【男子バレー】春の雪辱を果たして筑波大に勝利し決勝の舞台へ

男子バレーボール

東日本大学選手権/準決勝 6月27日 山形市総合スポーツセンター

 準決勝の相手は筑波大。第1セットから良い雰囲気を作り出し、第2セットは終盤に一気に抜け出しセットを取る。第3セットは落としたものの、終盤にかけて自分たちのプレーを発揮し4セット目につなげ、自分たちの自由にバレーを展開してセットカウント3ー1(25ー20、25ー22、23ー25、25ー15)で勝利し、決勝へ進出した。

 第1セット、早大はMB麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)のクイックで得点しスタート。ネット際のボールをセッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)が片手でトスにしてクイックにつなげ、麻野が打ち切る。OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のスパイクや、OP川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)がダイレクトで叩き込むなど得点を重ねていく。ブロックタッチを取ったボールをリベロ伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)が客席まで追いかけて拾い、さらに伊東がブロックフォローでつないで粘り川野が決め、チームの雰囲気を大きく盛り上げる。直後に小野がサービスエースを決め11ー7と点差をつけてタイムアウトを取らせる。中盤以降も小野が安定してスパイクを決め続け、さらに川野のサービスエースで追撃。最後はラリーになり、小野が相手を崩してチャンスボールが返ってきたところに、OH德留巧大(スポ3=長野・松本国際)がバックアタックを3枚ブロックに対して打ち切り、25ー20でセットを取った。

 第2セット、小野のスパイクから開幕する。相手の平行トスに対して、川野が1枚でブロックを合わせて止め得点。お互いのチームのリベロがディグを上げ合うラリーもになるも、しつこくブロックと守備で圧を与え相手のミスを誘う。僅差の展開が続く中、小野のディグから徳留がブロックを弾いて決め、続けて麻野がブロックタッチを取り小野がバックアタックをコートに突き刺してブレイクし11ー8となる。しかし、相手もブロックシャットや、タッチを取っての切り返しで同点まで食らいつく。終盤に相手のサービスエースで19ー20と逆転を許すも、徳留のスパイクや攻めたサーブで乱して相手にミスを出させ22ー21と再び前に出る。小野のスパイクが跳ね返されても、リリーフサーバーとして投入された關屋幸馬(スポ1=静岡・浜松修学舎)がブロックフォローでつなぎ、もう一度上がったトスを小野がしっかりと決め切りセットポイントとなる。最後は關屋のサーブで崩して、麻野がダイレクトで叩き込み25ー22でセットを取った。

 第3セット、小野のサーブでレシーブを乱して、ブロックで押さえて得点しスタートを切る。麻野やMBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)のクイックで得点していく。相手の強烈なサーブで2連続サービスエースを決められリードを許すが、小野のサーブで崩してからタッチを取り川野が決めてブレイクし、さらに続けて小野のサーブで崩しバックアタックを打ち込んで再び状況を五分に戻す。しかし、早大のキャッチが乱れたところをダイレクトで叩き込まれ、続けて攻撃のミスや相手の切り返しで9ー12と先行される展開に。相手にブロックタッチから切り返される展開が続き劣勢に追い込まれる中で、川野が落ち着いてスパイクを決めていく。16ー21と点差が開くが、トスが集まる状況でも川野が決め続けると、相手の緩く返したボールを逃さず、小野がスパイクを決めて20ー22まで追い上げタイムアウトを取らせる。小野が打ち切ってラリーを制し1点差まで迫るも、最後は相手のバックアタックで23ー25でセットを落とした。

 第4セット、川野のスパイクで得点し、続けてコートの角に小野がサービスエースを決める。直後に、相手のコンビが乱れて返ってきたボールを小野がバックアタックで決め3連続得点。徳留がブロックタッチを取り、川野のリバウンドから徳留がボールを押し込んでさらにブレイクし7ー2と序盤から大きくリードを広げる。ローゼンのクイックや徳留のサーブからローゼンが押し込んで得点し、さらに小野が二段トスに3枚ブロックがつく状況でブロックの上からスパイクを決め躍動。伊東がディグを片手で上げ、小野がエンドライン際からつないだトスを徳留がねじ込んで16ー7。続けて小野のサーブでまたも崩し、自分でバックアタックを決める。小野のサーブの勢いは止まらず、さらに崩すと、バックアタックが警戒される中で今度は前衛の徳留が決め、試合の主導権を完全に掌握する。次のサーブでこのセット2本目のサービスエースを決め、プレーで相手を圧倒していく。筑波大もブロックやサービスエースで追いすがるが、小野や川野が得点し続け追随を許さない。最後は川野が相手のスパイクをブロックでシャットし、25ー15でセットを取りセットカウント3-1で勝利した。

 春季リーグ戦で敗れた相手へのリベンジを達成し、決勝戦へ進出した早大。自分たちで良い雰囲気を作り出し相手にぶつかっていくことで、選手たちの躍動する姿が見られた。「自分たちがいい雰囲気で全部出せば負ける相手はいない」(徳留)チームのもつ力を最大限発揮して決勝の試合に臨んでほしい。3年ぶりの優勝まであと一つ。

(記事 井口そら 写真 相原桜子、井口そら)

セットカウント
早大

25ー20
25-22
23-25
25-15

筑波大
スタメン

アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)
アウトサイドヒッター 徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)
ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ4=京都・東山)
ミドルブロッカー ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)
オポジット 川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)
セッター 瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)
リベロ 伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)

