【相撲】ひめじ大会3位入賞も悔しさをにじませる

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全国女子相撲選抜ひめじ大会 6月14日 網干南公園

 兵庫県は網干南公園で6月14日、第12回全国女子相撲選抜ひめじ大会が行われた。篠原茜(社3=東京・大妻)は一般の部55㎏未満に出場し、2勝2敗で3位入賞を果たした。しかし、2年連続で同大会準優勝を果たしていた篠原には納得の表情はなかった。むしろ「優勝」を逃したことへの「悔しさ」がうかがえた。

 篠原の初戦は、専修大の平口幸芽。篠原は右を差しに行こうとする。しかし、半身になった篠原の右肩を平口は抱え込み、後褌を取る。篠原はそのまま、土俵際まで追い込まれ押し出しで初戦を落とす。平口はその後勢いをつけこの階級優勝を果たす。

 第二戦はリロ株式会社の内城朝葉。実業団選手との戦いになった。「前の試合(平口戦)が無様な試合だったので、立ち合いから思いっきりいこうと思っていた」と取組前の心情を振り返る。「きれいに決まりました」と自らも納得の取組であった。作戦通り思いっきりあたった。力強く相手を押し込み、押し倒しでなんなく1勝を挙げた。

 勢いに乗りたい次戦は関西大学の佐野夏希との対戦。1分53秒の長い取組となった。相手は篠原の足を取ろうとするも、篠原は何とか耐え、逆に右手で回しを取る。そこから、1分近く両者技をかけ合い一進一退の攻防をみせる。「肩のケガの影響が出てしまった。妥協してしまった」。最後は相手に足を抱えられて、公式発表「浴びせ倒し」で2敗目を喫す。

 55kg未満級最後の試合はトヨタ自動車の賀數心。「4試合目は諦めない心だった」。相手に右手を引かれ、懐に入った時にタイミング良く篠原は右足を内ももにかける。そのまま豪快に体を反らせ、切り返しで2勝目を挙げる。

 55kg未満級優勝候補であった篠原は3位入賞で今大会を終える。篠原らしい技ありの取組を4試合の間で多く見せ実力の高さを示した。一方で不安材料も残る。それはシーズン前から懸念していた肩のケガだ。同日、階級別の後に予定されていた無差別級への出場は見送った。5大会全ての優勝を目標にしている篠原。巧みな技でここまで3大会の優勝を果たしている。次は7月19日に岐阜大会が予定されている。大会まで約1ヶ月。5大会制覇への挑戦から目が離せない。

インタビュー

◇篠原茜茜(社3=東京・大妻)

ーー全体的に、今日の試合を振り返っていかがですか。
なんとか成績は3位という形でまとめられたけど、課題が残る試合が多かったなと思いますね。

ーー2勝した取組の内容と勝てた要因をそれぞれお願いします。
前の1試合目が無様というか、ひどい負け方をしていて。自分のいいところを何もだせずに、自分の相撲が取れなかったので。2試合目は立ち合いから思い切ろうと思っていたら、綺麗に決まりました。2試合目はいい相撲でした。4試合目は負けたかなと思っていたんですけど。あれは最後まで諦めない心ですね。最後、土俵に残っていて良かったですね。

ーー2敗してしまった取組の内容を振り返ってください。
1試合目は何も自分の良さが出せなくて。相手がずっと戦っていた人で、今まで負けたことがなくて、研究されちゃったなみたいな。3試合目は妥協してしまいました。安易な技に走ってしまったことが敗因ですね。勝とうと楽をしすぎました。無理な投げをしてしまったっことが敗因です。4試合目は負けられないなと思いました。

ーー階級別で念願の優勝を逃してしまいましたが、悔しさはありますか。
大学入ってから、姫路大会は今まで2位が続いていて。三度目の正直で1位かなという気持ちはあったんですけど、3位に終わってしまって悔しいですね。3年目で優勝したかったです。それでも、肩の状態を考慮して、今出来る最善は尽くせたんじゃないかなと思っています。

ーーケガの影響はいかがですか。
3試合目で組み合ってしまったときに、力が入らなくなって。そもそも後遺症の影響で力が入りづらくて、この形にはなっちゃいけないなという形になってしまったので。そこで妥協してしまいました。3試合目で心が折れてしまったようですね、早く決めようと。

ーー今後の意気込みをお願いします。
大学生活での目標は、全ての全国大会を制覇することで、今まで5大会中3つの大会を制覇しています。ここ(ひめじ大会)で優勝したかったんですけど、できなかったので、また来年。あと一回を勝ち切って完全制覇をしたいなと思います。

記事・鳥越隼人/編集・池田健晟