10月18日 秋季関東大学リーグ戦 神奈川・小田原アリーナ
前試合で秋季リーグ戦初黒星を喫した早大は、秋季リーグ戦第10戦で順大と対戦した。試合序盤は前日の敗戦を引きずるかのような硬さが見られたものの、第1セット中盤から徐々に勢いを取り戻し、流れを引き寄せた早大が、その勢いのままセットカウント3-0(26-24、25-16、25-19)で順大を下した。
第1セットは順大に先制を許し、OH德留巧大(スポ3=長野・松本国際)のブロックアウトやMBローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)のBクイックで食らいつく展開となる。しかし12-17と点差を詰められず、苦しい時間が続いた。それでも、早大が13点目で相手のスパイクを3枚ブロックで封じたことをきっかけに、徐々に流れが変わる。相手のミスが目立ち始めると、OP中上烈(スポ2=京都・洛南)の強烈なスパイクやOH小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー)のスパイクで得点を重ね、20-20と同点に追いついた。さらに、ローゼンのAクイックでついに逆転に成功。その後も一進一退の攻防が続き、24-24で終盤を迎えたが、最後は小野のサービスエースと德留のブロックで連続得点を挙げ、26-24で第1セットを先取した。

第1セットを先取した早大は、第2セットも勢いそのままにリードを広げていく。攻撃面では德留の多彩な攻撃が光り、守備でもリベロ布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)を中心に、相手の強烈なサーブに崩されることなくAパスを返し、セッター坂本勇芽(教2=東京・早実)へとつないだ。攻守で安定感を見せた早大は試合の主導権を握り、16-8と大きくリードを広げる。その後も勢いは衰えず、中上のサービスエースやローゼンのターン打ちで得点を重ねると、最後はMB麻野堅斗副将(スポ4=京都・東山)のブロックで締めくくり、25-16で第2セットを連取した。

第3セットは、後がなくなった順大が粘りを見せ、第2セットのような一方的な展開とはならなかった。小野や德留のスパイクが拾われる場面も増え、早大は得点に苦しむ。それでも、布台が好レシーブを連発し、チームを鼓舞すると、小野が3枚ブロックを打ち破るスパイクを決め、MB麻野もサービスエースを奪った。さらに、OH德留とMBローゼンがサービスエースを決めるなど、サーブでも相手を揺さぶる。小野のブロックも飛び出し、攻守で存在感を示した早大は、アタッカー陣の強烈なスパイクで着実に得点を重ねる。最後はMBローゼンが1枚ブロックで相手の攻撃を封じ、25-19で第3セットを奪取。セットカウント3-0のストレート勝利で、前日の敗戦から立て直した。

