早稲田大学 1ー0 産業能率大学

試合記事
「アミノバイタル®︎」カップ(アミノ杯)4回戦、産能大との一戦に臨んだア式蹴球部(ア式)。関東大学サッカーリーグ(リーグ戦)2部で首位を走る産能大に勝てば全国大会出場が決まる大一番。37分にDF西凛誓副将(社4=名古屋グランパスU18)の今季初ゴールで先制する。後半は産能大の猛攻に合うも、前半の1点を守り抜き、勝利を収め、総理大臣杯(大臣杯)出場を決めた。
濃霧が立ち込め、視界が遮られる悪天候のなか始まった前半。産能大の高い位置でのプレスとピルドアップにより、開始早々から押し込まれる展開に。視界の悪さも相まって、なかなかア式がボールを収めることができない。そして11分、ペナルティーエリア内にボールが運ばれシュートを打たれるも、ここはDF林奏太郎(スポ3=サガン鳥栖U18)がブロック。さらに、19分に立て続けにコーナーキックを与えるも、ディフェンス陣を中心に体を張った守備を見せ、得点を許さない。すると37分に、ア式に待望のチャンスが訪れる。MF久米遥太(政経3=東京・早実)のコーナーキックが混戦からこぼれ、西の目の前にバールが落ちる。これをゴールに押し込み先制。このまま勢いに乗りたいア式だったが、そのままスコアは動かず、1ー0で前半を折り返す。
追加点を狙う後半、霧も晴れて晴天の下再開し、より一層選手の活気が会場に溢れる。前半同様、産能大のプレスによりボールを前に送れず、守備の時間が長くなる。55分には、ペナルティエリア内まで侵入されるが、林の体を張ったブロック。60分にもピンチを迎えるが、ここは途中投入されたMF秋山虎之亮(法3=湘南ベルマーレU18)が防ぐ。その後も産能大にボールを握られ、押し込まれるも最後の一押しはやらせず、ついにこのまま試合終了。2年ぶりとなる全国への挑戦状を掴んだ。
最後まで粘りを見せ、1点のリードを守り切り見事勝利を収めた。2日後の準々決勝へ進むア式の対戦相手は専修大。大臣杯への切符を手にしたものの油断はせず、2012年以来のアミノ杯優勝に向けて突き進んでいきたい。
(記事:林朋亜、写真:安田直樹)
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 7 | 西凜誓 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| MF | 2 | 野田隼太郎 |
| MF | 10 | 鈴木大翔 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| MF | 28 | 根木翔大 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 雨野颯真 |
| DF | 26 | 髙橋裕哉 |
| MF | 8 | 柏木陽良 |
| MF | 14 | 池田遼 |
| MF | 17 | 秋山虎之亮 |
| MF | 19 | 青柳龍次郎 |
| MF | 23 | 浦川舜 |
| MF | 25 | 今西正之輔 |
| FW | 27 | 大西利都 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーー試合を振り返ってみて
産能大が2部の首位にいるということで、事前に分析をしてもやはり非常に良いチームだなという印象でした。シンプルにボールを保持される確率も、もしかしたら向こうの方が高くなるかもしれないという予測をしていました。そのため、今回は攻撃から入るというよりは、まず守備から整理しようと考えました。十分なトレーニング時間を割くことができなかったため、そういった状況下でいかにチーム全体の意識を揃えられるか、そして最後の局面のところでやらせないか、という点にフォーカスしました。そういった意味では、しっかりと守備の積み上げが成果として出たゲームだったなと感じています。一方で、自分たちが本来やりたい攻撃のクオリティに関しては、まだまだといった印象です。一定の成果はありつつも、今回はこの守備を最低限のベースとした上で、ここから自分たちがボールを保持するとなった段階において、ボールの逃げ道や起点となれる選手をしっかりと作っていかなければいけないという課題が見えました。ピッチの構造上はスペースが空いているはずなのですが、どうしても守備で疲弊してしまったり、あるいはボールを持ちすぎてしまったりして、相手の守備を少し楽にさせてしまった部分があったかなと。チーム全体の流れとして、上手くいかない部分に少し頭を奪われすぎてしまい、上手くパスの繋ぎ目になれなかったことが要因としてあったのではないかと思っています。
ーーこれで2年ぶりの全国大会への出場が決まりましたが、率直な感想はいかがですか
これまでの歩みを振り返ると、最初の1年目、2年目とポンポンと全国に出させてもらったのですが、3年目で少しつまずいてしまいました。そういった背景があったため、今回は何としても結果を出し、全国への切符を掴み取らなければいけないという強い思いがあったので、非常に限られた準備時間の中ではありましたが、学生たちがしっかりと頭を整理して、やるべきことを全うしてくれたなと思っています。自分たちが本来理想とするサッカーを長い時間披露することはできませんでしたが、サッカーというのは相手があって初めて成り立つもので、自分たちの調子が良くない時であっても、このくらい最低限の戦い方ができるチームになれば、年間を通して安定した成績を出せるようになるはずだ、という認識をみんなで共有しました。また明後日にはゲームがありますので、しっかりとコンディションを整えて、次に向けてまた頑張っていきたいと思います。
