【庭球】網田が激闘を演じるも、惜しくも準優勝

庭球女子

関東学生テニス選手権大会 11月7日 東京・有明テニスの森公園

 いよいよ迎えた関東学生テニス選手権大会(夏関)の決勝。網田永遠希(スポ2=山口・野田学園)は、準決勝まで全てストレート勝利を収める好調ぶりを発揮。一方の志賀亜希奈(亜大)も第1シードとして、圧巻の戦いをここまで見せてきた。女子シングルス決勝は常に志賀がリードする展開で試合が進む。網田も懸命に勝負を仕掛けたものの、惜しくも準優勝となった。

  夏関決勝ということもあり、大勢の観客や早大庭球部の部員らが試合に駆けつけた。志賀のサーブゲームから始まった第1セット。網田は幸先よくブレークに成功し、1-0と試合を進める。しかし、志賀もパワフルなショットで網田を圧倒し、連続でゲームを奪っていく。逆転された網田は、キープで流れを取り戻したいところだが、痛恨のダブルフォルトが出てしまい、ゲームを取られる。だが、網田はひるむことなく強打でラリーを制していくと、レシーブゲームをブレークし、2-3に。自身のサービスゲームも優位に進めていたが、ブレークを果たされる。次の志賀のサーブゲームも30-40となり、このゲームを取られると、ゲームカウント2-5のピンチに。その状況でも網田は攻めの姿勢でスイングし、デュースへと持ち込んだ。しかし、志賀の強烈なストロークにやられ、ゲームを奪われる。2-5と追い込まれた網田は、果敢にネット付近に詰め寄るプレーも織り交ぜ、ゲームを獲得し、3-5に。この勢いに乗りたかったが、最後は志賀の鋭いショットが光り、3-6でこのセットを落とした。網田は試合後に「取り切らなければいけないところを落としてしまった」とデュースの場面が多くありながらもゲーム獲得に至らなかったことを悔やんだ。

 網田のサーブゲームから始まった第2セットは、40-0と順調にポイントを重ねたが、そこから失点が続いてしまい、デュースとなる。ネットに当たったボールで失点してしまう不運もあり、志賀にゲームを先取される。悪い流れに飲み込まれた網田は、さらに2ゲームを連続で奪われ、0-3に。苦しい状況が続く中、網田は「このまま終わるわけにはいかない」と気持ちを切り替える。攻めの姿勢を再び取り戻し、ラブゲームでブレーク、スピードのあるサーブでキープを決め、2-3と一気にゲーム差を詰める。そこから互いに1ゲームずつ取り合い、3-4に。イーブンに戻したい網田だったが、志賀にサーブゲームをキープされ、3-5に。あと1つでもゲームを取られれば、敗北となる局面。絶対に落とせない網田のサーブゲームでも、守りに入らず、思い切りよくサーブを打ち込み、志賀のミスを誘う。網田はこのゲームを何とか取り切り、逆転に向けて、4-5と粘りを見せる。落とせない展開が続く中、志賀のサーブゲーム。一矢報いたいところだったが、40-0と絶体絶命のピンチが訪れる。網田は最後まで諦めずにボールを追いかけたが、あと一歩届かず、ゲームカウント4-6でこのセットも落とし、試合終了。健闘したが、惜しくも準優勝となった。試合後には、志賀と笑顔で握手を交わし、会場を後にした。

 大学入学後、自身初のシングルス決勝の舞台で堂々たるプレーを見せ、準優勝に輝いた網田。試合後には、「応援をしてくれると集中もできますし、頑張ろうと思えました」と観客や部員の声援に感謝し、「今度のインカレはベスト4以上を目指して頑張りたいです」と、12月に行われる全日本学生テニス選手権大会(インカレ)での活躍を誓ってくれた。

(記事・写真 永尾早渡)

結果

▽女子シングルス 決勝

●網田永遠希0-2[3-6、4-6]志賀亜希奈(亜大)

コメント

--シングルス決勝の雰囲気はいかがでしたか

 シングルスでベスト4以上に進むのが初めてだったので、緊張もしていました。ですが、相手が第1シードの方でしたので、チャレンジャーとして戦えました。

--第1セットはデュースが多かったと感じましたが、いかがでしたか

 取り切らなければいけないところを落としてしまったり、第1セットを取れていたら(勝敗が)分からなかった展開も多かったり、勝負強さで(相手に)負けていたと思います。自分はサーブやバックハンドなどが武器ですが、今日は少し上手くいかなかったので、これから磨いていきたいと思います。 

--第2セットでは、ゲームカウント0-3からどのような心境で試合をされていましたか

 決勝でやるしかない状況で、部員のみんなも見に来てくれているのにこのまま終わるわけにはいかないと思って、頑張れました。また、相手(意識する)よりも自分のやるべきことだけを意識すれば、(相手に)追いつけたと思いますが、(そのことに気づくのが)少し遅かったと思います。

--ギャラリーや部員の声援は力になりましたか

 個人戦の難しさは1人で戦うことなので、応援をしてくれると集中もできますし、頑張ろうと思えました。

--今後の目標をお願いします

 インカレ(全日本学生テニス選手権大会)は、ダブルスでは3位になったことがありますが、その時以外はベスト32や16で止まっているので、今度のインカレではベスト4以上を目指して頑張りたいです。