【男子サッカー】日大に引き分けて連敗脱出。後半戦初の勝ち点を手にした

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JR東日本カップ2026|関東大学リーグ戦 第16節

2026年10月17日(土) 14:00 KO

@早大・東伏見グラウンド

早稲田大学 1ー1 日本大学

(0-0 / 1-1)
試合写真
後半23分交代|早稲田 10 鈴木大翔 → 17 秋山虎之亮Sub
後半23分交代|早稲田 18 山田皓生 → 2 野田隼太郎Sub
後半39分交代|早稲田 12 谷岡拓 → 27 大西利都Sub
後半39分交代|早稲田 11 久米遥太 → 28 根木翔太Sub
久米
相手と激しくぶつかる久米
後半45+2分日本大学Goal
相手ゴール
失点後のア式メンバーたち
後半45+4分早稲田 伊藤猛志 Goal

試合記事

前節筑波大相手に2点のリードを奪いながら後半アディショナルタイムでの逆転を許し、リーグ戦での連敗が5となったア式蹴球部(ア式)。後半戦全敗と絶不調のア式はまず連敗をストップさせるべくホームで日大を迎え撃った。堅い試合展開が続いたが、後半アディショナルタイムにクロスから失点。6連敗かと思われたが、ラストプレーでFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)がヘディングで同点弾をあげ、1-1のドローで決着。連敗を5でストップし、後半戦初の勝ち点を獲得した。

ア式ボールでキックオフした前半。ア式は右サイドバックでスタメン出場したDF谷岡拓(スポ4=静岡学園)が中に入っていく形で相手ゴールに迫っていく。4分、MF久米遥太(政経3=東京・早実)からの浮き球のパスを受けたFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)が中央に入ってきた谷岡に落とし、谷岡がシュートを放つも左に逸れる。日大のブロック守備をなかなか攻略できずにいた32分。DF伊藤稜介(スポ3=ジュビロ磐田U18)が伊藤猛に早い段階でクロス、抜け出した伊藤猛が粘ってフリーの久米に落とし、シュートを放つも枠を捉えられなかった。決定機を逃したア式はそこから攻撃の糸口を掴めず、0-0で前半は終了した。

勝負の後半、48分に相手にア式右サイドを突破され、クロスからフリーでシュートを打たれるも枠の上に外れ、決定機を凌ぐ。そこからはボールを持つ展開が続いたが、効果的な攻撃はできないまま時間が過ぎていく。82分、ア式は途中交代で勝負に出る。FW大西利都(スポ1=名古屋グランパスU18)とMF根木翔太(スポ1=福島・尚志)の1年生コンビを投入。88分、相手のカウンターを受けるも、今季初スタメンとなったGK雨野颯真(スポ3=群馬・前橋育英)が決死の飛び出しで防ぎ、先制点を許さない。その流れもあり、ア式の時間が続くなかで迎えた90+2分、ア式右サイドから放たれた相手のクロスがそのままゴールに吸い込まれてしまう。まさかの先制点を許したア式は残り時間で同点を目指すことに。90+4分、大西が右サイドの根木に展開。ボールを受けた根木がすぐさま放ったアーリークロスに伊藤猛がフリーで合わせ、ラストプレーで同点に追いつくことに成功した。ゴールとともに試合は終了し、1-1の引き分けで連敗を5で止めた。

課題であったセットプレーから失点することはなかったが、アディショナルタイムでの2試合連続の失点は気になる点だ。しかし、最後の最後で同点に追いつけたのは次に大いに繋がるはず。次節は勝ち点差1で残留を争う桐蔭横浜大。連敗脱出をした勢いそのまま、次節で後半戦初の勝ち点3を手にしたい。

(記事:綿貫竜之介、写真:山口愛結、市川快晴)

  
先発メンバー
Pos.背番号選手名
GK1雨野颯真
DF3伊藤稜介
DF4尾崎凱琉
DF12谷岡拓
DF22林奏太朗
MF2野田隼太郎
MF6神田拓人
MF11久米遥太
MF15高橋作和
MF18山田皓生
FW9伊藤猛志
スタメン写真
スターティングメンバー
リザーブ
Pos.背番号選手名
GK21海本慶太朗
DF3伊藤稜介
DF5金指功汰
DF7西凜誓
MF26髙橋裕哉
MF17秋山虎之亮
MF27大西利都
MF28根木翔大

インタビュー

兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)

