関東大学春季リーグ戦 4月25日 神奈川・日体大健志台キャンパス
4月25日、関東大学春季リーグ戦(リーグ戦)が開幕した。1部4位の女子は1部1位の筑波大、2部1位の男子は2部4位の東経大と対戦。女子は2ー3で惜しくも敗戦、男子は5-0でストレート勝ちを収めた。
1部優勝を目指す女子は、第1シングルスに岡本萌奈未主将(社4=西武台千葉)が登場。第1ゲームは相手の粘り強さに攻撃が決まらず、中盤でのミスも重なり、相手に6連続得点を許すなど苦しい戦いを強いられる。最後までその差が埋まらず10ー21で第1ゲームを落とした。続く第2ゲームは序盤に5点連続得点など良いスタートを切る。特にドロップショットが効果的にはたらき、ペースをつかみかける。しかし、徐々に相手も追い上げを見せ、最後はクロスインナーを拾うことができずに15ー21でこの試合を落とした。
第2シングルスは神尾朱理(スポ1=大阪・四天王寺)が存在感を示した。「自分のプレーが出せればいい」と臨んだ第1ゲームは、その言葉通り、自分の得意な展開に持ち込み余裕を持って戦った。鋭いスマッシュが一本で決まる場面も多く、21ー9でこのゲームを先取。続く第2ゲームは「最初を大事にした」と語るように、4連続得点と上々の滑り出しを見せた。第2ゲームは第1ゲームよりラリーが続く場面が多かったが、冷静に戦況を読みつつ前後左右に揺さぶりをかけながら、また、相手の仕掛けに対応しながらラリーを制した。そして最後は相手のミスで21ー17で勝利。流れの悪さや初舞台にも物怖じしない強心臓のルーキーに注目だ。

サーブを打つ神尾
この勝利で流れを引き寄せたい早大。第1ダブルスは岡本・尾﨑羽音(社4=岡山・倉敷中央)の4年生ペア。岡本の鋭いスマッシュや尾﨑のドロップショットへの素早い反応もあったが、相手の対応力に軍配があがり14ー21、19ー21でこの試合を落とす。
後がない早大は、第2ダブルス原口樹璃(スポ2=福岡・九州国際大付)と高口諒子(スポ2=栃木・作新学院)の2年生コンビ。第1ゲームは8ー21と大差をつけられ落とした。それでも第2ゲームは序盤に流れを掴み、スマッシュや相手のミスで最大8点差のリードとなる。しかし中盤以降、攻め急ぎによるミスや相手の好プレーが重なり、デュースまで粘ったものの、20ー22で試合を落とした。この試合の敗戦により、リーグ戦初戦の黒星が決定した。
第3シングルスの黒川璃子(スポ3=西武台千葉)は21-7、21-17と奮闘。最終的にはゲームカウント3-2で惜敗した。
2部優勝と1部昇格を目標とする男子。第1シングルスは今越健太(スポ4=石川・金沢市立工業)が登場。第1ゲーム、序盤はお互い攻撃の応酬で接戦となる。インターバルのあと5連続失点し相手のペースになったかと思ったが、「無理に決めにいかずにラリーを制することにした」と語るように得意のラリーで12点から最後まで怒涛(どとう)の10連続得点をみせ、ゲームを取った。第2ゲームは、勢いそのままに8-0とスタートダッシュに成功。スマッシュはもちろん、要所でのドロップショットとネット際での攻防が効果的だった。第1ゲームは21-15、第2ゲームは21-11と余裕を感じさせるプレーで、早大に勢いをもたらした。

サーブレシーブの構えをする今越
第2シングルスは田代隼也(スポ1=神奈川・法政第二)。初めてのリーグ戦であることを感じさせないような、時折笑顔を見せながら楽しそうにプレーする姿があった。打点の高いスマッシュが多く決まり、第1ゲームは21-17と制す。第2ゲーム、点の取り合いが続く接戦だったが中盤で田代の連続ミスなどが響き差が開く。しかし何とか追いつきデュースまで及ぶ戦いとなった。主導権をにぎりながらも一進一退の点の取り合いが続き、最後は渾身のストレート方向へのスマッシュが決まり、27-25の死闘を制した。