途中出場

關屋幸馬(スポ1=静岡・浜松修学舎)

徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)

ーー試合を振り返って

 個人的には、まず相手オポジットを止めるということをずっと考えていて、ミーティングでも大事になってくるという風に言われて。自分も映像とか見て試合の中でイメージを考えながらずっとやってて、それが結構うまくハマってたので、対策してないことも起きるかもしれないんですけど、前提のイメージをしっかり持つことが大事だなという風に思いました。

ーー春季リーグ戦で敗れた相手との対戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

 トーナメントとリーグ戦で違うので、トーナメントで負けられないという気持ちもあった反面、自分たち3年生が主体の期間で、相手より自分たちがいい雰囲気で全部出せば負ける相手はいないっていう、そういう絶対的な自信があったので、それが1、2、4セット目は結構出てたのかなと。競った場面で取り切れてたセットもあったし、3セット目は取られてしまったのですが2点差まで追いつけたので、雰囲気が落ちるというのはあまりなくて、勝ち負けより自分たちの雰囲気が大切という感じでした。

ーー個人のプレーを振り返って

 自分は今日の試合はブロックが良くて、サーブレシーブはいつも通り入ってたのでみんな結構使いやすくて、個人的にはスパイクとか攻撃面で結構貢献できたんじゃないかなって思います。上がったトスは全部打って、ミスもあったのですが、打ちにいく時期ということを考えながらプレーできたかなと思います。

ーー3セット目序盤で点差が開いてからその後点差を縮めたり、4セット目もいい流れで臨めた印象ですが、切り替えることができた理由はどのようなことがありましたか

 一人一人の意識が高かったというのがあって、誰かミスした選手を責めるのではなくて、自分たちのミスの際にしっかりお互いに励まし合って、雰囲気も落とさないということができたかなというふうに思っています。2セット目も結構危なかったのですが、最後は吹っ切れてプレーできたので、明日も苦しい展開があると思うんですけど、そこでしっかりプレーできればいいかなと思います。

ーー3年生主体の期間の中で迎えた大会ですが、3年生でどのような役割を担っていましたか

 まず3年生が姿勢で見せるというのがあって、バレー以外の日常生活の態度や試合前の雰囲気を関わりやすく、ギスギスしないように。各学年の役割ももちろんあるのですが、関係性が悪いとどうしても気を遣ってしまうところがあるので、そこをなくそうとしました。最低限の関係性は維持して、しっかり言いたいことを言い合えるチームというところを、3年生主体期間で結構作り上げてこれたかなと思います。上下関係なくしっかり言い合える環境を作りたいという風にスタートしたのですが、それがこの1カ月で結構身についてきたなと思います。

ーー決勝への意気込み
 
 決勝戦は今日と一緒でまずはしっかり雰囲気、熱量を持って、劣勢になっても諦めないでしっかり自分たちを持って、全部出して優勝することを目指して頑張りたいと思います。

川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)

ーー試合を振り返って

 筑波大学さんは春季リーグ戦の時に一度敗北しているチームで、自分たちもリベンジという場でやらせていただくことができたんですけど、1セット目の入りからしっかり自分たちの流れを展開できて、いけいけムードでできたのが良かったのかなと思います。3セット目は取られてしまったのですが、そこは相手のサーブが良かったりとか、相手がいい状態だったわけで、4セット目でそこを切り替えて序盤で離すことができたので良かったなと思います。

ーーご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

 4セット目など取れたセットもそうなのですが、特に大事なところや相手の流れがある時でも自分が結構決め切れていたので、そういったところは良かったのかなと思います。

ーー3セット目で苦しい状況の中でも淡々と決めていた印象がありましたが、どのような心構えでプレーされていましたか

 チームは劣勢だったのですが、自分は自分のプレーをしようと思っていたので、変に気負わずに自分らしいプレーができたのかなと思います。

ーー決勝への意気込み

 明日は決勝で、どんな相手であっても自分たちのバレーを展開していけば、勝てるはずだと思っているので、今日の午後を使ってしっかりとリカバリーして、明日に備えて頑張っていきたいなと思います。

瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)

ーー試合を振り返って

 筑波大学さんは春リーグで負けた相手だったので、自分たちとしてもちょっと苦手意識があったのですが、今日の試合はやるべきことや自分たちがやってきたことをしっかり出すだけという風に臨んで、いいゲームができたと思います。

ーー個人のプレーを振り返って

 トス回しのところでは、クイックを通すことがある程度できていたのでそこは良かったと思いますし、しっかり相手のブロックを見ながら誰に打たせるかというところを考えられていたので良かったです。

ーー春季リーグ戦で敗れた相手との対戦でしたが、どのような意気込みで臨みましたか

 結果にはこだわらず、自分たちのやってきたことを出すというところをチーム全体でやってたので、勝敗を変に意識しないようにはしてたのですが、やってきたことをしっかり出した結果勝てたと思うので、非常に良かったなと思います。

ーー決勝への意気込み

 中央大学さんに相手が決まって、春リーグは勝っている相手ですけど、ちゃんと力があるチームですし春リーグも1位と2位同士で、さっきも言った通り、結果にこだわらずにやってきたことを全部出すところを意識して、最後一戦頑張りきりたいです。