【連載】卓球部 秋季リーグ戦直前特集 第2回 徳田幹太主将×濵田尚人副将×櫻井大地

特集中面

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 第2回は徳田幹太主将(スポ4=山口・野田学園)、濵田尚人副将(社3=高知小津)、櫻井大地(スポ3=北海道留萌)が登場する。上級生としてだけでなく、結果でもチームを引っ張る3人。チームをまとめる時に意識していることや来たる秋リーグへの思いを伺った。

※この対談は9月6日に行われたものです。

――最初に他己紹介をお願いします

徳田 濵田尚人です。副将です。卓球のスタイルはもうどんなボールでも打ち返して、どんな体勢になっても打ち返して。あと兄よりも守りが固くて、下がらない卓球をしています。少し慎重なタイプでもあって、硬くなってしまう場合もあるけど、絶対にミスをしないっていう執念があります。性格の部分としては、ルールをしっかり守るっていうか、きっちりとした性格で、本当に社会人として完璧な性格をしていて(笑)。ずっと生活してないとわかんないけど、本当に関わっている中で抜けているところが少ないっていうか。でも思ったことがあったらちゃんと言ってくれます。ダブルスを組んでいて、結構慎重タイプだなというところがあるので、そのプレースタイル、この守りの堅さというのは性格にも出ているのかなっていうのはあります。あとは殻を抜け出すためには、大胆なことをする必要があると自分では思っています(笑)。

濵田 櫻井大地です。スタイルはもうアグレッシブの塊で、もう台を動き回って全部使って、フォアで最後決める、打ち抜くっていう。僕の憧れる卓球で、とにかく動き回ります。大事な時でも思い切って攻める、でも冷静さもあって、相手を見ながら、コース変えたり、崩して、でも最後は得意のフォアハンドで決めるっていう、みんなも巻き込むような卓球をします。

濵田 性格は……つかめない(笑)

櫻井 自分でも言えないかも(笑)

濵田 でも後輩思いです。後輩のことを見て、声かけたり。ちゃんとよく周りを見えてるなって、僕は見ています。

――意識して後輩に声掛けを

櫻井 そういったことをするのはチームとしてもいいですし、先輩にやっぱり話しかけられたりしたら、自分はすごく嬉しかったので。そういういいことっていうのはやっぱ循環させた方がと思います。

櫻井 徳田幹太です。卓球のプレースタイルはイケイケドンドンという感じで、得意のYGサーブからキレのある両ハンドで相手を“破壊”します。極めつけには「トッカンバズーカ」と言われる、最強のバックハンドで相手の球を抜き去ります。性格の方は普段はすごいクールなんですけど、卓球のいざっていう時はすごい熱くなって。みんなを引っ張っていくような熱い人です。

――卓球を始めたきっかは

徳田 自分が始めたきっかけは、母親の影響が一番大きいんですけど、2つ上の姉が初めには少し前に始めて、その影響で卓球を始めることになった、という感じです。

濵田 家族みんな卓球をしていて、去年卒業した兄もやっている中で、自分を気づいたらラケットに握っていたという感じです。なんかきっかけでやり始めたというかもう気づいたらやっていたっていう印象ですね。

櫻井 僕も家族が全員やっていたので、家族の影響で始めたんですけど、自分からやりたいなと思ってやった記憶がちょっとないです。(笑)

――ご自身のストロングポイントを教えてください

徳田 関東の中ではYGサーブを出す人はなかなか少ないんで、 YGサーブからキレのある両ハンドと……あと「トッカンバズーカ」ですかね。……言っちゃった(笑)。

――「トッカンバズーカ」というのはいつから言われるように

徳田 大学入ってから、SNSかなんかで自分のフルスイングの一撃のプレイシーンを載せている人がいて、それを「トッカンバズーカ」って言っている人がいて SNSで話題になっていて、そこから「トッカンバズーカ」って言われるようになったと思います。

濵田 僕はとにかく返すっていうことはストロングポイントなのかなと思っています。どんなボールが来ても、とにかくラケットに当てて相手の台にどんなボールでもいいから返すこと。そしたらちょっと相手がミスしてくるかもしれないっていうのを意識しています。とりあえずラケットに当てたら、相手のコートに返す、これが自分のストロングポイントかなと思っています。それとドライブではなくスマッシュという技術を使っています。回転をかけるのではなくて、はたくというか、今使ってる人がほんと少ないですけど、それとドライブを使い分けることができるのも強みだと思います。

――スマッシュを使うようになったきっかけは

濵田 きっかけは小さい時で、一番最初に教わった時からスマッシュとドライブ両方を基礎としてどっちも練習していました。両親とあと祖父母にも教えてもらっていたのですが、みんなスマッシュとドライブを両方使うことを大事にしていました。そこで教えてもらったのがきっかけで、それがずっと続いているって感じです。

