9月6日 第102回関東大学リーグ戦 東京・明大和泉キャンパス
リーグ戦6試合目の対戦相手は、今春の六大学リーグで優勝を明け渡した明大。序盤は3Pシュートで得点を重ねる明大に先行を許したが、第2Q最初、F松本秦(スポ2=京都・洛南)が決めた連続3Pシュートから早大が流れを引き寄せ、主導権を握る。また、F藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)が16得点の活躍を見せ最後までリードを保ち97-84で勝利。春のリベンジを果たした。
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第1QはG城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)のドライブからのレイアップで幕を開ける。しかし、ミドルポストで守る明大に対しインサイド攻撃も外角シュートも阻まれ得点が止まってしまう。一方明大は塚田大聖(明大4年)の3Pシュートを中心に得点を重ね、早大は0-14のランを許した。G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)、松本がそれぞれが得意とするミドルショットや3Pシュートでポイントをなんとか奪うが14-27の13点ビハインドといきなり追いかける展開となった。
第2Qは「チームがいい流れの場面ではしっかり決めることができた」と振り返る松本の2連続で3Pシュートでチームに勢いがもたらされる。じわじわと明大を追い詰めていき、城戸が3Pシュートを沈めいよいよ3点差にまで迫る。そして、残り26秒でエース・F三浦健一(スポ4=京都・洛南)がバスケットカウントを獲得。第2Qでついに明大の背中を掴み44-44で前半を終了した。

第3Qは早大の攻撃に追い風が吹く。早大のビックマン・藤山が立て続けにインサイドから得点を決めると、三浦がスペースを作って3Pシュートを確実に沈める。また、松本がキャッチアンドリリースから3Pシュートを決め切ると明大はたまらずタイムアウト。明大はエース・武藤俊太朗(明大4年)を中心にコンスタントにポイントを稼ぐが3Q序盤で開いた10点差をキープし続ける。最後には下山のキックアウトからがコーナーから藤山がブザービーターを決め74-62で最終Qを迎えた。
倉石平HC(昭54教卒=東京・早実)から「ここ頑張るよ」と声が飛ぶ中、苦手とする相手のインサイド攻撃にもしっかりと対応し特に最終Q前半は、最小限のファウルで守り切った。オフェンス面では、早大の中でも得点力を誇る三浦、松本がチームをけん引。Q後半は湧川裕斗(明大2年)に連続3Pシュートを決められるなど相手にブレイクを許す場面も見られたが、最後までリードを守りきり、97-86で勝利した。

本試合の勝利を以って5勝1敗で1巡目を折り返した早大。6試合平均得点は91.8点と、早大が目標としている90点を超えており最大の武器である攻撃力を発揮している。
一方で昨年に比べて、他校は早大に対してしっかりとスカウティング・対策を練って来ることもまた事実だ。この6試合だけでも、松本の3Pシュートや速いトランジションからの攻撃を封じ、ビックマンを中心としたインサイド攻撃を多用するという戦術を用いられる傾向が見られた。
1巡目後半では、206cmのンジャイ・パプ・ンデリセクを擁する大東文化大や、B.LEAGUEドラフト2027に3名のエントリーが発表されている白鷗大など高さ・フィジカルを兼ね備えた強豪チームが早大を待ち構える。
試合後インタビューで選手たちがよく口にしていたボックスアウトやハッスルディフェンスなどの「泥臭いプレー」を発揮し続けることができるかが、後半戦の鍵になってくるだろう。AUBLやリーグ戦序盤から花を咲かせたG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)もチームが認めるハッスルプレーで勝利に貢献した一人だ。派手なスコアリング力に隠れがちな「泥臭さ」こそ、高い相手に立ちむかう早大の生命線になるかもしれない。
(記事 北郷美結 写真 皆川紘人 取材 前田まき、行木葵)
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一) |
| G | 3 | 嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 14 | 30 | 30 | 23 | 97 |
| 明大 | 27 | 18 | 18 | 25 | 86 |
コメント
F藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)

ーー今日の勝因はどこに
昨日の青学戦ではリバウンドやディフェンスの部分で点数を取られてしまったので、もう一度ミーティングを行いチームで決めた、リバウンドやディフェンスの部分を体を張って頑張るという共通認識を持って取り組めたのが今日の勝因になったと思います。
ーービッグマンとしてのリバウンド
今日は相手も留学生がおらず(明大と早大の)身長差が少ない中で、自分がどれだけやれるのかというのがありましたが、個人的にはそこの部分(リバウンド)で良い結果を出せたと思っています。
ーー第3Q終了時のブザービーターを決めた時のお気持ち
狙ってました。(笑)瑛司さん(下山)がドライブからキックアウトでくるというのはある程度わかっていたので、そこを話し合ったわけではないですけれど、アイコンタクトとかもあったので、決めれたらラッキーくらいの気持ちで、あまり気持ちを入れすぎずにリラックスして打ちました。
ーー相手のインサイド攻撃への対応
チームディフェンスというところで、ローテーションをしっかりするという意識をみんなで持ってやっていたので、僕はミドルドライブとか内側に結構入られちゃってたんですけど、そういうのをもっと無くしていけば失点をもっと防ぐことができたのかなと思います。
ーー明大に3Pシュートで走られた場面もありました
抜かれたところのヘルプが遅くなってしまっていて、そういうところからのキックアウトなど、悪い循環ができてしまって打たれたというのが多いかなと思います。そういった点はコミュニケーションを取って練習をしていきたいです。
ーー次戦(大東文化大)への意気込み
次はまた留学生がいてサイズが大きくなる分、リバウンド負けてしまうという可能性もあるのですが、AUBLで精華大と戦った時よりはサイズ的にはそこまで大きくないと思うので、中国で培った力を発揮できるように頑張りたいと思います。
F松本秦(スポ2=京都・洛南)

――今日の勝因は
今日は最初の出だしで11点差くらいつけられてしまったのですが、そこでヘッドダウンすることなくもう一回チームでギアを上げて、前半のうちに同点に追いつけたというところが一番大きかったなと思います。
――ギアを上げるという部分についてはスタッフなどからどんな指示が出ていたのか
まずはリバウンドのところでイーブンに持っていく、もしくは勝つという指示が出ていて、そこで今日は結果として勝った場面が多かったというのと、ディフェンスのところでスイッチを使いながらうまくできたのかなと思います。
――序盤は相手に多くの3ポイントシュートを決められていたが、相手のアテンプトを減らすために必要なことは
まずはガードのところでフルコートでプレッシャーをかけるというのは相手のリズムを狂わせるので、それをハードにキツくというのと、スイッチをされると相手にとって嫌だと思うのでそこをうまく使いながらやれればなと思います。
――今日は自身多くの3ポイントシュートを決めていたが
チームがいい流れの場面ではしっかり決めることができたと思うのですが、自分個人のタイミングでというところは外れてしまっているのでそこは直していくべきだと思います。
――ディフェンスの手ごたえは
80点以上とられてしまったというところは70点台で抑えたいのですが、リバウンドのところはよかったかなと思います。
――自身の目指すディフェンスの理想形はどのようなものか
ディフェンスはボールをとるというよりかは相手にプレッシャーをかけ続けて、ストレスを与え続けるというのが一番の目的だと思っているので、40分通してプレッシャーをかけ続けるというのが理想かなと思います。
――次戦の大東文化大学戦に向けて一言
留学生がいたりと今日よりもサイズの大きいチームなので、まずはリバウンドのところで負けないようにするというのと、逆に機動力では自分たちの方が勝っていると思うので、そこをうまく使いながら頑張りたいなと思います。