第60回関東大学女子選手権大会 5月3日 東京・日本体育大学世田谷キャンパス
関東大学選手権(スプリングトーナメント)、3位決定戦に臨んだ早大。相手は昨年の全日本大学女子選手権(インカレ)で1点差で勝利した拓大だ。終始相手の2本柱、ンドイ・ウム(2年)とジャキテ・マリエ(1年)にインサイドを支配されてしまう展開となった。衣川が34得点でオフェンスを引っ張るも、突破口が見つからず82-97で敗戦。スプリングトーナメントは4位という結果で幕を閉じた。

第1Q、拓大のンドイ・ウムがゴール下からシュート。続いて清水さくら(2年)が2本連続で3Pを沈め11点のラン。試合開始1分で0-11とされ、早大がすかさずタイムアウトを要求。F衣川璃来(スポ4=埼玉栄)は「試合の入りで0-11となってしまったことが、最後まで点差を縮められなかった要因。」と振り返った。C福王伶奈(スポ3=愛知・桜花学園)を入れインサイドを対応したいところだが、今日の拓大は3Pも冴えていた。高橋胡菜(3年)を中心に第1Qで6本を沈め、完全に拓大ムードに。プレーを上手く組み立てることができず、14-26で第2Qへ。
第2Q、F下田美希(スポ3=埼玉栄)がゴール下で執念のガッツプレーを見せる。体を張ってオフェンスリバウンドをもぎ取り、流れを引き寄せようとするが、その直後のシュートを決め切ることができず、得点にはつながらない。相手の堅いディフェンスの前にあと一本が遠く、点差を縮められないまま時間が経過。37-48と二桁ビハインドで前半を終えた。

第3Qで存在感を放ったのは衣川。アウトサイドとアタックを織り交ぜて13得点を記録し、オフェンスをけん引する。さらにP山宮好葉(スポ4=東京成徳)が鋭いドライブでペイントエリアに切り込み、徐々に攻撃のリズムが噛み合い始める。ディフェンスでも強度を上げ、相手の得点を抑制。流れを引き寄せ、61-67と6点差まで詰め寄って最終Qへとつないだ。
最終Q、衣川がバスケットカウントを獲得し、30得点台にのせる。今大会衣川は得点王を獲得した。F阿部心愛(スポ2=愛知・桜花学園)が連続得点で追い上げを見せるも、相手の得点力を上回ることができなかった。要所で得点を許し、82-97で敗戦した。

第3Qでは追い上げる場面もあったが、終始リードを奪われる展開となった。衣川は「オフェンスの展開が速いバスケットが早稲田の魅力だが、40分間やり続ける力がまだ足りない」と振り返った。福王やG中村真都(教4=長崎西)のけがもあり、戦力を欠いた早大であったが、一方で一年生のF三宅香菜(スポ1=岐阜女子)やPG岸希(スポ1=熊本・慶誠)が公式戦初出場を果たし、新人戦への存在感を表した。
(記事 齋藤汐李、写真 石澤直幸、永由結衣)
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 14 | 23 | 24 | 21 | 82 |
| 拓殖大 | 26 | 22 | 19 | 30 | 97 |
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| F | 1 | 菊地実蘭(スポ4=愛知・桜花学園) |
| F | 7 | 三宅香菜(スポ1=岐阜女子) |
| F | 12 | 阿部心愛(スポ2=愛知・桜花学園) |
| P | 13 | 山宮好葉(スポ4=東京成徳大) |
| F | 35 | 衣川璃来(スポ4=埼玉栄) |
衣川璃来(スポ4=埼玉栄)

――本日の試合を振り返って
試合の入りで0-11となってしまったことが、最後まで点差を縮められなかった要因だと思います。トーナメントを通して出だしが悪かったわけではないのですが、最後の試合はもう少し集中して入るべきだったと思います。
――個人としては34得点の活躍でした
菊池がフェイスガードをされていたので、自分のところで崩してキックアウトしていこうと思っていました。個人的には、もっと3ポイントシュートのアテンプトを増やせたかなと思います。
――相手はインサイドが強力でしたが、攻守での意識は
本来はセンターのC福王伶奈(スポ3=愛知・桜花学園)が守るのですが、けがで出場できない状態だったので、ミスマッチが起こるのは仕方なかったと思います。それでも、ボールマンにプレッシャーをかけてインサイドへのパスを出しにくくしたり、インサイドでも前でシールして守ったりして、失点を減らさないといけないと思います。どうしても身長では負けてしまうので、いろいろとカバーしていく必要があると思います。
――今大会の良かった点は
オフェンスの展開が速いバスケットが早稲田の魅力だと思うので、それを全試合で出せた時間帯があったのは良かったと思います。
――改善点は
それを40分間やり続ける力がまだ足りないと思います。常に速い展開だけではなく、要所でピックを使ったり、違うリズムでオフェンスを組み立てたりして、得点が途切れないオフェンスができればと思います。ディフェンスでは、他チームより身長が低く、どうしてもミスマッチが生まれてしまいます。もっと前線でボールマンにプレッシャーをかけて、中のカバーやリバウンドを取り切るところまで、コミュニケーションを含めて改善していく必要があると思います。
――今シーズンの目標は
点数が取れる試合と取れない試合の差があるので、安定して平均20得点以上を目指していきたいです。もっと積極的にリングに向かい、シュートを狙っていきたいですし、4年生が多くコートに立っている分、みんなで声を出してコート内に良い雰囲気をつくっていきたいです。