【競走】トラックシーズン終盤へ 夏合宿での成果を確かめる大会に

陸上競技

第21回トワイライト・ゲームス 8月8日 東京・世田谷区立大蔵運動公園陸上競技場

 夏の強い日差しのもと、世田谷区立大蔵運動公園陸上競技場でトワイライト・ゲームスが開催された。早大からはトラック種目とフィールド種目、合わせて27人が出場。2人が自己記録を更新し、女子4×400メートルリレー(女子マイル)では準優勝を果たすなど、夏合宿での鍛錬の成果をアピールした。

★灼熱のトラックで粘りの走りを見せる!(男女400メートルハードル)

 女子400メートルハードルには野村美月(スポ3=栃木・石橋)、千葉史織(スポ3=宮城・仙台一)が出場。1組目に出場した野村は、スタート直後に上位争いを見せるも、4台目のハードルを越えてからは5番手で推移。終盤、懸命な走りで前を追うも、順位を上げられず5位でフィニッシュした。2組目には今年の関東学生対校選手権(関東インカレ)を制した千葉が出場。序盤から中盤にかけてはスピードが上がり切らず、5番手に位置する苦しい展開となる。それでも8台目過ぎから持ち味の猛烈なラストスパートを見せ、ゴール直前で2人をかわし3位でフィニッシュ。タイムも58秒44でまとめた。

 男子400メートルには渕上翔太(スポ3=東福岡)が出場。序盤から積極的なハードリングを見せ、隣を走る狩野健太(青学大)らと先頭を争う。終盤は4選手がほぼ並ぶ展開となる中、渕上も粘りの走りを披露。ゴール直前で1人をかわし3位でフィニッシュした。

 灼熱の難しいコンディションの中、それぞれの持ち味が垣間見えた今レース。収穫と課題を胸に、選手たちはさらなる成長を目指す。早大のお家芸がさらなる輝きを放つために、鍛錬の夏は続く。 

(記事 植村皓大、写真 石本遥希)

★1、2年生が多数出場し好記録をマーク!(男子110メートルハードル、女子100メートルハードル)

 女子100メートルハードルの1組目には谷中天架(スポ2=大分雄城台)が出場。キレのあるスタートを切ったものの、レース中盤から両隣の選手が強烈な加速を見せ、1メートルほどの差をつけられる。しかし谷中はここで食い下がり、両者の背中を追い続けて3着でフィニッシュ。8月の猛暑の中で13秒90の好記録をマークした。

 男子110メートルハードル1組には、2レーンから濱崎秀馬(商1=京都・洛南)、4レーンから相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖)がスタートを切った。スタート直後、濱崎が好反応を見せ先行するも、2、3台目で相場がスピードに乗って一時は先頭に立つ。しかし終盤は松前大雅(筑波大)ら他大学の選手の追い上げを受け、相場は3着、濱崎は5着でレースを終えた。

 今季は対校戦も下級生中心の戦いが続くハードル勢。今大会も積極的なレース運びで、それぞれの持ち味を見せた。この夏でさらに調子を上げ、日本学生対校選手権(日本インカレ)でどこまで躍進できるか。若きハードラーたちのさらなる成長に期待がかかる。

(記事 平川陸、写真 石本遥希、川田真央)

★鈴木、水嶋が自己記録を更新!(男女800メートル)

 女子800メートル1組には、正木紗(スポ3=岡山朝日)と鈴木翼沙(スポ4=東京・日大櫻丘)が出場した。鈴木は5レーンから、正木は8レーンからのスタート。序盤、正木は集団後方でレースを進める。一方、鈴木は集団からやや遅れるかたちとなったが、300メートル付近で集団に追いつく。隊列を保ったまま1周目を63秒で通過したが、2周目に入ると選手たちはペースアップ。鈴木はこれに反応して加速し、前の選手を追い抜き2番手につく。残り200メートルほどは田中希歩(城西大)との一騎打ちに。ラスト100メートルの直線でさらにペースを上げて先頭に立ち、自己記録を更新する2分9秒49で組1着となった。正木も中盤のペースアップに食らいつき、4着でゴール。2分13秒30でレースをまとめた。

 男子800メートル2組には水嶋優斗(スポ4=東京・高輪)が出場。水嶋は内側の1レーンからの出走。好スタートを切り、1周目は選手たちが縦に広がる中、2番手でレースを進める。その位置取りを保ったまま400メートルを52秒で通過し、順調に2周目へ。500メートルほどで前方の選手を抜かし先頭に立つ。そこからややリードを広げるものの、後方の選手も猛追。600メートル付近で背中を捉えられてしまう。これを水嶋は振り切れず、最後の直線で逆転を許し3着でフィニッシュ。トップを譲るかたちとなったものの、自己記録となる1分48秒74でレースを終えた。

 鈴木と水嶋が自己記録を更新し、成長を証明した早大勢。確かな収穫を得て、今後のレースに向けて弾みをつけた。

(記事 吉田真悠、写真 石本遥希)

★矢野が暑さの中でも好記録をマーク!(女子走高跳)

