【連載】競泳 インカレ2026 直前対談 『紡』第2回 飯田光達×山口遼大 

特集中面

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第2回に迎えるのは、短距離種目を専門とするスプリンターの山口遼大(スポ4=東京・暁星)、中長距離を専門とする飯田光達(スポ4=東京・八王子学園八王子)。最終学年として、チームの中心的支柱となる2人だが、自身の結果に対する意気込みはもちろん、後輩に対する熱い想いにも迫る。

一一まずは他己紹介からお願いします

山口 同期で東京の八王子高校出身で、今回インカレでは200メートル背泳ぎ、400メートル自由形に出場する飯田光達くんです。メインは 2バックになると思っていて、 2バックはレベルは高いと思うんですけど、その中でもメダル獲得をできる実力を持っている選手で、特にやっぱり最後の 50の強みが大きいので、最後まで期待を込めてレースを見れる選手だと思います。

一一これを受けて飯田さんいかがですか 

飯田 そうですね。もともと同じ東京で小学校ぐらいからずっと知っていて、あんまり喋ることはなかったですけど、知り合いではあったので。

山口 彼は色々種目をやるタイプなので、昔は個人メドレーとかやってて、背泳ぎになったのは高 3ぐらいからかな。同期なんでインターハイの結果とかももちろん見てますし、国体も一緒に行ったもんね。国体も東京都代表で 2人とも高校生の時とか入ってたのでっていう感じかな。言われてどうっていうよりはまあずっとその感じだなっていう感じです。

飯田 山口は、同期の中だと結構頭いい方で、高校もいいとこから出てきているので、同期の中でもいろいろまとめ役っていうのをやってくれるようなありがたい存在です。競技面においても、 大学2年生の頃から決勝に残ってメダルも取ってきてますし、もともとそれこそ中学とか高校でも最前線で活躍して、日本中学新記録を樹立したり、国体だったり、高三の時も世界を相手に戦ってきたりとかっていうので、結構レベルの高い選手っていうのはもともと知ってての同期になっているので、まあ一ついい目標というか、同期ですけど、いい刺激をもらえるような存在ですね。

一一趣味やオフの日の過ごし方を教えてください

飯田 僕はよく車を運転して水族館に行くのが好きだったりとかして、鴨川とか八景島とかに1日3時間かけて車で一人で行って、 1日潰すみたいなことをやってます。カメラ撮るのが好きなんで結構一人で静かに2、3周しながら海の生き物たちを撮ってます。ほぼ自己満で、泳ぐの速くていいなと思ったりしてます。

山口 なるほど水好きだからね。

一一泳ぐのが早い魚ってなんですか

飯田 イルカとかですかね。結構ショーとか見るのが好きなんですよね。人間がどう頑張っても無理ですけど、イルカとか 8割ぐらい水面に出したままできたりとかするので。見てもどうしようもないんですけど笑。いいなと思ってます。

ーー山口さんはいかがですか

山口 結構ありきたりなんですけど、やっぱ音楽聞いたり、あと本読むのも好きで。ミステリーとか読むのも結構好きです。それこそ亡くなった東野さんの作品とか、あと知念実希人さんっていうお医者さんをやられてて、ミステリーを書いてる方がいらっしゃってその人の本とかあと神様のカルテっていう夏川草介さん作品とかもすごい好きです。あと、音楽も好きで、ライブも色々行ってて、ミセスのライブとかセカオワとか行きますね。今度もう水泳引退してからですけど、フェスにも行ったりするので、結構アクティブに外にでます。休日は部屋にいるとなんか憂鬱な気持ちになっちゃうタイプなので、目的なくても外出てみるっていう感じです。

飯田 本当に山口は休日になるといつも靴が無いです。

一一後輩との印象的なエピソードがあれば教えてください

飯田 僕は2年生の添田の部屋にしょっちゅう入り込んで、帰ってくる前に、部屋の端っことかに隠れてて、帰ってきた瞬間にお帰りって驚かすとかは結構多いです。僕は今4年生なんですけど、早稲田水泳部が3年が1年に指導するっていうのが通例で、僕が3年、添田が1年の関係として厳しく接してきた部分もあったので、打ち解けたいなと思って、やり方間違ってるんですけど。あんま休日とか一緒に遊びに行くことはないので。僕は割と1人の時間も欲しかったりとかするので。でもご飯とかはよく行きます。

