9月5日 秋季関東大学リーグ戦 神奈川・慶應義塾日吉記念館
秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)第1戦は慶大と対戦した。慶大とは6月8日に行われた第90回早慶バレーボール定期戦(早慶戦)以来、今年2度目の対戦となった。早慶戦で慶大に敗れた早大にとって負けられない一戦となった秋季リーグ開幕戦は、セットカウント3-1(22-25、31-29、25-21、25-20)で勝利を飾った。
第1セットは1点目からロングラリーが繰り広げられ、リベロ布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)のレシーブからOH徳留巧大(スポ3=長野・松本国際)のクロススパイクが決まり試合が動き出す。その後は相手のブレイクが続き、中盤まで1点差で食らいつく。OH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)やMB菅原啓副将(教4=山形南)が要所で得点を重ねるが、終始慶大の流れで試合が進み、追いつくことができないまま22-25で第1セットを先取された。

スパイクを打つ小野
第1セットを落とし、プレッシャーのかかる第2セット。OP中上烈(スポ2=京都・洛南)が打点の高いスパイクを決めて勢いを見せたものの、序盤は慶大のリードで試合が進む。中盤には小野のサーブで相手を崩し3連続得点を奪う場面もあったが、終盤まで相手のリードを崩せなかった。19-20の場面で小野が強烈なスパイクを相手コートに突き刺し、早大に流れを引き寄せる。デュースに持ち込むと小野がエースの意地を見せ、31-29で第2セットを奪った。

スパイクを打つローゼン
第3セットは、序盤に4連続得点を許したものの、直後に6連続得点を奪い早大に勢いがつく。その後も早大が流れを握ったまま試合を進め、選手の表情も次第に笑顔が見られるようになる。リベロ伊東昌輝(商4=山梨・日本航空)を中心にコート内には明るい空気が広がり、第2セットまでとは一変した雰囲気を見せた。終盤にはセッター瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北)に代わり坂本勇芽(教2=東京・早実)、徳留に代わって佐藤遥斗(スポ4=東京・駿台学園)、さらにサーブで關屋幸馬(スポ1=静岡・浜松修学舎)が入り、早大の層の厚さを見せた。その流れのまま25-21で第3セットを制し、第4セットを迎える。

スパイクを打つ菅原
勢いに乗った第4セットは、序盤から早大の流れで試合が進む。ブレイクを重ねて11-4と序盤から大きく点差を広げると、瀬川やMBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)のブロックでの得点も生まれ始める。中盤には慶大も粘りを見せロングラリーが続いたが、小野や中上が強打を決め切り流れを渡さない。25-20で危なげなく第4セットを奪取し、セットカウント3-1で伝統の一戦を締めた。

