第5回に登場するのは、司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)、吉住聖香副将(法4=福岡・伝習館)、渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)の3名が登場する。結果でチームを引っ張る主将、チームを温かく見守る副将、そして1年生ながら2点起用もされる新進気鋭のルーキー。学年も立場も異なる3名に早大卓球部の雰囲気や秋季関東学生リーグ戦(秋リーグ)にかける思いを伺った。
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※この対談は9月2日に行われたものです
――最初に他己紹介をお願いします
渡邉 (渡邉→司)司千莉さんです。すごく卓球が強くて、もう姿で見せてくれるみたいな感じで、特にリーグ戦の時とか全勝してて、しかもキャプテンとして口で伝えるっていうよりかは、姿で見せてくれます。なんかもう着いていくだけみたいな。 自分はそういう人に高校時代からも着いていきたいなって思うタイプの人が多かったんですけど、大学でもそういう方がキャプテンやってくれていると、自分も頑張らないとなっていう風に思えます。でもすごく可愛くて、ギャップがあって、オンとオフがしっかりしているんでとてもいいなって思って、自分もこのぐらい強くなりたいなって思っています
吉住 (吉住→渡邉)渡邉心葉さんです。普段はいつもニコニコしてて、ほわほわしてて、すごく可愛いです。でも試合になったらバック表の変化系のラバーとフォアの強気なスマッシュを武器に、すごく強気なプレーが多い選手で、まだ1年生だけどすごく期待が持てて、入ってくれてありがとうって思っています。
司 (司→吉住)吉住聖香さんです。吉住さんはとにかくみんなのお母さんみたいな感じで、コミュニケーションをとってくれたりとか、ほんとに見守っててくれているっていうような印象です。 でも一方で法学部なんですけど、試験の時になると結構忙しそうにしてるかと思いきや、意外とまあいっかみたいなところもあって(笑) 普段はお母さんみたいな感じの存在でいてくれているんですけど、意外と大雑把というか、そういうところも含めて可愛らしい先輩だなって思います。
――学年もバラバラの三人ですが、お互いの第一印象は
司 吉住さんは最初髪が明るくて、オレンジみたいな時があって。ブリーチしたオレンジじゃなくて、ワンカラーでオレンジっぽい髪色をしていた時があって、ほんとにアリエルかと思いました。
吉住 1年生の冬にしてたから、まだ受験で面接とか来てた時かな。ダブルカラーでめっちゃ明るくしてた時期がありました。
司 それがめっちゃディズニーみたいな感じで、ディズニープリンセスの印象を持ってました。渡邉心葉さんは自分が高校3年生で、彼女が高校1年生の時のインターハイのシングルスの1回戦で対戦したんですけど、第一印象はすっごいやりにくいなって思いました(笑)
渡邉 でも自分は千莉さんのボールを取った時にあ、もう無理でしょみたいな(笑)。先輩がベンチにいて、「どうやって取るんですか」みたいな。お母さんにも「試合に入る前から負けが決まってたね」って言われました(笑)
司 でも1ゲーム目取られたから。
渡邉 いや、0-3ですよ
司 予選で異質ラバーの選手にめっちゃ打ちにいって勝った印象があったから、打ちにいけばいいんだと思って、1セット目から打ちにいったら、もう全然ボール合わなくて。1セット目取られた記憶がある。 (調べた結果、3-0勝利だったと判明)
渡邉 違う人と間違えられてる(笑)
司 めっちゃやりにくかったのは覚えています。終わったその日から3-1勝ちで記憶していました(笑)もしかしたら最初の1本目を心葉ちゃんに取られて、その印象が強かったのかもしれないです。
渡邉 自分の高校が全員おかっぱぱっつんで、可愛いとかなくて(笑)。大学生がみんなキラキラしていて、可愛いみたいな印象がありました。聖香さんはとにかく優しそうな人だなと思いました。4年生になる方というのは分かっていたんで、4年生とかだとちょっと怖いのかなと思ってたんですけども、いい意味でそういう感じじゃなくて優しそうでした。
吉住 良かった! こぺり(堀江こぺり、教2=東京・早実)には第一印象怖そうって言われたので、良かったです。
