【野球】小宮山政権の無敗継続へ 17失点からの再起で『勝撃』阻止を/東大戦展望 

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 明大3回戦が次週へ持ち越しとなり、いまだ明大との決着がついていない早大。ここまでの2カードでは、四球や失策から流れを手放す場面も見られ、思うように自分たちの野球を展開できていない。この東大戦で今季初の勝ち点をつかみ、反攻へのきっかけをつくりたいところだ。

注目選手の松本宗二郎(文構3=東京・国学院久我山)

松本中心に経験豊富な投手陣

 昨季の東大は早大と同じく勝ち点1で終え。小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)が指揮を執って以降の早大は東大戦で一度も負けていないが、過去の対戦成績だけで油断はできない。今季も随所で粘り強さを見せており、最後まで気の抜けない戦いとなるだろう。

 東大の第1試合は、松本慎之介(3年)の先発が見込まれる。今季はここまで登板した2試合で黒星を喫しているものの、2季連続で防御率3点台の左腕であり、油断はできない。第2試合の先発は、ここまで2試合で先発している高橋直人や(3年)、春に先発を務めていた池田剛志(2年)の起用も考えられる。

東大きっての好投手・松本には要警戒

 また、先発陣の状態次第では早い回から継投に入る可能性も。リーグ戦通算32登板を誇る佐伯豪栄(4年)や、中根慎士郎(2年)ら経験豊富なブルペン陣も控える。上々の選手層を誇る投手陣を早大打線がいかに攻略するかが鍵となる。

B9の小村に警戒

 打線で警戒したいのは、春季に攻守で存在感を示しベストナインに輝いた小村旺輔(4年)だ。秋季も3割を超える打率を残しており、明大2回戦では3安打を放つなど好調を維持している。

打撃好調の小村

 また、5番・遊撃手での起用が予想される樋口航介(3年)も注目だ。これまで打撃面で苦しんでいたが、今季は調子を上げている。

 さらに、主将の堀部康平(4年)は明大2回戦で2024年以来となる安打を放った。主将の一打はチームに勢いをもたらすだけに警戒したい。

早大の2戦目の先発は

 迎え撃つ早大の投手陣は、第1試合で髙橋煌稀(スポ3=宮城・仙台育英)が先発か。明大戦では序盤に失点するも、粘りの投球で7回2失点にまとめた。

 第2試合の先発はここまで3先発の宮城誇南(スポ4=埼玉・浦和学院)の不調もあり不透明。オープン戦で先発していた安田虎汰郎(スポ3=東京・日大三)の起用も考えられる。

 注目したい存在は法大2回戦で初登板を果たした松本宗二郎(文構3=東京・国学院久我山)だ。国学院久我山高では、東大のエース・松本の1学年後輩にあたる右腕。同じ神宮の舞台に立ち、成長と存在感を示したい。さらに、中村心大(スポ1=東京・早実)も好投を見せている。

 チーム防御率は現在リーグ5位の6.86。投手陣の奮起が求められる。

明大2回戦で1回無失点の安田

上向きの中軸

 打線の中心を担うのは、徳丸快晴(スポ2=大阪桐蔭)と川尻結大(スポ1=宮城・仙台育英)の4、5番だ。ともに打率3割を超えており、上位からつないだ好機を確実に得点へ結びつけたい。

 さらに、明大戦からベンチ入りした代打での登場が予想される寺尾拳聖(人4=長野・佐久長聖)も勝負の鍵を握る一人だ。ここぞという場面で打席に立ち、相手に重圧をかける存在となるだろう。

明大1回戦でガッツポーズを見せる寺尾

 5季ぶりの優勝へ向け、まだ始まったばかりの秋季リーグ。しかし、ここまでの2カードでは思うように流れをつかめていない。四球や失策といった隙を減らし、一人ひとりが役割を果たすこと。その先に、今季初の勝ち点が見えてくる。「勝撃」を相手に与えないために一致団結し、この一戦に臨みたい。

(記事 森若葉)