櫻井 自分のストロングポイントはさっきも言ってくれたんですけど、フットワークです。得意のフットワークからフォアハンドとそれを生かした粘りでチャンスを作って、また得意のフォアハンドで決めるっていうところです。あとはフォアハンドにつなげるための台上技術というのも強みです。

――団体戦におけるご自身の役割を教えてください

徳田 自分は主将でありながらエースという立場で、覚悟を持ってやらないといけないと思っています。立場としてはもう柱だと思っています。春も秋もリーグ戦では、絶対に2本を取って、チーム盛り上げるというか2点取るというのは当たり前だと思ってくれるぐらいの選手というのが自分の役割だと思います。

濵田 自分も今年から2点で出させてもらって、 2点を取って後半に繋げるっていうか、2点絶対取ってベンチに戻るっていうのが役割かなと思っています。

櫻井 チームを勢いづけてチームの流れを作るっていうのが役割で、最初はそれだけを意識してたんですけど、学年が上がるようにつれてやっぱ勝たなきゃいけない試合っていうところがあります。自分はもう春リーグとか全部7番で、自分が負けたら負けっていうところで、負けられないっていう執念を持って、チームの流れを作ることは自分の役割かなと思います。

「どこよりも長い長い試合をしよう」(徳田)

――春リーグで皆さんの印象に残った試合は

徳田 圧倒的に日大戦ですね。本当に一言で言うとあの試合は本当に感動しました。さっきの役割で言った(団体戦の中でのチームとしての役割について)、自分と(濵田)尚人が3点取って、最後7番の櫻井まで回ったんですけど、その試合の前に自分が声をかけて、「どこよりも長い長い試合をしよう」と言ったんです。今でもすごく覚えてて。星(星和志、スポ1=栃木・文星芸大付)も負けてはしまったんですけど、全員がすごく長い試合をしてくれて本当に試合を楽しませてくれたっていうか、それを本当に再現してくれました。最後の櫻井は7番で相手の4年生をセットオールのデュースで倒してくれて、あの試合は本当に感動しましたし、一番印象に残っています。

濵田 全部言われちゃったっすね(笑)。あの日大戦というのは、試合を何回も見返しましたし、見返すたびに胸が熱くなるというか、感動しますね。負けてしまった選手もいたんですけど、全員で掴み勝ち取った勝利かなと思っています。 7番の櫻井は本当0ー2で負けている中すごく苦しかった中でも、最後は櫻井節を発揮して最後勝ち切って感動して印象に残っています。

櫻井 僕も日大戦しかないですね。自分の試合に集中してたので、その他の試合とかは見てなかったんですけど。ほぼ回ってくるっていう状況だったので。最初はすごい怖いというか、本当はやりたくないなって思いが強かったです。思いが強くてそのまま試合入っちゃって、ちょっとビビっていたというか、0-2になってしまって、きついなと思いました。でもベンチ戻ったらメンバーがみんな本気で応援してくれていて。本当に負けられないっていう気持ちで、あと一つ取られたら負けだった中でも、死ぬ気で勝ちに行こうって思いました。なんとか執念を見せて、勝つことができたので、もう最後はほっとして、ちょっと涙が出ちゃいました。

攻撃にフレームしていく(濵田)

――ダブルスの方で出場されている濵田さんと徳田さんにお聞きしたいのですが、ここまでのそのダブルスを組んで手応えなどはありましたか。

徳田 今年の4月から組み始めたんですけど、徐々に徐々に手応えを感じていて、最初の春リーグはどうなるかなと思って、勝ち越せるのかって、そういう不安もありながら戦っていました。ですが(濵田)尚人が自分の思っている以上に、冷静に試合してくれて自分はすごい助かったというか。インカレもそうなんですけど、もっと緊張するのかなと思ってたのですが、自分が結構攻めて、尚人が結構ボールを入れてくれていて、ペアリングもすごくマッチしていたと思います。右右っていう右左よりも不利なんですけど、その中でも戦い方をどんどん2人で分かってきているので、すごく手応えは感じています。

濵田 自分は正直ダブルスが得意じゃないというか、苦手な意識ありました。春リーグは4月にダブルスが一番になったのがあって、ダブルスで勝ってやっぱり勢いつけたいなと思う中で結成しました。自分としてはちょっと不安だったんですけど、コートに立ったら思っていたより、自分のプレーができたなっていうのは感じていて、それはとりあえず次に徳田さんがいるっていう安心感っていうのがやっぱ大きいかなと思っています。今もやればやるほど、やり方っていうかコツをつかんでいて、今は手応えを感じています。