ーー添田さんと対談させていただいた時に飯田さんへの感謝の気持ちを仰っていました

飯田 そう思ってくれてたら嬉しいですね笑

山口 びっくりだよね。部屋入ったらいるんだもんね笑

山口 僕は2年生の佐久間っていうマネージャーとあと高井っていう選手がいるんですけど、まあ高井は一時期オーバートレーニングになって休んだ時期があって、普段一緒に短距離グループで一緒に練習してて、本人的にも結構苦しい時期が多かったのを見てて、でも今年のインカレとかそれこそ部屋で喋ったりとかすると、今年は頑張れそうって言ってることが多くて、そうやって部屋で 2人で喋ったり、そっからそれて恋愛の話とかもしたりして、 2人で話す機会はちょっと多い後輩かな。あとは佐久間っていうマネージャーがいるんですけど、僕の同期の内田と3人で 1回原宿までわざわざ 3人で、岐阜の屋外合宿の前に3人でサングラスを買いに行ったことがあります。僕もオフの日は一人で行ったりすることが多いです。

ーーAチーム同士の仲がいいと聞きました

Aチームは、今僕が 4年生 1人でいて 3年生が 2人いて 2年生 2人 1年生 2人の 7人いて、一番スプリントのチームなので、練習が早く終わったりすると、みんなでスタート練習とかしてたり、結構喋ったりだらだらしてることも多くて、僕は結構居心地がいい。チームの後輩がどう感じてるかわかんないですけど、僕は結構その後輩たちのことは特に気にかけてるつもりではいるので。明日の夜、インカレ頑張ろうねっていうので、Aチーム会をやったりはします。

一一続ききまして今シーズンはどのような目標を立てて挑んでいらっしゃるのか教えてください

山口 僕としてはもう絶対に引退で、競技を続けるという選択肢がなかったので、十何年間かやってきた水泳人生の集大成になるのがインカレです。目標はもう端的でベスト更新、メダル獲得、この 2つしかないです。特に半フリはさっき飯田が言ってたように僕が2年目で表彰台に立って、その前から代表に入ったのも 、インターハイ優勝したのも 50の自由型で全国中学もメダル取った種目で、すごい思い入れが強いですね。けど、去年はインカレで初めて予選落ちをしてB決勝にすら残れなくて、結構苦しくて、もう半フリをやめようかと思って、もう 100のバタフライにかけるべきかっていうのも去年の 11月ぐらいは思ってた時期もあったんですけど、やっぱり最後なので、自分が好きなことも突き通さなきゃいけないし、負けちゃいけないなって思ったので、最後は50の自由型でメダル獲得ベスト更新、100メートルバタフライはもちろんメダル獲得ベスト更新というのはあんですけど、 50の自由形で最後は優秀の美を飾るっていうのが目標で、今それに向けて、割合としては 6対 4ぐらいで、ちょっとずつ50の自由形に傾けている段階です。

飯田 まあ高校までと違ってこう大学はチームで戦うっていうのもある中で、個人の目標としてはメダル取ったりとか、今まで二種目とも決勝にいくことがなかったので、そのあたりっていうのを一つはあるんですけど、やっぱ最上級生として後輩に残せるものをなるべく残したいっていうのもあって。特にさっき山口も話してましたけど、オーバートレーディングで練習休む人がいたりとか、割と怪我だったり、ちょっとメンタル面でちょっと離脱しますみたいな選手が今年割と多くて、もちろん何が原因かって一概には言えないですけど、もうちょっど居心地のいい場所を僕らが抜けたとしても用意できたらなと思います。競技以外で後輩と関わるというかいっぱい喋るっていうのは意識していて、悩みを聞いたりだとか、あの解決の仕方であったりみたいなところを話すっていうのは、割と一つ目標にしています。まあ、それが届いてか、添田は、去年の 11月 12月ぐらいで終わりと厳しいこと言ってたので、その後でも感謝してくれてるっていうのは、割とまあ僕がやりたかったことが届いてるっていうのも 1つあるのかなと思うので嬉しいなとは思いますね。競技の面では、大学卒業後も続けるかどうかっていうのをいまだに迷ってるので、一つ踏ん切つけるためにも、まずはインカレでそのやり切ったと思えるくらいに出し切りたいです。今のままじゃ怪しいんですけど、順位も割と 4番とか 9番とかギリギリで何かに届かないことが多くて、ただ、だからこそ他の人よりも粘り強さだったりとか、そういった部分はあるので。まあ満足したと本当に全部のその選択肢残してもなんかダメだから選ばなかったんじゃなくて、この選択肢も選べたんだけど、選ばなかったってこっちで満足してるんだって言えるシーズンにしたいなと思ってたので。それが一番大きな目標ですね。

