【男子バスケ】昇格組・国士舘大に快勝 89年ぶり連覇へ好発進!

男子バスケットボール

第102回関東大学リーグ戦 8月26日 千葉・キッコーマンアリーナ

 この日開幕を迎えた関東大学リーグ戦(リーグ戦)。前年優勝の早大は1936年、37年以来の連覇を目指し、昇格組の国士館大と開幕戦を戦った。前半は一進一退の攻防が続くが、後半から早大がリードを広げる。F三浦健一(スポ4=京都・洛南)が31得点を挙げた早大が90-59で勝利を収めた。

試合中の選手たち

 第1Qは互角の展開。国士舘大はこの日22得点の比嘉一竣(4年)を中心に個人技で得点を重ねた。対する早大は選手の思惑が合わず、オフェンスが停滞。三浦やG下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)が仲間に指示を出す場面が目立った。リズムに乗り切れないまま20ー18で第1Qを終える。

 第2Qは三浦が11得点で引っ張り、徐々にチームのリズムが生まれる。G木村魁斗(スポ2=茨城・下妻第一)のリーグ戦初得点も生まれ、点差を二桁に広げた。しかし、終盤にニシンバ・アニエル(国士舘大4年)の連続得点を許す。リードは少し縮まり、41-35で前半戦を終えた。

戦況を伺う下山

 第3Qはいきなり国士舘大の連続3Pシュートがヒット。早大にターンオーバーが生まれ、1点差に詰め寄られた。それでも、流れを変えたのはF松本秦(スポ2=京都・洛南)のディフェンス。相手のターンオーバー2本を誘発し、速攻からの得点につなげた。日本代表の活動で「ディフェンスを学んだ」と語る松本が、さらなる進化を見せた。その後早大は下山を中心とした速攻が飛び出し、59ー49の10点リードで第3Qを終える。

 僅差の試合展開だったが、第4Qの開始早々に勝敗が決した。開始3分で松本が連続得点。三浦の3Pシュートもも飛び出し、一気に国士舘大を突き放した。この日不調だったシュートタッチを取り戻した松本と、G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)はこのQで10得点。90ー69で勝利し、今季初勝利を挙げた。

シュートを放つ三浦

 「最初の第1、2Qは自分たちのバスケができなかった」と城戸主将。開幕戦ということもあり、試合の入りには連携のミスも目立った。今年の早大が目指すスタイルは「5人全員が動き回るバスケット」。オフボールに強い三浦と松本をダブルエースに擁するチームだからこそ、その完成形は見ものである。

 今週末は国士館大と同じく昇格組の山梨学院大戦と、優勝候補の東海大戦が控える。2年連続の早稲田旋風へ、まずは22分の1を刻んだ。

(記事 石澤直幸、写真 行木葵、前田真輝)

早大 スターティングメンバー

Pos. # 選手名
下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)
嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)
G 城戸賢心(スポ4=福岡第一)
三浦健一(スポ4=京都・洛南)
12 松本秦(スポ2=京都・洛南)

1Q 2Q 3Q 4Q 合計
早大 18 23 18 31 90
国士館大 20 15 14 20 69

コメント

F松本秦(スポ2=京都・洛南)

ーー本日の試合を振り返って

 チームで一応やろうとしている目標はあったんですけど、そこを出すのに時間がかかってしまったので。前半は自分たちもやっていて重たい展開でしたし、多分見ていても面白くなかったような試合だったので、自分たちらしくない試合をしてしまった。最後は良いかたちで終わることができたので、そこは良かったかなと思います。

ーー前半は下山選手や三浦選手が動きの指示をしているのが目立っていました

 そうですね。それぞれが思っていることが多分一つになっていなくて、結構全員フラストレーションがたまりながらやっていたのました。そこは試合をやりながら、もう言わなくても分かるようにどんどん合わせて、慣れていかないといけないと思います。まあ最初なので、今よりもっといいチームに絶対なれるのかなと思います。

ーー具体的にはどんな動きができていなかったのか

 選手一人ひとりがボールを持っている時間が長くて、1対1で崩そうとなっていましたが、自分たちは1対1で戦うチームじゃないので。5人で動き回ってディフェンスを守って、トランジションを出すというところだったんですけど、そこがうまくできませんでした。あとは前半、相手の留学生にオフェンスリバウンドを取られてしまったので、そこを抑えられなかったのが流れをつかめなかった原因だと思います。

ーー今年のチームカラーはオフザボール

 そうですね。5人全員がボールに触って、ボールシェアをしながら、動きながらノーマークをつくってというのが今年のチームだと思います。

ーー個人としては第4クオーターからシュートが入り始めていました

 コンディションは正直、嘘でも『良い』とは言えない状態なので、そこは自分としては考えるところではあります。徐々に徐々に(調子を上げる)と言いたいところですけど、どんどん試合は来るので。すぐに感覚を戻して、体調も直してやっていかなきゃいけないと思います。

ーーコンディションというのは、やはりアジア遠征の疲労がたまっているということか

 そうですね。まあでも、他の選手も同じようなスケジュールでやっているので。言い訳はせず、自分のコンディション管理を徹底して頑張ります。

ーー代表期間もありましたが、そこでのプレーを振り返って

 自分としてはディフェンスのことをすごく学んで。ディフェンスができないと試合にも出られないですし、ディフェンスができたからこそいいオフェンスに流れていけると思うので。そこをいろいろ教えてくださったので、このリーグ戦で出せたらいいなと思います。

ーー代表活動で見つけた課題

 ゲームプランであったり、タイムアウトで言われたことを遂行するというところが自分には足りていないなと思います。ゲームプランを言われているのにそこで間違えてしまったり、言われたプレーを最後に遂行しきれなかったりという、その対応力が自分の中の課題かなという風に思います。

ーーこれからまた長いリーグ戦が始まりました。今季の目標は

 まずはリーグ戦で優勝すること。去年は最後ニ負けて終わってしまったので、インカレは優勝して終わりたいと思います。

ーー個人としては

 個人としては、点を取るといったことは常に目標にしているので、ディフェンスをもっともっと強化しなきゃいけないと思います。

G城戸賢心主将(スポ4=福岡第一)

ーーまずは1勝です。本日の試合を振り返っていかがですか

 自分たちの流れが来た第3Qまで辛抱強くできたことは良かったですけど、最初の1、2Qは自分たちのバスケができなかったので、そこは反省かなと思います。

ーー前半は国士舘大ペースになる時間もある中で、どこに苦戦したか

 自分たちに留学生がいない分、リバウンドのところだと思います。

ーー現在のチームの仕上がりは何パーセントほどか

 75パーセントぐらいかなと思います。AUBLを通してチーム力は上がったかなと思っていて、あとはコンディションをみんなで調整していけたらいいなと思います。

ーー個人では3Pシュートを4本決めていました。今の調子は

 ケガが明けて、ずっと練習してきたものがあったので、これからかなと思います。

ーーこの先のキャリアにとっても大事なシーズンになります。ここからの意気込みをお願いします

 まずはチームとしてリーグ戦を優勝して、良いかたちでインカレに入れるように頑張りたいです。