5月16日 春季関東大学リーグ戦 埼玉・蓮田市総合市民体育館パルシー
春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)第9節は国士舘大との対戦だった。昨年度の全日本インカレでは優勝を争った相手で、高身長セッターが織りなす多彩な攻撃が武器のチーム。1セット目は雰囲気が悪く、相手に流れを譲り大きく差をつけてセットを献上したが、その後は早大らしい堂々としたプレーで立て直し、危なげなく試合を展開して、セットカウント3ー1(17-25、25-11、25-16、25-15)で白星を飾った。
OP中上烈(スポ2=京都・洛南)のライトスパイクから幕を開けた1セット目。序盤から相手の背中を追いかける早大だったが、OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のブロックポイントなどで得点を重ねる。しかし、パスが返らないなど思うようなプレーができず、7ー12の場面でタイムアウトを要求した。中盤に入り、中上のバックアタックを中心に得点するが、目立ったプレーが無く点差も縮まらない。終盤も自分たちの力を出し切ることができず、17ー25でこのセットを譲った。

ライトスパイクを打つ中上
空気を変えたい2セット目は徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)がスタートから出場し、徳留の強打を皮切りに4連続得点を獲得する。流れそのままに、7ー4の場面では小野の強烈なレフトスパイク、MBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)、セッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)の2枚ブロックを含む4連続ブレイクで7点差となった。中盤も勢い止まらず、中上がコート奥に攻めるライトスパイクを中心にまたもブレイクを重ね、17ー8に。その後も相手に流れを渡すことなく大幅なリードを保ち、25ー11でセットを奪取する。

レフトスパイクを打つ徳留
3セット目もローゼンのクイック、中上のライトスパイク、小野のパイプ攻撃と、3連続得点から始まった。その後は両者サイドアウトを取り合う展開で、点差が動かず後半へ。終盤にはローゼンのサービスエースや途中出場の大谷陸(スポ4=埼玉・川越東)のクイックでチームの士気が上がる。最後は相手のミスで25ー16でセットを連取した。続く4セット目はOH川野琢磨(スポ2=東京・駿台学園)のフェイント、小野のサービスエースのブレイクからスタートする。一時は同点となるも、小野のサービスエースを含む3連続得点で11ー7とリード。その後もMB麻野堅斗(スポ4=京都・東山)のブロックが光り、ブレイクを重ね17ー10と相手を寄せ付けない。終盤にはメンバーを大きく入れ替え、大谷のクイックでさらにリードを広げた。川野のレフトスパイクが決勝点となり、25ー15でセットを獲得し国士舘大に勝利した。