渡邉 千莉さんはインターハイの時はただただ強い方みたいな印象だったんですけど、初めて入試の時に練習してもらった時は、なんでこんなに可愛いのに強いんだろうと思いました。
一同 (笑)
吉住 千莉ちゃんは大学に入る前に来てた時の印象は、制服で来てたので制服めっちゃ可愛いし、こんな可愛い子が早稲田入るんだって思ってて。実際、大学入って練習してみたら、心葉ちゃんと一緒で、制服着て可愛かったのに、こんなえぐいボール打ってくるんだみたいなのが、第一印象でした。どこから、このパワー来るんだろうって(笑)。心葉ちゃんは早稲田のユニフォームがめっちゃ似合うなって思いました。まだ幼かったけど、早稲田のユニフォーム着て試合してるのがすごい似合うなって。早稲田を背負ってくれそうだなって思いました。
4年間での成長を実感できた (吉住)

3年生時の関東学生選手権
――今年度の個人戦での試合結果を振り返って
司 関東学生は優勝を目指してたんですけど、結果がベスト16で、去年のベスト4よりも結構大幅にランクダウンしてしまったのは自分の中では結構悔しい結果にはなりました。でもそこから得られたこともたくさんあったんで、思ったよりは落ち込んでなくてよかったです。
吉住 個人戦は関東学生と全日学(全日本大学総合学生選手権)予選に出て。どっちも周りの人の記憶に残るような結果とかは出してないんですけど、自分の中では強くなってるのかなっていうのを実感できるようなプレーだったり、格上の選手にも結構いいラリーをすることができたので、そこはこの4年間で成長できたところなのかなって思いました。
渡邉 自分は新人戦から全部出たんですけど、環境変わってあんまり上手くいってなくて、自分の目標にしてる成績を全然出せてないっていう感じでした。でもそれは経験として、もうちょっと今の環境に自分自身が慣れて、大学生らしいプレーをできるようにならないといけないっていう学びにつなげられたって思っているんで、学んだことを次は経験として活かしていけるように頑張りたいなって思います。
ダブルスが課題 (渡邉)

競った展開で落とす試合が多かった春リーグのダブルス(写真左が渡邉)
――春リーグ(春季関東学生リーグ戦)での個人の戦いや6位というチームの結果を振り返って
司 シングルス全勝を去年の春から目標にしてて、去年はずっと6勝1敗で全勝はできなかったんですけど、今回の春でようやく全勝することができて、その面ではすごい純粋に嬉しかったです。でもチームが昨秋優勝からの6位で、自分が入ってからはまだ5位以上だったので、今回の6位は入ってからは最低順位で、入れ替え戦とかもギリギリの順位になってしまったことは、最初だったっていう言い訳もできるんですけど、やっぱキャプテンとしてみんなをまとめきれてなかったりとかしたのが原因だったのかなっていうのもあったと思うので、秋はそこをうまく改善できればいいかなって思っています。

春リーグの東洋大戦で試合に勝ち、ガッツポーズする司主将
吉住 春リーグは私は試合に出てなくてサポートだったり練習相手とかをしていたんですけど、チームの雰囲気としては誰かが落ち込んだりした時に、みんなで励まし合いながらできていたりとかして、そんなに悪くはなかったのかなとは思っています。でも結果としては去年の秋は優勝して春は6位だったので、そこは1つ課題っていうか、やっぱなかなか目標としていたところを自分たちが達成できなくて、それを現実で結果として見えてしまったので、そこは一人一人が悔しい思いをしながらも、この結果を通して秋リーグに向けて一人一人やることが明確になったのかなとは思いました。
渡邉 春リーグはダブルスとシングルスで出させてもらって、ダブルスで競ったところを取りきれなかったことがすごく多くて、それがその後の結果に響いて、チームが3ー4とかで負けてしまう試合がすごく多くて、6位っていう風になっちゃったと感じました。シングルスでは最低この人には勝たないといけないっていう人には勝てたけど、やっぱり自分よりちょっと上の人にはまだ勝てなかったりとかあったので、秋は誰が相手でも絶対チームに貢献して、春リーグで1点の重みっていうのをすごく感じたので、その経験させてもらった分を次はしっかり返せるように貢献できたらいいなって思っています。
――渡邉さんにお聞きします。早大卓球部に入ってみて、高校時代との比較や入る前との違いなどを教えてください
