【男子バスケ】10点ビハインドから見せた後半の猛追 三浦・松本で52得点で逆転勝利

男子バスケットボール

9月9日 第102回関東大学リーグ戦 東京・代々木第二体育館

 リーグ戦7試合目の対戦相手は大東大。相手の粘り強いディフェンスに苦戦し、前半は10点ビハインドを背負う展開になるが、後半に持ち味であるスピードを活かし逆転。82-74で勝利した。

チームハイ・27得点のF三浦健一(スポ4=京都・洛南)

 試合は三浦の3Pシュートで幕を開ける。三浦やG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)がゴール下からのシュートを決め、G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)が3Pシュートを沈めるなど次々と得点を重ねた。ディフェンスではプレスを仕掛け、相手のパスミスや24秒バイオレーションを誘発し得点を許さない。残り5分時点で10点差をつけ、大東大を圧倒した。しかし、その後は中村英司(大東大3年)が3Pを2本沈めるなど大東大も反撃。20-19とリードを縮められ、第1Qを終えた。

ダブルクラッチを決める城戸主将

 第2Qは大東大が持ち味であるディフェンスから流れを掴むバスケットを展開し、早大にとっては苦しい展開に。開始3分で11点のランを許し、たまらず早大はタイムアウト。その後もG下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)が中へ切り込みキックアウトを試みるものの、インサイド、アウトサイドともに隙がないディフェンスに阻まれる。大東大が3Pシュートを5本沈めたのに対し、早大はこのQわずか1本。なかなか自分たちの持ち味を発揮できない時間が続いた。また、ゴール下で躍動していた嘉手川やF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)を中心にファウルトラブルに苦しめられる。下山や三浦がチームを引っ張り点数を重ねるが、10点ビハインドでゲームを折り返した。

ジャンプショットを放つ下山

 後半最初の得点も三浦の3Pシュート。この得点を皮切りに第3Qは早大に流れが訪れる。ハーフタイムで体力を回復させた早大は、下山や嘉手川を中心に持ち前のスピードを活かし、相手の攻撃をかき乱す。より強度を上げたディフェンスを展開し、このQの失点を9点に抑えた。大東大のディフェンスに対応してきた早大はオフェンスを立て直し、相手のファウルを誘いつつアテンプトの数を増やす。3Pシュートの成功率は1/6と依然としてリングに嫌われる状態が続くが、インサイドからの攻撃やフリースローで着実に大東大の背中を追いかけた。残り3分、嘉手川のドライブからのシュートで逆転に成功。58-57で最終Qを迎えた。

 勝負の第4Qは互いに譲らない時間が続く。早船哉斗(大東大1年)や和田拓磨(大東大2年)が連続得点を決め、早大を突き放しにかかるが、早大もそれを許さずF松本秦(スポ2=京都・洛南)や下山が粘りを見せた。下山のスティールからの速攻や、下山のアシストから松本がダブルクラッチを決めるなど食らいつく。残り3分時点で69-69と拮抗した状態が続くが、ここでそれまでシュートタッチに苦しんでいた松本の3Pシュートが炸裂。このシュートをきっかけに流れに乗った早大は大東大を突き放す。最後はダメ押しの三浦の3Pシュートで勝負を決定づけ、82-74で勝利を手にした。

ボールを運ぶ松本

 次戦の日大は留学生のビッグマンを擁し、ゴール下での苦戦が予想される。「出だしのところからちゃんと自分たちのバスケットができるように臨みたい」と三浦が語るように、序盤から早大の持ち味を発揮し、優位に立った状態でゲームを進めることが今後の鍵となるはずだ。

(記事 吉田真悠、写真 井口瞳)

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)
嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)
G 城戸賢心(スポ4=福岡第一)
三浦健一(スポ4=京都・洛南)
12 松本秦(スポ2=京都・洛南)

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 20 18 20 24 82
大東大 19 29 17 74

コメント

F三浦健一(スポ4=京都・洛南)

ーー今日の試合を振り返って

 前半は疲れが出たのか、重たいゲームになってしまいました。ディフェンスでこれだけはやられたくないということをやられてしまい、なおかつ自分たちがやりたいこともオフェンスで展開できず、前半の悪い流れがすごく印象的なゲームでした。

ーーシュートタッチに苦しむ場面があったが 

 チームとして作り出したシュートがなかなかなく、個人で打開しようとした場面が非常に多く見受けられました。相手がついてこられないバスケットといううちのスタイルを出し切れなかった点が課題だと思います。

ーー前半の10点ビハインドを後半で巻き返した要因は

 前半リバウンドを結構取られていた中で、第3Qの相手の得点を9点に抑えたことが1番大きいと思っています。向こうがリバウンドで勢いを作るチームなのは自分たちも承知しているので、そこをいかに取らせないかを、ファウルトラブルもありましたが、うまく我慢しながらできたのが非常に良かったと思います。

ーー相手の粘り強いディフェンスによって、オフェンスに時間をかけさせられる場面が多かったが、どう対応したか

 大きいチームに対しては自分たちの方が足がある自信はありますが、先読みされて力づくで対応されると自分たちのいいバスケットの流れができません。そこで自分たちが優位に立てるよう、抜くところを抜いて動くところは動くというスピードの強弱をつけると、相手も対応しづらいように感じました。それを疲れで前半に出せなかったのがチームとしての反省点の1つです。

ーー次戦に向けて意気込みをお願いします

 土日とも留学生がいる相手です。うちの場合はローテーションも少ないしサイズが大きいわけでもなく、ビハインドのゲームは追いつくのにかなり体力が必要なので、出だしのところからちゃんと自分たちのバスケットができるように臨みたいと思います。