早稲田大学 3ー0 桐蔭横浜大学






試合記事
前節、後半アディショナルタイムに同点弾をあげ、連敗を免れたア式蹴球部(ア式)。中3日が空き、11節以来の勝ち点3を掴み取るべく桐蔭横浜大との一戦に臨んだ。両サイドから攻撃を展開し、ゴールへ迫るア式は45分、FW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)がクロスを流し込み先制に成功。1点リードで前半を折り返し、エンドが変わった後半。52分に再び伊藤猛が得点しリードを広げる。さらに72分、MF久米遥太(政経3=東京・早実)からのクロスを途中出場のFW大西利都(スポ1=名古屋グランパスU18)が頭で合わせて追加点を獲得。その後は攻められるシーンが来るも集中力を切らさずゴールを守り抜き、6節ぶりの勝利をクリーンシートで飾った。
強風が吹き荒れるなか始まった前半。サイドを駆使しながら攻撃を展開するア式は9分、久米のクロスを走り込んだMF野田隼太郎(商3=静岡・藤枝東)が足で合わせるも、ここは相手キーパーにキャッチされる。その後、幾度も左右からクロスを供給し、ゴールを目指すも、中で合わせることができずチャンスを生かせない時間帯が続く。なかなか攻撃がかみ合わないア式は33分、中盤でパスをカットされると、背後を取られてゴールキーパーと1対1のピンチに。それでもGK雨野颯真(スポ3=群馬・前橋育英)がセーブを見せ先制点を許さない。相手の決定機をしのいだア式は、再び攻撃を展開し45分、ついに好機をものにする。右サイドを突破した野田が久米に下げるとグラウンダーから最後は伊藤猛が流し込み先制。1点リードで前半を折り返す。
追加点を狙う後半、ア式は開始早々から攻撃を仕掛ける。MF神田拓人(スポ3=福島・尚志)が中盤でボールを受けると、そのままエリア前までボールを運びシュートを放つ。しかしここは惜しくも枠を外れる。神田のプレーをからさらに勢いを上げるア式は52分。右ポケットで野田がボールを受けると、エリア内へクロスを入れる。それを伊藤猛が押し込み追加点を獲得。リードを2点に広げた。この流れのまま優位に試合を進めたいア式だったが、桐蔭横浜大の反撃にさらされる展開に。それでもDF尾崎凱琉(スポ3=大阪桐蔭)を中心にシュートコースを塞ぎ失点を免れる。猛攻を防ぎ、攻撃のペースを取り戻したア式は72分、右サイドにボールが流れ、久米がエリア内へクロスを上げると、途中出場の大西が頭で合わせて3点目を獲得。大西はこの得点でリーグ戦初ゴールを記録した。87分からは再び桐蔭横浜大のスピードプレーでゴールを脅かされるも堅守を貫き、3-0で6節ぶりの勝ち点3を掴み取った。
前節から勢いを上げ、無失点で勝利を飾ったア式。彼らにとって、ここから流れを変えていくための重要な一戦となっただろう。リーグ戦も残すところ5節となったが、依然として順位は混戦状態だ。白星を重ねることが出来れば順位を押し上げるチャンスが十分に残されている。中2日で臨む次節の相手は順位、勝ち点ともにア式の1つ上を行く法大だ。今節の勝利を弾みに、更なる浮上を目指す。
(記事:林朋亜、写真:山口愛結、綿貫竜之介)

| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 雨野颯真 |
| DF | 3 | 伊藤稜介 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| MF | 2 | 野田隼太郎 |
| MF | 6 | 神田拓人 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| MF | 18 | 山田皓生 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 5 | 金指功汰 |
| DF | 7 | 西凜誓 |
| DF | 20 | 泉新之助 |
| DF | 24 | 西井大翔 |
| MF | 8 | 柏木陽良 |
| MF | 17 | 秋山虎之亮 |
| MF | 28 | 根木翔大 |
| FW | 27 | 大西利都 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーーまずは今日の試合振り返ってみてどうでしたか
