第3回早大競技会 7月5日 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場
曇り空の下、午前中に開催された第3回早大競技会。男子3000メートルと男子1500メートルがそれぞれ2組、女子1500メートルと男子800メートルがそれぞれ1組行われ、早大からは30人が出場した。新妻遼己(スポ1=兵庫・西脇工)が3000メートルで組2着、1500メートルでは組1着でフィニッシュし、連戦の中で実力を発揮した。
★瀬間が自己記録を更新し1着!(男子3000メートル)
本競技会の最初に行われた男子3000メートル。1組目は、新妻が前半からレースを引っ張るも、終盤に瀬間元輔(スポ3=群馬・東農大二)が追い上げを見せ、トップでフィニッシュ。2組目では、昨年7月以来、1年ぶりの早大競技会への出走となった山田晃央(商2=東京・早実)がレース中盤で飛び出し、そのまま逃げ切った。

レースを走る瀬間
1組目は早大から20人の選手が出走した。スタート直後から新妻を先頭に、縦長の隊列が形成される。400メートルを63秒で通過すると、新妻と上杉敦史(スポ1=千葉・八千代松陰)が抜け出した。1000メートルを過ぎたあたりから、新妻は上杉との差も広げていく。しかし、1600メートル付近で新妻のペースが少し落ち、上杉、佐々木哲(スポ2=長野・佐久長聖)、瀬間、堀野正太(スポ2=兵庫・須磨学園)らが徐々に新妻との差を詰める。2000メートル手前で上杉が新妻の前に出るが、新妻も負けじと抜き返し、迎えたラスト1周。瀬間がスパートをかけ、一気に先頭に立った。新妻も粘りの走りで瀬間を追う。瀬間は新妻に捉えられることなく1着でフィニッシュ。8分15秒27で自己記録を更新する走りとなった。新妻が2着、上杉はホームストレートでキレのあるスパートを見せ、3着となった。中盤から単独走となった後続の選手たちも続々とレースを終え、早大勢全員が8分台でレースをまとめた。

レースを走る山田
2組目には山田、高橋優喜(スポ4=静岡・浜松北)が登場。レース序盤は先頭集団の内側でレースを運んだが、1800メートル付近で山田が先頭に出る。そのまま集団から2秒ほどリードし、徐々にペースを上げていく。高橋は集団の最後尾に位置を落とすが、こぼれずにしっかりと着いていった。最後の1周で山田はスパートをかけ、8分19秒03のタイムをマーク。高橋は、スパートを掛ける周りの選手に後れを取ってしまったものの、8分28秒87でフィニッシュ。自己記録を更新した。
計10名が自己記録を更新した男子3000メートル。出場した選手それぞれに収穫があっただろう。三大駅伝制覇を目指す彼らの歩みは、まだまだ止まらない。
(記事 川田真央、写真 植村皓大、西本和宏)
★金野が積極的なレース展開を見せる!(女子1500メートル)
女子1500メートルには、金野真綾(スポ2=茨城・日立第一)、田村るう(教1=長野・松本深志)に加え、谷川樺音(早大本庄高)が出場し、計3人によるレースとなった。金野が序盤からレースをけん引したものの、ラスト100メートル手前で谷川に逆転を許す。最後まで粘りの走りを見せるも金野は2着、田村は3着でゴールした。

レースを走る金野
スタート直後から主導権を握ったのは金野。果敢に先頭へ飛び出すと、400メートルを74秒で通過し、レースを引っ張る展開に。一方の田村は400メートルを79秒で通過。先頭の金野を追う位置につけ、その直後には谷川が続く展開となる。レース中盤から終盤にかけては、田村と谷川が前を走る金野との差を徐々に縮めた。レースが大きく動いたのはラスト100メートル手前。谷川が鋭いスパートで金野と田村を一気にかわし、先頭へ浮上する。金野と田村も懸命に食らいついたものの差を詰め切ることはできず、そのままフィニッシュ。金野が2着、田村が3着でレースを終えた。

レースを走る田村
序盤から果敢にレースをけん引した金野と、中盤以降に粘り強く追い上げた田村。それぞれが持ち味を発揮したレースとなった。
(記事 鶴本翔大、写真 川田真央、西本和宏)
★悪天候の中、新妻が安定した走りを見せトップでフィニッシュ!(男子1500メートル)
スタート前に急な雨が降り出す悪条件の中、早大から計14人が出場。多くの選手が3000メートルに続いてのレースとなり、疲労が残りながらも力を振り絞った。その中で新妻が雨にも負けない力強い走りを見せ、トップでフィニッシュした。

レースを走る新妻
レースは序盤から佐々木哲や新妻、上杉が前方で積極的にレースを進める。3人は400メートルを60秒で通過し、先頭集団を形成。800メートル地点では新妻を先頭に、上杉、佐々木哲の順でレースが進む。その後方では、第2集団の先頭につけていた瀬間が後続を突き放し、徐々に先頭集団との差を詰めていく展開に。その後も新妻が先頭でレースを引っ張る。ラスト1周手前で佐々木哲が上杉をかわして前に出ると、前を走る新妻を懸命に追い、上杉、瀬間も負けじと佐々木哲に続く。最後の直線では各選手がスパートをかける中、新妻がそのまま先頭を譲らず、3分53秒57でトップのフィニッシュ。新妻に続いて、佐々木哲、上杉、瀬間の順にゴールした。

