【男子バスケ】優勝校・東海大に勝利しリーグ戦閉幕 松本キャリアハイの3P11本マーク

男子バスケットボール

10月25日 第102回関東大学リーグ戦 栃木・白鷗大学大行寺キャンパス


 約2ヶ月半に及ぶリーグ戦も最終日を迎えた。負け越し回避のかかった東海大戦は、スタートメンバーがフル出場。前半から大量得点を稼いだ早大は17点リードで折り返すと、課題であった後半の失速も最小限に抑え最後までリードを守り切った。本大会優勝を決めていた東海大相手に全クォーターで得点を上回り勝利を飾った早大は、11勝11敗でリーグ戦を閉幕した。


 第1Qから両チームコートを駆け巡る展開。試合開始3分が経った頃にはすでに7-13。2ポゼッション差を追いかける早大はG城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)のバスケットカウントから流れに乗る。G嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)の粘り強いリバウンドからF松本秦(スポ2=京都・洛南)が3Pシュートを沈め同点に追いついた。しかし東海大も崩れることはなくリバウンドからファストブレイクやセカンドチャンスに繋げ着実に得点を重ねる。24-23で第1Qを終了した。

レイアップシュートを締め切る城戸

 第2Qは早大が課題としていたディフェンスリバウンドからテンポよく攻撃につなげ得点を量産した。G下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)・F三浦健一(スポ4=京都・洛南)を中心に積極的なペイントアタックを見せ相手ディフェンスを惹きつけたところを松本が正確無比な3Pシュートを沈める。さらに三浦は強靭なドライブからバスケットカウントを沈めリードを広げた。終盤には松本の連続3Pシュートで一気に突き放し58-45で後半を迎える。

ダブルクラッチを決める三浦

 第3Q、口火を切ったのは松本だった。開始早々にバスケットカウントを奪うと、このQだけで5本の3Pシュートを沈め、エースたる所以を証明してみせる。攻撃の勢いは守備にも波及した。集中力を切らさない早大は連続スティールから得点を重ね、プレッシャーディフェンスで相手を外へと追いやる。リングに嫌われたボールもリバウンドでもぎ取り、東海大にランを許さない。80-66、14点のリードを保ったまま最終Qへと突入した。

フリースローシュートを沈める嘉手川

 14点のリードとはいえ、まだ気の抜けない点差で第4Qが始まる。江川晴(東海大3年)に3Pシュートを浴びると、早大は3ポゼッション連続で無得点。じわじわと悪いムードが漂い始めたその時、三浦の放った3Pシュートが美しい弧を描いてリングを射抜く。さらに直後のディフェンスでターンオーバーを誘い、速攻へとつなげた。たまらずタイムアウトを要求した東海大だったが、早大は勢いを緩めない。さらに連続6得点を挙げ、再び相手を突き放すと、一度もリードを譲らないまま試合終了のブザーを迎えた。

 第1Qからメンバーチェンジは行わずスターティングメンバーの5人が出場し続けたが、ファウルトラブルもなく、ターンオーバーも全体で8で試合を終えた。また、5人のうち4人が4年生という中で、「倉石さん(倉石平HC)は4年生にもっと引っ張っていってほしいという気持ちを込めて、40分出させてくれてるのかなと僕たちは受け取っています」と語った下山は最高学年としての覚悟を見せた。

ジャンプショットを放つ下山

 8月末から始まった長丁場のリーグ戦を白星で締めくくった早大。ハードスケジュールの中、多くの課題に直面しながらも22試合を走り抜き、8位で終了した。連覇の難しさを知った今シーズンだったが、4年生にとって最後の戦いとなる12月の全日本インカレまで、時間はすでに限られている。昨年、優勝を目の前に涙をのんだインカレの舞台で、さらに磨きをかけたBigBearsが今度こそ歓喜の瞬間をつかみにいく。

(記事 北郷美結 写真 指出華歩 横山和葉)


1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 24 34 22 19 99
東海大 23 22 21 19 85

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
G 0 下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)
G 3 G嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)
G 4 城戸賢心(スポ4=福岡第一)
F 6 三浦健一(スポ4=京都・洛南)
F 12 松本秦(スポ2=京都・洛南)

コメント

G下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)

