第7回に迎えるのは、加藤心冨(スポ3=埼玉・春日部共栄)、髙井直人(スポ2=石川・金沢)。終始仲睦まじい姿を見せる2人。共に平泳ぎを専門とする彼らから、インカレに向けた胸の内を明かしてもらった。
お互いについて
ーー他己紹介をお願いします
高井 えっと加藤さんは同じ平泳ぎの先輩で、結構付き合いは長い方になるのかなとは思うんですけど、いつもすごい真面目に水泳に向き合ってるのが印象的です。水泳以外の面というか、プライベートでは寮にも、たまにっていうかよく泊まってて、一緒にご飯とか食べることもあるんですけど、すごいあの明るくて可愛らしい方だなっていう風に常日頃から思ってます。ちょっと余談にはなるんですけど、先日のパンパシ選手権の方で加藤さんがあの 200メートル平泳ぎですごいベスト出しててとうとう自分のパーソナルベストが負けたのでなんか悔しいような嬉しいような気持ちがあります。
ーーそれを受けていかがですか
加藤 えっと久しぶりに話すんですけど。まあ変わらずふざけてるなっていう感じです。
高井 結構、髪を切りました!
加藤 あ、そうだね(笑)
ーー加藤さんお願いします
加藤 第一印象は、結構静かめなのかなと初めて会った時は思ってたんですけど、結構ムードメーカーというか、面白くて。まあ、早稲田の水泳部を明るくしてくれる存在です。うんなんだろうな。 早稲田でスタイルが平泳ぎのみの男子選手が1人しかいないと思うんですけど。まあしっかりと藍青さん(令6スポ卒)の後を引き継いで頑張ってくれてるなっていう印象です。
高井 嬉しいーー。ありがとうございます。はい、本当にふざけてるのとかはちょっとわかんないですけど、あの本当にいつも仲良くしてくれてありがとうございます。
ーー最近のハマっていることはありますか
高井 特に最近はまってることとかはないんですけど、夏休みですごい時間もあるので、普段より読書をよくしているなと思います。
加藤 めっちゃハマってるわけではないんですけど。 海外のアメリカ遠征に行って、オフの日とかによくアクセサリーとか、いいの見つけたら買いたいなと思って少し集めてたので、まあ夏でオフに出かけたりする時につけたいので。まあそういうブレスレットとかいろいろ集めてます。
ーーありがとうございます。次に好きな嫌いな練習メニューとかあれば教えていただきたいです
高井 嫌いな練習メニューは、まあ全部基本そんなに好きじゃないんですけど、大きく言うならもうキックが苦手ですね。 プルはもう好きなんですけど、練習でのキックは多分加藤さんにも相手だとも思われてないようなお粗末なキックをしてるので、最近はマシにはなってきたんですけど、まだまだキックの練習は苦手意識が強いので嫌いですね。
加藤 私は合宿中とか、よくやるメニューなんですけど、好きなメニューは、50×4本でポイントダッシュという平井先生のメニューなんですけど。制限タイムが 4つぐらいあって、ベストから何秒までが 20ポイント、何秒から何秒までが 10ポイントで40ポイントを獲得したら終わりなんですけど、最大で 4本でえっと最短で 2本なんですけど。まあそれはまあ調子良ければ 2本で終わるんですけど。 まあ調子悪くても 4本だけなので、気持ち的に楽なメニューで好きです。

