早稲田大学 0ー1 国士館大学


試合記事
前節、桐蔭横浜大相手に2点を先行されながらも大逆転勝利を挙げたア式蹴球部(ア式)。今週は国士舘大の天皇杯予選の影響で延期となっていた関東大学リーグ戦第4節のアウェイ国士舘大戦に臨んだ。国士舘大は1試合少ないながらも首位につけており、3位ア式との勝ち点差は5。前期最終戦で勝利し首位との差を縮めておきたいア式だったが、前半37分にクロスから失点し、先制を許す。後半同点ゴールを目指すも、攻撃は実らずそのまま試合は終了。0-1で敗戦し、首位との勝ち点差を8に広げられ、順位を1つ落とした。
前半立ち上がりはロングボールが飛び交う展開が続く。2分、DF林奏太朗(スポ3=サガン鳥栖U18)のロングボールのこぼれを収めたMF高橋作和(法4=東京・国学院久我山)が中にクロス、クロスのこぼれ球に反応したDF西凜誓副将(社4=名古屋グランパスU18)がシュートを打つも枠の左に惜しくも外れる。続く6分には、DF尾崎凱琉(スポ3=大阪桐蔭)のパスに抜け出したDF野田隼太郎(商3=静岡・藤枝東)が高橋作にパス、高橋作がシュートを打つも相手GKのファインセーブに阻まれる。逆に8分には、相手に決定機を作られたが、DF谷岡拓(社4=静岡学園)がゴールギリギリでカバー、失点を防いだ。17分には林のパスに抜け出したFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)が相手GKと1対1になるも弾かれる。その後は相手ペースになるも、27分にはGK海本慶太朗副将(スポ4=大宮アルディージャU18)のファインセーブ、29分にはクロスバーに助けられるなど相手の決定力不足に助けられるシーンが続く。しかし37分、ア式左サイドの奥からのクロスを相手に合わせられて失点、先制点を許した。そのまま1点ビハインドで前半を折り返す。
後半、同点に追いつきたいア式は今季初出場となるMF今西正之輔(社4=神奈川・日大藤沢)、MF根木翔大(スポ1=兵庫・尚志高)、DF池田遼(スポ2=新潟・帝京長岡)と攻撃陣を次々と投入し、攻撃の活性化を図る。後半は比較的ボールを持てるようになり、今西のクロスや根木のロングスローなど相手ゴールに迫るシーンは増えるものの、なかなか得点は奪えない。88分、根木のロングスローのこぼれ球をDF伊藤稜介(スポ3=ジュビロ磐田U18)がサイドの根木にパス、根木がゴール前にクロスを送り、MF秋山虎之亮(法3=湘南ベルマーレU18)が合わせるも、シュートは枠の上に行ってしまう。その後も最後までゴールを奪えず試合は終了、0-1で2試合ぶりの黒星となった。
首位国士舘大相手にわずか1点届かなかったア式だが、相手の決定力不足にも助けられ、スコア以上に両チームの差を感じる内容であった。しかし、全国優勝を目標に掲げるア式にとっては超えなければならない壁だ。この試合でリーグ戦は中断期間に入り、来週以降にはアミノバイタルカップ(アミノ杯)が始まる。アミノ杯は全国大会出場を懸けた重要な大会だ。1部で躍進を続けるア式のさらなる活躍に期待がかかる。
(記事:綿貫竜之介、写真:山口愛結)
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 3 | 伊藤稜介 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| MF | 2 | 野田隼太郎 |
| MF | 7 | 西凜誓 |
| MF | 10 | 鈴木大翔 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 雨野颯真 |
| DF | 26 | 髙橋裕哉 |
| MF | 14 | 池田遼 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 17 | 秋山虎之亮 |
| MF | 18 | 山田皓生 |
| MF | 19 | 青柳龍次郎 |
| MF | 23 | 浦川舜 |
| MF | 25 | 今西正之輔 |
| MF | 28 | 根木翔大 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーー試合を振り返ってみて
率直な感想としては、首位のチームが相手ということもあり、完敗だったなと感じています。スコアこそ1点差という結果でしたが、局面ごとのクオリティ、試合の流れの持っていき方、守備における危険なスペースを察知して埋める感度の高さ、そしてパススピードの速さなど、あらゆる局面において基本的には相手に上回られてしまったな、というのが正直なところですね。
ーー前半はかなり相手の猛攻を受ける展開だったと思いますが、後半に向けてどのような指示や修正を出されたのでしょうか
守備に関しては、基本的には上手くいっている部分もありました。ただ、課題としてサイドからのクロスに対する反応とセットプレーの二次攻撃を作られてしまう点ありました。そこが一番のポイントだと考えていたので、後半に向けてはまずそこをしっかりと締めるよう指示を出しました。後半はある程度その部分を修正して締まった内容にできた中で、今度は攻撃でどうやって相手の守備を破壊するかという点に問題が出てきました。チャンス自体は数回作ることができたと思いますが、やはり最後の局面における相手の守備の準備の強さに対して、それを上回るだけのクオリティを自分たちが提示できませんでした。終盤にはリスクを冒して試合を動かしにいき、チャンスも生まれましたが、シンプルに実力差がしっかりと出てしまったゲームだったなと感じています。
ーー これで前期リーグ戦が全日程終了となりましたが、前期全体を振り返ってみていかがですか
