東日本大学選手権大会/2回戦 6月25日 東京・エスフォルタアリーナ八王子
昨日開幕した東日本大学選手権(東日本インカレ)。第1シードの早大は初戦、山梨学院大と対戦した。ダブルヘッダーの2戦目に備え、ストレートで勝ち切りたいところだったが、徐々にこちらの攻撃に順応され、早大らしいバレーが展開できず。3セット目は先にセットポイントを握られたが、意地を見せデュースを制する。セットカウント3-0(25-22、25-15、28-26)で勝利し、本日2戦目となる3回戦に駒を進めた。
MB菅原啓(教3=山形南)がクイック、ブロックと立て続けにポイントを取り好調な滑り出しを見せた1セット目。セッター瀬川桜輝(スポ1=宮城・東北)がパイプ攻撃やクイックといった真ん中を中心に攻撃を組み立てていく。OH徳留巧大(スポ2=長野・松本国際)のトスをOH小野駿太(スポ2=静岡・聖隷クリストファー)が決めると10-5でダブルスコアに。相手ミスも相まってダブルスコアのままセット後半へ突入するが、徐々に相手守備が早大の攻撃に順応し出す。対する山梨学院大はライトからの強烈なスパイクやダイレクト、バックアタックでブレイクを重ね、18-17と1点差まで迫られる。それでも徳留のスパイクでこの苦しい状況を打破し、最後も徳留のサービスエースが決まり、セットを先取した。
トスをあげる瀬川
2セット目は度重なる連続得点で強さを見せつけた。小野が相手スパイクをディグでつなぐとOP川野琢磨(スポ1=東京・駿台学園)がそのボールを決め切る。瀬川の効果的なサーブで相手を崩しミスを引き出し、1度目のタイムアウトを取らせる。その後も早大の勢いは衰えず、菅原のクイックやリベロ布台聖(スポ3=東京・駿台学園)の二段トスを徳留が決め14-7。ここで早くも相手は2度目のタイムアウトを要求。それでも流れを渡したくない早大は、徳留のサーブを起点に得点を量産する。サーブで崩したところに小野がパイプ攻撃を見舞うなどすると、相手に焦りが見え始めた。MB麻野堅斗(スポ3=京都・東山)の1枚ブロックや相手ミスもあり6連続得点で23-11と点差をさらに離す。中上烈(スポ1=京都・洛南)の鋭いスパイクでセットポイントを奪うと、最後は徳留のパイプ攻撃でセットを奪った。
得点し円陣を組む部員たち
3セット目は相手の勢いが増し、苦戦を強いられた。このセットは瀬川に代わり前田凌吾主将(スポ4=大阪・清風)がスタメン入り。その前田が序盤から1枚ブロックを決め好発進と見えたが、早大のミスが作用し、大量のブレイクを許す。9-13と先行された状態でセットを折り返すが、このままリードを許したくない早大は、小野・川野の両サイドからの攻撃で巻き返しを図る。しかし、相手のサービスエースやブロックアウトを狙った押し込み、重みのあるスパイクに押され、セットポイントは山梨学院大に。それでも麻野のクイックでデュースに持ち込むと、相手はオポジットにボールを集める。そこを徹底した守備でマークし、ラリーを展開し、最後は川野のスパイクがブロックアウト。このセットも早大に軍配が上がり、ストレート勝利をおさめた。
速攻を打つローゼンマーク有廉ジュニア(スポ2=茨城・土浦日大)
(記事 町田知穂、写真 井口瞳、指出華歩)
セットカウント | ||||
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早大 | 3 | 25-22 25-15 28-26 |
0 | 山梨学院大 |
スタメン | ||||
アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ2=静岡・聖隷クリストファー) アウトサイドヒッター 徳留巧大(スポ2=長野・松本国際) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ3=京都・東山) ミドルブロッカー 菅原啓(教3=山形南) オポジット 川野琢磨(スポ1=東京・駿台学園) セッター 瀬川桜輝(スポ1=宮城・東北) リベロ 布台聖(スポ3=東京・駿台学園) |
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途中出場 | ||||
前田凌吾(スポ4=大阪・清風) 板垣慧(政経4=京都・洛南) 伊東昌輝(商3=山梨・日本航空) 佐藤遥斗(スポ3=東京・駿台学園) ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ2=茨城・土浦日大) 中上烈(スポ1=京都・洛南) |
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