第1ダブルスは太田匡亮(スポ3=宮城・聖ウルスラ英智)と藤吉珠李(スポ2=福島・ふたば未来学園)のペア。第1ゲームは、主導権を握り続けそのままゲームを取るかと思われたが、終盤で立て続けにミス。最後は相手の7連続得点でゲームを落とす。第2シングルス、第1ダブルスと連続したデュースで東経大ベンチの声援は最高潮に。太田・藤吉はその雰囲気に飲み込まれるかのように、ペースを掴むことができずに第2ゲームは押される展開になったが、着実に得点を重ね、接戦を演出。藤吉のスマッシュが冴えわたり21ー18でゲームを取り返す。迎えた第3ゲーム、第1・第2ゲームと同様接戦になるが、藤吉のスマッシュや太田のドロップのすくい上げと攻守にわたって息の合ったコンビネーションを披露。終盤太田が二連続でミスすることもあったが直後に藤吉がスマッシュを決めて先輩をフォローする場面もあり、見事21-18でこの試合に勝利した。
第2ダブルスでも今越が登場。21ー13、21-18で勝利した。第3シングルスも太田が落ち着いた戦いぶりを見せ21-7、21-19と勝利。団体戦は5-0のストレート勝ちとなり、リーグ戦の素晴らしいスタートダッシュとなった。
女子は敗戦、男子は勝利と異なった結果となったが、リーグ戦はまだまだ始まったばかり。男女ともに熱い戦いを期待したい。
(記事・写真 松田琳香)
コメント
今越健太主将(スポ4=石川・金沢市立工業)
ーーシングルスについて。第1ゲームは連続失点から終盤に巻き返した。何が良かったのか
インターバルが終わってからは、点を決めにいったことによるミスが目立ったのですが、無理に決めにいかずに自分が得意であるラリーをして点を取れたので、そこが良かったです。
ーー今日の試合はどうだったか
自分からスマッシュを打ちにいけたところがシングルスの試合で最も良かったところだと思っています。1ゲーム目でミスをしたり、コースが悪くカウンターされたりしたところを、2ゲーム目ではしっかり改善し、スマッシュを打ち切れたのは今後の試合にもつながると思います。
ーーダブルスはチームとしての勝負が決まった中での戦いとなったがどんな意識で勝ち切ったのか
元々予定していたパートナーがコンディション不良で出場できなくなってしまい、即席のペアだったので明日に繋げるような意識で試合に臨みました。ニ人で話し合いながら明日も頑張っていきたいです。
ーー明日への意気込み
明日も5-0でしっかり勝ち切って、来週の試合にも良い形で入れるように気を抜かずに頑張ります。
神尾朱理(スポ1=大阪・四天王寺)
ーー第1シングルスで岡本主将が負けてしまって流れが悪い中だったが、どのような意識で臨んだか
筑波大は力のある選手が多いですが、自分たちが想像していた選手とは違うメンツが今日はシングルスで出ていました。今までやったことがない相手とやるときは、自分が1年生だということもあり、変に気負わずに自分のプレーができれば良いと思って、かなりワクワクして入れました。
ーー第1ゲームからかなり動きがいいように見えた
緊張は多分していたのですが、自分の心で感じるほどの緊張ではなく、アップもしっかりでき、自分のプレーが出せたのが良かったです。
ーー第2ゲーム は接戦を取り切ったが、良かったところは
第1ゲームは自分の攻撃パターンが相手に通用して1本で決めることが多かったのですが、 第1ゲームの後半からだんだんラリーが長くなりました。第1ゲームは点差が離れてた分、そのまま勝ち切れたのですが、2ゲーム目が勝負だとコーチから指示があり、2ゲーム目の出だしが1ゲーム目のように点差を開くことになれば自分のペースになると自分でも思っていたため、最初だけはミスしないように心掛けました。
ーー明日以降への意気込み
今日の筑波大は昨秋のリーグ戦で1位だったチームですが、自分自身が個人で当たる相手としては、明日からの方がもっと強い選手たちになると思います。シングルスで1本取ることはチームにも大きくつながりますし、今年のチームにも自信を持っているので優勝を目指して、自分が出る試合は全部勝ちたいです。