【野球】ドラフト直前特集 宮城誇南 大学日本代表左腕は「もう一人の名探偵」

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 10月22日に開催されるプロ野球ドラフト会議。早大からは計5名がプロ志望届を提出し、各球団からの指名を待つ。弊会はドラフト直前特集と題し、運命の日を待つ5人の選手を前日までの3日間で紹介する。4人目の今回は宮城誇南(スポ4=埼玉・浦和学院)だ。

名前:宮城誇南(みやぎ こなん)
身長・体重:175cm・80kg
投・打:左・左
ポジション:投手
経歴:読谷ボーイズー浦和学院高ー早大
代表、受賞歴:◇日米大学野球選手権日本代表(2025)、防御率リーグ3位(25春)

宮城のリーグ戦通算成績

試合先発勝利敗戦投球回防御率
3225411136 1/33.76
被安打四死球奪三振WHIP奪三振率K/四死球
134681121.487.391.65

 名前の由来は人気漫画作品の「名探偵コナン」から。沖縄県読谷村の出身。高校は浦和学院高に進学し、3年春にはセンバツベスト4に進出した。憧れの選手は早大OBの小島和哉(平31スポ卒=現ロッテ)。同じ左腕の背中を追い、早大野球部の門を叩いた。

 魅力はゲームメイク力。落ち着いたマウンド捌き、内角を突くコントロール、最速148キロの直球と、総合力に長ける。また、特筆すべきは得意球のスプリット。左の技巧派ながら、決め球と呼べる縦変化を有している。

 1年目はケガに苦しんだが、大学2年からは2回戦の先発に抜てき。秋にはリーグ4位の防御率1.84を記録し、渡辺和大(慶大4年)、毛利海大(ロッテ)、伊藤樹(令8スポ卒=宮城・仙台育英)らと遜色ない数字を残した。

 3年春は立大戦でリーグ戦初完封を達成。その後の明大戦では不調の伊藤樹に代わり、第1戦の先発も務めた。

 夏には大学日本代表に選出され、アメリカ代表相手にも3者連続三振を奪うなど活躍。早大先発陣の柱として、順調に成長した。

 しかし、3年秋からは大きく調子を崩す。出力を高めて球速を向上させた代償に、制球にバラツキが生じた。開幕から自身の投球を見失い、4登板で防御率9点台に終わった。

 再起をかけた4年も、防御率5、6点台と復調には至っていない。ストレートの最速も140キロ前半に留まり、四死球からの失点も目立った。

 実績自体は申し分ない。3年以降の出力に、下級生時の丁寧な投球が加われば、世代屈指の左腕に返り咲く可能性も秘めている。指名可能性の観点では、プロのスカウトが現状の宮城をどのように評価するかが肝だろう。

 宮城は「(指名の)可能性は低いと思っている。ふさわしい投球ができていない」と自身を分析した。それでも「少しでも可能性があるのならばチャレンジしたい」とプロを夢見る。

 悩める左腕に対するプロの判断はいかに。ドラフト会議は22日だ。