10月24日 第102回関東大学リーグ戦 栃木・白鷗大学大行寺キャンパス
本記事の写真は別の試合で撮影したものを使用しています

第1Qはハイペースで激しい点の取り合い。早大はG下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一)の突破を起点に外角のシュートを沈め、29ー29の同点で第1Qを終えた。
しかし、第2Qは早大のシュートが落ち始め、白鷗大に流れが傾く。オフェンスリバウンドやトランジションから失点を許し、46-57の11点ビハインドで前半を終えた。

第3Qも白鷗大ペース。早大のシュート精度が乱れ、ディフェンスも容易に突破を許す。白鷗大の勢いのまま失点を続け、後半開始から3-23のラン。この試合最大の31点ビハインドとなった。その後は反撃を見せ、第4Qを65-88で迎える。
第4QはF松本秦(スポ2=京都・洛南)が16得点を挙げるなど猛追。一時は1ケタに点差を縮めた。しかし白鷗大が要所でシュートを決め切り、最後は松本がファウルアウトで退場。91-103で敗戦した。松本は3Pシュート8本を含む36得点の活躍を見せたが、第3Q序盤の大量失点が響いた。
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 | |
| 早大 | 29 | 17 | 19 | 26 | 91 |
| 白鷗大 | 29 | 28 | 31 | 15 | 103 |
前年1位の早大であったが、今試合をもって8位フィニッシュが確定。リーグ最終盤に現在も続く5連敗を喫するなど、顕著な失速を見せた。
最大の課題は層の薄さか。本日のスターティング5を務めた全選手は1試合平均出場時間が30分超え。この5人以外のプレータイムが著しく少なくなっている。ケガやファウルトラブルがなければ、選手交代が極めて稀なことが早大のスタイルだ。
| 選手名 | 平均プレータイム |
|---|---|
| 下山 瑛司 | 39:08 |
| 松本 秦 | 38:12 |
| 城戸 賢心 | 35:38 |
| 三浦 健一 | 35:22 |
| 嘉手川 太智 | 30:49 |
この長時間出場はスタミナ切れやファウルトラブルを招きやすく、その影響は終盤に大きく出る。第4Qを5点差以内の接戦で迎えたときの早大は、3勝6敗と大きく負け越している。また、Qごとの得失点差でもその傾向は顕著だ。元気のある第1Qに築いたリードを、後半に失っている。中でも第4Qは鬼門だ。
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 最終 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 合計 | +57 | ±0 | −14 | −30 | +19 |
| 1試合平均 | +2.7 | ±0.0 | −0.7 | −1.4 | +0.9 |
| Q勝敗 | 14勝6敗1分 | 11勝9敗1分 | 11勝10敗 | 8勝12敗1分 | 10勝11敗 |
※最終には9/5青山学院大戦の延長分(+6)を含む。
松本は「40分出ることが求められているのなら、それができる体力と体をつくらないといけない。体力負けは終盤の言い訳にしたくない」と覚悟を語る。プレータイムシェアは課題であるが、40分出場も早大のチームカラーとして受け入れることがレギュラーメンバーのスタンスだ。
全日本大学選手権(インカレ)に向けては、レギュラーメンバーがどれだけ終盤もプレーの質を維持できるかが最たる焦点になりそうだ。もちろん、チームの6、7番手であるF野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)とF藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)のステップアップも重要だろう。なお、今年のインカレは大会期間が短縮されており、例年以上の過密日程となる可能性がある。
現在リーグ戦は21試合を終え、早大は10勝11敗。順位は8位で確定したが、最終戦は負け越し回避がかかる。最終戦の相手はリーグ優勝を決めている東海大。インカレ前に、チームの力を試す1戦となる。
(記事 石澤直幸)
早大 スターティングメンバー
| Pos. | # | 選手名 |
|---|---|---|
| G | 0 | 下山瑛司(スポ4=愛知・中部大第一) |
| G | 3 | G嘉手川太智(商4=沖縄・開邦) |
| G | 4 | 城戸賢心(スポ4=福岡第一) |
| F | 6 | 三浦健一(スポ4=京都・洛南) |
| F | 12 | 松本秦(スポ2=京都・洛南) |
コメント
G嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)

――本日の試合を振り返って
第1Qは早いペースで自分たちの展開に持っていこうっていう戦略だったので、その部分は遂行できたと思うんですけど、ディフェンスの部分で主にトランジションのところで自分たちが小さいところを徹底的に突かれたっていうのとリバウンドのところがだめだったなって感じです。
――徹底的な対策を練られていたと感じる?
スカウティングもされてましたし、持っている強みを活かし切れなかったです。特に秦(松本)のところとかアテンプトだいぶ少なかったので、そういうところ使い切れなかったし、使わないにしても周りの人が自分も含めてチャンスメイクができず止まっている時間が多かったので、もったいなかったなと思います。
――インサイドを強みとする相手に対する今後の対応は
ゴリゴリやられる時は1人だけじゃなくて2人寄ったり、ボール出させないようにボールマンにプレッシャーかけるとかそういうところを徹底しないといけないと思います。やっぱり1本目は外れるケースが多くて2本目でリバウンドからやられることが多かったので、1本目外れた時にしっかり大きい人を抑えて、2、3本目弾いてしっかり外の選手がリバウンドをとることをチーム全体として遂行できたらいいなと思います。
――4スチールでディフェンスから勢いをもたらしています
自分は点数よりもディフェンスがチームに求められてることなので、そこはチームが落ちている時も上がっている時もしっかりと役割を果たさないといけないなと思ってやっています。
――インカレまで時間が限られている中で改善していきたい課題は
課題としては、正直シュート力みたいなものは今からやっても間に合わない部分も多いと思うので、どうチームの強みを活かせるかみたいなところを考えてこのパターンがはまるっていう動きがあるので、それをチームの中でどんどん使っていって、チーム全体の認識としてそのプレーが点数につながるのを体感できればもっと苦しい時間帯を凌ぐことができるかなと思います。
――リーグ戦最終戦に向けて
しっかりと自分たちの色を出して、インカレにつながるような、「インカレで当たったら嫌だな」と思われるようなチームにみられるようにしっかり最後まで最善を尽くして頑張りたいと思います。
F松本秦(スポ2=京都・洛南)

――試合を振り返って
今週の練習では、ずっとペースを上げるためにオフェンスに取り組んでいました。第1Qは30点近く取れて良かったですが、後半以降は見てくれている観客の方にも申し訳ない試合をしたと思います。
――第3Qの良くなかった点は
最初の3、4分の間に点が止まってしまいました。そこでランをつくられたことが良くなかったと思います。
――相手の流れが生まれてしまっている要因
ゴール下でイージーにやられてしまったり、コミュニケーションミスからオープンのシュートが生まれてしまっています。ディフェンスのミスから点を取られて、自分たちは逆速攻をされていることが、自分たちの展開にならない要因だと思います。
――コートにいる5人で悪い流れを解決しないといけない難しさは
タイムアウトは5回しかなくて、それ以外は自分たちで立て直す必要があります。もっとハドルを組むことが必要だと思います。
――明日の東海大戦への意気込みは
リーグ優勝をして、勢いのあるチームですし、能力の高い選手が多いです。今の大学トップレベルのチームに勝つということが自分たちの自信を取り戻すことにつながると思うので、最後はインカレに向けて良い形で終われるように頑張ります。