【女子バスケ】一時は逆転を許すも、意地の白星を挙げる

女子バスケットボール

第60回関東大学女子選手権大会 4月29日 千葉・キッコーマンアリーナ

 前日の国士舘大戦では100点ゲームを展開し、初戦を飾った早大。『タイトル獲得』へ着実に駒を進めたい早大は今日、関東2部に所属する専修大学と対戦した。試合は終始拮抗した展開となった。相手の粘り強いディフェンスに苦しみ、一時は逆転を許す場面もあったが、終盤に再び流れを引き寄せ、83-70で勝利。接戦の中でも、最後は地力で上回った。

パスを出す菊池

 試合開始早々専大に先制された早大。開始から3分間得点ができず苦しい立ち上がりとなったが、三宅がレイアップを決め、その空気を打開した。三宅に続いて山宮がリバウンドからドライブで切り込むと、菊池に繋がりシュート。ゴール下へボールを集めてディフェンスファウルを誘発し、着実に得点を重ねていった。第1Q終盤は衣川の連続得点で勢いに乗ると、中村を起点とした攻撃が機能し、10点のランで点差を広げ、25-14の11点リードで第2Qへ。

 第2Q、パスワークで相手ディフェンスを揺さぶる早大は、スペースを効果的に活用。第1Qで苦しんでいた3Pシュートをようやく中村が沈めると、ゴール下では空いたスペースに菊池が飛び込みリードを広げる。これを受けて専大は前半1回目のタイムアウトを要求した。タイムアウト後の専大は、ミスマッチをつく形で攻撃を展開し、徐々にボールを持つ時間が増えていった。ラスト3分間、下田がルーズボールに飛び込むハッスルプレーも見られたが、得点が止まり、専大が6点のランで流れを引き寄せる展開。38ー29で前半を終えた。

衣川の3Pシュートが効果的だった

 第3Q、専大がターンオーバーから速攻に持ち込むと、続けて3Pシュートも沈め一気に点差を詰める。山宮もパスカットから速攻を仕掛けるもシュートを決めきれず、ここまでリードを保ってきた早大であったが、ついに逆転を許してしまう。悪い流れを打ち切るため、すかさず後半1回目のタイムアウトを要求した。タイムアウト明け、衣川の3Pシュートで試合を振り出しに戻すも、相手のハードなディフェンスに苦戦し一進一退の攻防が続いた。それでも早大がわずかにリードを保ち、1点差で最終Qへ突入した。

 最終Qの立ち上がり、衣川が3Pシュートを2本決め点差を広げると、専大が二回目のタイムアウトを要求し立て直しを図る。しかし、早大はディフェンスのプレッシャーを強め、気を緩めることなく戦い続けた。山宮がリバウンドから素早く前線へ展開し、オフェンスをけん引した。ラスト2分間は専大に得点を許さず、早大がそのまま逃げ切り、83-70で勝利した。

 終盤の勝負強さを示した一方で、時折呼吸が合わない場面が見受けられ、流れが悪い時間帯の立て直しは今後の課題として残った。準々決勝に勝ち進んだが、対戦相手は筑波大。昨年の全日本大学選手権(インカレ)で涙をのんだ相手である。リベンジを果たすべく早大らしいバスケットを存分に見せてほしい。

(記事 齋藤汐李、写真 加藤伶菜)


1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 25 13 19 26 83
専大 14 15 27 14 70

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
菊地実蘭(スポ4=愛知・桜花学園)
三宅香菜(スポ1=岐阜女子
13 山宮好葉(スポ4=東京成徳大)
33 中村真都(教4=長崎西)
35 衣川璃来(スポ4=埼玉栄)

三宅香菜(スポ1=岐阜女子)

――試合を振り返って

 昨日はとても緊張していましたが、今日は少しリラックスして試合に臨めたかなと思います。

――プレーをしていて高校と大学の違いは

 フィジカルやスピードの部分では高校よりも一段階上で、今まで通用していたことが通用しないなと感じています。

――その中でのご自身のアピールポイントは

 得点を取ることと、ディフェンスやリバウンドの泥臭い部分をどれぐらいできるかが大事だと思うので、そういう細かい部分をきっちりやれたらと思っています。

――さらに強化していきたいところは

 ディフェンスの面では遅れてしまうところがあるので、準備を早くしたいです。オフェンスの面ではもっとシュートの確率を上げて、チームに少しでもいい流れを持っていけるようにしたいなと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 簡単な試合ではないと思うので、自分たちのやるべきことをしっかり徹底して、最後必ず勝って次の試合に進めるように頑張りたいです。