渡邉 早稲田は結構自主性が多いなと感じます。今までは結構環境が良かったし、卓球に対して、いろいろ監督とかコーチとかがサポートしてくれたりとかも多くて、早稲田もコーチとかもいるんですけど、やっぱり自分で考えてやらないといけないことが多いです。でもやっぱずっと同じところでやるとかじゃなくて、いろんな人にやってもらったりとか自分で色々考えながらやることによって、今までは決まった中でしかやってなかったので全然見えてなかった部分とかも多かったんですけど、いろんな視点から自分のことを見ることによって、戦術の幅とか必要なものとかも知ることができるようになったし、そういう面では自分で何でも考えられるようになってきてるのは、大学入ったからこそできるようになったことなのかなって思います。
――上級生のお2人にお聞きします。今年の1年生の印象を教えてください
吉住 個性強いよね(笑)。
司 自分的には背が小さい2人と背が高い2人っていう印象です(笑)。
一同 (笑)
吉住副将 自分は幼いなっていうのはちょっと感じてて。みんな甘えたがりなのか分からないですけど、結構先輩との距離も自分たちからぐいぐい詰めてくれるような子たちなので、私は4年生で先輩からしてもそういうところが可愛いし、純粋に嬉しいなって思います。
司 確かに人懐っこいなとは思います。
――今年の早大卓球部の雰囲気はいかがですか
吉住 去年と比べて人数的にも、去年は2人が卒業されて、今年4人入ってきてくれたので、2人しか変わらないけど、その2人の人数の差は結構大きいなって思います。練習場の中でも人がいる分結構賑やかに感じます。去年卒業した4年生2人が結構落ち着いた感じの2人だったので、そこに賑やかな1年生4人が入ってきてくれて、より明るくなったなっていうのは練習中も試合中も思います。
司 去年に比べたら、みんなめっちゃ乙女だなって感じます(笑)。好きなものとか、好きな曲とか、去年に比べるとそうかなって思います。例えばで言うとなんですけど、去年は男性アイドルとかの話がちらほら出てたんですけど、今年は女子アイドルとか、女子が好きそうなものとかが話題に上がったりとか、多分そういうのが好きだったりするのかなっていう感じるので、すごい乙女なチームだなって思いました。雰囲気が乙女になったかなって感じます。
――1年生から見た先輩の雰囲気はいかがですか
渡邉 オンとオフがすごいはっきりしてて、練習になったらみんな集中して、その感じは自分の好きな練習の雰囲気です。でも練習が終わった後とかはみんな優しいし、なんかふわふわしてる感じなので、すごい居心地がいいです。
――司主将にお聞きします。チームを引っ張る上で意識していることはありますか
司 今までは自分が結果を出すことが自分がチームを引っ張るために一番できる大きなことなのかなって思っていました。でもそれでやってみて、自分が結果出すことにこだわってしまうばかりに、チームのことをよく見れてなかったりしたこともあったので、秋リーグ以降はもちろん自分が勝つことも必要だとは思うんですけど、自分からコミュニケーション取ったりとか、自分が言葉で話して、着いてきてもらえるようにすることも必要だなっていう風には思います。
――吉住副将にお聞きします。副将の立場からみてチームの強みはなんですか
吉住 今年のチームは、千莉ちゃんがプレーで引っ張って、みんなも1点取って帰ってきてくれるっていうような安心感があります。でもうまく言えないんですけど、千莉ちゃん以外のメンバーで千莉ちゃんに負けないように、自分たちも頑張ろうっていう風に思って、結構たくさん、規定の練習以外もすごく一生懸命練習してるような人たちが多いなっていうのは印象にあります。練習も好きだし、卓球も好きな人が多い印象です。
――ご自身の卓球における強みと課題を教えてください
司 毎年一緒にはなってしまうんですけど、強みはやっぱり攻撃力で、どんな時でも攻撃できるっていうのが強みです。でも逆を言えば攻撃しかできないっていうのが自分の弱点だなと思っていて、自分が攻撃させてもらえなくなった時に、守備力だったりとかの対応力が課題だなとは思ってます。
吉住 強みはラリー力だなって思っていて、ラリーになったら自分も自信を持って格上の選手とも戦うことができるなと思います。課題としては相手をびっくりさせたり、相手に恐れられるような強いボールがないところです。ラリーになってもラリーしかできなくて、自分から打ち抜くことができないっていうところが課題だなと思います。
