【漕艇】完全優勝ならずも対校エイト3連勝/早慶レガッタ

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第95回早慶レガッタ 4月19日 隅田川

 4月19日、晴天に恵まれ第95回早慶レガッタが開催された。隅田川の両岸に集まった観客の歓声を背に、両校の選手たちは完全優勝を目標に、隅田川を進んだ。風で水面が荒れているコンディションの中でも女子エイトは連覇記録を36に更新、対校エイトでも勝利を収めた。

 

 1000メートル競技の女子エイトは吾妻橋からのスタートとなる。強風で波が荒れ、普段とコンディションが異なる中の漕ぎ出しとなった。しかし、練習の成果か安定したスタートを見せると、そのまま慶大との差を広げていきリードを安定してキープしながらゴールへと進んだ。最終的には3艇身差をつけて今年も連覇記録を死守する結果となった。連覇記録を来年に繋げるだけでなく、第二エイト・対校エイトに良い形でバトンを繋いだ。

勝利を喜ぶ女子対校エイトクルー

 男子の先陣を切るのは第二エイト。インコースからのスタートで、順調なスタートを見せ、総武線鉄橋付近では1艇身差をつけた。しかし、両国で慶大の猛追に遭い、蔵前橋では両者の差はほぼ無くなり、吾妻橋までは一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし、言問橋の手前で慶大がラストスパートをかけると、食らいつくが次第に差が開いてしまい、最終的に1.5艇身差で敗戦という結果となった。

粘る第二エイトクルー

 1勝1敗で繋がれた迎えた対校エイト。その中で吉田英和監督(平2第一文卒=神奈川・緑ヶ丘)は試合前、選手たちに「これまで練習してきたことと、試合のプランを憎らしいほど実行してほしい」と伝えたという。試合直前になり隅田川付近は風が強くなるタフなコンディションとなったが、川上拓海主将(スポ4=愛媛・今治北)の「合言葉を作って徹底し、陸で反復することによって再現性を高めた」という言葉にもあるように、選手たちはたくましい漕ぎを見せた。

 インコースからのスタートとなったがクルーは序盤から飛ばす漕ぎを見せた。両国付近までは両校が並びながらの展開となっていたが、蔵前橋を過ぎると徐々に早大が前に出てその差が開き始めた。東武線鉄橋のあたりでは3艇身ほどの差となり、桜橋付近に陣取る大応援団の声援を背に受けながらのゴールとなった。最終的には4艇身差となり、吉田監督は「プラン通りにレースを進めることができた」と振り返った。

試合後に観客からの声援に応える対校エイトクルー

 対校エイトは2024年から3連勝となったが、目標として掲げていた完全優勝には一歩届かなかったが、この先に待ち受ける全日本ローイング選手権(全日本)、全日本大学ローイング(インカレ)と、「To Be」のスローガン通りに思い描くチーム像に向けて突き進んでいくチームに期待していきたい。

 

インタビュー

川上拓海主将(スポ4=愛媛・今治北)

――試合を終えて今の気持ちを教えてください

 まずは女子がバトンをついでくれたことに感謝しています。残念ながら、第二エイトは負けてしまったのですが、敵を取るぞという雰囲気で対校エイトに臨み、確実に勝利を掴み取ることができたこと、大変嬉しく思っております。勝利することが出来て、率直に嬉しいです。

――隅田川に慣れるためにどのようなことをしてきましたか

 普段のコースと違うコンディションので練習するという中で、合言葉を決めていました。何度も隅田川で練習することができないので、合言葉による意識の徹底や、陸での反復によって再現性を高めていくという風に、練習を繰り返すことが僕たちの中での一番の練習でした。

吉田秀和監督(平2第一文卒=神奈川・緑ヶ丘)

――試合を終えて今の気持ちを教えてください

 レースの結果に関して言えば、女子、セカンド、対校ともにそれぞれ概ねプラン通りだったと思います。勝負はついていますが、それぞれプラン通りに進んだという風に思っています。

――今日の対校エイトの試合前に、クルーにどのようなことを伝えましたか

 私からは、これまで準備してきたこととそれぞれのプランを憎らしいほどに実行してほしいということを伝えました。憎らしいほど実行してほしいということを強調しました。それを選手は見事にやってくれたと思っています。

(記事 黒澤秀真 松田琳香 写真 黒澤秀真 松田琳香)