【男子バスケ】清華大にリベンジ達成 早大バスケがアジア3位に輝く!

男子バスケットボール

8月11日 第2回アジア大学リーグ 中国・杭州市浜江区体育館

 国立政治大との準決勝に敗れた早大は11日、清華大との3位決定戦に挑んだ。速いペースでの点の取り合いで試合は進み、中盤に早大が2桁のリードを奪う。第4Qは一時2点差に詰め寄られるものの、F藤山拓翔(スポ3=新潟・開志国際)の3Pシュートが決定打に。98-91で勝利し、アジア3位の座を獲得した。G下山瑛司(スポ4=愛知・中部第一)は17アシストで大会新記録を樹立し、F松本秦(スポ2=京都・洛南)も30得点の活躍を見せた。

勝利を喜ぶ選手たち

 グループステージでは清華大に敗れており、リベンジマッチとなる一戦。第1Qは早大のアクシデントで幕を開けた。試合開始早々にF三浦健一(スポ4=京都・洛南)がディフェンス時に相手と激しく接触し、コートに頭を強く打ちつける。数分間はプレーを続けたものの、頭を気にした三浦はベンチに下がり、以降コートに戻ることはなかった。

 攻守の大黒柱を失った早大であったが、奮起したのは松本とF野津洸創(スポ1=静岡・藤枝明誠)。互いに1本ずつ3Pシュートを沈めると、前戦の敗因の一つとなったリバウンドも押さえた。しかし早大はシュートの調子が上がらず、26-26の同点で第1Qを終えた。

 第2Qは守り合いとなる。積極的にダブルチームを仕掛けるディフェンスが機能したものの、ターンオーバーで得点が停滞。両校のこう着状態が続いたが、この流れを打破したのは松本だった。3Pシュートを3本沈め、7点のリードを築く。下山も持ち前のスピードを生かして得点、アシストを量産。51-44で試合を折り返した。

3Pシュートを放つ松本

 第3QはG嘉手川太智(商4=沖縄・開邦)と野津がチームを支える。嘉手川はシュートを高い確率で沈め、この試合15得点。得意のディフェンスでも存在感を発揮し、4スティールを記録した。野津は松本に警戒が集まる中で得点を重ね、三浦の穴を埋める16得点10リバウンドのダブルダブル。このQでリードを広げ、77-63で第3Qを終えた。

 しかし第4Qに清華大が猛追。連続3Pシュートを沈め、残り約4分で6点差に詰め寄る。早大は松本の3Pシュートで反撃するが、残り2分10秒にはリードが2点に縮まった。

 それでも、ここでチームを救ったのは藤山。下山のパスから3Pシュートを沈めて5点差に広げると、残り30秒では値千金のブロックで勝利をたぐり寄せた。最後はファウルゲームをしのぎ、98-91で試合終了。グループステージの雪辱を果たし、アジア3位を勝ち取った。

試合後の選手たち

 この試合で下山は17アシストの大会新記録を樹立。大会を通じても1試合平均12.4本を記録し、アシスト王に輝いた。この日30得点の松本は得点王を獲得し、さらに大会ベスト5にも選出された。

 松本は試合後の記者会見で「早大はトーナメントでは勝ちきれていない。今後Bリーグを目指す上でメンタル的にも実力的にも足りていない部分が多いので、残りの2年半で身につけたい」と力強く語った。

表彰式のようす

 下山、松本がアジアに名をとどろかせただけでなく、嘉手川、藤山、野津といったロールプレイヤーにとっても大きな飛躍の大会となった。倉石平ヘッドコーチ(昭54教卒=東京・早実)も会見で「下山を除けば試合に出ていたメンバーの多くは3年生以下。楽観的かもしれないが、明るい未来。」と口にした。笑顔で中国を去った早大は8月26日、関東大学リーグ戦の開幕を迎える。

(記事 石澤直幸、写真 AUBL提供)