5月10日 春季関東大学リーグ戦 千葉・キッコーマンアリーナ
春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)第8節は順大との対戦だった。序盤は順大の勢いに押されるが、徐々にリズムを掴んでブレイクを重ねる。しかし、相手の軟打と強打を組み合わせた攻撃に苦しめられたが、リリーフサーバー伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)のサービスエースが決勝点となり、セットカウント3ー0(25ー18、25ー21、25ー23)でストレート勝利をおさめた。
1セット目は序盤から、MB麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)のサーブ順で、麻野のサービスエースを含む5連続得点を獲得し、9ー6と一歩前へ出る。中盤には、相手のライン際を攻める秀逸なサービスエースも飛び出したが、OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のパイプ、OP中上烈(スポ2=京都・洛南)のサービスエースが決まり、14ー11と盤石に試合を運んでいく。その後も、OH川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)のパイプを含む3連続得点で19ー14に。最後は川野が相手のライトスパイクをシャットし、25ー18でセットを先取した。

トスを上げる瀬川
2セット目、序盤から村瀬仁巨良主クウェスィ(順大・4年)のサーブに苦戦を強いられ、5ー2とリードを許す。リズムを崩された早大はすかさずタイムアウトをとり、その直後、小野が得点に絡む3連続ブレイクで9ー10と背中を捉え始める。中盤には、中上のサーブを皮切りに、川野のビッグスパイク、セッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)の1枚ブロックで15ー13と弾みをつけた。終盤も、コートを突き刺すような小野のパイプや手首のスナップを効かせた中上のバックアタックなど好プレーが続く。サイドアウトを確実に取り続け、リードを許すことなく25ー21でセットを連取した。

バックアタックを打つ川野
スタートに順大の3連続得点を許した3セット目。すぐにタイムアウトを要求した早大は立て直しをはかった。2セット目までは少なかった軟打を組み合わせたプレーで、攻撃に新たな変化を加える。すると、相手のミスが増え始め9ー6に。中盤に入り、お互いにブレイクを許し一進一退の攻防が続いたが、中上のスパイクが要所で爆発し相手の大量得点を防いだ。その後も小野のレフトスパイクでブレイクし、21ー18と点差を広げる。終盤、MBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)のBクイックも飛び出し、そのままセットを獲得したい早大だったが、3連続失点で23ー23と横並びに。しかし、中上の強打スパイク、伊東のサービスエースとブレイクし、25ー23で危機を切り抜け、順大にストレート勝利した。

スパイクを打つ小野
様々な事情で試合が無効となり、勝率を意識したくなる中で、堂々たる戦いを見せた選手たち。サーブミスなど課題は残るものの、確実に得点したい場面で集中力を発揮して困難を突破することができた。現在2位の早大は、残り3戦で国士舘大、中大、明大と対戦を控えている。ケガや日本代表など、メンバーが万全ではない状態で戦うことになるが、総力戦で戦いきってほしい。
(記事 井口瞳、写真 井口そら)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 | 25-18 |
0 | 順大 |
| スタメン | ||||
| アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) アウトサイドヒッター 川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ4=京都・東山) ミドルブロッカー ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大) オポジット 中上烈(スポ2=京都・洛南) セッター 瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北) リベロ 布台聖(スポ4=東京・駿台学園) |
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| 途中出場 | ||||
菅原啓(教4=山形南) |
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コメント
布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)
ーー試合を振り返って
今週から琢磨が合流して出るというところで、自分たちの中でもちょっと合わせきれていないところとかがあったのですが、その中でもしっかりコミュニケーションを中で取って、ちょっとサーブで押される場面が多かったのですが、そこでも気持ちを切らさず、最後まで戦っていくという姿勢がよく出たのかなと思います。
ーー試合終盤、難しい状況になりましたがどういった思いでしたか
受けになったら負けてしまうというか、相手に押されるのが自分たちにとっては一番良くないことなので、自分たちが一つになって相手に向かっていく、戦っていくという姿勢を特に大切にしながら、そういう声かけをして、全員そういう気持ちで多分戦えていたのかなと思います。
ーーサーブレシーブ時にスイッチしてレシーブすることもありましたが、相手に合わせて対策をしてきたのですか
対策してきたというよりは、今日特に狙われるところが明確になっていたので、コートの中でいる選手と喋りながら、ちょっと俺入るわみたいな感じでした。初めてやって、うまくいってよかったなと思います。
ーー自身のプレーに関して
あまり納得いくプレーは特になかったので、レセプションももう少し返せるボールもあったし、ディグも上げられるボールがあったのでそこと、あと二段トスの精度というところがもう一つ上げれるかなという部分なので、やっぱり課題だらけだなと思います。
ーー次戦への意気込み
後半戦に入ってあと3試合で、来週2試合が特に大事になってくるので、そこをしっかり戦って最終戦につなげられるように、まず一戦一戦戦い抜きたいと思います。
伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)
ーー試合を振り返って
チームの中でここが1つ後半戦の山場というのは共通認識を持って臨めたので、そういう準備のところからすごくいい準備ができて、それが試合に出たかなと思います。
ーー難しい状況での出場でしたが意識していたことは
自分自身、春のリーグ戦が始まってからあまりブレイクが取れていなくて、個人的にも悔しい思いが続いていたので、その中でも任せてもらえているという状況に感謝しながら、どこか1つブレイクを取って活躍してチームを救いたいという思いで臨んでいました。
ーーサービスエースを決めた気持ちは
自分が決めて厳しい場面でブレイクを取って、それが結果的に最後の1点だったというのはあると思うのですが、もしかしたら逆転される可能性があった場面で決められたのは、個人的にすごい嬉しい気持ちになりました。
ーー次戦への意気込み
また来週も強い相手になると思うので、チーム一丸となって全員で向かっていきたいと思います。
ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)
ーー試合を振り返って
山場となる試合だったのですが、しっかり3ー0で勝てたということで、自分たちの成長が見えたなということが感じられました。
ーー要所でブロックを決めていた印象ですが、ブロックについて
クイックが薄いと言われていたので、クイックは頭の中に入れておくのですが、サイドを強めに見るということを意識してやりました。
ーー法大戦からBクイックが高い決定率がある印象ですが、Bクイックはご自身の武器になっていますか
Aクイックを打っていると、チームによってはずっとコミットが来て、高いブロックでコミットが来るとなると打ち分けが大変になるので、そこで種類を増やしてBにしようということで、急に法大戦からBを打ち始めたのですが、うまくはまって桜輝が合わせてくれたので、そこはすごい良かったなと思います。
ーー次戦への意気込み
次週が多分一番の山場になると思うので、優勝を目指せるようにしっかり勝ち切って優勝します。