6月の日本選手権、退水する高井
ーー水泳を始めたきっかけやジュニア時代の思い出とかあったら教えてください
高井 水泳を始めたきっかけは、僕は喘息で体が弱かったっていうのとお兄ちゃんが 2つ上にいるんですけど、先に選手コースに入ってたので、選手コースに入ったのはお兄ちゃんがいたからかなという風に思います。ジュニア時代までの思い出は、まあなんといっても加藤さんと一緒にジュニアパンパシフィック選手権に出れたことかなっていう風に思います。松井さんや同期の添田も一緒に行ってて、一緒に遠征行ったメンバーが同じ大学のチームとして戦えるっていうのはすごい縁を感じるというか、感慨深いなというふうに思います。
加藤 水泳を始めたきっかけは、小さい頃に家族と知り合いの家族とプールに行って、その知り合いの家族の方の子供が全然泳げなかったんですけど、私はあの小さいのに泳ごうとしてたんですよね。それを見た知り合いの母親の方が水泳始めてみたらって私の母に言って始めたって言っていました。
ジュニア時代の思い出は、まあいっぱいあるんですけど、あえて高井と一緒に行ったジュニパンではなくその前に高校2年の時に水野柚希とかあの青木虹光とか行ったジュニパンですかね(笑)。ハワイでやったんですけど、最初で最後だと思うし、ハワイに行けたことはすごい嬉しかったです。
競技面について
ーー今シーズンはどのような目標を立てて臨んでいますか
高井 今シーズンはちょっとまあ色々あって、昨シーズンの下半期は試合に出てなかったので、目標とかはあえて立てずに、今シーズンは楽しく全試合に出場するっていうのを目標にやってたんですけど、まあ思いのほか体は動いてくれてますし、練習も順調にできている感じですね。インカレでは、あんまり欲は出すべきではあるんですけど、あんまりこう出さずにまあ自己ベストだけを目標にやっていったらいい結果がついてくるんじゃないかなっていうか、そういう初心に戻るじゃないですけどあんまり考えすぎずにインカレに向けてちょっとずつやっていってるというような感じですね。
ーーオーバートレーニングになって練習を休んでいた時期があったと聞きました
高井 そうですね。まあ、怪我ではないんですけど、それで年末から3月いっぱいまで約3ヶ月ちょっとぐらいお休みをいただいて、全く水泳も運動もせずに実家の方でゆっくり過ごしてたので、まあ6月の選手権が久しぶりに出た試合だったんですけど、それなりになんとかインカレまでやってこれたかなと思ってます。
ーーありがとうございます。加藤さんいかがですか
加藤 今シーズンは、一番は100も 200もインターBの標準タイムを突破することをずっと目標にやってて、この前のパンパシフィック選手権で突破できたのは良かったんですけど、やっぱ 100も200もどちらも結果がいいっていう大会が少ないので、まあ今年の夏というか、インカレとアジアはどちらもインターBが突破できるようにしたいなと思ってます。

早慶戦、100メートル平泳ぎを泳ぐ加藤
ーー今年の早稲田大学水泳部の特徴があれば教えてください
高井 いい意味で今年のチームは結果重視というか結果を出せばいいというか、良い言い方ではないですけど、結果をまず出してそこからみたいな。とりあえず結果を出すっていう結果主義という特色がとにかく今年のチームは濃いんじゃないかなというふうに思っています。やっぱり男女主将ともに競技の面でもチームを引っ張ってくださってますし、内田さん、新開さんのスタンス的にも、とにかく結果を出すっていうのがあるので、そこが今年のチームの特色かなというふうには思います。
加藤 私から見た印象なんですけど。まあ、私が1、2年生の時の4年生とはなんかちょっと違って、今年の 4年生は結構積極的に 1年生とコミュニケーション取ってて、まあ休日とかも一緒に過ごしたりしてるみたいなので、今までのチームより 1年生から4年生まですごい仲良くてなんか過ごしやすそうなチームだなって思ってます。
ーー4年生との印象的な思い出やエピソードなどはありますか
高井 4年生は、それこそ新開さんは、僕が休んでる時の 3月の日本選手権でベスト更新してインターCの標準タイムを突破したんですけど、僕があんまり精神的にも身体的にも休んでた時期に主将から連絡をくださって、予選からインターCを切ってくるから見といてっていうのがあって、それで本当に予選からあのベストで有言実行してきたので、本当にかっこいいなっていうか、強烈でしたし、いろんな意味でかっこいいと思いました。やっぱり 印象的だったのは、その3月の選手権の時かなっていう風に思いますね。
ーー具体的にどういう声かけがありましたか
高井 そうですね。あの僕からなんですけど、まあ頑張ってくださいっていう風に応援してますっていう風な連絡をしたら、もう予選から降ってくるから見といてって言われて。あんまり言えることじゃないですよね。心冨さん。
加藤 まあ、そうだね。
高井 そうですよね。もうすごい強い言葉というか自分にもプレッシャーがかかるだろうしっていうので、すごい強い人だなっていう風に思いました。自分だったらできないので。すごい勇気をもらったというか、嬉しかったというか、なんか感じるものがありましたね。
ーーありがとうございます
高井 ちょっと真剣な話しちゃったんで、楽しそうなやつにしてください。ことみさん。
加藤 いやー、思い出してるんですけど。今、思い出して懐かしいなって思ったのは、受験前日の夜にもう卒業した原空輝さん(令6スポ卒)と現在4年生主将の内田さくらさんがブロンコビリーに連れてってくださったんですけど。まあまあ緊張する中で、すごいさくらさんが面白い人なので、まあ空輝さんも結構ズバズバ言うタイプなんですけど、あの入学する前から早稲田のまあちょっと裏話みたいなのを教えてくださって、面白かったなっていうのが思い出です。それが受験の前の日で、制服のままブロンコビリーに行っちゃったんですけど、服が臭くなっちゃったので、さくらさんにファブリーズをあのお借りしたっていうのが印象深いです。さくらさんは毎年受験生に何かを貸しているらしく、やっぱ優しい人なんだなって思いました(笑)。

