春季関東大学女子リーグ戦(春リーグ) 5月9日 早稲田大学上井草体育館
前試合をストレート勝利で終えた早大。春季関東大学女子リーグ戦(春リーグ)第8戦では平成国際大と対戦した。序盤は相手の多彩な攻撃やサーブに苦しむ場面も見られたが、持ち前の粘り強いレシーブと多彩な攻撃で流れを引き寄せ、セットカウント3-0で快勝を収めた。
第1セットは、川邉(教2=神奈川・中央大附属横浜)が相手の速攻を読み切って拾うなど、落ち着いた守備で立ち上がる。しかし、平成国際大のフェイントや時間差攻撃への対応が遅れ、4-8とリードを許した。それでも中盤、川邉や久保元(人科2=京都女子)のレシーブから比留間(社1=岡山・就実)がミドル攻撃を決め、徐々に流れを引き寄せる。さらに川村(社3=岡山・就実)のサーブで相手の陣形を崩すと、途中出場した折笠(文1=愛知・千種)のダイレクトも決まり得点を重ねた。比留間は3枚ブロックの上からスパイクを叩き込み、会場を沸かせる。終盤には相手サーブに崩される場面もあったが、大松(スポ4=沖縄・首里)のツーアタックや比留間のパイプ攻撃、加藤(文構2=千葉・小金)のブロックで連続得点を奪った。先に20点台へ乗せられたものの、川村の力強いスパイクをきっかけに流れを引き戻す。大松のサーブから川村のライト攻撃、西崎(スポ4=大阪・国際滝井)の好守備などで一気に5連続得点を奪い、25-21で第1セットを先取した。

レフトから攻撃を打つ川村
続く第2セットは、相手のサーブやダイレクト、ブロックアウトで主導権を握られ、1-5と4点差をつけられる苦しい展開となる。すかさずタイムアウトを取ると、西崎が相手の速攻を読み切ってブロックを決め、流れを引き戻した。その後は一進一退の攻防が続く中、加藤のサービスエースをきっかけに早大が勢いに乗る。ブレイクに成功し11-11の同点に追いつくと、比留間が攻守両面で存在感を発揮。相手にプレッシャーをかけ続けた。平成国際大もタイムアウトで流れを切ろうとするが、長いラリーの中で川邉が粘り強くボールをつなぎ、西崎がレフトから決め切るなど、早大らしい連携が光る。終盤も拮抗した展開が続いたが、最後は西崎がスパイクを決め、25-21でこのセットも連取した。

サーブを打つ大森
第3セットは、筒井(法1=高知・土佐)のレシーブから川村のライト攻撃が決まり、勢いそのままにスタート。序盤から8-2と大きくリードを広げる。比留間の高さを生かしたスパイクや加藤の速攻が決まり、早大ペースで試合が進んだ。しかし、平成国際大も時間差攻撃やライトからの攻撃で応戦し、簡単には流れを渡さない。中盤には大松が左右へ大きくトスを振り分け、相手ブロックを揺さぶることで17-10までリードを広げた。加藤のブロックで20点台へ先に乗せると、そのまま試合を優位に進める。しかし終盤、相手のライト攻撃やサーブで徐々に点差を詰められ、ツーアタックを読まれる場面やレシーブが乱れる場面も見られた。そこでタイムアウトを取り立て直すと、メンバー交代も交えながら再びリズムを取り戻す。最後は川村がライトから強烈なスパイクを叩き込み、ストレート勝利を決めた。
2試合連続のストレート勝利を飾った早大。苦しい場面でも粘り強くボールをつなぎ、終盤で一気に流れを引き寄せる勝負強さが光った一戦となった。あすは現在5位の中大との対戦を控える。連勝の勢いそのままに、さらなる白星獲得へ挑む。
(記事 加藤涼音、写真 佐藤玲)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 |
25-23 25-21 25ー18 |
0 |
平成国際大 |
| スタメン | ||||
|
アウトサイドヒッター 西崎梨乃(スポ4=大阪・国際滝井) アウトサイドヒッター 川村彩乃(社3=岡山・就実) ミドルブロッカー 加藤栞里(文構2=千葉・小金) ミドルブロッカー 比留間美晴(社1=岡山・就実) セッター 大松未羽(スポ4=沖縄・首里) オポジット 佐藤純奈(文3=東京・早実) リベロ 川邉こころ(教2=神奈川・中央大附属横浜) リベロ 筒井結菜(法1=高知・土佐) |
||||
| 途中出場 | ||||
|
久保元華(人科2=京都女子) 折笠心咲(文1=愛知・千種) 古知ののか(文構2=千葉・専修大松戸) 平井はな(政経1=東京・女子学院) 大森ななみ(スポ2=兵庫) |
||||
コメント
川邉こころ(教2=神奈川・中央大附属横浜)
ーー今日の試合を振り返って
1セット目を苦しい展開から巻き返す事ができたので、2,3セット目はそれを自信にしつつセット序盤から気を引き締めて臨みました。
普段よりも多様なコンビを使う事ができたし、相手の攻撃・人に合わせて試合中にレシーブ体型を修正する事ができたので、明日以降のプレーに繋がる試合だったと思います。
ーー速攻を拾っていたりなど活躍されていましたが、どのようなことに意識していましたか
普段からレシーブの前後の関係とブロックとレシーブの関係を確認していたので、迷わずに位置どりする事ができました。試合では足を止めない事とボールを誰かに繋げる事を意識しました。
ーー2人体制で出入りが多いと思いますが試合中に考えていることは何かありますか
私がコートに入る時はチームが点を取られた時なので雰囲気が盛り下がらないようにする事と、アナリストやベンチの選手が出してくれたデータをリアルタイムで共有して活用する事を意識しています。
ーー自身のプレーの良かった点と明日への課題を教えてください
今日は相手のトスがどこに上がっても落ち着いて動く事ができましたが、自分がミスした後の切り替えが遅かった点は改善しなければならないと思います。
ーー次戦への意気込みをお願いします!
相手の空気に飲まれずに、早稲田の強みを活かした試合をします!
比留間美晴(社1=岡山・就実)
ーー今日の試合を振り返って
1セット目は終盤まで相手ペースのゲームとなりましたが、全員が絶対にセットを取ろうという強い思いで粘り強く拾い、攻撃していくことで巻き返すことができました。その流れを止めないようチームがひとつになって戦えたため、良い結果に結びついたと思っています。
ーー今日の1番の勝因は何だと思いますか
前半に落ちていたフェイントボール、相手のサーブに対応することができたことだと思います。また、ミスの後の切り替えも今日はチームとしてもよくできていたと感じました。
ーーチームとして今日の試合に向けて取り組んだことはありますか
ブロックと守備の連携の練習を中心に行ったため、先週の試合と比べディグがよく上がりました。また、ブロックポイントもチームとして増加したと思います。
ーー打数が多く、ご自身の調子も良さそうに見えましたが、個人的に先週の試合から変えたことや試合中に意識していたことなどはありますか
先輩方は様々なプレッシャーや責任感を抱えている分大変なことが多いと思っています。そこで自分が少しでも先輩の力になれるように必ず決め切ることや、ミスの後、ラリー中や間の声掛けを欠かさず行いました。諦めずやり続けることで徐々にチームの空気も変わったなと感じました。
ーー明日の試合への意気込みをお願いします
明日は攻撃力やチームワーク、連携力の高い相手ですが、相手に対応しつつ自分たちの良さもしっかり出していけるゲームにしたいと思います。