一一ありがとうございます。今年の早稲田水泳部の特徴について教えてください

飯田 一番明確なので言うと、歴代一番上から下までの隔たりがないことです。もちろんいい部分もあり、ちょっと緩くなりすぎたなっていう反省もあるんですけど。

山口 僕らが一年の時の4年生が相当強い代ではあって、やっぱ僕らとしては、やっぱその 1年目のインカレの 4年生の姿ってやっぱり一番強くてかっこよく見えた。

飯田 僕らが一年の時はインカレが総合3位で、あまりにもその水泳の実力とか全部含めたその背中があまりにも大きすぎて、僕はほぼ四年生に喋りかけてなかったです。ただ、やっぱその時は苦しくても相談できなかったりとかっていうのもあったりはして、今は割とそういった面で話しやすくなったみたいなところで、割といい部分も多いかなと思います。実際 1回こう落ちてたみんなのモチベーションっていうのもみんなでもう一回頑張ろうよっていうので上がってきてはいるので。今年は全員と同じ方向向くみたいなイメージが強いですかね。

山口 なんか代ごとじゃないね。

飯田 今までは割と目指す道違くても最後一緒だから、お互いがちょっと違う方向いてても頑張れるよみたいな感じだったんですよ。今年は本当に最初から最後までみんなで同じ方向を向こうよみたいなチームなので面白いですね。高校までは割と個人なことが多いので、競技自体も個人競技なので、結束力ってそういうとこで生み出さないとバラバラになろうと思えばなれちゃうので、そういう面では話しやすいのは、僕としてはいい面だと思う。あとシンプルに可愛い後輩が増えました。積極的な後輩が多い感じはするよね。泳ぎ方がわかりませんとかで聞いてくる後輩が多いですし、コミュニケーションをとって何かを吸収しようっていう意識が強い子が多いかな。後輩が変わってきたからこそ、チーム全体が変わったみたいな感じですかね。

ーーこれまでの対談で塩田さんのお話をよく聞きますが

山口 1年生の中だとあの子はそれこそ成績もすごいし、ちょっと我が強い感じがしますが、まあでもそういうのも含めて、世代だなって思います。そういうのを出せる。その今のまだ一番下の 1年生の自我が出せるのは良くも悪くもだとは思います。いち選手としては、誰にも物応じしないとか、どんな人に対しても自分からいけるっていうのは、トップである資質の一つというか武器だよね。そういう選手が増えてきたのは、チームとしてはいいことではあるで、もちろんこっちも手はかかりますけど笑

ーーカンカレがこの間あったと思うんですけど、そこで見つかった課題や今の時点で改善した点などがありましたら教えてください

飯田 僕はまず 200の背泳ぎ方で言うと、割とここ最近は自分の中で満足できる結果っていうのを出せてなくて、目標から少し乖離があったんですけど、まあ割とこう今の監督と 1年生の頃に見ていただいてたコーチとでいろいろ話しながら、
改良というか、今一番しっくりくるみたいなのを探していたので、まあ割としっくりくるようなレースができたなと思います。ただ、やっぱスピードがないなっていうのはありはしたんですけど、スピード自体はこう時間かけるものっていうよりは、直前にやっても上がるようなものなので、まあまあここ最近の中では一番 80点ぐらいのレースができたかなっていう感じですね。

400の自由形に関してはもうここ 2年ぐらいまともなレースができてなくて、3分52がベストなんですけど、ずっと 4分0とか 4分 01みたいな自分の中でも遅い感覚がないのに、こうずっと遅いなみたいなのがあったんですけ.1月のオーストラリアで出た大会でま久々に 55だか 56ぐらいが出て、カンカレでも 56が出たので、感覚戻ってきたなっていうのがやっぱ大きいです。けどまだ全然今のタイムじゃあの足元にも引っかからないようなタイムなので頑張りたいです。あとは、手と足のタイミングというか、泳ぎ方が前よりこうなんていうんですかね。再現性高い泳ぎが割と繰り返しできるようになってきたなっていうのがあるので、水泳、難しいなと思ってますね。ただやっぱしんどくてもラストイヤーやらなきゃなっていうのもあって、ギリギリ保てているような状態ですね。