対談での加藤
インカレについて
ーー出場種目とそれぞれの目標を教えてください
高井 僕は 100メートル平泳ぎとメドレーリレーに平泳ぎで出場するんですけど、個人に関しては、さっきも言ったみたいに自己ベストまあ自己ベストが出れば A決勝もあの残ってくると思うので、まずはそこだけを目指し、リレーに関してはちょっと結構気持ちがあるので、そんなに簡単ではないと思うんですけど、やっぱり新開さんにメダルをっていう気持ちがあるので、メドレーリレーでそこは死ぬ気で泳ぎたいなと思ってます。
加藤 出場種目は 100メートルと 200メートル平泳ぎとメドレーリレーに出させていただきます。目標は、100、200はやっぱさっき言ったインタBを突破すること、100メートルは2連覇してるので、3連覇できるようにしたいのとメドレーリレーでは、 1年生の頃からずっと目標にしている優勝がまあ今年もギリギリっていうところではあるんですけど、 まあライバルはやっぱり神奈川大学なので、私が差をつければ優勝の可能性は広がるのかなと思うので頑張りたいです。あとは女子総合優勝を本当に3度目の正直でもあるので、さくらさんや 4年生に優勝を叶えさせてあげられたらいいなって思います。
ーー早稲田で個人的に注目してる選手を教えてください
高井 はい。もうなんと言っても、パンパシ水泳でも自己ベスト更新して波に乗ってる加藤心冨選手です!(笑)。なんか言ってもらっていいですかことみさん。
加藤 もちろんそうだよね(笑)。
ーー加藤さんいかがですか
加藤 んーー。迷うなぁ。ちょっと待ってください。
高井 ちなみにどなたで迷われてるんですか。
加藤 まあいっぱいいるんですけど。でも誠也さんは絶対みんな言うし、でもやっぱ、うん、やっぱ女子の中長距離3人のあの表彰台独占も注目なので捨てがたいけど。でもやっぱ勢いを男子につけてくれると思うのは、塩田直也のあの 1バッグでぜひ優勝してほしいなって思います。
ーー背泳ぎの3人に今日インタビューしたんですけど、 3人で決勝進出っていうのを仰っていました
高井 うわ、エモッ。エモいですね。
加藤 1バックですか??
高井 1バックですね。塩田選手は、ちょっと変なやつですけど、確かに勢いはつけてくれますね。絶対に。
加藤 でも、みんな注目ですね。
ーーご自身の強みとインカレで見てほしいところありましたら教えてください
高井 強みかぁ。まあやっぱり僕は50メートルや短い距離が得意なので、前半のスプリント力を活かしたスピードと、やっぱり、なんていうか雰囲気作りじゃないですけど、やっぱり盛り上げですね。

対談での高井
加藤 強みは前半なんですけど、見てほしいところは後半かなっていう感じで全部だ。前半は結構あの神奈川大学の小畠さんとか結構早い選手がいるので、そこで離しつつ、まあ後半はこの 7月 8月でしっかり強化してきたので、絶対に負けないと思うので、そこに注目してほしいなって思います。
ーー最後にインカレへの意気込みをお願いします
高井 意気込みかぁ。ちょっと待ってくださいね。いっぱいあるんですけど。うん、インカレとしての意気込みで言うと、僕ら2年生の男子は去年1点も取れなくてらすごい全員悔しい思いをしたので、その悔しさを晴らすことです。今年は、みんな調子良くて、やっと戦えるっていうかチームに貢献できるような状態になってきてると思うので、2年の男子全員で点取るっていうのを意気込みとしてさせていただきたいと思います。
加藤 女子総合優勝です!
ーーありがとうございます!
~インタビュー終了後~
高井さんが、包帯を巻いた指を加藤さんに見せる。

包帯を巻いた指を加藤さんに見せる高井
高井 心冨さん、これ怪我しちゃったの知ってます?太い綿棒みたいじゃないですか?
加藤 いっぱい耳ほじれるじゃん(笑)。
高井 そういうことじゃないですけどね(笑)。
(取材・記事 金坂祥吾)
◇加藤心冨(かとう・ことみ)
2006(平18)年1月5日生まれ。163センチ。埼玉・春日部共栄高出身。スポーツ科学部3年。日本の女子平泳ぎの最前線で活躍する加藤選手。先日のパンパシフィック選手権では200メートル平泳ぎで自己ベストを更新。インカレでは、100メートル平泳ぎ3連覇に向けて期待が高まる。
◇髙井直人(たかい・なおと)
2007(平19)年2月19日生まれ。177センチ。石川・金沢高出身。スポーツ科学部2年。終始、ユーモアあふれる表現でとても面白い方という印象でした!早大男子平泳ぎを引っ張る高井選手のインカレでの活躍に期待です!