――ダブルスを結成した経緯は

徳田 最初右右っていうのもあって、左の選手と組むっていうのを悩んだりしたんですけど、経緯としては最終的に自分一人の判断で決めたっていう形でした。リーグ戦やインカレで三大会戦うってことを考えると、一番信頼できる人と組まないといけないっていうことで 、早稲田を背負って2点出るっていうのはすごく大変っていうのは、自分の3年間の戦いの中で分かっていました。なのでそれを共にできる人って考えた時に、やっぱり尚人が一番チームのために戦ってくれるんじゃないかっていうのがありました。やっぱり不安はあったんですけど、決めた経緯としては、メンタル的に自分の隣にいてくる人は誰かっていう風に考えた時に、技術どうこうよりも、最初に気持ち的な部分が大きかったので、そこが決めたきっかけです。

――櫻井さんに質問させていただきます。最後の7番、守護神とも言われる役割を果たされている中で感じた、難しさや楽しさというものはありますか

櫻井 回ってくるか回ってこないかというところがわかんないので、回ってこなかったとしても準備は絶対にしなければいけない。どうなってくるかわからないけど常に準備をしていかなきゃなんないというところですね。あと7番に回ってくるのは大体苦しい展開っていうところで回ってくるのでそこが難しいです。やっぱり自分が負けたら負けるっていうところでプレッシャーがすごくあるので、そこと戦うのがやっぱり難しいなと思います。

――濵田さんに質問させていただきます。濵田さんはここを最近、以前よりも攻撃的な卓球をされるようになったと私自身感じているのですが、先ほど言われていたスマッシュなど、より攻撃的なプレーをされるようになったきっかけありますか。

濵田 どれだけ返したとしても、どうしても受け身になってしまうので、そしたらずっと相手が攻めてくる状態で、守ったとしても、やっぱり苦しい。それは相手がミスしないとやっぱ点が取れないので、苦しい展開になってしまいます。ですが自分から攻めることができれば、試合の中で流れとかも良くなるし、そういうプレーがあった時に点を取れているっていうのは感じて、そこで自分からやっぱちょっとずつ攻撃に、フレームしていかないといけないなと感じています。あと用具とかも弾むラバーに変えたりしてそれもあって、攻撃的になれるようになっています。

――徳田さんに質問です。主将という立場になって、これまでと違った見え方をしたみたいなことはありますか

徳田 見え方は本当にガラッと変わって、3年間やっぱチームを引っ張ってきたって立場ではありますけど、 3年間濵田さん(濵田一輝、令8スポ卒=現協和キリン)がいて、あとチームの2番目という立場でした。今は全然違って、本当に自分が誰よりも練習を盛り上げていかないとチームがまとまらないし、卓球で盛り上げなければいけないという風に意識がすごく変わって、去年よりもっともっとみんなのことを見るようになっているのが一番変わったかなと思います。去年は自分のことでいっぱいいっぱいになっていたんですけど、もちろん今もそうなっているところが若干あるんですけど、キャプテンになってからはみんながどういう状態かっていうのを少しずつ見るようになってきています。みんなとなるべくコミュニケーションを取って、真の底上げをするために、みんなを強くするためにということを考えながらやるように変わったかなというのはすごく思います。

――今年のチームの雰囲気や以前のチームと比べた強みや課題は

徳田 去年までは本当に圧倒的に引っ張られていたので。濵田(一輝)さんがいた時はすごい緊張感があって、練習もいるだけでみんな引き締まるというか、そういう雰囲気がすごくありました。自分はその中で緊張感を持ってやるというのは本当に刺激になっていて、いいチームだったと思っていたんですけど、今年は自分が一番上になって、その緊張感っていう部分では出し切れてないっていうのがあります。みんな少し緩い雰囲気になってしまっているというのはあって、緊張感を自分で出すのはちょっと少し難しいんですけど、そこが課題だと思っています。良くなったこととしては、1、2年生が結構強くなってる気がしていて、1、2年生が結構自分が引っ張らなきゃというか、去年よりも今年の 1、2年生の方がみんながまとまって強くなってる気がします。みんなが切磋琢磨して強くなっているチームっていうのを感じているんで、そこは去年よりも層が少し薄くなってしまった分、良くなっているんじゃないかなと自分から見て思います。

濵田 緊張感はあったんですけど、その分視野がちょっと狭くなっていたというのはありました。今年はその分、卓球を楽しくやっている印象はあって、そこは変わったかなと思います。特に1年生とかがみんなで一緒に強くなっているなっていう印象があって、良くなってるのかなと思っています。でもそれがずっと続いくと、チームとしてもちょっとたるんでしまったりという部分もあるので、そこの塩梅っていうのがすごく難しいけれど、そこをうまく両立できたら本当にいいチームになるかなって思います。