降格を争うチーム同士だったので少し硬くなった部分はありましたが、前半の中盤以降、しっかりと自分たちでボールを動かし、相手が嫌がる攻撃から前半のうちに1点仕留められたのは、前の試合からの前進だと思います。日大戦では前半に仕留めないといけないシーンが3回あった中で決めきれなかったので、そこは一歩前進しました。後半は代わって入って点を取ってくれた大西や、金指(DF金指功汰、商4=東京・早実)も頑張ってくれました。チームには全員の力が必要だと改めて感じた中での久しぶりの無失点勝利だったので、これがいい薬になって全員がのびのびとサッカーできるようになればいいなと思います。ただ、本当に連戦ですし、ここで満足したら何も変わりません。自分たちが置かれている状況はまだまだ負けられない状況です。この連戦でしっかりと勝ち点7を取れるかどうかが間違いなくターニングポイントになると思っているので、気を引き締めてしっかりやりたいと思います。
ーー前節、「勝ち点1を無駄にしない」というお話がありましたが、それがうまく今回の結果に結びつきました
そうですね。その勝ち点1を作ったのも、やはり猛志(FW伊藤猛志、スポ4=ジュビロ磐田U18)というストライカーが決めてくれたことが、チームが上向きになるきっかけだったと思います。今日も2点取ってくれましたし、プレーにも凄みというか、違いを明確に出せるようになってきたので、このまま続けてほしいなと思っています。
ーー久しぶりのクリーンシートとなりましたが、守備に関してはいかがですか
やるべきことを相手の攻撃への対応も含めてしっかりやれたと思います。ただ、前半に1度決定的な場面を作られているので、ああいうピンチをチームとしてどう守るかは間違いなく大事ですし、そもそもあのシーンを作らせないことが重要です。日数は短いですが、チームとしてもう一度課題に向き合い、次のゲームでも勝ち点3を取れるように準備したいと思っています。
ーー次は法大戦です。前半戦も敗れている相手となりますが、意気込みをお願いします
タレントという点では間違いなく大学トップレベルだと思いますし、Jリーグに行く選手が多いのも事実です。個々の能力を見ても確かなものがあると感じています。ただ、まずはしっかりとチームとして戦うことがうちにとっては絶対に大事なので、いい準備をしていきたいと思います。
MF野田隼太郎(商3=静岡・藤枝東)
一一今日の試合を振り返っていかがでしたか
前回連敗を止めることが出来て、今回勝ち点3を取ることが出来て、勝ち点3を取ることだけをチームで目的揃えてやってきたので達成出来て良かったです。
一一久しぶりの勝利となりましたが、ここまでどのような準備をしてきましたか
コンディションを整えることと、やってきたことをチームで揃えて、特にセットプレーで失点が続いていたので、無失点でいこうという気持ちでやってきました。
一一自身のプレーを振り返っていかがですか
まだセカンドで拾われるシーンがあったんですけど、運動量は出せたと思いますし、アシストも出来たのでそこは良かったかなと思います。
ーー次節への意気込みをお願いします
次もまだ残留争いになるので、勝ち点3をチーム全員で取れるように頑張りたいと思います。
DF林奏太朗(スポ3=サガン鳥栖U18)
――今日の試合を振り返って
チームとして入りだったり、自分のところで失点をすることなく、無失点で勝てたことがすごく良かったと思います。
――無失点でしたが、守備についていかがでしたか
ちろん危ないシーンだったりはあったんですけど、キーパーだったりセンターバックを中心にしっかり声をかけて、隙を見せなかったことが無失点につながったのかなと思います。
――リーグ戦の勝利は久しぶりでしたがいかがですか
早慶戦からずっと負け続きで苦しい状況だったんですけど、前節で1ー1で引き分けて、ここから行こうという中で3連戦の中日で、3ー0で勝つことができたのは大きいと思います。
――次戦への意気込み
このままの勢いで3連戦で勝ち点7をとって終われるように、ディフェンスラインはしっかり無失点で、前は複数得点で勝てるように頑張りたいと思います。
FW大西利都(スポ1=名古屋グランパスU18)
ーー本日リーグ戦での初ゴールとなりました。ゴールを振り返っていかがですか
なかなか関東リーグで得点を決めれていなかったところに怪我も重なってしまい苦しかったんですが、今日久米(遥太、政経3=早実)くんからいいボールが来て、やっと点を決めることが出来て良かったです。ホッとしています。
ーー本日後半からの出場となりましたが、試合を振り返っていかがですか
猛志くん(伊藤、スポ4=ジュビロ磐田U18)が2ゴールを決めてくれて2-0になって、2-0は危ないスコアだからもう1点欲しいっていうタイミングで自分がしっかり決めた上で、チームとしても無失点で終えれたので、いい試合だったなと思います。
ーー久々の勝利となりましたが、どう思っていますか
苦しかったんですけど、みんながそれでもどうにか勝ち点3を取ろうとして下を向いていなかったので、本当に全員で掴み取ったいい勝利だったなと思います。
ーー次節への意気込みをお願いします
法大も勝ち点は近いですが、非常にいいチームだと思うので、無失点で自分も点取れたらいいなと思います。