クイックを決め、喜ぶ大谷
1セット目の雰囲気を引きずること無く、セットを連取した早大。出だしこそ課題だが、2セット目以降はリズムを取り戻し、大量ブレイクで相手を引き離して余裕を持って試合を進めることができた。明日は中大戦を控え今季1番の山場となる予想だが、困難な時こそ声を掛け合い雰囲気よく戦ってくれることを期待したい。
(記事、写真 井口瞳)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 |
17ー25 |
1 | 国士舘大 |
| スタメン | ||||
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アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) |
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| 途中出場 | ||||
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菅原啓(教4=山形南) |
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コメント
大谷陸(スポ4=埼玉・川越東)
ーー試合を振り返って
元々の課題として入りが悪いというか、先週も先々先々週もその課題があって、序盤走られしまって、先週までは逆転できていたけど、今日はそのまま行かれてしまったというのは今後改善していくべきだなと思います。昨日の練習も雰囲気が悪くて、4年生が引っ張れてないとか、プレーで示せていなかったので、それが出てしまったのかなと思います。
ーーこれまでのリーグ戦でのチーム全体を振り返って
今年から烈(中上、スポ2=京都・洛南)とか桜輝(瀬川、スポ2=宮城・東北)が入ってて、4年生を筆頭に上級生でその2人をカバーしようとしていて、もちろん波とかもみんなありますし、そんな中で自分たちが主軸となってチームの雰囲気やプレーを安定させていかなければならないのですが、セットを取られている時はそれができてないと思います。先々週筑波大に負けた時は、その週の練習自体があんま良くなかったので、それを自分たちが後輩たちに声をかけたり、練習内容を考えたりする中でどうやって改善するかは4年生として考えなければいけないところだと思うので、今はまだ1敗しかしていないですが、春リーグ、東日本(東日本大学選手権)、秋(秋季関東大学リーグ戦)、全カレ(全日本インカレ)に向けて、4年生としてチームをまとめるための課題がそこにあるのかなと思います。
ーー麻野選手(堅斗、スポ4=京都・東山)や菅原選手(啓、教4=山形南)が万全の体制では無い中、チームの中でご自身はどんな役割を果たしたいですか
ミドルは自分合わせて5人いるのですが、その自分たち3人で2人のケアをするのはもちろんですけど、自分は2人とは同期なので、その2人だけじゃなくて自分もいるよというのは準備していますし、同じ4年生としてもちろん活躍してくれるのは嬉しいですが、そこに自分が入っていかなければいけないとは思っているので、全員で誰が出てもおかしくない状態にして、誰が出ても強い早稲田というのを体現しなければいけないかなと思います。
ーー途中出場ながらクイックを3本決めていましたが、その時のお気持ちは
4年生は結果を残さなければいけないし、チームをまとめる立場なので、チームを鼓舞する姿勢とか、1つ1つのプレーを見られているという意識で、プレッシャーは感じるのですが、試合に出れるときは、練習で100%やっているなら100%出せるように頑張っていきたいなと思います。
ーー次戦への意気込み
非常にハードな試合になると思います。でもやれることは、自分たちも昨日までやってきた練習しか出せないと思うので、キャッチを頑張って耐えてセットアップして、基礎をしっかりやってきているので、そういうところで中大を上回れば勝てると思います。フルセットになる可能性もあると思うのですが、自分たちから向かっていけるように、声出してみんなで盛り上げていけたらなと思います。
徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)
ーー試合を振り返って
出だしが昨日の練習から少し不安がありました。自分は足首を怪我してしまって、どうなるかなとずっと思ってい他のですが、だんだん足首が回復してきて、チームを離れてしまった期間があったけれど、その分自分がコートに出た時に、働きかけだったり、自分で点数を取るだったり、雰囲気だったりを大事にしようと思って行った結果、1セット目は取られてしまったのですが、2、3、4と自分が出た時にしっかりいい雰囲気でチームが盛り返せたので、それが良かったかなと思います。
ーー久しぶりの出場でしたが、お気持ちは
出ていない期間でもベンチにいる時とかは「俺が出てたらこうするな」というのをコートの外から考えていたので、それが体現できたんじゃないかなと思います。去年の2年生の秋もそういう感じで準備していたので、それが自分の強みというか、コートにいなくても、自分がコートにいるような気持ちでいるので、それは今日出来たことかなと思います。
ーー1セット目と2セット目のセット間ではチームでどのような話をしましたか
パスが返っていなかったので、まずパスを返そうということで、そこから始まって、雰囲気は相手に拾われて、相手のペースだったのでそれは良くないという話をしました。早稲田らしいバレーというのはどういうものなのかというのをしっかり実現するために、自分が入って元気にしっかりプレーするという早稲田らしいバレーをしていこうと話をしてました。
ーー次戦への意気込み
出るか出ないかはまだ確定はしてないのですが、出た時に自分の役割は、サーブレシーブと雰囲気というの自分の中で1番強く思ってるので、それをしっかり出して、あと2勝すれば優勝できるので、そこでどれだけ自分の力が発揮できるか、チームのために頑張れるかというのが鍵になると思うので、明日も頑張りたいと思います。