シンプルに、自分たちが掲げている目標に対して、まだまだ力が足りないなと実感しています。昇格して1年目のシーズンということで、これだけやれていれば上々だよねという見方をされることもあるかもしれませんが、我々としては正直、満足できるものは一つもありません。ただ、この結果に対する飢えや、勝利に対する貪欲さこそが、学生たちの成長をさらに引き上げていく原動力になると思っているので、現状に決して満足することなく、いや、これでは全然足りないでしょという共通認識を持たせたいです。もう一度、全員がギラギラした気持ちで、どこよりも真摯にサッカーに取り組む状況を作り出したいです。そして後期では、しっかりと負けないチームを作りたいです。もちろん、後期も簡単なゲームは一つもないと思っていますので、本当の勝負強さとは何かという問いに対して、日頃のトレーニングからしっかりと向き合っていきたいと考えています。
ーー金曜日からはアミノバイタルカップが始まります。そこへの目標と意気込みをお願いします。
昨年は、全国大会へ行くチャンスを逃してしまいました。ですので、今年はしっかりと勝ち進み、再び全国の舞台で日本一を目指せる切符を掴み取りたいと思っています。トーナメントである以上、どこのチームを相手にしても簡単な試合にはならないはずです。相手がどこであれ、まずは自分たちのやるべきことに集中し、それに対して愚直に全員で取り組んでいきたいと思います。
DF谷岡拓(社4=静岡学園)
ーー前期全試合スタメン出場でした。率直な感想をお願いします
目指していたところには全然辿りつけていないので、自分が出てる以上、そこの責任は日々感じています。特に今日のように負けた瞬間には、どっと感じました。。
ーー今日の試合の前半を振り返っていかがでしたか
個人的には結構良い入りができたのかなと思っているんですけど、相手の時間になった時に耐えられなかったり、特徴をわかっていたのに試合に実行できなかったところは分析をやっている人たちに申し訳ないですし、選手として出てる以上、責任を感じないといけないと思いました。個人としてみた時には、対戦相手の選手がドリブラーということで、一番やらせたくないカットインは防ぎつつ、チームのみんながクロス対応を頑張ってくれたので、及第点かなと思います。
ーー後半に向けて修正したことなどあれば教えてください
特に大きな修正はなかったですが、「サイドバックのところにプレッシャーがあまりかかってなくて、簡単に裏返されてしまう」と監督から指摘があったので、プレスの強度を一つ意識しようっていうところと、チームとしてやりたいことっていうのを本数をより多くできるようにっていうところの指示がありました。
ーーアミノ杯に向けて一言お願いします
掲げているのは日本一なので、負けられないですし、試合に出ていて思いますけど、応援してくれる人がいるってことは当たり前ではないので、そういった人の期待に応えるために、絶対に勝ちたいと思います。
MF今西正之輔(社4=神奈川・日大藤沢)
ーー試合を振り返って
前半は個の力に圧倒されて、自分はベンチだったんですけど、今まで出場時間が長かった分、出たら絶対に結果を残したいと思っていました。後半に自分でチャンスを作れましたが、結果に繋がらなかったのでそこは反省点だと思います。
一一リーグ初出場となりましたが、どのような気持ちで試合に入りましたか
絶対やってやろうという強い気持ちで試合に入りました。ずっと日々の練習からやってきたことが出せるように落ち着いて入りました。
一一アミノバイタルカップへの意気込み
今日初めて出場して、自分の中ではやっとスタートできたので、アミノで出場する機会がもらえたら結果を残して大臣杯(総理大臣杯)に繋げていきたいと思います。
(取材:安田直樹、林朋亜、綿貫竜之介)
〈お知らせ〉
現在、早稲田大学ア式蹴球部では、第77回早慶サッカー定期戦 -早慶クラシコ- の開催にあたり、クラウドファンディングを実施しています。リンクはこちらとなっています。多くの方のお力添えをよろしくお願いいたします。
以下ア式蹴球部ホームページからの引用となっています。
早稲田大学ア式蹴球部は、第77回早慶サッカー定期戦 -早慶クラシコ- の開催にあたり、クラウドファンディングを実施する運びとなりました。
本大会は、国立競技場での開催が決定しております。
開催規模の拡大に伴う開催費用の増加、より安全な大会運営を目指し、早稲田大学ア式蹴球部・慶應義塾体育会ソッカー部は各校でクラウドファンディングを実施いたします。
【クラウドファンディング実施概要】
運営会社:READYFOR 株式会社
募集期間:6/15(月)9:00~8/11(火・祝)23:00
調達方式:All or Nothing方式
目標金額:300万円
使用用途:早慶戦運営費(目標金額を超えた場合、次年度以降の早慶戦開催費用に充てさせていただきます)
こちらよりご覧ください。
【返礼品例】
・特別招待席 (4万円コース・20席限定)
・ア式蹴球部100周年記念サイン入りユニフォーム (5万円コース)
・練習見学(見学ルールについては、プロジェクトページをご参照ください。)+グッズ詰め合わせ(20万円コース)
中高生が「いつかこの舞台に立ちたい」と思える景色を。
サッカーに詳しくない人も、気づけば心を動かされ、声を上げている空間を。
私たちは、そんな景色を国立競技場につくりたい。
これは赤字を補填するためではなく、大学スポーツの可能性を社会へ示す挑戦です。
再び、国立の主役へ。
「憧れは、プロだけのものではない。」
この挑戦を、ぜひ一緒につくっていただけたら嬉しいです。
皆様ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。