ーーメンバーチェンジなしの試合でしたが、振り返って

 倉石さんの考えで、リーグ戦を通して僕らは40分動かせてもらって、最後も同じように40分コートに立たせてもらったのは感謝しかないです。また、そこで自分のベストなパフォーマンスができなかったのはちょっと悔いが残るかなと思います。 

ーー具体的に倉石さんの方針とは

 4年生がしっかりやることをやって、チームを引っ張っていくというのが大事というのを仰っていました。 それで僕ら4年生4人、こうしてコートに一緒に出て、40分やらせてもらっている分、チームにいい影響を与えないといけないと思います。そこを倉石さんは4年生にもっと引っ張っていってほしいという気持ちを込めて、40分出させてくれてるのかなと僕たちは受け取っていますし、倉石さんも4年生はしっかりやりなさいと言ってくれてます。 

ーー数は東海の方が上でしたが、いつもよりディフェンスリバウンドを取り、早い展開に持っていく印象でした。そこを振り返って

 昨日の試合でリバウンドを相手にたくさん取られて負けてしまいました。最後は流れを掴んだんですけど、結局点差的に負けてしまって、ずっとリーグ戦を通してリバウンドが課題でした。最終戦というのもあって、やってきたことは何なのかっていうのをチームで最初に確認して、今日は絶対にリバウンドを相手より上回ろうという気持ちでやっていました。 

ーー序盤からのペイントタッチからが後半にも効いてたと思いますが、それについて

 (松本)秦のスリーポイント周り、(三浦)健一もそうですし、(城戸)賢心、(嘉手川)太智もスリーポイントが生まれるのは、自分がアタックしてペイントタッチしないとディフェンスも寄らないし、ノーマークにならないと思っていました。今日は積極的にペイントアタックしようかなと考えてやってました。 

ーーリーグ戦を通してほぼフル出場でしたが、そこで収穫したものは

 リーグ戦を通して、波が激しかったかなと思っています。 後半戦、なかなか勝ちきれない、ずっと連敗してるところで、どう歯止めを利かして勝ちにつなげられるようなプレーをチームでしていくか(が課題でした)。もっと自分たち4年生を中心に、考えて声をかけて、練習からチームをいい雰囲気にしていければ良かったのかなと思います。 

ーーインカレはリーグ戦のような流れよりも一発勝負になると思いますが、それに向けて

 一発勝負ってところは一試合一試合変わっていないと思います。スリーポイントであったり、ゴール下のシュート、ディフェンスリバウンドのところでも、もっと精度を上げて確実に取れるようにしたいです。そうすれば早稲田らしさがもっと完璧に近づくというか、一試合に一発という流れをつかめるのかなと考えています。あと二ヶ月くらいあると思うので、そこの精度を上げられるようにしていければインカレで勝てるのかなと思います。 

ーー最後に個人賞を獲得した感想

 アシストの方は去年もスプリングの時ももらえているんですけど、やっぱりアシストは自分一人じゃできないので、チームに感謝、チームメイトに感謝したいです。また、個人賞の優秀選手賞のところは、自分的には思うようなプレーがリーグ戦でなかなかできていなかったので、もらっていいのかなというところはあります。今後のインカレに向けて、その優秀選手賞にふさわしい選手になれるようにもっともっと努力しないといけないかなと思います。

F松本秦(スポ2=京都・洛南)

ーー今日の試合を振り返って 

 出だしから良い流れで、自分たちの得意な点数を取って速い展開でプレーをすることが出来ていました。それを今までは後半失速してしまっていたのですが、今試合は、1試合通してできたので良かったと思います。

ーーリバウンド良かったと思いますが 

 自分たちよりもサイズも能力もある選手に対して、リバウンドは試合全体を通してすごくキーになる部分になるので、そこを今後修正していきたいと思います。 

ーー3Pシュート11本成功でした

 10本超えたことが初めてだったので、途中から自分でもびっくりしました。

ーー得点王の感想

 点数は自分一人では取れるものではないので、チームのみんながスクリーンしてくれたり、自分のためにスペースを開けてくれたり、みんながそういったプレーをしてくれたことで自分が点数を取ることが出来たので、チームのみんなに感謝したいと思います。

ーーインカレに向けて 

 リーグ戦はとても悔しい結果で終わってしまいましたし、去年のインカレでも最後負けて終わっているので、優勝だけを目指してこの1ヶ月努力して頑張りたいと思います。