あと1週間ちょっとでどうにかなんのかなとかいう心配もありつつではあるんですけど、まあカンカレが通過点と考えればまあまあ悪くない結果だったかなとは思いますね。

山口 僕は、カンカレではインカレを完全に想定したレースで、エントリーの種目上最終日に 2種目、決勝残ったら 4レースを戦うための練習をしました。まあそのさっき言ってた50の自由形で 3年目に予選落ちした時から、半フリが恐怖でしかなくて、最後持たないんじゃないかとかタイムが出ないんじゃないかと思うようになってしまい、
僕ベストが 22秒 5なんですけど、 50メートル 23秒6まで落ち、しかもそれも全力で泳いで全力で出し切った状態で 23秒 6までしか出ない時期があったんですよね。けど、時間をかけてカンカレの 1ヶ月前の東京都選手権の時に23秒 0まで戻せたので、やはりインカレの決勝ラインが多分 22秒 7ぐらいなので、カンカレでは絶対 22秒台を出したかった中で、まあ結構感覚も良くてちゃんと決勝で22秒8まであげれてよかったです。しかも 22秒9じゃなくて8だったのもちょっと安心材料としてはあって、 22秒 8までいけばまあ 1ヶ月で 0.2伸ばしてとかっていうのをすごい想定できました。練習の中でも50のダイブとかはもうレースみたいな緊張感でレース用水着を履いてシリコンつけてとかでも 23秒0ぐらいでは安定してこれてるので、まあその 50の恐怖心をなくすっていう意味で、結構この 1ヶ月はその 50の自由形でレースと同じ距離で同じ強度同じ強度までいけてるかわからないけど、レースと同じ緊張感を持ってやるっていう回数を増やしてきました。なので、もう 50に対する恐怖心は結構減ってきたかなって思います。

1バタに関してはもう安定して 53秒で泳げているので、52秒台は出せるイメージや半フリの 30分後ぐらいのレースでも出せるイメージも実力も多分ついてきてると思うので、そこに関しては心配してないです。まあもうやるしかないので、そこに関しては。
とにかくその半フリで、まずは残るところから決勝に残る 22秒6、7を出すところから改善していきたいので、この 1ヶ月間の取り組みとしてはやっぱり 50の恐怖心をなくすこと。また、レースを常にイメージして練習することを取り組んでます。

ーーインカレについて、出場種目とそれぞれの目標をお願いします

山口 50メートル自由形と100メートルバタフライでベスト更新とメダル獲得ですね。

飯田 200の背泳ぎと400の自由形と、もしかしたら800のフリーリレーにまあ状態次第によっては出させていただけるかもしれないというところで、まず2種目で予選も決勝も全部残って、チームにポイント持って帰ってくるっていうのと、後輩に対しては、今年はレギュラー取れなかった選手は多分知ってる限りでは一番多くて、4〜5人ぐらいいるので、その選手たちに来年以降、あの舞台で泳ぎたいなって思わせれるような活躍を見せたいです。けどその子たちだけじゃなくても悔しい思いをする選手がいても、来年もう一回リベンジすると思えるような結果にはしたいなという風に思っています。

ーーありがとうございます

ーー 4年生として後輩に伝えたいことなどはありますか

飯田 控えめに言うんだったら、水泳だけが人生じゃないから、水泳だけに固執するなっていうのは一つはありますね。少し厳しく言うんだったら、今しかできないことは全てやって、自分で決めた水泳の人生はちゃんと最後まで駆け抜けてほしいっていうのは伝えたいですね。

山口 僕は結局結果が出ないと過程は評価されないという事を伝えたいです。いくら過程が良くても、結局結果が出なければ、それは多分誤った過程でっていう評価を一般的には受けてしまうので、いくら過程で詳しく詳しくやっても、結果が出なければ、それは評価されるものではないということですかね。結果至上主義とかそういう話じゃないんですけど、結果にこだわらないと自分の中でも評価は高くても一般的に見たらでも何もなしてないじゃんの一言で片付けられちゃうのが、やっぱりこのアスリートの世界であるし、競泳なんて特にタイム自分の一人のレースのタイムなので、他者の干渉を受けないものだからこそ結果にこだわって欲しいっていうのを言いたいです。

