【野球】宮城誇南選手インタビュー「2年後により良い状態でプロに」2026年秋季早慶戦前特集

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 未来のエース候補として頭角を現し、昨年は大学日本代表にも選出された宮城誇南(スポ4=埼玉・浦和学院)。投手陣の柱としてこれまで以上の活躍が期待された今年は、一年を通して苦しい時間を過ごした。チームの投手陣全体も苦戦を強いられる中、今何を思うのか。早慶戦を前に、その胸の内に迫った。

※この取材は10月25日にオンラインで行われました

自分の実力を試したかった

ーー中学の頃の話から。沖縄県読谷村から浦和学院高に進学しました。当時感じたことは
 関東のレベルの高さを感じて、中学校までは狭い世界にいたんだなと思いました。ですが、実際にプレーしてみると、自分がやってきたことは間違っていなかったというか、想像していたより通用する部分が多かったというのが最初の印象です。

ーー浦和学院高を選んだ理由は
 関東のより高いレベルで、自分の実力を試したいという気持ちがありました。それに加えて、お声がけいただいていたというご縁もあったので、浦和学院に決めました。

ーー大学進学にあたって、投球スタイルで変えたところは
 高校生の時は今より技巧派という感じでしたが、大学に上がるにあたってスケールアップというか、力強さが欲しいと思い、それを求めてやってきました。

ーー3年夏には大学日本代表に選出されました
 本当にいい経験をさせてもらったと思います。同世代のトップレベルの選手たちと一緒に野球をしたことで、もっと頑張らなければいけないと感じました。下級生でもあり、追加招集という形でもあったので、自分の中では本当の意味での(ほかの選手と肩を並べて選出された)日本代表ではないと思っています。実際にドラフト1位、2位でプロに行くような選手を見て、自分とはかなりのレベルの差を感じたので、そこはいい経験になりました。

ーー4年間で印象に残っていることは
 3年春の立教戦です。完封した次の日に、サヨナラホームランを打たれたのが印象に残っています(延長12回、打者は立大・丸山一喜)。

先発へのこだわりは誰よりも強い

ーー先発へのこだわりは
 ピッチャーをやっているからには先発、という思いが自分の中で大きくあります。小・中・高と、ピッチャーを始めた時から、先発へのこだわりは誰よりも強いと思っています。

ーー自分にキャッチコピーをつけるとしたら
 難しいですね……。無難に「琉球サウスポー」とかじゃないですかね(笑)。

ーー1番のストロングポイントは
 こだわりたいのは真っすぐのキレやコントロールですが、現時点では変化球のキレのほうに自信があるというのが正直なところです。

ーー多彩な変化球の投げ分けで意識していることは
 カウント球にも、空振りを取るウイニングショットにも使えて、どちらかに偏らないのが理想の形です。今のところカーブ以外は、カウント球でもウイニングショットでも使えるくらい自信のあるボールなので、そこはいいのかなと思います。

ーー理想のエース像は
 チームを勝たせられるという意味では、伊藤樹さん(令8スポ卒=現楽天)です。あの人こそがエースのあるべき姿だと思います。立ち居振る舞いもそうですし、どんな形でもしっかり試合をつくってチームを勝利に導く。本当に負けないという点でも、エースだと思います。

もう一つ何かが足りない

ーー早慶戦のイメージは
 2年秋と3年春の早慶戦は、どちらも7回までしか投げさせてもらえず、結局同点でマウンドを降りました。そこまでは行けるけど、もう一つ何かが足りない。それを感じさせられる早慶戦が多かったと思います。

ーー今年の早慶戦での目標は
 今年1年苦しんだ中で、最後の早慶戦では自分のピッチングをしっかりお見せして、やり切った形で卒業、引退できたら理想です。

ーー下級生の投手で期待している選手は
 同じ左の佐宗翼(スポ2=石川・星稜)や、中村心大(スポ1=東京・早実)はいいピッチャーだと思います。

ーー2人の持ち味は
 2人とも真っすぐの強さや、左投手特有の角度のあるボールが持ち味です。佐宗はそれに加えてスライダーを武器にしていて、調子がいい時はそうそう打たれないだろうというくらいのピッチングをしてくれるので期待できます。中村心大も先日150キロを超えてきて、真っすぐの力強さなら髙橋煌稀(スポ3=宮城・仙台育英)に負けないくらい強いボールを投げられます。まだ1年生ですし、この先が楽しみです。

ーードラフトでは指名もれとなりましたが、今後のキャリアのビジョンは
 先日ドラフト会議が終わって、残念な結果になりました。こうなることは正直、始まる前から分かっていた部分もありましたが、改めて現実として受け止めたいと思います。社会人野球に進むことが決まっているので、そこで2年間しっかり鍛え直して、解禁年となる2年後のドラフトで、今より良い状態、良い評価でプロの世界に入ることが当面の目標です。

ーー最後に早慶戦への意気込みを
 ラストシーズンの最後のカードです。優勝の可能性はなくなってしまいましたが、早慶戦で勝って終わるか負けて終わるかでは、本当に大きな差があると思います。監督も普段から、秋の早慶戦にその年のチームの集大成、完成形を持っていくとおっしゃっています。その完成形を早慶戦でしっかり発揮して、多くの人に見届けていただければと思います。

(取材 竹田朋矢)

◆宮城誇南(みやぎ・こなん)
2004(平16)年9月5日生まれ。175センチ、80キロ。埼玉・浦和学院高出身。スポーツ科学部4年。特に仲が良いのは越井颯一郎(スポ4=千葉・木更津総合)と森山陽一朗(スポ4=広島・広陵)。一緒にサウナを楽しむそうです!

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