【女子サッカー】後半巻き返すも決め切れず 今季2度目のドロー/日大戦

ア式蹴球女子

関東大学女子リーグ戦 後期第7節

2026年10月3日(土)10:00 Kickoff

@早大東伏見グラウンド

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大 0 0 0
日大 0 0 0

得点者

なし

 前節では帝京平成大に敗れ、なかなか調子を取り戻せないア式蹴球部女子(ア女)。立て直しを図る今節は、関東大学女子リーグ戦(関カレ)上位につける日大をホームで迎えた。前半は日大に押し込まれ、自陣でプレーする時間が続く。それでも無失点で耐え、HTに負傷離脱から復帰したDF吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)を投入すると、試合の流れは一変。ペースを取り戻したア女はゴールに迫ったものの、最後まで得点を奪うことはできず。シーズン2度目の引き分けとなった。

シュートを打つMF福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)

 立ち上がり10分は互角の攻防を見せた両チーム。ブロックを敷き、タイミングを合わせたプレッシャーを試みるア女に対し、徐々に日大が順応する。20分台に入ると、自陣に押し込まれる時間が続いた。23分、左サイドを突破され、折り返しからゴールネットを揺らされたかと思われたが、オフサイドの判定に救われる。続く26分には、日大のハイテンポなパス回しから放たれたシュートがクロスバーを叩いた。苦しい時間帯を耐えたア女は前半AT、福島が中央を切り裂きシュートまで持ち込むも、相手にブロックされる。日大の攻撃を耐えしのぎ、スコアレスで試合を折り返した。

復帰戦となった吉田

 HT、流れを変えたいア女は2枚替えを敢行し、吉田らを投入。「自分の強みを発揮するところを意識して試合に臨んだ」という吉田は、両足を使ったロングフィードや安定したビルドアップで存在感を見せる。迎えた53分にはその吉田がCKをニアで合わせ、ゴールまであと一歩のところでGKに防がれた。試合の流れを引き寄せたア女は58分、裏に抜け出したFW三宅万尋(スポ3=東京・十文字)が放ったシュートは惜しくもポストに阻まれる。前半とは打って変わり、ア女が敵陣に押し込む展開となった。しかし、その後は決定的なチャンスがつくれないまま時間が経過し、最後までスコアは動かず。0ー0の引き分けに終わった。

CKで話し合う選手たち

 前半は押し込まれた一方で、後半は一転してア女が主導権を握った今節。その流れを変えたのが、公式戦およそ2カ月ぶりの出場となった吉田だ。「チームの負けが積み重なって勝てない中で、1個変えたい」という思いを、プレーで体現した。本人は結果につながらなかったことを悔しむものの、「それは関カレの残り3試合で見せたい」と次を見据えた。関カレはいよいよ終盤戦に突入し、残すは3試合。まずはインカレ(全日本大学女子選手権)出場を決めるためにも、目の前の一戦に集中して勝ち点を積み上げたい。

(記事 髙橋彗人 写真 堤健翔)

早大出場メンバー

GK1田村亜沙美(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)

DF2新井みゆき(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

→83分、FW29濵井小町(スポ1=福井工大福井)

DF3杉山遥菜副将(スポ4=東京・十文字)

DF26長谷川和花(スポ1=埼玉・RB大宮アルディージャWOMEN U18)

→HT、DF5吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)

MF7米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

MF14望月美希(スポ3=INAC東京レオンチーナ)

→HT、MF13福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

MF19福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)

FW9千葉梨々花主将(スポ4=東京・十文字)

→68分、MF28牧野生成(社1=大阪・大商学園)

FW10﨑岡由真副将(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

FW11三宅万尋(スポ3=東京・十文字)

FW25田中沙羅(社1=岡山・作陽学園)

試合後インタビュー

DF吉田玲音(社3=新潟・帝京長岡)

ーー後半から出場されました。ご自身の復帰戦を振り返っていかがですか

 公式戦に久しぶりに出場して、今のア女の良さを十分にチームとして出し切れていないなということは、現状として感じている部分です。個人としては、チームの負けが積み重なって勝てない中で、1個変えたいなと思い、そのために自分の強みを発揮するところを意識して試合に臨んだので、そこで一歩踏み出せたことはすごく自分としては良かったかなと思います。

ーー公式戦という強度の高い中でご自身が感じた手応えはありますか

 手応えは、復帰1戦目にしてはすごく良かったかなと思います。

ーー吉田選手が出場してから、セットプレーのチャンスが多くありました。ターゲットになることも多いですが、あの場面で得点を取りたいという思いはありましたか

 もちろん、ありました。自分がケガで離脱して、休ませてもらっている期間の分を、その時に応援してくれている人がたくさんいたので、やはり結果で残したかったというのは少し心残りですけど、それは関カレの残り3試合で見せたいなと思います。

ーー次節への意気込みをお願いします

 チームがまずインカレを決めるというところと、最後勝ち切るために自分たちができる最大限の準備をして、個人としては結果という形で貢献して、最後勝利で終わることができるように頑張っていきたいです。

 

MF米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

ーー前半を振り返ってみていかがでしたか

前半はもうずっと自陣に押し込まれる状態が続いた中で、なかなか奪い所を決められなくて、ずっと自陣でピンチが続くっていう展開だったんですけど、その中でマイボールになった時に、今までやってきたビルドアップのところとかをもっとチャレンジしていれば、自分たちのゲームをもっと前半からできたかなって思います。

ーーハーフタイムを挟んで後半になって流れが変わりました。どういったことをハーフタイムで話した上で後半に入ったのかということと、後半の振り返りもお願いします

ハーフタイムではビルドアップの時に、どういうふうに前進していくかっていうのを全体で話して、あとは2人メンバー交代があったんですけど、そこでCBの玲音(吉田玲音)が結構主導権を握ってボールを持ってくれたおかげで、自分たちのペースで試合を運べたかなと思います。

ーー相手が前から来る中で、個人としてはどのようなことを意識してプレーしていましたか

最近の試合で結構中盤のところで受けて相手に食われるっていうのが続いてた中で、そこのロストがやっぱチームにとって結構マイナスになるので、そこは相手の(プレスの)来方とかどこにスペースがあるかとかは、意識してボールを受けていました。その中で前向きのプレーとか前へのパスっていうのが今の自分の課題で、相手のプレッシャーがある中でもやっぱり中盤、後ろと前をつなぐポジションとして前への配球っていうのをもっとできるようにしていきたいです。

ーー引き分けという結果になりましたが、今のチームの状態も含めてどう受け止めてますか

後半はかなり自分たちのペースで持っていけたので、いい形もあって、そこは自信にしていきたいし、これからもっとブラッシュアップしていきたいです。あとは、ビルドアップのところは改善できたんですけど、最終的にゴールまで決定的なチャンスっていうのがあまり作れなかったので、そこは普段の練習からもっと全員が相手を見て判断して、常にゴールを意識して練習していきたいです。

ーーリーグ戦は残り3節、終盤にかかっています。そこに向けて一言あればお願いします

今日も本当は勝ちたかったんですけど、残りは本当に全部勝ち点3取って、個人的には、さっきも言ったんですけど、前のチャレンジっていうのをもっと増やして、チームに勢いをつけられたらいいなと思ってます。