早稲田大学 1ー2 明治大学


試合記事
リーグ戦第3節で中央大に今季初黒星を喫したア式蹴球部(ア式)。リーグ戦第4節の国士館大戦は天皇杯予選の影響で延期となり、今節の明大戦が2週間ぶりのリーグ戦となった。前半38分、左からのクロスをMF久米遥太(政経3=東京・早実)が合わせて先制するも、後半64分、76分とPKを献上し、逆転を許す。ア式の試合終盤の猛攻も実らず、試合はそのまま1ー2で終了。今季初連敗となった。
立ち上がりからロングボールを放り込む明大と跳ね返す早大という構図となった。4分にア式のチャンスが生まれる。久米が相手ゴールライン付近でボールを奪いクロス、こぼれ球にMF高橋作和(法4=東京・国学院久我山)が反応し、フリーで打つも、相手キーパーに阻まれてしまう。相手のロングボールにはDF金指功汰(商4=東京・早実)を中心に上手く対応していくと、ア式ペースの時間が増え、ボールを持てるようになる。相手を敵陣に押し込んでクロスを上げるも相手DFに跳ね返されるシーンが続く中迎えた38分。高橋の左サイドからゴールへ向かうクロスにファーから飛び込んだ久米が頭で完璧に合わせ、先制点を奪う。もう1点を狙いに行きたいア式だったが、得点を奪えず。このまま前半を折り返した。
後半の立ち上がりもア式ペースの時間が続く。53分にはDF伊藤稜介(スポ3=ジュビロ磐田U18)のクロスにDF野田隼太郎(商3=静岡・藤枝東)がペナルティエリア内でフリーで合わせるも惜しくも枠の上に外れ、リードを広げる絶好機を逃す。すると56分、ア式ゴールキックの跳ね返りに抜け出した相手FWをGK海本慶太朗副将(スポ4=大宮アルディージャU18)が倒し警告を受けると、流れは徐々に明大へ。64分、ア式左サイド側クロスを上げられ、DF谷岡拓(社4=静岡学園)が相手と競り合い上手く防げたかと思われたが、競り合う際に相手に手が掛かっていたことでペナルティキックの判定に。相手が落ち着いてこれを決め同点にされた。ホーム東伏見での初勝利を狙うア式は71分、海本のロングキックからカウンター発動。左ウィングに入ったDF池田遼(スポ2=新潟・帝京長岡)が左サイドを持ち運びMF鈴木大翔主将(スポ4=ガンバ大阪ユース)を経由しペナルティエリアに走った野田と繋ぎ、中に折り返す。中でFW伊藤猛志(スポ4=ジュビロ磐田U18)が落としMF青柳龍次郎(スポ4=群馬・前橋育英)がフリーで打つも相手にセーブされてしまう。同点で迎えた76分、相手コーナーキックのこぼれ球を相手がシュート、ブロックに入った池田の手にそのシュートが当たってしまい、またもやペナルティキックの判定に。そのまま決められてしまい逆転されてしまう。その後も82分、84分とクロスを相手に合わせられるシーンが続くも海本のセーブで追加点は許さない。リーグ戦デビューとなったMF根木翔大(スポ1=福島・尚志高)のロングスローなど攻勢をかけるも点が入らない。ア式は88分、コーナーキックのチャンスに伊藤猛がヘディングで合わせるも枠の上に外れてしまう。そのまま1ー2で試合は終了、逆転負けを喫し今季初連敗。1試合消化が少ないものの順位で降格圏に沈んだ。
判定に恵まれず逆転負けを喫したア式。納得のいかない敗戦かもしれないが、向けるベクトルは決定機での精度だ。現状降格圏となかなか上向かないチームの調子であるが、FW大西利都(スポ1=名古屋グランパスU18)や根木と新戦力が続々公式戦デビューを重ねており、活躍に期待がかかる。次戦はまだ勝利を挙げていない駒大のホームに乗り込む。昇格組同士の絶対に負けられない試合だ。昨年苦戦した駒大に対し、どれほど力を見せつけられるのか。ア式の今後に目が離せない。
(記事:綿貫龍之介、写真:和田昇也、安田直樹)
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 21 | 海本慶太朗 |
| DF | 3 | 伊藤稜介 |
| DF | 4 | 尾崎凱琉 |
| DF | 5 | 金指功汰 |
| DF | 12 | 谷岡拓 |
| MF | 6 | 神田拓人 |
| MF | 10 | 鈴木大翔 |
| MF | 11 | 久米遥太 |
| MF | 15 | 高橋作和 |
| MF | 19 | 青柳龍次郎 |
| FW | 9 | 伊藤猛志 |
| Pos. | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 雨野颯真 |
| DF | 2 | 野田隼太郎 |
| DF | 22 | 林奏太朗 |
| DF | 26 | 髙橋裕哉 |
| MF | 14 | 池田遼 |
| MF | 17 | 秋山虎之亮 |
| MF | 23 | 浦川舜 |
| MF | 28 | 根木翔大 |
| FW | 27 | 大西利都 |
インタビュー
兵藤慎剛監督(平20スポ卒=長崎・国見)
ーー今日の試合を振り返ってどうでしたか