 女子走高跳に登場したのは矢野夏希(スポ4=愛知・時習館)。強い日差しが照りつける中で、自己記録タイとなる1メートル82に果敢に挑むも、惜しくも届かず。それでも、1メートル79の好記録で3等となった。

 競技は1メートル60からスタートした。矢野は1メートル67までの3つの高さををパスし、1メートル70から競技を開始する。この高さを1発でクリアすると、続く1メートル73もしっかりとクリア。バーの高さは1メートル76に上がり、挑戦者は矢野を含め3人に絞られた。矢野はこの高さに苦戦し、3度目の挑戦で成功となる。続く1メートル79も、3度目の跳躍で成功をつかんだ。そして、次に挑むのは自己記録タイの1メートル82。しかし、この高さを越えることはできず、それまでの無効試技回数により3等で競技を終えた。

 4年生の矢野にとって、残された試合はあとわずか。今季、何度も自己記録を塗り替えてきた矢野は、さらなる自己記録の更新、そして早大記録の更新を果たせるか。矢野の跳躍から、最後まで目が離せない。

(記事、写真 川田真央)

★2年生4人で表彰台争いを制し堂々の2位(女子4×400メートルリレー)

 大会終盤の女子マイルには、早大から蔵野絢果(スポ2=埼玉・市立浦和)、谷中、河野桃々(商2=京都橘)、木下晏里(商2=徳島文理)の4人が出場した。関東インカレで優勝を果たすなど、今季早大が大きな存在感を示す本種目。2年生4人で臨んだ今大会も上位争いを展開し、2位でレースを終えた。

 1走の蔵野は序盤から攻めの走りを見せる。バックストレートで猛追する内レーンの青学大に追いつかれるも、蔵野が再び追いつき4番手で谷中へバトンパス。谷中は、落ち着いた入りで集団の後方に位置取ると、ホームストレートで加速。前にいた3人を捉え、そのまま一気に抜き去る。3走の河野も流れに乗り、すぐに2位との差を詰めるが、後ろにぴったりとつけていた東女体大が河野をかわして前へ。目まぐるしく順位が変わる接戦の中、アンカーの木下は4位でスタート。先頭の青学大と20メートルほどの差で、日体大、東女体大、駿河台大と2位集団を形成する。集団の後ろにつけていた木下は、ラスト50メートルでギアチェンジ。激しい2位争いを制した。

 今大会も積極的な走りを披露した女子マイルメンバー。しかし終始先頭に立つことはできず、優勝へはあと一歩届かなかった。個々がさらに磨きをかけてトラックシーズンの集大成へ、目標とする日本一をつかみに行く。

(記事 田邉桃子、写真 川田真央)

男子結果

▽男子100メートル

タイムレース決勝

2組(+1・2)

水野琉之介(スポ3=北海道・立命館慶祥) 10秒46(3着/全体7位)

▽男子400メートル

タイムレース決勝

1組

松本悠斗(スポ2=佐賀北) 47秒38(3着/全体9位)

2組

森田陽樹(創理4=埼玉・早大本庄) 47秒35(6着/全体8位)

▽男子800メートル

タイムレース決勝

2組

水嶋優斗(スポ4=東京・高輪) 1分48秒74(3着/全体3位)自己新

▽男子110メートルハードル

タイムレース決勝

1組(+0・1)

相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖) 14秒26(3着/全体9位)

濱崎秀馬(商1=京都・洛南) 14秒68(5着/全体11位)

酒井大輔(スポ1=四学香川西) DNS

▽男子400メートルハードル

タイムレース決勝

2組

渕上翔太(スポ3=東福岡) 50秒26(3着/全体3位)

平田和(スポ4=鹿児島・松陽) DNS

▽男子4×100メートルリレー

タイムレース決勝

早大 (髙須-伊橋-牛島-青山) 40秒18(7着/全体10位)

▽男子4×400メートルリレー決勝

早大 (松本-髙須-大辻-権田) 3分12秒74(8着)

女子結果

▽女子400メートル

タイムレース決勝

1組

木下晏里(商2=徳島文理) 56秒42(3着/全体9位)

2組

山本真菜(スポ4=三重・伊勢) 56秒79(7着/全体11位)

▽女子800メートル

タイムレース決勝

1組

鈴木翼沙(スポ4=東京・日大櫻丘) 2分09秒49(1着/全体4位)自己新

正木紗(スポ3=岡山朝日) 2分13秒30(4着/全体10位)

▽女子1500メートル決勝

熊倉花萌(スポ2=東京・早実) 4分45秒27(9着)

▽女子100メートルハードル

タイムレース決勝

1組(+1・1)

谷中天架(スポ2=大分雄城台) 13秒90(3着/全体8位)

2組

松田晏奈(スポ2=長崎日大) DNS

▽女子400メートルハードル

タイムレース決勝

1組

野村美月(スポ3=栃木・石橋) 1分02秒97(5着/全体12位)

2組

千葉史織(スポ3=宮城・仙台一) 58秒44(3着/全体3位)

▽女子4×400メートルリレー決勝

早大 (蔵野-谷中-河野-木下) 3分43秒98(2着) 

▽女子走高跳決勝

矢野夏希(スポ4=愛知・時習館) 1メートル79(3等)