まあもちろんみんなが努力をしてるので、みんなが力を出そうっていうのは分かってるんですけど、その上で厳しく言うなら結果が出ないとそのは評価されるかわかんないよっていうのは結果を求め続けることの大切さを学ぶうえで分かってほしいかなって思います。

飯田 そうだね。過程のための努力は意味ないけど、結果を求めて振り返ってみた過程が、この過程で良かったって改めて評価されるだけだもんね。
過程を重ねても結果が出なきゃ、それは誤った過程であるっていう、まあ競技だからこそですね。そこは厳しくもあり、面白いところでもあるよね。ただ、本当にシード落ちが見えてくるので、ちょっとまずいですね。

山口 正直、その厳しいこと言えば、うちの代は強いというかまあその現実的に見た実力でも点を取れそうなこう代なんですけど、やっぱり下 1個下以降は、もともとその高校生の時の実力から見ても成長した子はいっぱいいるんですけど、ちょっと厳しくなるんじゃないかって思ってるところありますね。

飯田 まあ早稲田が弱くなったっていうよりかは、他大学があまりにも強くなったので相対的に戦力が落ちてきてしまっている感じですかね。ただやっぱ早稲田である以上、またその早稲田っていう看板を背負って戦う以上は、やっぱ結果残してほしいなっていうのはあるので、もちろん苦しい代にはなると思いますし、次の代は特にだとは思いますけど、
やっぱりもう一度、もっと上の順位に上がるっていう結果を残してほしいなと思います。

山口 そうだね。例えば僕らがいなくなって、あの代がいなくなったから、今年は目標を下げようっていう。今年はこれでいいやみたいな。
去年は総合6位が目標だったけど、まあ今の戦力だったらまあシード死守かなっていうのはちょっと嫌ですね。後輩が次の早稲田を引っ張る代になっていく中で諦めって感じは出してほしくないので、やっぱ結果にはとことんこだわってほしいかなって僕は思います。

ーーありがとうございます

ーー早稲田で注目している選手はいますか

飯田 いやもう全員と言いたいところですよね。

山口 同期の内田さくらですね。うん、まああまりにも練習の調子が良すぎて、ちょっと見てる限り本当に相当跳ねるんじゃないかなっていう期待感はあります。彼女はそれこそ大学入学した当初は、その学内で練習している中で 1人だけ日本選手権に出れなかった子なんですよね。多分ただそれからその悔しさを糧にして、去年初めて全国大会の決勝に個人で残るなど成長が凄まじいです。まあその成長の過程もそうですし、まあ多分今の実力で言えば、練習のタイムから見るに本当にメダルは取れるレベルではあると思います。また、大学に入って伸びる選手の成功例として、すごいもう本当に今駆きけ上がってる状態なので、最後そこ完璧に終わらせてほしいなっていうのと、まあ種目が半フリで一緒なので、順位では負けたくないなって思うところは正直ありますけど、まあそこは同じレースでもないので、その男女と違うのでいい刺激をもらいつつっていう感じで注目してます。

飯田 そうだな、じゃあ期待も超えてじゃあ 2年の添田でお願いします。

山口 やっぱり言うと思った。笑

飯田 まあ、多分彼は今シーズン苦しい思いをしてて、それこそ去年の11月、12月は本当に何のために練習を頑張ってるか分からないみたいな感じで、まあ多分オーバートレーニングというか軽いうつ病みたいになってたんですよね。そこから年明けてちょっと頑張れそうですって言い始めてから、 4月にベスト出したと思ったらそこで骨折してて。
笑

早慶戦で『おっ、速い!』と思ってたら、彼が手が痛いですって言って帰ってきて、病院行ったら折れてましたって言って 1ヶ月ぐらいまともに泳げなくて。やっとこの前のカンカレで復帰しましたって言ってたんですけど、次の週合宿行ったら最終日に盲腸急性中水炎になってしまい、また 1週間ぐらい入院してみたいな感じだったんですよね。先週末ぐらいからやっと泳ぎ始めて、本当にヒョロヒョロのあのごぼうみたいなやつがなんかもっと細くなって帰ってきて。

