【女子サッカー】ルーキーの活躍が光り、関カレ4連勝を飾る/日体大戦

ア式蹴球女子

関東大学女子リーグ戦 後期第1節

2026年6月20日(土)11:00 Kickoff

@神奈川・日本体育大学横浜・健志台キャンパスサッカー場

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大
日体大

得点者

前半

26分 尾辻夏奈

 関東大学女子リーグ戦(関カレ)前期を7勝1分3敗の勝ち点22で終え、今季の折り返しを迎えたア式蹴球部女子(ア女)。後期開幕節は、前期で快勝を収めた日体大と対戦した。試合は26分、CKからDF尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)がヘディングで合わせ、ア女が先制。徐々に雨脚が強まり、より厳しいピッチコンディションとなったものの、最後までリードを死守した。タフに守り切り、前期第9節の十文字女子大戦から続く関カレ4連勝を飾った。

セットプレーを蹴るMF牧野生成(社1=大阪・大商学園)

 試合直前まで降り続いた雨により、滑りやすいピッチで始まった前半。互角の展開で迎えた12分、MF福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)がチームにチャンスをもたらす。右サイドで抜け出した福島は、駆け引きしながらボックス内にクロス。ターゲットとなる味方は3人いたが、惜しくも誰にも合わず、相手GKにキャッチされた。攻撃に手応えを感じるチームは、その後も右サイドからクロスを連発。すると、26分に攻勢を強めた成果が最高の形で実る。再び右サイドから仕掛けてCKを獲得すると、キッカーを務めたのは関カレ初スタメンの牧野。左足で放った鋭いクロスに、尾辻がヘディングで強く叩き込み、豪快にネットを揺らした。貴重な先制点を奪取したものの、その後は一進一退の展開へと突入。ピンチを迎える場面もあったが、ア女は集中した守備で自陣ゴールを守り切って、前半終了。アウェーチームが1点リードを保って、試合を折り返した。

決勝点を喜ぶ選手たち

 雨が一層激しさを増した後半、チャンスはすぐに訪れた。46分、中盤の福島が前線へスルーパスを供給。このボールを、センターフォワードのFW三宅万尋(スポ3=東京・十文字)が収めると、ループシュートで相手の意表を突く。しかし、角度のない位置から打ったため、惜しくも枠からそれた。続く56分には、MF米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)の個人技が光る。敵陣でパスカットすると、ボールは米村の足元へ。勢いよく駆け上がると、相手選手をかわし、左足を振り抜く。弧を描くシュートは枠内に飛んでいったが、相手GKの好セーブに阻まれた。ア女がコントロールする時間が続いた中、この試合で最大の危機に直面する。66分、相手チームによるサイド攻撃で守勢に回ったア女。ゴール前の至近距離から決定的なシュートを放たれたが、GK福田真央(スポ1=JFAアカデミー福島)が、指先でボールに触れるビッグセーブを見せた。ピンチを乗り切ったことをきっかけに、オフェンスに転じたア女は、幾度となく相手ゴール前に迫り、2点目を狙いにいく姿勢を見せる。しかし最後まで追加点を奪えず、タイムアップ。強豪相手にクリーンシートを達成し、勝ち点3をつかみ取った。

ボールを運ぶ福島

 ルーキーたちの目覚ましい躍動があった今節。それは上級生のみに依存せず、チーム全員で勝利をつかみ取る形が具現化された一戦となった。この勢いのまま、連勝を伸ばしたいア女。次節は、前期で敗れた山梨学院大をホームに迎える。「一志挑闘」をスローガンに掲げる今季、チーム一丸となって難敵であるインカレ(全日本大学女子選手権)王者を撃破し、後期最初の山場を乗り越えたい。

(記事 堤健翔 写真 髙橋彗人)

※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません

早大出場メンバー

GK21福田真央(スポ1=JFAアカデミー福島)

DF2新井みゆき(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

→90分、DF23小林睦(スポ2=神奈川・湘南ベルマーレU18ガールズ)

DF3杉山遥菜副将(C)(スポ4=東京・十文字)

DF4佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)

DF30尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)

MF7米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

MF19福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)

→90分、MF6川本美羽(社4=新潟・帝京長岡)

MF22小島世里(スポ2=東京・十文字)

MF28牧野生成(社1=大阪・大商学園)

→HT、MF13福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

FW10﨑岡由真副将(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

FW11三宅万尋(スポ3=東京・十文字)

試合後インタビュー

DF尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)

ーーご自身の先制ゴールを振り返ってください

 いいボールが生成(MF牧野生成、社1=大阪・大商学園)から上がってきて、みんな競ってくれて、もう自分は当てるだけだったので、結構フリーで競ることができて、得点につながったと思います。

ーーかなりの雨が降り続いた中での試合でしたが、球際の対応などはいつもと異なりましたか

 ファーストタッチで流れたり、(ボールが)バウンドした時にスリップして、スピードが上がったりして、難しかったです。

ーー後半は日体大に押されるような展開が続きましたが、難しい部分はありましたか

 (ボールの)失い方が悪くて、どんどん流れが悪くなっていったので、失い方とマイボールの時間を増やすことを意識して、また試合にいきたいです。

ーー次節への意気込みをお願いします

 次の相手は山梨学院大ということで、とても強い相手だと思います。ここで勝ち点3を取れたら、とても大きな収穫になると思うので、絶対勝ち点3を取って、もっと上位に行けるように頑張ります。

 

MF牧野生成(社1=大阪・大商学園)

ーー関カレ初スタメンでした。試合を振り返っていかがですか

 前半はチームとしてもビルドアップでのミスが続いてしまって、自分の中でもポジション修正とか味方とのコミュニケーションが足りなくて、自分のストロング(ポイント)の部分をあまり発揮できなかったところがあるので、そこは改善していきたいなと思っています。(ただ、)スタメンで出れたということをこれから自信に変えられるようにしたいなと思います。 

ーーご自身のストロングポイントを教えてください

 サイドで(ボールを)受けて、(そのまま)仕掛けてクロスとか、味方とつながって侵入していくところがストロングかなと思います。

ーーCKのキッカーを務め、アシストも記録しました。セットプレーでのクロスも持ち味ですか

 はい、そうです。

ーー次節への意気込みをお願いします

 チームとして自分たちより上位の相手に勝たないと、優勝が取れないということは自分たちで分かっている部分です。なので、その勝利をつかむために内容を良くしていくのもそうだし、より得点と無失点にこだわって、どんな形でも勝利につなげられるようにしていきたいです。