渡邉 変化からの攻撃が強みです。あまりいない戦型なので、変化から攻撃を続けてやっていきたいなと思っています。自分の課題としてはミスをしないで入れるっていうことができてない時に大体うまくいってなかったりとか、あとはメンタルがあんまりまだ強くないので、そこをもうちょっと強くしていかないといけないなって思っています。
コミュニケーションを意識するように (司)

春リーグでフォアドライブを打ち抜いた司主将
――秋リーグに向けてお聞きします。秋リーグに向けて現在取り組んでいることはありますか
司 さっきも言ったと思うんですけど、なるべくチームの人とコミュニケーションをとるように意識しています。
吉住 チームの選手の中では4年生が1人なので、自分が最上級生として全体を見ながら困ってる人がいないか、とか相談に乗ったりっていうのは意識しています。卓球面に関しては、強いボールを打てるようになるっていうことも課題の一つとして練習しているんですけど、相手が強いとあんまりそういうボールも簡単に来ないので、自分からコースを変えて、開いたところを狙っていくようなコース取りを意識した練習をしています。
渡邉 春リーグで1点の重みをすごく感じたからこそ1年生でほんとに向かっていくだけなので、それができるのはこの秋リーグで最後なので、絶対どんな人と当たっても、とにかく向かっていく気持ちで、しっかり1点を取って、まずチームに貢献できるようにしたいです。そのために自分自身の中で緊張感を持った練習をするとか、まずは自分のメンタルを強くできるように心がけています。
――秋リーグ個人の目標を教えてください
司 個人としての目標は変わらず全勝するというのが目標です。
吉住 個人の目標は自分が試合に出て1勝するっていうところが目標です。この2人に比べたら全然大したことない目標かもしれないんですけど、今までリーグ戦に1回しか出たことなくて、ずっとリーグ戦に出るっていうことを目標にしてきたので、最後の秋リーグで卓球も引退するので、そこで自分が目標としてるリーグ戦に出て1勝するっていうことを達成できたらいいなと思っています。
渡邉 春リーグでシングルス4勝できたので、次は5勝したいです。あと、リーグ戦期間中に「眉毛がへの字になってるよ」って誰にも言われないように頑張ります。
一同 (笑)
司 いい目標だ(笑)。

春リーグ東洋大戦の渡邉。ダブルスでの敗戦後、気持ちを立て直し見事勝利した
――最後に秋リーグに向けての意気込みをお願いします。
司 自分も勝って、それがちゃんとチームの勝利にもつなげることができる勝利であるようにしたいし、そのためには自分がいろんなことに目を向けながら、このチームで戦える最後の団体戦なので、全力でやり抜きたいなと思っています。
吉住 私は最後のリーグ戦なので、このメンバーで早稲田大学卓球部の一員として試合に出れるということにまず感謝の気持ちを持ちながら、最後まで笑顔でやり切りたいなって思っています。
渡邉 お2人もおっしゃっていたんですけど、このチームで出れるのも最後だし、特に4年生は1年生の自分にもすごい良くしてくださったりとかしていたので、そういうものを返せるように頑張りたいです。このチームで出れるのは最後なので、自分もチームにしっかり恩返しをして貢献できるように頑張ります。
――ありがとうございました!
(取材・編集 牧咲良)

秋リーグに向けての意気込みを色紙に書いていただきました!
◆司千莉(つかさ・せんり) (写真左)
大阪府・香ヶ丘リベルテ高出身。スポーツ科学部3年。戦型は右シェーク、裏・裏。ミステリー小説が好きだという司主将。最近読んだ『白鳥とコウモリ』の映画公開を楽しみにしているそうです。
◆吉住聖香(よしずみ・せいか) (写真中央)
福岡県・伝習館高出身。法学部4年。戦型は右シェーク、裏・裏。夏休みはドラマ、アニメの一気見をしているという吉住副将。最近は『TOKYO MER』を見始めたそうです。
◆渡邉心葉(わたなべ・ここは) (写真右)
高知県・明徳義塾高出身。スポーツ科学部1年。戦型は右シェーク、裏・表。この夏休みにゴルフやバッティングに挑戦したという渡邉選手。卓球とは違う振り方に苦戦したそうです。