ーーまずは今日の試合振り返ってみてどうでしたか

やっぱり前半に決めきらなければいけないゲームだったなと感じています。ビッグチャンスが3回あった中で、1本も沈められないというのは課題です。チームとして相手ゴール前までボールを運ぶ形は前半しっかり作れていた分、今のチーム状況も含めて誰が決めきるかという部分が出たかと思います。後半は当然相手も修正してきますから、どちらにも流れがない拮抗した時間が続きました。そうした中で最後のひと踏ん張りが効かず、一番大事な局面で失点してしまうあたりは、チームとしての甘さや幼さが出ている部分だと思います。ただ、途中出場した選手や、チームのエースである猛志(FW伊藤、スポ4=ジュビロ磐田U18)が土壇場でしっかりと点を取って、勝ち点を0から1にできたことは、チームにとって大きな前進だったと捉えています。この勝ち点1を絶対に無駄にしないためにも、次の連戦に向けてしっかりと勝ち点3が取れる準備をしていきたいです。

ーー前半のプレスが非常にうまくいっていた印象を受けたのですが、手応えはいかがですか

相手がかなり流動的に動いてくる中で、ボかすところとはめに行くところの整理がうまくできていたと思います。ここは学生スタッフやアナリスト、スタッフ陣がしっかりと分析した上で提示してくれたことを、選手たちがピッチ上で表現してくれた成果です。ただ、体力が削られてくると、どうしてもプレスに少しずつズレが生じてきます。大事な局面で踏ん張れている部分もありましたが、やはり90分通して強度を保てる体力が不可欠です。もっとトレーニングから強度やスタミナ、そしてプレーの質を高めていくしかないと感じています。

ーー次週はミッドウィークの開催となり中3日と準備期間が短くなりますが、次戦への意気込みをお願いします

最後に追いついて勝ち点をもぎ取れたことで、これまで停滞していた流れを0から1に変えるエネルギーが生まれました。この勢いをさらに生かしていきたいです。時間が限られているため多くのことは変更できませんが、まずはコンディショニングを最優先にしつつ、チーム全員で勝ち点3を取るための準備を整えて試合に臨みたいと思います。

FW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)

ーー2試合連続のゴールとなりました。ゴールシーンを振り返ってみていかがですか

あれはもう殆ど根木のゴールと呼ぶのに限るかなと思います。

ーー試合を振り返っていかがでしたか

今日も前半で両方でボールを持てた中、決定機を迎えたところで攻撃陣が仕留めきれないというのは大きな課題だと思います。また、失点のところも自分がボールを失って、自分のマーカー(自分がマークを付いていた相手選手)のクロスから失点をしたので、自分自身責任を感じました。最後得点決めることできましたけど、今日自分はプラスマイナスゼロかなと思います。

ーー連敗を脱出しました。このことをどう捉えていますか

プラスに捉えるしかないと思います。監督も言ってましたけど、(勝ち点が)0から1になったことはプラスに考えて、1を3にしていく作業はさらに難しいと思いますが、もうすぐ3日後に試合があるので、チーム全員で結果を出したいと思います。

ーー次節への意気込みをお願いします

3日後もホームになると思うので、全員の力で勝ち点3を取れるように頑張りたいと思います。

”猛志"
戦況を見つめる伊藤猛

GK雨野颯真(スポ3=群馬・前橋育英)

ーーまず、ここまでの厳しいチーム状況をベンチでどのようにご覧になっていましたか

みなさんが思っている通り連敗中という厳しい状況が続いていて、何としてでも次で勝たなければいけないという強いプレッシャーの中にありました。ただ、今日の試合前ウォーミングアップ時にキャプテンの大翔くん(MF鈴木主将、スポ4=ガンバ大阪ユース)から「まずは勝ち点1でもいいから、何が何でも勝ち点を取ろう」という話がありました。自分自身、久しぶりにチャンスを与えてもらった中で、特にここ最近は失点が止まっていなかったので自分がどれだけ守れるか.まずはゼロで抑えたいという強い気持ちを持って臨みました。結果として勝ち点1をもぎ取ることができたのは、チームにとってポジティブな一歩だったと感じています。

ーー重なる部分もありますが、久々の出場となった今日の試合全体を振り返っていかがですか

ずっと試合に出られていなかったからこそ、特に試合の入りには自分の中で強くこだわっていました。久々の実戦だったので、相手のプレーや配置を観察してどこが空いているかといったゲーム感覚を取り戻せるよう意識していました。特にセンターバックの仲間たちとしっかりコミュニケーションを取って協力しながらプレーできたことで、大きなノッキング(手詰まり)もなく、次に繋がるゲームにできたと思います。

ーー連敗を止めた今、次戦や今後の戦いに向けてどのように意気込みを作っていきますか

連敗はストップできたので、次は絶対に勝ち点3を取りにいかなければいけないと思っています。今の関東1部リーグは本当に拮抗しているので、しっかりと勝ち点3を積み重ねて少しでも上の順位を目指したいです。それがインカレ出場権の獲得や、来季の1部残留に直接繋がってくると思うので、結果にこだわってチーム全員で戦っていきます。

”今季初スタメン雨野"
今季初のスタメンとなった雨野