早稲田大学 2ー3 筑波大学

試合記事
前節東洋大に0-1で敗れ、4連敗となったア式蹴球部(ア式)。9位に転落し、降格圏が迫る状況で、今節は勝ち点で並ぶ8位・筑波大のホームに乗り込んだ。連敗ストップを狙った一戦は、38分にDF伊藤稜介(スポ3=ジュビロ磐田U18)、41分にFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)が得点を奪い2ー0で折り返す。しかし後半、相手に流れを渡し1点差で迎えたアディショナルタイムに立て続けに2失点。逆転負けを喫し、連敗は5となった。
試合開始直後は拮抗した展開になるが、徐々にア式が主導権を握り始める。6分、10分と右サイドをMF久米遥太(政経3=東京・早実)とDF谷岡拓(社学4=静岡学園)の連携で突破するも、クロスは中の選手に合わない。15分には、相手の左コーナーキックでの混戦からシュートが放たれたが、バーに直撃しピンチを脱する。36分、伊藤猛が体を張って持ち運ぶと、ペナルティエリア付近で倒されフリーキックを獲得。すると38分、そのフリーキックを伊藤稜が直接沈め、先制に成功。立て続けに41分、DF林奏太朗(スポ3=サガン鳥栖U18)が鋭いフィードを敵陣左深くに蹴り出すと、抜け出したMF高橋作和(法4=東京・国学院久我山)がクロス。キーパーが弾いたところを伊藤猛が詰めて追加点。内容、結果ともに相手を上回り、2ー0で前半を折り返した。
後半は一転、相手がボールを握る展開になる。ア式は中央を組織的な守備で封じ、相手はサイドからの突破をうかがう。63分、ア式右サイドの奥で与えたフリーキックのこぼれ球を右サイドから放り込まれると、うまく処理できず押し込まれ1点を返される。82分には相手左サイドの縦突破から中で合わせられるもバーをかすめた。我慢の時間が続く中、その後も試合の流れを取り戻すことはできず、時計の針が進むのを待つ展開に。しかし90+1分、相手右コーナーを叩き込まれ同点。ホームの大歓声を受けた筑波大の勢いは止まらなかった。90+2分には完璧な抜け出しから1対1を作られるも、ここはGK海本慶太朗副将(スポ4=大宮アルディージャU18)が決死のセーブ。なんとか同点でしのぎたかったが、90+4分に相手コーナーキックのこぼれ球を拾われると、グラウンダークロスに合わせられ、逆転を許した。試合はそのまま2ー3で終了し、試合をひっくり返されたア式は悔しい逆転負けを喫することとなった。
前半はプラン通りの内容で試合を進めることができたア式。しかし、後半に相手の展開から失点し、その後も選手交代やプラン変更で流れを引き込めずに逆転を許した点は、まさに不調なチームの現状を示している。次節は4位と上位につける日大戦。厳しい戦いが予想されるが、1部残留のために負けられない戦いが続く。東伏見の地で復活の勝ち点3を手にしたい。
(記事:佐藤潤、写真:山口愛結、綿貫竜之介)
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 3 | 伊藤稜介 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| MF | 6 | 神田拓人 |
| MF | 10 | 鈴木大翔 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| MF | 18 | 山田皓生 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 天野颯真 |
| DF | 2 | 野田隼太郎 |
| DF | 5 | 金指功汰 |
| DF | 7 | 西凜誓 |
| MF | 8 | 柏木陽良 |
| MF | 13 | 金子俊輔 |
| MF | 17 | 秋山虎之亮 |
| MF | 19 | 青柳龍次郎 |
| MF | 25 | 今西正之輔 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーーまずは今日の試合振り返ってみてどうでしたか
前半は自分たちの思い通りにいけた流れだっただけに、そのまま押し切りたかったですね。ただ、サッカーで2-0という一番危ない点差というのも、しっかりと自分たちの中では頭の中に共有しましたが、それを実行に移すまでには至らなかったかなと。次の1点を取りに行くのか、あるいは取られるのかというところで、仕留め切れなかった部分が今のうちの弱さですし、最後の踏ん張りどころで守りきれなかったというところが、もろに出た原因かなというふうに思いますね。
一一この連敗の原因は監督からはどのように見えていますか