スパイクを打つ中上
序盤は苦しい展開となったものの、今年2度目となった早慶戦で勝利を飾り秋季リーグ戦は好スタートを切った。出だしこそ課題だったが、2セット目のデュースを取り切り強い早稲田を見せてくれた。この後の秋季リーグ戦も強い早稲田を見せ続けてほしい。
(記事 山口愛結 写真 井口そら、高津文音)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 | 22ー25 31-29 25-21 25-20 | 1 | 慶大 |
| スタメン | ||||
| アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) アウトサイドヒッター 徳留巧大(スポ3=長野・松本国際) ミドルブロッカー 菅原啓(教4=山形南) ミドルブロッカー ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大) オポジット 中上烈(スポ2=京都・洛南) セッター 瀬川桜輝(スポ2=宮城・東北) リベロ 布台聖(スポ4=東京・駿台学園) リベロ 伊東昌輝(商4=山梨・日本航空) | ||||
| 途中出場 | ||||
| 佐藤遥斗(スポ4=東京・駿台学園) 坂本勇芽(教2=東京・早実) 關屋幸馬(スポ1=静岡・浜松修学舎) 西原涼瑛(スポ1=熊本・鎮西) | ||||
コメント
松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)
ーー試合を振り返って
合宿ではだいぶ仕上がったなと思いましたが、やっぱり大会の初戦は改めて難しいなということと、その緊張感や硬さがほぐれてきたら、自分たちらしいいい部分が後半は見れたので良かったなと思っています。
ーー夏の期間を経てチームが成長した点はありますか
4年生もそうなのですが、3年生が落ち着いてプレーができるようになりました。特に小野が成長してますし、それから瀬川もいろんな配球とか、どう相手を攻めていったらいいのかっていうのを理解してきたと思うので、その辺がすごく大きく成長したなと思いますね。
ーー秋を迎えてチームの基礎が固まってくる頃だと思いますが、チームの強みはどんなところですか
強みはやっぱり攻撃力ですね。ですから、その攻撃を生かすために1本目、2本目をどうつないでいくかってことがテーマになってきます。
ーー秋リーグの意気込み
4年生は最後なので4年生らしく、そしてまた3年生が4年生を盛り立てるような役割をしっかりできるかっていうことが一つ大事になってくるので、いつも言っている通り、勝つだけではなくて、自分たちがやってきたことがしっかり出せるように。そして課題をしっかり出して、インカレに向けて最後の調整をして、インカレに臨んでいくっていう形ができればいいかなと思います。結果ばかり求めてほしくないなと思いますね。
布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)
ーー試合を振り返って
開幕というところで、最初にすごく硬さが見られて、本当に自分たちのプレーが全然できてないという状態だったのですが、その中で2セット目を取り切れたことが本当に大きいと思います。そこから自分たちのリズムを作れて、最終的には大差で勝ったというところかなと思います。
ーー1、2セット目は苦しい展開が続きましたがどのように切り替えられましたか
セットを取られたことは仕方がないので、そこは気にせず、その中で自分たちができなかったプレーをしっかり話し合って、次はこうしていこうというところを1つずつ整理していって切り替えました。
ーーキャッチとディグでリベロを切り替えていましたがそれについてはいかがですか
自分ができない部分を昌輝(伊東、商4=山梨・日本航空)に補ってもらっているので、そこを一緒にやりながら切磋琢磨して高め合えればいいかなと思っています。
ーー夏の期間で成長した部分をチームと個人でそれぞれ教えてください
チームとしては本当に少しずつですけど、波を減らせてるのかなという風に思ってるので、そこの良い時と悪い時の差をしっかり埋めるというところは、ゲームを重ねるに連れて出るは出るのですが、そこは1つずつ上がっていっているのかなと思っています。個人的には特に良いプレーはないので、もっと上げていければなと思っています。
ーー夏の期間を経て、主将として心掛けていることはありますか
日々の練習を本当に大切に取り組むというところを意識していて、どうしても抜け抜けてしまう時はあるんですけど、その中で自分たちが全力をしっかり出すことを4年生がしっかり中心となってやろうという風にはなっています。
ーー秋季リーグ戦と次戦の意気込みをお願いします
まず明日の試合では、今日は硬かったのでそれを出さないようにスタートから走り抜けれるようにしっかり準備するというところです。秋リーグ全体としては1戦1戦しっかり戦って、勝ち負けではなく自分たちが出せる全力をしっかり出すことを常に頭に置きながら、チームとして相手に向かっていきたいと思います。
菅原啓副将(教4=山形南)
ーー試合を振り返って
初戦ということもあって、なかなか入りがバタバタしてしまって、相手のペースでゲームが進んでしまっていたかなという印象があります。下級生の桜輝(瀬川桜輝、スポ2=宮城・東北)や烈(中上烈、スポ2=京都・洛南)とかが初めての秋リーグだったので、そこを落ち着けられなかったと思っています。その結果1セット落としてしまいましたし、結構危ない展開だったのでそこはちょっと反省しています。
ーー初戦に臨むにあたって緊張感はありましたか
初戦ということもありますし、相手が早慶戦で敗れた慶應だったのでそれなりに緊張感はありました。そこが入りがうまくいかなかった要因だと感じています。
ーー途中苦しい場面でも決め切っていましたが、夏の成果は出ましたか
夏の練習でラリーの展開からクイックやパイプといった真ん中の攻撃をしっかり使っていこうという話がありました。そこは意識して 、入れるところはしっかりクイックに入ることを考えながらプレーしていました。
ーー途中相手の選手が怪我をして、その後にサービスエースを取っていました。その入りで意識したことはありますか
あんまり考えてはなかったんですけど、長く時間が空いてしまうとサーブなど結構難しいと思うので、まずはいつも通り打つことを意識していました。
ーーこれから秋リーグ始まっていきますが、副将として何か心がけてることはありますか
下級生も入っているチームなので、彼らがやりやすい環境を上級生である自分や聖(布台聖、スポ4=東京・駿台学園)がしっかり作りながら、リーグ戦残り10試合戦っていきたいなと思っています。
ーー次戦の意気込みをお願いします
明日はまた2部から上がってきた専修大学さんです。今日も中央大学さんと試合をしていて勢いがあるチームなので、そこは今日みたいに入りで負けずに自分たちのバレーをしたいと思います。