法大相手に1勝2敗で勝ち点を逃した早大。2戦目は打ち合いで勝利したが、3戦目では6点差を逆転されるなど要所を抑えられなかった。対する明大は東大戦において勝利を挙げ波に乗る。天皇杯奪還へ、早大は秋リーグ最初の勝ち点を得たい。
タレントぞろいの明大打線
特に注目すべき打者は副将・榊原七斗(4年)である。身長173センチと上背はないが、東京六大学リーグ現役最多12本塁打を誇り、確実性と長打力を併せ持つ好打者である。8月に行われた侍ジャパン壮行試合では横浜高校の織田翔希などの好投手から3安打を放ち存在感を示した。
また、内海優太(4年)も要警戒だろう。内海は1年春からベンチ入りし、26春には打率3割2分6厘を記録しベストナイン(一塁)に初選出された。他にも、50メートル走5秒台の韋駄天・岡田啓吾(4年)や主将の司令塔・福原聖矢(4年)らのプロ注目の上級生に警戒だ。
さらに、阿部葉太(スポ1=神奈川・横浜)のかつてのチームメイトである為永皓(1年)などの若い力にも注意が必要である。リーグ屈指の打線を早大投手陣がどのように抑えるか注目だ。

下級生目立つ明大投手陣
平嶋桂知(2年)は下級生ながらエース格だ。身長188センチの恵まれた身体から繰り出される最速154キロの直球を誇る右腕だ。26春にデビューし、30イニングで防御率1.50の結果を収めた。
湯田統真(3年)も強敵になるだろう。湯田も最速153キロの直球を武器に26春にデビューし防御率2.84と好投した。また、リリーフとして活躍してきた松本直(4年)は東大1回戦で先発として好投した。強力な直球を誇る明大投手陣を早大打線が打ち崩すことが勝利のカギとなるだろう。

好調の早大打線
法大戦において早大打線は2戦15得点と好調がうかがわれる。
特に明大戦のキーマンは德丸快晴(スポ2=大阪桐蔭)だ。26春に首位打者とベストナインに輝いた德丸は、法大2回戦では2本の二塁打を放ち、チームの秋リーグ初勝利に貢献した。法大戦を終え打率4割を記録しており、今季も打棒に期待がふくらむ。また、高校時代のチームメイトである明大の平嶋との対決にも注目だ。

1年生の阿部にも期待がかかる。春リーグでは六大学野球のレベルの高さに苦しんだスーパールーキーだが、今季の法大戦ではいずれも先発出場。2回戦では2死満塁から適時打を放ち勝利に貢献した。今季からの飛躍はすぐそこだ。
同じく1年生の川尻結大(スポ1=宮城・仙台育英)は今季すでに3本塁打と絶好調。ケガで今季絶望の寺尾拳聖副将(人4=長野・佐久長聖)に代わり、4番を担う。明大戦でもその打棒は見られるだろうか。
立て直し求められる早大投手陣
法大戦では相手の流れを抑えきれなかった早大投手陣。明大打線を相手に強気で立ち向かいたい。越井颯一郎(スポ4=千葉・木更津総合)は法大2回戦で2イニングを無失点で抑え勝利投手となった。明大戦でも粘り強いピッチングを見せてくれるだろう。

また、宮城誇南(スポ4=埼玉・浦和学院)の投球にも注目だ。2戦目には2回1失点、3戦目には5回1失点と白星はつかなかったが、試合をつくるピッチングを見せた。越井と宮城の他にも法大戦で好投を見せ、神宮デビューを果たした田中柊成(教1=埼玉・早大本庄)も投手陣を救うか。
東大戦で勢いに乗る明大を止めることができるか。天皇杯奪還へ、秋最初の勝ち点を獲得しチームに勢いをつけたい。
(記事 佐藤壮高)