5月2日 第75回関東大学選手権 神奈川・専大生田キャンパス
初戦の国士舘大戦を100点ゲームで制した早大は2日、ベスト8進出を懸けて駒大と激突した。序盤は駒大の高いシュート精度に苦戦するが、中盤で一気に逆転する。最終的には早大が101-85で勝利。F松本秦(スポ2=京都・洛南)は38得点18リバウンドのダブル・ダブルを達成した。
試合序盤に先生したのは早大。G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)が効率良くジャンプシュートを沈め、7点のリードを奪う。しかし駒大も、この試合で28得点を挙げた藤田大輝(2年)を中心に食らいつく。じわじわとリードが縮まると、Q終了間際に駒大が逆転のバスケットカウントを獲得。22-25で第1Qを終えた。
試合が大きく動いた第2Q。「相手のボックスアウトが緩かった」(松本)と分析した早大は、オフェンスリバウンドへの意識を強めた。F三浦健一(スポ4=京都・洛南)や松本がリバウンドをもぎ取り、シューターは迷いなくシュートを放つ。早大はこの第2Qで7本の3Pシュートを沈め、52-41で逆転に成功した。

第3Qは松本が止まらない。一切の迷いはなく3Pシュートを放ち、このQだけで18得点を挙げた。対する駒大も藤田が高確率で3Pシュートを沈め何とか食らいつき、83-65で第3Qを終える。
第4Qはかなりの疲れの色が見えた早大。それでも三浦のミドルやF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)の3Pシュートで点差を守り続けた。そして試合終盤にはG宮本耀(スポ1=福岡第一)が出場を果たし、公式戦初得点を含む4得点をマークした。最後は得点を3桁に乗せ、101-85で試合終了。ベスト8進出を果たした。
この試合の松本は38得点を記録。2試合連続の30得点超となったが、「その分本数を打ってるので」と謙遜する。今年は新たにスクリーナーの役割も担うなど、厳しいマークの中でさらなる成長を続ける松本。大学2年目の今季はどこまで成績を伸ばしていくだろう。
一方で、松本をはじめとした主力選手への依存は課題だろう。本日はチーム全体の101得点のうち、83得点が松本、三浦、下山によるもの。現在はSG遠藤琢磨(商4=山形南)とF野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)を怪我を欠き、6人でのローテーションを余儀なくされている。

明日はベスト4進出を懸け、白鷗大と対戦する。白鷗大は本日の試合で神奈川大に完勝。一方で留学生のネブフィ・ケルビ・シェミリー(2年)やオカプ・チネドゥ(1年)、主力のロイ優太郎(3年)はベンチから外れている。そのため、白鷗大のインサイドの要は境アリーム(4年)とウィリアム・ショーン莉音(3年)。この2人をいかに止め、外のシュートを決めるかの勝負になりそうだ。
昨年、白鷗大を前に涙を飲んだインカレ決勝から141日。選手たちは口々に「こんなに早くリベンジの機会が来るとは」と語る。大一番を制し、10年ぶりのベスト4進出はなるか。
(記事 石澤直幸、写真 北郷美結、吉田まゆ)
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 22 | 30 | 31 | 18 | 101 |
| 駒大 | 25 | 16 | 24 | 20 | 85 |
コメント
F松本秦(スポ2=京都・洛南)

