関東大学春季リーグ戦入替え戦 5月17日 東京・成蹊大体育館
5月17日、関東大学バドミントン春季リーグ戦(リーグ戦)入替え戦 が行われた。入替え戦とは、リーグ戦における1部の最下位校と2部の優勝校が翌シーズンの1部残留、または昇格をかけて争う試合だ。早大男子は2023年秋の降格以降、2部では圧倒的な強さで5シーズン連続優勝を飾っている。しかし、過去4度の入替え戦ではいずれも敗れ、1部の高い壁に苦しんできた。5度目の挑戦となる今春、「2部優勝と1部昇格」という目標の達成のため、法大と対決した。
第1シングルスは今越健太主将(スポ4=石川・金沢市工)。春季リーグ戦では、2部で最優秀選手賞を獲得した早大のエースだ。第1ゲームの序盤はヘアピン、ストレートスマッシュ、ラリー中のカットなど緩急を使って主導権を握り、11ー10でインターバルへ。しかし再開後はミスが重なり、相手のペースに押された。その後もそのペースにのまれるように点差が開いていき、14ー21でゲームを落とす。第2ゲームは相手について「実力はとんとん」と今越が語る通り互角の展開に。長いラリーが続くタフな勝負となり、普段はクールな今越も雄叫びを上げる気迫を見せた。その中で、際どいコースへのレシーブ、甘い球への確実な対応、ボディへの華麗な処理など技術の高さを発揮し、全体的に優位にゲームを進めた。しかしながら最終盤で痛恨の3連続ミス。デュースに持ち込まれ、途中相手ベンチの猛抗議で試合が中断することもあったが、今越は冷静に対応した。その後もお互い譲らずネット上の戦いと素早い攻撃の応酬が続く。しかし「ネットにかけたり外に出したり最後にもったいないプレーがあった」と語る通り、最後はラリーの末にロブを沈められ、25ー27でゲームを落とした。

サーブを打つ準備をする今越
第2シングルスは太田匡亮(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)。第1ゲーム序盤は、粘り強いラリーで相手のミスを誘うという自身のスタイルを貫き太田のペースで進める。しかしそのペースが崩れ、反対に太田がミスを多発。サイドラインやロングサービスラインにアウトする球が続いた。最終的に自分の流れに戻すことができず、15ー21で落とす。続く第2ゲームはネット際の攻防がさえ、これを得意とする太田のペースになる。しかしこのゲームではネットにかけるミスから7連続失点を許す。終盤は滑り込みながらのレシーブやラリー中のスマッシュなどで追い上げを見せ、接戦に持ち込んだものの、最後はスマッシュを拾うことができず、21ー23で敗れた。

ガッツポーズをする太田
後がない早大は第1ダブルスに今越・小山武瑠(先理4=高知・土佐)ペアが登場。第1ゲームから今越と小山で連携をとって攻撃を重ねていくが、相手の守りが堅く、得点が伸びない。その上、ネットミスやサーブミスなどの惜しい失点が響いた。そのまま相手に突き放され12ー21でこのゲームを落とす。なんとか粘りたい第2ゲーム。幸先よく最初の一点をとったものの、体格に勝る相手の重いショットを拾うことができず、1ー5と苦しい立ち上がりとなる。そのまま主導権を握られ一時は9ー13と点差が最大6点まで開く。それでも小山が何度も声を張り上げ自身と今越を鼓舞し、逆転の機会を伺う。中盤からリズムが整い、小山のドライブやつなぎのスマッシュ、今越の鋭いスマッシュが効果を発揮。相手の連続ミスを誘い、追い上げを見せる。しかし序盤に開いた差は大きく、18ー21で敗戦した。

サーブを打つ今越(左)と構える小山
勝負が決したため、試合は打ち切りとなり、結果は0ー3で法大にストレート負け。春季リーグ戦開幕前の目標であった1部昇格には届かなかった。むしろ、ストレート負けという結果によって、1部の厳しさをまた知ることとなった。次に早稲田として臨むのは秋季リーグ戦。今越は「気持ちの部分でも強いキャプテンになりたい」と語る。まずは六月に行われる個人戦でおのおの技術を磨き、もう一段レベルアップしてまた秋に今春のリベンジを晴らしてほしい。
(記事・写真 松田琳香)