6月7日 第90回早慶定期戦 東京・早稲田アリーナ
第90回早慶バレーボール定期戦(早慶戦)が今年も開催された。会場ではワセメシや早慶コラボグッズが販売され、試合開始前から大きな盛り上がりが見られた。早大は1セット目から圧倒的な攻撃力を見せつけ好発進するも、第2、3セットは相手の高いブロックに苦しめられセットを落とす。なんとか取り返したい第4セットだったが、デュースの末、あと一点が遠くセットカウント1ー3(25ー12、20ー25、23ー25、29ー31)で敗戦。早慶戦12連勝には届かなかった。
今年度の早慶戦も多彩な演出が行われ、試合開始前から会場の期待感が高まっていた。選手紹介の際には会場が暗転し、選手が思い思いにポーズを決めてからエスコートキッズとともに入場するなど、大いに観客を沸かせた。

入場し観客を盛り上げる布台
選手紹介が終わると、試合開始の合図が鳴らされ、会場から溢れんばかりの観客が見守る中で試合が始まった。第1セット、OP中上烈(スポ2=京都・洛南)が目の覚めるようなスパイクを叩きつけ幸先の良いスタートを切る。OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のサーブを起点に、序盤から一気に5連続得点を重ねた。その後も小野の勢いは止まらない。中盤にはハイセットを打ち切るなど躍動した。中上のキレのあるスパイクやMB菅原啓副将(教4=山形南)のブロックもあり着実にブレイクし続けた早大。終盤にはセッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)のサーブから再び連続得点を取った。最後は中上が相手のスパイクを見事にブロックし、25ー12で難なく1セット先取した。

喜ぶ選手たち
1セット目の勢いをそのまま持ち込みたかった第2セットだが、相手に先制されると序盤から連続得点を許してしまう。次第に攻撃のリズムは崩れ、タッチネットやサーブミスといった自分たちのミスも出始めた。点差を縮められないまま中盤に突入すると、中上やOH德留巧大(スポ3=長野・松本国際)の強烈なサーブからブレイクに成功した。しかし、その後も好プレーを次に繋げることができず、20ー25でセットを落とした。
なんとかセットを取り返したい第3セット、菅原の速攻で先制するも、ブロックやスパイクのミスで再び相手を追いかける展開に。MBローゼン・マーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)のクイックや中上の鮮烈なバックアタックで点を取るも劣勢から抜け出せない。しかし、中盤に小野の奥いっぱいに決まったサービスエースで同点に追いつくと、ここまであと一歩が出ず落としていたロングラリーを制すなど、粘り強いプレーが見られるようになった。同点のまま迎えた22ー22の場面、痛恨のミスで相手にリードを許すと、最後は小野のスパイクが相手のブロックに捉えられ、23ー25でこのセットも落とした。

得点を喜ぶ徳留
後がなくなった第4セットは、第3セット同様序盤から相手に先行されてしまう。なんとか食らいつきたい早大だったが、相手の堅固な守備やブロックに阻まれ、少しずつ点差を離される。しかし、小野、菅原、瀬川の3枚ブロックが決まると徐々にリズムを取り戻し、小野のサーブから4連続得点を取り、同点に追いついた。終盤まで点差が離れないまま迎えた23点目、慶大の山口快人主将にスパイクを拾われたが、リベロ布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)が負けじと拾い返す。両校主将の意地がぶつかり合ったプレーに観客からも大きな歓声が上がった。中上が強打を決め23点目をとった早大は、続く24点目も中上が決め先にセットポイントを握る。このままフルセットに持ち込むかと思われたが、相手に怒涛の3連続得点を許してデュースに持ち込まれ、セットポイントを握られてしまう。一進一退の攻防が続く中で、德留のサーブから小野がブロックを弾き飛ばす気迫のこもったアタックを見せ、早大が再びマッチポイントを握る。ここで決めたい早大だったが、相手に点を取り返されると、そのまま連続で得点されてしまい、29ー31でセットを落とし、無念にも敗戦した。

整列する選手たち
相手の堅実な守備に苦しめられたこの試合。第2セット以降、終始流れをつかめなかった。東日本インカレを目前に控えたチームにとって、課題が残る結果となってしまった。次の試合では早大らしさを存分に発揮したプレーが見られることを期待したい。
(記事 上野沙織 写真 井口そら、末松花菜、山口愛結)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 1 |
25ー12 |
3 | 慶大 |
| スタメン | ||||
|
アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) |
||||
| 途中出場 | ||||
|
麻野堅斗(スポ4=京都・東山) |
||||