山口  5キロ痩せたらしいよ。

飯田 しかも身長が 190センチか189センチくらいあるのに、体重が65キロぐらいしかなくて。アイドルだったら完璧なんですけどね。

山口 アイドルにしても痩せすぎじゃない。笑

飯田 痩せすぎて心配になるし、アスリートとしては割と苦しい状態ではありますけど、本人はあと 2週間〜3週間で絶対戻すので大丈夫ですって言ってて、普通だったらメンタル折れて、もう今年ちょっと無理だと思ってるところを全然折れてなくて、むしろ周りの方が心配してるくらいに本人は全然やる気満々なんですよね。

先日のカンカレも腕を折ってから、やっとの復帰レースで結構早かったですし、今回のインカレでも100がメインの選手ではあるので、塩田、松下と 3人でA決勝に残るような実力が全然あると思います。まあ、この状況でも本人は出来ると信じてるので、僕も信じてちゃんと見届けたいなというか、期待を込めての注目ですね。

飯田 みんな外しすぎて、りん(松崎りん)とか出てないことあるかな。

山口 いや、まあでも、りんは正直なところ実力はずば抜けてるからな。

飯田 その跳ねるっていう意味では、やっぱり誠也(新開誠也)も捨て難そう。期待というよりは安心ですね。彼らならやってくれるだろうみたいなね。

山口 新開、松崎に関しては何の心配もしてない。うちの代の一番点取る奴らだもんね。

ーーありがとうございます

ーー最後にインカレの意気込みをお願いします

山口 まあ結構話してきた通りなんですけど、僕自身の水泳人生最後の試合だと思ってるので、まあさっきも言ったんですけど、やっぱ結果が出ないと何も始まらないですし、いろいろ振り返った時に自分の中でもいい評価を出しづらいという考えを持ってる僕自身なので、結果にはこだわりたいです。また、自分たちの結果に対して後輩がこの結果に負けたくないって思うような熱いレースをして、次の代はこれを超えたいなって思うぐらい熱いチームを作りたいです。

まあ、最終日しか僕は出ないので、そこまでは応援なんですけど、私情込みで言えば、もう同期のレースで泣きたい。
結果がどうであれやりきった同期の姿を見て泣きたいし、それで僕はモチベーションを上げて最終日の 1日を過ごしたいって思ってます。

飯田 結果残すのは大前提で、且つ毎年悔しい思いをして終わってるので、今年は笑って終わることですね。また、僕が 1年生の時、まあ 2年 3年もそうですけど、 4年生を見て、この人たちみたいになりたいなというか、競技面としてもですけど、人としても思いましたし、それを今の後輩に対しては思わせたいです。僕だけじゃなくても、まず 4年の同期全員で、熱いレースをして、後輩たちが来年大丈夫かなと心配になるくらいの大きな背中を見せて終われたらなと思いますかね。

飯田 まあ多分うちの同期はみんな早いので、負けん気が強いですし、そこは安心ですかね。

山口 まあ、それこそ高校までトップで走ってきた選手が多いので、
だからそのプライドもあるだろうし。そういう面でも、多分負けん気が強い同期たちなので、多分その同期がメダルとか取ったら嬉しい半分自分も取りたいって思うだろうし、自分がもし順位負けたら悔しいって思うような同期たちだと思うので。

飯田 多分 6割ぐらい悔しいですね。けど、やっぱ一番嬉しいのは自分がメダルを取って、且つ同期がメダルを取ることですね。まあ順位は上の方がいいけどね。

山口 まあそこは負けたくないよね。そこはそういう感じです。

ーーありがとうございました!

(取材・編集 金坂祥吾 大塚梨湖)

◇飯田光達(いいだ・こうたつ)

2004(平16)年6月7日生まれ。173センチ。東京・八王子学園八王子高出身。スポーツ科学部4年。後半の粘り強さが特徴的な飯田選手。水族館などにもよく行くそうで、イルカの泳ぎに憧れているそうです!

◇山口遼大(やまぐち・りょうた)

2004(平16)年4月24日生まれ。180センチ。東京・暁星高出身。スポーツ科学部3年。スタートからの浮き上がりを得意とする高速スプリンター。本を読むことや音楽を聴くのが趣味らしく、フェスなどにもよく行くそうです!