想定以上に明大が蹴ってきたかなっていうところから、自分たちも最初自信なさそうにボールを動かしていました。そこから少しずつ相手の強度にも慣れ、自分たちでやるべきことをしっかりと遂行し、点も取れたというところでは良かったかなって感じです。ただ、前半でゲームも終わらせられたと思いますし決定的なところで、キーパーのスーパーセーブっていうところもあるかもしれないですけど、あのシュートは決めないと流れってどうなるかわからないという感じでした。後半のところも慎重になりすぎて、自分たちらしさっていうところはあんまり出なかったのかなと。耐えている中で、その後の策っていうところでも、みんなに伝わりやすくできたら、チャンス増えたのかなと思います。ただ途中から出た選手もしっかりとパワー出してくれて根木や大西も1年生ながら何か爪痕を残してやろうという気持ちは見えたかなという感じなんです。だけど池田含めて下級生は、本当にエネルギーを出してもらわないといけないので、今日の反省を次の駒大戦で活かして前向いてやらないといけないかなと思いますね。
ーー開幕前、切り替えの部分が鍵というお話がありました。その点について現状どう見えていますか
大きく負けてるっていうところはないかなと思います。むしろ上回ってる中で、最後の一差しっていうところが決めきれるかどうかっていうのを問われてるのかなっていうところではあります。これはトレーニングから、それぞれがより良いものをっていう追求するしかないのかなと。その回数をチームとして増やすのがトレーニングの一環になって、最後決め切るっていうところではどうしても個人の力に依存するところも当然あるんですけど、その設計を全員がスムーズに見てるようにまたあの作り上げていきたいなっていう風に思いますね。
ーー次節に向けて意気込みお願いします。
連敗というところになったので、しっかりと次連敗を止めて残りの連戦を連勝できるように今から準備していきたいと思います。
DF野田隼太郎(商3=静岡・藤枝東)
一一前半を振り返っていかがですか
途中からの出場でしたが、まさかこんな早いタイミングで出るとは思っていませんでした。得点に絡めましたし、守備でも0で抑えることができたのでよかったです。
一一後半はいかがでしたか
相手が前から攻めてくる中で、繋げたシーンもありましたが、ビビって蹴ってしまうこともありました。決め切れるところで外してしまって相手のペースになってしまったので改善していきたいです。
一一次節への向けて改善したい点はどこですか
まずは0に抑えるところと、攻撃で自分たちのペースの時にしっかり決め切って試合を決められるようにしたいです。
一一次節への意気込みをお願いします
3連戦の2戦目ですが、絶対勝って良い流れに持っていけるように頑張りたいです。
DF林奏太朗(スポ3=サガン鳥栖U18)
ーー途中出場でしたが、出場するまでチームの様子をどう見られていましたか
自分たちがやっていくというスタンスは話していた中で、相手の迫力だったりスピード感に飲まれてゲームを上手く進められなかった前半でした。後半もそのような感じで、流れでPKまで与えてしまって、逆転で負けてしまったという感じです。
ーー個人としての手応えは
流れ的に難しい部分もあったのですが、その中で交代選手が変えてやるという勢いで出ました。少しは流れ変えれたのですが、PKだったり、甘い部分がチームとして出て逆転させてしまったなと思いました。
ーー今後の意気込みをお願いします
まだまだ自分でやることもありますし、監督の信頼を掴まないと出ることもできないと思います。連戦なので中2日の短い期間ですが、個人的にも良い準備をして、次はスタートで出れるように、試合も勝てるように頑張りたいと思います。
MF根木翔大(スポ1=福島・尚志高)
ーー初のリーグ戦ベンチ入りからの初の出場でした。感想などを教えてください
たまたまベンチ入りすることができたという運があったなと思いました。自分の出番が負けている状況で回ってきたため、どんどん仕掛けてコーナーだったり、クロスからチャンスを産むしかないなって中で、仕掛けるっていう場面は少なかったですけど、自分のやれる事っていうのはある程度出来たのかなと思います。
ーー監督にどういうことを指示されてピッチへ入りましたか
サイドに入ることと、負けてたのでどんどん仕掛けて長所を出せということと、守備のところは自分の課題だったのでまずは内を締めるという事を言われました。
ーーご自身の特徴を教えてください
自分はスピードがある方なので、サイドで受けた時の仕掛けだったり、背後の抜け出しからクロスチャンスメイクだったり、クロスシュートというところが特徴なのかなと思っています。
ーーこれからの目標を教えてください
今日はベンチでしたけど、まずは1年生でもスタメンでしっかり出れるように練習から良いパフォーマンス出して、日本一を目指しながら個として自分も代表やプロを目指していきたいなと思っています。