポ4=智弁和歌山)と川尻結大(スポ1=宮城・仙台育英)の計3本塁打などで8得点。しかし投手陣が10四死球と精彩を欠き、最大6点差をひっくり返され逆転負け。法大を相手に勝ち点を落とす結果となった。

打たれた髙橋煌を励ます安田

 1回表、2死から岡西が四球で出塁すると、川尻と德丸快晴(スポ2=大阪桐蔭)が安打と四球でつなぎ、2死満塁の好機をつくる。ここで髙橋海翔(スポ3=山梨学院)の放った打球はフェンスを直撃。走者一掃の適時二塁打となり、3点を先制した。先頭の井櫻悠人(スポ4=香川・高松商)が10球粘るなど、相手先発・助川太志(法大4年)に40球を投げさせ、1イニングでマウンドから引きずり下ろした。

適時二塁打を放つ髙橋海

 2日連続で先発となった宮城誇南(スポ4=埼玉・浦和学院)は、初回に1点を失ったものの、2回以降は無失点に抑える。2回裏には2死満塁のピンチを迎えたが、代打・中村騎士(法大3年)を見逃し三振に仕留め、追加点を許さなかった。

 3回表、無死一塁から岡西が放った打球は大きく伸び、そのまま右翼ポールを直撃。リーグ戦初本塁打となる2点本塁打を放った。4回には大内碧真(スポ4=埼玉・浦和学院)も中堅手の頭上を越える適時二塁打を放ち、追加点を挙げる。さらに5回には、川尻にも今季本塁打が飛び出し、7―1と大きく突き放した。

本塁打を放ち、笑顔で生還する岡西

 しかし、ここから試合の流れが一変する。6回に登板したのは田中柊成(教1=埼玉・早大本庄)。1死から安打と暴投で一、三塁のピンチを招くと、香西一希主将(スポ4=福岡・九州国際大付)への交代を告げられた。香西主将は2死満塁までこぎつけたものの、二塁手・湯浅桜翼(スポ2=宮城・仙台育英)が失策。一塁への送球が大きくそれ、その間に2点を失った。

 さらに7回、前日に好投した越井颯一郎(スポ4=千葉・木更津総合)が2死からソロ本塁打を浴びる。続く打者にも2者連続で四球を与え、2/3回で降板となった。火消しを託されたのは中村心大(スポ1=東京・早実)。しかし今泉秀悟(法大3年)に同点となる3点本塁打を浴びる。6点あったリードは、わずか2イニングで消え去った。

打たれた中村心

 追いつかれた早大は8回、先頭の川尻が豪快に振り抜き、レフトスタンドへこの試合2本目の本塁打。打った瞬間にスタンドインを確信し、喜びを爆発させた。これで勝ち越し、8ー7。再度早大がリードを奪った。

 その裏、マウンドを託されたのは髙橋煌稀(スポ3=宮城・仙台育英)。しかし、これが誤算だった。安打と四球で走者を背負うと、バント処理の際の野選と暴投でまたも同点に追いつかれる。続く境亮陽(法大2年)には適時打を許し、ついに逆転を許した。

本塁打を放つ川尻

 最後に反撃したい早大だったが、代打の霜結太(国教2=アメリカ・マクレーン)と坂口優太(スポ4=国学院栃木)がともに打ち取られ、糸口をつかめないまま試合終了。6点差をひっくり返され、勝ち点を落とした。

 今季最多の8得点と打線の力強さは見せたが、目立ったのは投手陣の与四死球と守備の乱れだった。自ら与えた走者をきっかけにピンチを広げ、守備でも相手に流れを渡した。

 「地獄の夏」を乗り越え、万全を期して臨んだ秋だったが、優勝争いから一歩後退する開幕カードとなった。第3週では春に連敗した明大との対戦を控える。投打に加えて守備も含め、もう一度チーム全体を立て直す必要がある。

(記事 森若葉、写真 田島凛星、横山和葉)

※写真は早スポ野球班のインスタグラムでもご覧いただけます。

早大打者成績

打順 守備 名前
1 井櫻悠人 4 1 0 .100 二直 右飛   中安     中飛    
坂口優太 1 0 0 .000                 遊ゴ
2 湯浅桜翼 5 2 0 .300 三振   中安 投ゴ     三振   左安
3 岡西佑弥 4 1 2 .250 四球   右本   遊ゴ   遊ゴ   右飛
4 川尻結大 4 3 2 .444 左安   三振   左本     左本  
5 德丸快晴 2 0 0 .400 四球   右飛   中飛     四球  
6 髙橋海翔 4 1 3 .250 右2   遊ゴ   三振     二ゴ  
7 尾形樹人 4 1 0 .250 中飛     右安   三振   二ゴ  
8 阿部葉太 3 0 0 .250   三ゴ   投犠   三振   三振  
9 大内碧真 3 1 0 .333   一ゴ   右2   三ゴ      
霜結太 1 0 0 .000                 右飛

早大投手成績

名前
宮城誇南 2 0 0 5 2 4 4 1 1 2.57
田中柊成 2 0 0 0 1/3 2 0 0 2 0 0.00
香西一希 2 0 0 0 2/3 0 1 0 0 0 16.20
越井颯一郎 2 1 0 0 2/3 1 3 0 3 3 10.13
中村心大 2 0 0 0 1/3 1 1 0 1 1 3.86
髙橋煌稀 2 0 2 1 2 1 0 2 0 4.50

コメント

◆川尻結大(スポ1=宮城・仙台育英)

ーー本日の打撃を振り返って

 自分のスイングをできて、甘い球を1発で捉えられたことが良かったと思います。

ーー打席上での本塁打への意識は

 今日は球場に良い風が吹いていて、自分の打撃をすればホームランもありえると思っていました。ですが、とにかく強い打球をという意識だったので、本塁打への意識はあまりなかったです。

ーー打った後にかけられた言葉は

 「ナイスバッティング」「もっと頼むぞ」といった言葉をかけていただきました。

ーー現在の打撃の状態は

 そんなに良くはありませんでしたが、大会が始まってどんどん上がっているので、さらに上げていきたいと思います。

ーー現在は4番を打っていますが、4番を打つことに対する思いは

 特にはないですが、後ろに德丸さんがいるので、つなぐということを一番意識しています。首位打者を取っている德丸さんに回せば、(ランナーを)返してくれるので。後ろに回すということを意識してやっています。

ーー勝ち点を逃しましたが、チーム全体については

 自分たち打撃陣からしたら8点を取れたのはとても良かったことだと思いますが、9失点をしたのは、自分のキャッチャーの目線から見ても厳しいことだと思います。詰めの甘いところを改善して次の試合に挑みたいです。

ーー明大戦への意気込み

 自分らしい打撃をして、チームに貢献したいです。