--38得点の大活躍でしたが、今日の試合を振り返っていかがでしたか
まぁ、シュートをその分打っているので点数はこれくらいかなって思います。でも、チームの人たちがこれだけ打たせてくれているということなのでそこは感謝しています。
--序盤は苦しんでいたものの結果は100点ゲームで勝利。チーム全体で今日の試合を振り返るといかがですか
相手もここまで来てるということは力もありますし、特に相手の17番に点数を取られてしまったのは自分たちのディフェンスとしては反省しなければいけないところです
オフェンスとしては100点取れたということはうちのチームが目指して言える数値は越せたのでオフェンスの面は良かったと思います
--試合が動いた第2Qではオフェンスリバウンドを狙っていたように見えました。何か意識を変えていったりしましたか
第1Qで、相手のボックスアウトが緩かったのでそこからいけると思って、オフェンスリバウンドに集中的に体力を使うようにしました
--体力という面で、終盤疲れている様子もみえました
疲れました(笑)
--今年はスクリーナーとしての役割もみられます
シューターはペースアウトされたり、掴まれたりするんですけど、僕はあまりスイッチされないのでそこで逆に自分が囮になれば見方がまた別のところに行って自分のマークがきつければほかの人のところにボールがいくのでそういった役割も遂行しています
--今年はセットオフェンスなしでしたが今年はどうですか
今年は少しいれていて。個人で打開できる選手が減ったので、その分チームでスクリーンかけるっていうプレーは増やしていかないとオフェンスができないのでいれています
--明後日の白鷗戦となればリベンジとなります(取材時は試合中)
去年、最後一番悔しい思いをして終わったので、そこを相手にこんなに早くリベンジの機会を得られるとは思っていなかったですけど、絶対勝ってベスト4入って勝ち上がりたいと思います
G宮本耀(スポ1=福岡第一)

--本日の試合はどんな気持ちでコートに入りましたか
準備はしてたのでベンチから応援の声も聞こえてきましたし、頑張ろうと思ってました
--公式戦初得点を決めました。
前回の試合では12分出場して0得点だったのに対して、今回の試合は4得点を決めれてよかったです。
--狙ってましたか?
狙ってました(笑)
--ここから強みを生かすには
まずは身体を大きくしないと大学の中では戦っていけないと思うのでそういった意味では3月に行われたスプリングマッチから3kg増やしました。あたり負けないようにしていきたいと思います。
ーー福岡第一仕込みのディフェンスに手ごたえは感じますか
フットワークには自信があるんですけど、吹っ飛ばされないディフェンスが大事になってくると思います。今日も一本ファウルになっちゃったのでしっかり身体ぶつけて守れるようになってきたので良くはなってると思います。
--今年の目標は
少しでも出場時間を勝ち取ることを目標としています。その中でもチームにどういう面でプラスになれるのかを考えてます。ベンチにいても、声出してチーム鼓舞してやっていけたらと思います。
--明後日の試合に向けて意気込みをお願いします
昨年のインカレで決勝で敗れてしまった相手(白鷗大)かもしれなくて、自分はスマホで見ていたんですけど、リベンジマッチという風になると思うのでそこで自分が少しでも絡めたらと思います。試合にでれなくてもベンチでチームメイトをしっかりと奮い立たせられるような声かけをしたいです。
F藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)

--全体の試合を振り返って
相手のシュートが結構あたっていて、自分たちも3Pを打たせないようにディレクションして、シュートに運びづらいディフェンスをしようと話していたんですけど、あんまりうまくいかなくて我慢する時間も我慢できない状況が続いてしまってあんまりいい流れでプレーできなかったのが課題として残りました。
ーーそこを改善するには
ディフェンスのコミュニケーションがもっと必要になってくると思います。スクリーンきた後のスイッチとかそういうところでコミュニケーションミスから得点されてしまうこともあったので、そういうところで次戦は出だしからしないと一気にバっと持っていかれちゃうので次はそういうところを改善していきたいなと思います。
ーー藤山選手のオフェンスリバウンドからハーフコートで得点した場面は
自分がとったオフェンスリバウンドを繋いで繋いで、そのセカンドチャンスで決めてくれるのは自分としてもオフェンスリバウンドのしがいがあるし決めてくれる周りの選手にも感謝の気持ちがあります。自分はそれ以外はあんまり特徴がないのでここを続けていきたいと思います(笑)
ーー3月のスプリングマッチから大きな進歩を見せています
チームとしてサイズが大きくないので、リバウンドからセカンドチャンスを得ることでシューターが安心して打てるように積極的にリバウンドに参加するようになりました。あと、最近は自分がシュートがなかなか入らないこともあったのでできることを少しでもやろうという気持ちでとりに行きました。
--それでも最後は3Pを決めました
約十数試合ぶりの3Pだったので、最近全然入んないなと思ってたんですけど、試合を意識してシューティングしていたので入ってよかったです(笑)
--次の試合に向けての意気込み
どっちも(白鷗大・神奈川大)強いので、明日の中日でしっかり調整して万全な状態で臨みたいと思います。