櫻井 チーム力っていう面では、今年はいろいろな経歴を持った選手たちが卓球部に入ってきてくれて、いろんな経歴の人たちが同じ目標に向かって一つになれるというところで、去年よりすごい人数が増えたんですけど、人数増えたからこそ、いろいろな個性が出てきたことで多くの気づきがありました。
去年はチームのためにやらなければいう感じだったんですけど、今はみんながチームのために動きたいっていう感じ。能動的な感じで、自分から動けているというところがあります。課題は人数が多くなったからこそ、やっぱりまとまった時の力が大きい半面で、まとめるのが難しい。一緒に練習できない人がいたりとか、時間も別々なっているので、大人数のチームをまとめるっていうのは難しくもあります。

執念を持つこと(櫻井)

――卓球をという競技をするマインド面で一番重要だと思うことは

櫻井 自分はもう執念を持つっていうマインドとして見ていますね。苦しい展開でも絶対に負けない気持ち、負けて納得しようとしたらやっぱりダメだと思って、チームのために、自分一人の戦いじゃないから絶対勝つ。そういった執念を持つことを常に意識しています。

徳田 めっちゃいいこと言う(笑)。

徳田 自分はちょっと似たような部分はあるんですけど、やっぱり何が何でも勝つっていう気持ちですね。特に団体戦に取り組んでいてそう感じます。あとは最近心がけていることは練習、今までやってきたことを発揮するだけっていう気持ちです。試合に臨むことで、自分は他のことを考えることがすごく多くなっちゃって負けるっていうことが多いので、試合前は本当に今までやってきたことを出すだけだということを意識しています。

濵田 自分は勝ちを意識しないことだと思っています。どれだけリードしてもあと何点で勝つって思った瞬間に、自分のプレーができなくなるし、そういう経験を何回もしてきて。リードしている時こそ、もう一回引き締めて、もう一回自分のプレーを一からやる。とりあえず勝ちが見えてもそのことは考えずに目の前で一気に集中する。それがやっぱ勝ちにつながって、チームに貢献ですると思って、そこのマインドは大事にしています。

――秋リーグに向けて何か注力していることはありますか

徳田 自分はサーブ・レシーブと細かい台上技術を特にここ1ヶ月前ぐらいから意識して取り組んでいます。自分は台上の入りが遅いって言われているので、そこの入りを早くすることと、サーブ・レシーブで先手を取るというのを意識して、秋リーグに向けてやっています。

濵田 自分は3球目攻撃を意識していて、どうしてもラリーの展開になることが多いんですけど、その中でやっぱり3球目攻撃で決めきるとか、3球目その次の5球目のボールで決めるとか、なるべく早く攻撃的なプレーで点を取るっていうプレーもすごく大事だと思っているので、そこを秋リーグでできるように練習を意識してやっています。

櫻井 一つは台上ですね。サーブ・レシーブがうまくいかないと、試合の展開もうまくいかないので、台の中に入って、しっかり自分のその思い通りにボールを出すっていう。ビビってしまうと触るだけになっちゃうんで。足を動かして、得意のフットワークを生かせるようにというところを意識しています。それで、もう一つがやっぱり緊張して、パニックになってしまうこととか結構あるので、練習の中で何本続けるとか、何本連続で入れるとかっていうのを意識して、プレッシャーに少しでも耐えられるように練習しています。

――意気込みの方をお願いします

徳田 今期こそは(シングルス)7勝0敗 (ダブルス)7勝0敗の計14勝0敗で、チーム優勝を導けるように最後に頑張ります。

濵田 自分もとりあえず2点取って、櫻井君に回して、自分は1回しか優勝経験してないので、この秋リーグで優勝の回数をもう1回増やしていと思います。

櫻井 前回優勝した時のことが忘れられなくて、1年生の時よりすごく重要な立場にいるんで、守護神として絶対にチームを守って、優勝したいと思います。

――ありがとうございました!

                                     (取材・編集 竹田朋矢)

秋季リーグ戦への意気込みを書いていただきました!

◆濵田尚人(はまだ・なおと)(写真左)

高知県・高知小津高出身。社会科学部3年。戦型は右シェーク、裏・裏。TVシリーズ「VIVANT」に夢中だという濵田選手。最近は金曜日が待ち遠しいそうです!

◆徳田幹太(とくだ・かんた)(写真中央)

山口県・野田学園高出身。スポーツ科学部4年。戦型は右シェーク、裏・裏。チームメイトとサウナに入るのが好きだという徳田選手。特に本田選手は必ず隣にいるほど仲がいいそうです。

◆櫻井大地(さくらい・たいち)(写真右)

北海道・北海道留萌高出身。スポーツ科学部3年。戦型は右シェーク、裏・裏。就活に向けて勉学に励む櫻井さん。カフェで甘いものを食べながら勉強するのがマイブームだそうです!