ーー次の試合、そしてトーナメントの先に向けての意気込みをお願いします
この前、国士館大に敗戦したことで、自分たちの中でもう一度基準を変えなければいけないと気づかされました。そういった意味では、次の試合で勝てば、リベンジを果たすチャンスがあると思っています。また、ここからのトーナメントは一発勝負の要素も強いですし、日程もタイトなので本当にチームの全員にチャンスがあると思っています。部員全員がギラギラした気持ちを持って、いつでも試合に行けるぞという最高の状況を、全員で作り出していきたいです。
MF鈴木大翔主将(スポ4=ガンバ大阪ユース)
一一試合を振り返って
チームとして厳しい戦いになるということは分かっていたので、苦しい時間帯もありましたが勝利できたので良かったかなと思います。
一一2年ぶりの全国の舞台となります
まずはアミノ杯はまだ続くので、そこで関東一を取るということと、全国大会に向けて、チームとしても個人としてもレベルアップすることが日本一に繋がると思うので、全員で頑張っていきたいと思います。
ーー次戦に向けて
どこが相手でも早稲田がやることは変わりないのでまずは全員で良い準備をしていきたいです。
GK海本慶太朗副将(スポ4=大宮アルディージャU18)
一一試合を振り返って
相手は2部の首位ということでかなり難しいゲームでしたが、しっかりチャンスをものにできて、その後みんなで守備ができたので、みんなで掴んだ勝利だと思います。
一一久しぶりのクリーンシートとなりました
本当に、何試合ぶりか分からなくなってしまうほど久しぶりのクリーンシートだったので、ディフェンス陣としてもチームとしても、ずっと目指してきた部分を達成できたことは素直に嬉しいです。今後のリーグ戦を戦っていく上でも、チームにとって非常に価値のある、大きな財産になると思っています。
一一前半、視界が悪い中での試合でしたが意識していたことは
ピッチ内の状況が不安定だったため、自分から無駄に難しいチャレンジをしてミスを生んでしまうリスクを避けるよう心掛けていました。とにかくセーフティにプレーすることだけを第一に意識して、最後まで集中を切らさずに戦っていました。
一一次戦への意気込み
自分たちが目指しているのは、やはりタイトルという高い目標です。次節でしっかりと勝ちを掴み、その先へと繋げていけるよう、チーム一丸となって全力で戦い抜きたいと思います。
DF西凜誓副将(社4=名古屋グランパスU18)
一一前半を振り返って
霧が凄がったり、雨が降っていたりでコンディションが良くなかったのと、全国出場がかかった試合でしたが、全員で集中しながら、まずは失点しないことを第一に考えて試合に入ることができたので良かったです。前半はとにかく勝ちたいという気持ちの中で、自分が先制点をあげることができて本当に良かったです。
一一自身のゴールを振り返って
昨年のアミノ杯で自分が退場して、1回戦敗退をしてしまい本当に悔しい思いをして責任を感じていました。それから1年が経って、一度もあの悔しさを忘れたことはないので、この大会にかける思いは誰よりも強かったと思います。なので自分の活躍でチームを勝たせたいという気持ちが今回のゴールに繋がったのかなと思います。
一一次戦そして今後への意気込み
自分たちが目指しているのは関東優勝、日本一なので、全国は決まりましたが通過点に過ぎないので、引き続きチーム一丸となって、明後日の試合に向けて良い準備をしていきたいと思います。
〈お知らせ〉
現在、早稲田大学ア式蹴球部では、第77回早慶サッカー定期戦 -早慶クラシコ- の開催にあたり、クラウドファンディングを実施しています。 こちら となっています。多くの方のお力添えをよろしくお願いいたします。
以下ア式蹴球部ホームページからの引用となっています。
早稲田大学ア式蹴球部は、第77回早慶サッカー定期戦 -早慶クラシコ- の開催にあたり、クラウドファンディングを実施する運びとなりました。
本大会は、国立競技場での開催が決定しております。
開催規模の拡大に伴う開催費用の増加、より安全な大会運営を目指し、早稲田大学ア式蹴球部・慶應義塾体育会ソッカー部は各校でクラウドファンディングを実施いたします。
【クラウドファンディング実施概要】
運営会社:READYFOR株式会社
募集期間:6/15(月)9:00~8/11(火・祝)23:00
調達方式:All or Nothing方式
目標金額:300万円
使用用途:早慶戦運営費(目標金額を超えた場合、次年度以降の早慶戦開催費用に充てさせていただきます)
こちらよりご覧ください。よりご覧ください。
【返礼品例】
・特別招待席(4万円コース・20席限定)
・ア式蹴球部100周年記念サイン入りユニフォーム(5万円コース)
・練習見学(見学ルールについては、プロジェクトページをご参照ください。)+グッズ詰め合わせ(20万円コース)
中高生が「いつかこの舞台に立ちたい」と思える景色を。
サッカーに詳しくない人も、気づけば心を動かされ、声を上げている空間を。
私たちは、そんな景色を国立競技場につくりたい。
これは赤字を補填するためではなく、大学スポーツの可能性を社会へ示す挑戦です。
再び、国立の主役へ。
「憧れは、プロだけのものではない。」
この挑戦を、ぜひ一緒につくっていただけたら嬉しいです。
皆様ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。