【男子バスケ】日大に屈し痛恨2敗目 「松本頼み」のチームオフェンスに課題

男子バスケットボール

9月12日 第102回関東大学リーグ戦 東京・日大アスレティックセンター

 7節終了時点で6勝1敗。1ゲーム差で首位東海大を追う早大は12日、リーグ8位と低迷する日大と対戦した。早大は序盤に2桁のビハインドを背負うが、後半にF松本秦(スポ2=京都・洛南)の4連続3Pシュートで逆転。しかし終盤に日大の連続3Pシュートを浴び、77ー81で今季2敗目を喫した。

ゴールしたから押し込む松本

 序盤は早大の3Pシュートが当たらず、インサイドからの失点で2桁のビハインドを背負う。中でも相手留学生のオヴァクポリィ・ポール・オゲメモメノ(1年)の機動力に手を焼き、第1Qで11得点を許した。早大は自慢の速攻も封じられ、リズムをつかめないまま第1Qを終了。13ー23と10点差を追う。

 第2Qも序盤はターンオーバーとシュートミスで得点が伸びない。エースの松本は徹底マークを受け、G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)はシュートタッチに苦しんだ。日大が3Pシュートで突き放しにかかるが、早大は速攻から反撃。点差はわずかに縮まり、37ー45で前半を終えた。

ドライブを仕掛ける嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)

 第3Qは前半苦しんだ松本が覚醒する。速攻や果敢なドライブで2点差に詰め寄ると、その後に怒涛(どとう)の4連続3Pシュートをヒット。逆転を果たし、早大がこの試合初のリードを奪った。しかしQ終盤に同点に追いつかれ、61ー61で第3Qを終了。松本はこの10分間で21得点を挙げた。

レイアップを沈める藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)

 第4Qはリードチェンジが続く。F三浦健一(スポ4=京都・洛南)の3Pシュート、日大・ポールのバスケットカウントなど、一進一退の攻防が続いた。一時は早大が4点のリードを築くが、試合終盤に日大が連続3Pシュートで逆転。早大は松本のシュートが落ち始め、得点力不足に苦しんだ。G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)の得点も逆転には届かず、77ー81で敗戦。完全アウェーの日大会場でリーグ2敗目を喫した。

速攻を決める城戸主将

 早大の敗因の一つは、相手留学生・ポールに対するオフェンス。嘉手川や藤山とポールのマッチアップとなったが、スピードのミスマッチから得点する場面は少なかった。

 昨年までの早大は選手層が厚く、相手留学生がマッチアップしたのは三浦や堀陽稀(令6卒=現越谷アルファーズ)といったスコアラー。 対する今季はロールプレーヤーに相手留学生のマッチアップが集中し、ミスマッチの優位性を生かしきれていない。

インサイドシュートを狙う下山

 東海大と2ゲーム差となり、連覇に向けて黄色信号が灯った早大。13日の次戦は現在3位の日体大だ。修正を果たし、再度連勝を続けることはできるのか。相手留学生のコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(日体大4年)への対策にも注目だ。

(記事 石澤直幸 写真 行木葵)

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)
嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)
G 城戸賢心(スポ4=福岡第一)
三浦健一(スポ4=京都・洛南)
12 松本秦(スポ2=京都・洛南)

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 13 24 24 16 77
日大 23 22 16 20 81

コメント

F松本秦(スポ2=京都・洛南)

ーー今日試合振り返っていかがでしたか

最近ずっと出だしが課題になっている中、今日も出だしでやられてしまって。
やっぱり追いつくのにはエネルギー相当使わないと、もう追いつけないんで、最後はエネルギー切れというか、決めるべきシュートも落としてしまったし、スリーポイントも確率上がらなかったしっていうところで、そこが敗因かなと思います。

ーー前半あまりボールが回っていませんでした

チーム5人で戦えてなくて、1人がやってまた1人がやっていうの繰り返しになっちゃってるんで、状況としては良くないというか。
もっと2対2から3対3であったり、そういったプレーを増やしていかないといけないけど、1対1、個人技で打開しようとして、ショットミスで終わってしまったりとか。そういったタフショットとかが多かったんで、そこも良くなかった点です。

ーー後半は巻き返しを見せた時間もありました

まずはオフェンスのところは37で、点数が低かったので、もっともっとペース上げてやっていくっていうのと、45点(日大)はさすがに取られすぎで、ゴール下からほとんど点数決められてたので、そこを抑えようとしました。流れのいい時間帯は全員がリバウンド入って抑えて、逆速攻とか、そういった形で出てたんですけど、4Qのところはゴールされてしまったり、自分たちのオフェンスもも作って作ってってなっちゃってシュートも落として、相手のペースに合わせた形になっちゃったので、そこもよくなかったかなと思います。

ーーリバウンドの本数を見ると(早大)39-50(日大)となっていました。相手に留学生ビックマンがいることを加味した上でここを振り返ると

10の差をつけられてしまうとやはりきつくなってくるし、セカンドチャンスのところで簡単にやられてしまったものも何本かあったので、リバウンドは最低でもイーブンは目標にしないとなと思います。

ーー昨年に比べてディフェンスの強度が強くなってるように感じるが意識の変化は(個人)

ディフェンスは必要なスキルなのでそこをやろうとはしてるんですけど、まだまだまだ全然できてないと思いますし、今日もファールを4つしちゃったので、そういったところはまだまだ成長していかないといけないと思います。

ーーインサイドプレイヤーとしての役割が多かったと思いますが外側を守る経験はまだ少ないか

去年と今年でそれになったんで、あとは自分の脚力とかそっちの自分自身の問題だと思います。

ーー2番ポジションとして求められるのは、シュート力の他にハンドリングとかディフェンスとかあると思います。この2つではどちらを強化していきたいなどの意思はありますか

ディフェンスは大事にしていきたくて、いわゆる3&Dの選手は各チームに1人は絶対必要とされるので、そういったチームから必要とされる選手になっていくためにも、オフェンスやシュートだけじゃなく、ディフェンスもやっていきたいなって思ってます。

ーー明日の日体大に向けて

去年のリーグ戦でも1戦負けてる相手ですし、トーナメントも優勝してて本当に力がある上に高さもあります。
でも絶対に自分たちがやるべきことをやれば勝てるっていう自信はみんなあると思うので、あとは今日出た課題を修正して、悪い流れをもう1回断ち切って、明日切り替えて挑みたいと思います。