チームとしてやるべきことに対して、みんなチャレンジしてくれてはいます。ただ、1部の強度だったり、普段できることが、こういう状況になるとできなくなってしまうというメンタリティーの部分ですかね。やはり、厳しい状況で常に戦ってきた筑波大みたいなチームは、こういう最後の局面でしっかりと自分たちの流れをつかむことができているなと。それに対して自分たちは2部から上がってきたというところで、そうした厳しい環境でまだまだ戦い切れていなかった。だからこそ、普段通りのプレーをどうやって出すかという点において、日常のトレーニングの質や強度というところが、やはり原因かなと思いますね。
一一日常から改善していくしかないということでしょうか
そうですね。サッカーをする時間なんて基本的に限られています。その中で、サッカーをする時にしっかりとした準備ができているか、そしてサッカーをしていない時に普段からどういうアンテナを立てているか。サッカーに対する思いも含め、日常生活がしっかりしていない時はサッカーにも反映される部分が多くあります。ですから、そこをもう一度見直していくしかないかなと。自分の今の思っている最大値を、毎回毎回出さないといけないというふうに思うので、この1週間をこれまで以上に、自分の中でより意識的に、より行動量を増やしてやっていくしかないかなと思いますね。
一一次節は前半戦で勝ちきれなかった日大との一戦となります。どのような準備をしていきますか
苦しい状況であるのは間違いないです。ただ、下を向いていてもしょうがないですし、できた部分はできた、そうじゃない部分はしっかり改善しないといけない。しっかりとそこの振り分けをして、チームとして何から優先的に解決していくのかをチャレンジしていくしかないかなと思いますね。
MF鈴木大翔主将(スポ4=ガンバ大阪ユース)
ーー今日の試合を振り返って
前半は良い入りができて2点取ることができたんですけど、やっぱり後半も含めて3点目が取れなかったというのが課題です。また、前半のようなサッカーが後半もできなかったというのが自分たちにとって流れを持っていかれる原因になったと思うっています。失点しようが、自分たちのサッカーを貫くことが大事だと思いました。
ーーここまでリーグ戦で連敗ですが、どのような課題がありますか
個人としてはチームを勝たせる能力がまだまだないというところです。チームとしてはクロスだったり、セットプレーだったりは、自分たちの中でもウィークというのは分かっているので、そこは改善していかなければ、失点も減らないと思うので、そこは全員で修正していきたいと思います。
ーーその課題について、どのように取り組みますか
やり続けるしかないと思うので、自分たちの中でもゾーンからマンツーマンに変えたりというところは変わっていないので、その質を全員で上げていく必要があると思います。
ーー次戦への意気込み
本当に勝ち点3をホームで取るしかないと思うので、そこに向かって全員で向かっていきたいと思います。
FW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)
ーー本日久しぶりにゴールを決めましたが振り返っていかがですか
チームの狙いとして背後を狙っていて、実際背後を取れたシーンで、キーパーがこぼしたところが見えたので、気持ちで押し込みました。
ーー本日の試合を振り返っていかがでしたか
ここ2試合得点を取れていない中で、前半2点取れたのは良かったんですが、後半やっぱり課題のセットプレーでの守備から3点を取られるというのは、自分たちの課題がまだまだ解決できていないなと思います。
ーー敗戦が続いていますが、今日の敗戦についてどう思っていますか
下を向いている暇はないと思うので、厳しい時間が続いていますが、悲観しすぎる内容ではないと思いますし、あと紙一重のところを自分たちに持って来れるかどうかだと思っているので、日常から頑張りたいと思います。
ーー次節への意気込みをお願いします
自分は点をとり続けて勝たせることしかできないと思うので、そこを引き続き頑張っていきたいと思います。
DF伊藤稜介(スポ3=ジュビロ磐田U18)
一一今日の試合を振り返っていかがでしたか
前半はチームとして良い入りができて、2点取れたことは良かったですが、後半に3失点してしまい勿体ないなと思っています。自分たちの順位や弱さが出た試合かなと思います。
一一ゴールシーンは振り返ってどうですか
ずっと練習してきたし、最近ベンチが多かったので、ここで一発自分で点を決めて貢献して勝ちたいと思っていたので、気持ちの部分が大きかったかなと思います。
一一失点が続いていますが、DFラインとしてここまでどう振り返りますか
失点を止めないと勝てないと思いますし、セットプレーなど課題は明確なので、チームとしてそこをしっかりやっていきたいと思います。
一一次節への意気込みをお願いします
自分たちのプレーをして、無失点で終われるように頑張りたいと思います。