第64回全日本学生個人選手権 9月22日 東京・夢の島公園アーチェリー場
夢の島公園アーチェリー場にて、全日本学生個人選手権が開催された。本来は予選ラウンドと決勝ラウンドの2日間にわたって行われるが、関東に接近した台風の影響により1日目は中止に。72射のみで順位を決めるランキングラウンドへと試合形式が変更され、2日目のみの開催となった。早大からは、リカーブ男子部門に山﨑聖史(社4=東京・芝)、野田慶一郎(スポ3=エリートアカデミー)、花垣伊里哉(創理2=東京・早大学院)の3人が、コンパウンド男子部門に小渕伊央利(スポ3=群馬・県太田)が出場。山﨑が最後のインカレをチームトップの28位で終えた。

最後のインカレを28位で終えた山﨑
台風一過の青空が広がり、厳しい暑さと時折吹く強風の中、ランキングラウンドが開幕した。72射の合計点で順位が確定し、大学アーチェリーの頂点が決まる、重要な一戦である。リカーブ男子部門では、野田が一時上位に入るも「風に振り回され」、得点を伸ばせず306点、38位で前半を折り返す。花垣も序盤は好位置につけるも、徐々に得点を落とし303点で57位、山﨑も出遅れ298点、70位で前半36射を終える。

行射する野田
続く後半では、野田、花垣が得点を伸ばしきれず苦戦する一方、「自分が集中すべきポイントに、より集中することができた」と山﨑がぐんぐんと調子を上げ、後半326点と自己ベストを更新。4年間積み重ねてきたものが発揮された後半だった。最終順位は山﨑が624点で28位、野田が35位、花垣が82位となった。

矢を放った花垣
コンパウンド男子部門に出場した小渕は、8人の選手と順位を争った。前半は50点台に乗るエンドもあるものの伸び悩み、291点の9位で折り返す。続く後半では、健闘を見せるも徐々に差を広げられ、最終9位でインカレを終えた。

行射する小渕
今大会が最後のインカレだった山﨑。以前から目標としていた650点以上には届かなかったが、後半36射の点数で自己ベストを更新し、「4年間の集大成を出すことができた」と語る。大学アーチェリーの生活を振り返り、「周囲の人たちへの感謝の気持ちでいっぱい」と感慨を口にした。思うように点数を伸ばせなかった野田は、「悔しい結果になったが、良いポイントもあった」と今後につながる手応えを語った。そして1か月後に全日本ターゲット選手権大会を控えており、「今シーズン最後の試合なので、あと1か月しっかりと調整して、今年やってきたことを全て出し切れるように頑張っていきたい」と前を向いた。それぞれが実りや課題、次への手応えを得たインカレとなった。今大会を糧に、さらなる成長へ歩みを進めていく。
(記事 本谷理彩、写真 平川陸 本谷理彩)
結果
▽リカーブ男子
28位 山﨑聖史 624点
35位 野田慶一郎 619点
82位 花垣伊里哉 592点
▽コンパウンド男子部門
9位 小渕伊央利 567点
コメント
山﨑聖史(社4=東京・芝)
――今年のインカレは台風の影響で試合形式が変更されましたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか
当初は予選突破と決勝ラウンドを見据えていたのですが、実際には予選のみとなったことで、当初の目標がなくなってしまったと感じました。ただ、以前から目標としていた650点以上を目指して取り組みました。
――前半終了時には70位でしたが、後半に得点を伸ばし、最終的に28位まで順位を上げました。試合中に意識していたことを教えてください
意識していたことは、前半も後半もそれほど変えていません。後半は、自分が今集中すべきポイントにより集中することができ、その結果、得点を伸ばすことができたのかなと思います。
――4年生として最後のインカレに臨まれたと思います。今日を振り返ってコメントをお願いします
この4年間頑張ってきた成果が、前半は思うような形で出ませんでしたが、後半は自己ベストを出すことができました。そういう意味では、4年間の集大成を出すことができたと思います。
――これまでの大学アーチェリー生活を振り返って、一言お願いします
周囲の人たちに恵まれ、楽しい環境で練習することができました。今はとにかく、周囲の人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。
野田慶一郎(スポ3=エリートアカデミー)
ーー台風の影響で試合形式が変更されてのインカレでしたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか
トーナメントではなくなったことを受けて、パフォーマンス的にやることは変わらないのですが、予選の方が僕の中で得意と言いますか、いい経験をしたことが多い試合形式だったので、しっかりとパフォーマンスをすることに集中して臨みました。
ーー本日の試合、結果を振り返って、今の気持ちを教えてください
前半は風が強くて、それに振り回された形になってしまって、後半も手元の風はなかったのですが、微妙な的前の風でなかなか10点に中たらなくて、最後までそれを修正することができなくて、ずっと点数が伸びなかったので、悔しい結果になりました。ですが、自分が練習していることは比較的できた試合になったので、良いポイントもありました。悪いところだけではなかったので、それは良かったです。
ーー今回の結果を踏まえて、今後の目標を教えてください
ちょうど1か月後に同じ場所で全日本選手権(全日本ターゲット選手権大会)があります。それは日本代表の選考会につながる本当に大事な試合でありますし、それの結果が出なかったとしても、今シーズン最後の試合なので、あと1か月しっかりと調整して、今年やってきたことを全て出し切れるように頑張っていきたいと思います。