レースを走る上杉(写真左)、佐々木哲
レース後、新妻は「3000メートルとは違って1500メートルでは走りを修正できた」と手応えを口にする一方、「タイムが思うように伸びなかったので悔しかった」と振り返った。U20世界選手権に照準を合わせ、着実に準備を進めていく。
(記事 鶴本翔大、写真 川田真央、西本和宏)
★小雨の中、木村が学内対決を制する!(男子800メートル)
雨脚が少し弱まり、本競技会最後のレースとなる男子800メートルが行われた。水嶋優斗(スポ4=東京・高輪)、林優太(スポ2=広島)、吉田新(商2=東京・早実)、木村涼太(スポ2=北海道・札幌西)、石崎友太朗(スポ2=新潟中央)の5人が出走。600メートル過ぎからラストスパートをかけた木村が、学内対決を制した。

レースを走る木村
スタートから水嶋が先頭を引っ張った。吉田、木村が水嶋の後ろに位置取り、少し間が空いて林、石崎と続く。400メートルを53秒で通過すると、水嶋は後続との差をぐんぐん広げていく。600メートル付近で水嶋がレースを離脱すると、すぐに木村がスパートをかけた。木村は苦しげな表情を浮かべながらも、1分52秒32でフィニッシュ。2着以降は吉田、石崎、林の順に、僅差でゴールした。

レースを走る吉田(写真左)、水嶋
4人の2年生が互角の戦いを見せた男子800メートル。互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合った彼らの対校戦での活躍に注目だ。
(記事 川田真央、写真 植村皓大、鶴本翔大)
男子結果
▽男子3000メートル1組
瀬間元輔 8分15秒27(1着)自己新
新妻遼己 8分17秒16(2着)
上杉敦史 8分18秒35(3着)自己新
堀野正太 8分18秒38(4着)自己新
佐々木哲 8分20秒32(5着)
和田寛(基理1=埼玉・西武学園文理) 8分20秒41(6着)自己新
桑原マテウス大地(スポ2=東京・国学院久我山) 8分28秒15(7着)自己新
冨田拓臣(スポ2=茨城・水城) 8分29秒04(8着)
若狭奏汰(文1=滋賀・草津東) 8分29秒57(9着)
大和田春(スポ3=高知追手前) 8分32秒74(10着)
佐藤広人(創理3=埼玉・早大本庄) 8分35秒12(11着)
武田知典(法4=東京・早実) 8分39秒82(12着)
鈴木勇飛(人1=静岡) 8分40秒67(13着)自己新
斉藤天紀(スポ2=埼玉・川越東) 8分42秒95(14着)自己新
高舘友杜(創理1=千葉・船橋東) 8分45秒68(15着)
安食光翔(スポ2=山形南) 8分45秒84(16着)自己新
宮本優希(人4=智辯学園和歌山 ) 8分48秒57(17着)
増子陽季(人4=栃木・大田原) 8分48秒65(18着)自己新
水出依寿(社1=東京・早大学院) 8分49秒20(19着)
神先強志(スポ2=東京・駒澤大学) 8分58秒89(20着)
鈴木翔瑛(人3=群馬・富岡) DNS
▽男子3000メートル2組
山田晃央 8分19秒03(1着)
高橋優喜 8分28秒87(7着)自己新
▽男子1500メートル1組
水嶋優斗 DNS
地案尚宏(スポ3=愛知・旭野) DNS
▽男子1500メートル2組
新妻遼己 3分53秒57(1着)
佐々木哲 3分54秒77(2着)
上杉敦史 3分55秒18(3着)自己新
瀬間元輔 3分55秒61(4着)自己新
堀野正太 3分59秒57(5着)自己新
佐藤広人 4分00秒61(6着)
冨田拓臣 4分02秒80(7着)
桑原マテウス大地 4分03秒78(8着)
和田寛 4分04秒33(10着)
若狭奏汰 4分05秒11(11着)
高舘友杜 4分05秒20(12着)
鈴木勇飛 4分08秒87(13着)
大和田春 4分09秒14(16着)自己新
鈴木翔瑛 DNS
▽男子800メートル
木村涼太 1分52秒32(1着)
吉田新 1分54秒78(2着)
石崎友太朗 1分54秒88(3着)
林優太 1分54秒97(4着)
水嶋優斗 DNF
女子結果
▽女子1500メートル
金野真綾 5分00秒11(2着)自己新
田村るう 5分01秒49(3着)
コメント
新妻遼己(スポ1=兵庫・西脇工)
ーー本日のコンディションについて教えてください
練習の一環であったので、特に調整はせずに挑みました。
ーーレースを振り返ってみていかがですか
設定タイムは設けられていましたが、自分の中では気にせずに思い切って走ろうと考えていました。ただ、3000メートルでは最後まで粘ることができず2位になってしまったので、悔しかったです。
ーー1500メートルを振り返っていかがですか
3000メートルとは違い、1着でゴールすることできましたが、タイムが思うように伸びなかったので、悔しいです。
ーー次戦への意気込みを教えてください
次戦はおそらくU20の世界選手権になると思います。それまでにコンディションを整えて、精一杯頑張ります。