第4回全日本大学新人戦 愛媛・松山市総合コミュニティーセンター
2年生以下のチームで日本一の大学を決める全日本大学新人戦(新人インカレ)。東海大九州に惜敗を喫した早大は3位決定戦に回った。対戦相手は関東新人戦で接戦を演じた白鷗大。この試合も最後までどちらが勝利を掴み取るかわからない展開だったが最後は早大が競り勝ち、3位で終えた。

第1Qからアップテンポで始まる両校。白鷗大はオカプ(白鷗大2年)のペイントアタックや八田(白鷗大2年)のフローターシュートなど特長を生かした攻撃を展開する。一方、早大の3Pシュートは1本にとどめられるが個々の技術が光った。G木村魁斗(スポ2=茨城・下妻第一)は自身の強みである3Pシュートを囮にペイントエリアからのシュートを決めると、相手の隙を見逃さないF松本秦(スポ2=京都・洛南)がスティールからレイアップシュートに成功。22ー22の同点で第1Qは終了した。
第2Qはステップバックを沈め、そのままバスケットカウントも決めたF南川陸斗(文2=京都・東山)が試合の流れを引き寄せる。さらに松本が3Pシュートを3本沈め調子を取り戻した。しかし途中出場の田中(白鷗大1年)がバスケットカウントを決めると、オカプがゴール下からの攻撃を連発。47ー52と5点のリードを許して前半を終了した。
第3QもF野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)のアシストから南川の3Pシュートで幕をあける。松本がフリースローを獲得し同点に追いつくと、野津の速攻で逆転に成功。さらにG宮本耀(スポ1=福岡第一)がこの日初の3Pシュートを決め、早大に流れが傾く。それぞれの選手が活躍を見せた第3Qは77ー71で終えた。
最後まで得点、リバウンドを取り合うシーソーゲームだった。白鷗大がゴール下からのシュートをコンスタントに得点を重ね81ー81と同点に追いつかれると、田中の連続ポイントで5点差をつけられる。しかし早大も黙っていない。試合時間残り2分となったところで南川が値千金の3Pシュートを沈めた。松本も3Pシュートで意地を見せると、早大は勝負所でディフェンスのギアを上げた。白鷗大のゴール下からの攻撃をノーファウルで守り切り3点のリードを死守して、94ー91で勝利した。
7人という少ないロスターで、練習時間も確保できないまま挑んだ新人インカレは3位という結果で幕を閉じた。優勝を勝ち取ることはできなかったものの、各選手が試合を通して成長を見せた大会だった。

精度の高いシュートを武器とする木村は、グループステージも含めると22本(全体1位)の3Pシュート成功を記録しチームを支えた。シーズン開始直後から膝の怪我に悩まされていた野津は、ゴール下での存在感を発揮。優秀選手賞にも抜擢され大学キャリア初のタイトルを獲得した。関東新人戦で新人王を獲得した宮本は、アシストで早大の武器である得点力を引き出す。途中出場が多かったG今村優志(スポ2=東京・東海大高輪台)やG木佐貫凌汰(社2=東京・早実)もリバウンドやゲームチェンジャーとしてそれぞれの役割を果たした。コンディションが悪い中でも優秀選手賞、得点王、3P王の3冠を獲得した松本。そのボールに対する執着心は、エースとしてチームをけん引する覚悟の表れだった。そして新人戦の主将を務めた南川はブロックや勝負所で3Pシュートを沈め、いかなる状況でもチームを鼓舞する頼もしい姿を見せた。
観ている人がワクワクするバスケットを体現するBigbears。ここからさらに成長を遂げるルーキーたちが、臙脂を背負って早大を勝利へ導く日に期待が膨らむ。
(記事 北郷美結 写真 部からのご協力)