前日の筑波大戦で秋季リーグ戦初黒星を喫した早大だったが、順大戦ではストレート勝利を収め、再び勢いを取り戻した。第1セットでは苦しい展開から粘り強く逆転し、第2セット以降も攻守で安定感を見せるなど、チームの立て直しを印象づける一戦となった。秋季リーグ戦も残すところあと1試合。来週は中央大との対戦を控える。今試合で取り戻した勢いを維持し、課題を修正しながら、リーグ最終戦でどのような戦いを見せるか注目だ。
(記事 岸本咲彩 写真 井口そら、井口瞳)
| セットカウント | ||||
|---|---|---|---|---|
| 早大 | 3 | 26ー24 25-16 23-19 | 0 | 順大 |
| スタメン | ||||
| アウトサイドヒッター 小野駿太(スポ3=静岡・聖隷クリストファー) アウトサイドヒッター 德留巧大(スポ3=長野・松本国際) ミドルブロッカー 麻野堅斗(スポ4=京都・東山) ミドルブロッカー ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大) オポジット 中上烈(スポ2=京都・洛南) セッター 坂本勇芽(教2=東京・早実) リベロ 布台聖(スポ4=東京・駿台学園) | ||||
| 途中出場 | ||||
| 伊東昌輝(商4=山梨・日本航空) 關屋幸馬(スポ1=静岡・浜松修学舎) | ||||
コメント
布台聖主将(スポ4=東京・駿台学園)
ーー試合を振り返って
昨日の負けを引きずらないかというところは心配だったのですが、うまく切り替えられて、最初からスパイカー陣が一丸となって試合に入れていたのが良かったです。あとはセッターが変わっていたのですが、坂本が自分らしくいいプレーをしていたので、そこも良かったのかなと思います。
ーーボールがすごく繋がっていましたが、チームとしての守備を振り返って
チームとしてブロックの練習もしてきているので、セッターの身長の低さを後ろがカバーする意識があったことと、ベンチと話し合ってコース対策もしていたところが良かったです。
ーーサーブレシーブでAパスを返していた部分が多かったと思いますが、個人のプレーを振り返って
途中のフローターをしっかり返せてなかったり、サービスエースをとられてしまったり、ミスが目立つ場面がみられたところもあったので、そこをしっかり修正していきたいと思います。
ーーチーム状況が変わっている中ですが、どんなことを意識していますか
うまくいかない場面でも沈まずに声を出して、雰囲気を自分から作って常に攻めた姿勢で向かっていくところを特に意識していました。
ーー最終戦への意気込み
自分の学生生活最後の秋リーグなので、自分たちのいい試合をして終われるように頑張ります。
德留巧大(スポ3=長野・松本国際)
ーー試合を振り返って
昨日負けたということで、対戦の後の切り替えが重要だと思うので、そこでどれだけ自分が雰囲気を上げたり、プレーで引き出すことができるっていうことを意識して挑んだので、それが結果としていい感じにいったのでよかったです。
ーーサーブ、ブロック、スパイクどれも活躍が目立ちましたが、個人のプレーを振り返って
自分がレシーブの中心となって、チームにいい雰囲気をもたらす。レシーブの一本目からっていう意識でずっとバレー人生やっているので、そういうところで昨日はあまりうまくいかなくて、チームの雰囲気があまり良くなかったなっていう風に思っているので、それを常に意識しながら、自分が中心となってやっていく意識をもってやっていくのが大事なのかなっていう風には改めて思いました。
ーー立ち上がりの部分で相手にリードされていた部分がありましたが、その後試合の流れをつかめた要因はどういったところがありましたか
まずサーブで攻めるっていうのが第一に挙がって、そのあと結構ディグが上がって、スパイカーがラリーで決めきることができたというのが一番大きな要因になったんじゃないかなと思います。
ーーつなぎがすごく良かった印象ですが、チームとしての守備を振り返って
ブロック練習とかはずっと秋リーグ期間やってきているのでそれの成果が出たのと、あとディグはブロックがいいと後ろのディフェンスもやりやすいと思うので、坂本が前衛の時にどうしても狙われるっていうのはしょうがないと思うのですが、それ以外で坂本が後ろの時にどれだけレシーブできるかっていうのが大事なのかなと思っています。
ーー最終戦への意気込み
勝ったら1位、負けたら2位っていう、結果だけ見ればそうなんですけど、結果だけじゃなくて、自分たちがどういうバレーをするかっていうのが大事だと思っていて、自分たちがいいバレーをすれば自ずと勝ちが見えてくると思うので、そこを意識しながら結果ではなく過程をしっかり見つめ直して、この1週間頑張って練習して、挑めたらなと思います。
ローゼンマーク有廉ジュニア(スポ3=茨城・土浦日大)
ーー試合を振り返って
昨日の筑波戦で負けてしまったっていうことをチームで1回反省して、最後に自分が決めきれなかったことが悔しい気持ちが強くて、最後は上級生が決めきれなければいけないっていう気持ちがあるんですけど、今日は最後自分のブロックで終われたっていうところで、気持ちが軽くなったというか、重圧がちょっと解けて、良かった試合だなっていう風に思います。
ーーブロックとディフェンスがかなり良かった印象ですが、チームの守備を振り返って
坂本が前衛の時は自分たちが2枚ブロックで対応しているので、その分ディフェンスが結構硬くなってくると思っていて、ブロックが2枚高いところで、そこに抜けてくるコースを絶対に落とさないようにっていうのをチーム内で徹底して1週間練習してきたので、そこが活きた試合だったと思います。
ーーBクイックなどクイックもかなり合っていた印象ですが、スパイクに関して振り返って
Bクイックに関しては、坂本がセッターになってから公式戦で初めて1本打って。今日合うなってなって、試合中に打とうとなって、トスが来たので打ちました。
ーー最後ブロックが決勝点になりましたが、ブロックについて振り返って
あの状況だと両サイドが結構潰れていて、クイックしかないなっていうことが頭にあったので、クイックをちょっと厚めに見ていたらちょうどクイックに上がったので、それで止められたという感じです。
ーー最終戦への意気込み
最終戦で秋リーグ優勝がかかってる試合だと思うので、最後はしっかり上級生がまとまって下級生にチームがやりやすい状況っていうのを作りながら、しっかり勝って3冠達成できるように頑張りたいと思います。