【女子サッカー】昇格組相手に得点を量産し、白星をつかむ/順大戦

ア式蹴球女子

関東大学女子リーグ戦 前期第10節

2026年6月6日(土)16:00 Kickoff

@千葉・順天堂大学さくらキャンパスサッカー場

試合結果

チーム 前半 後半 合計
早大
順大

得点者

前半

8分 小島世里

16分 三宅万尋

35分 米村歩夏

 関東大学女子リーグ戦(関カレ)前期第10節。ア式蹴球部女子(ア女)は、アウェーで昇格組の順大と対戦した。前半からア女が主導権を握ると、8分に前線でボールを奪ったMF小島世里(スポ2=東京・十文字)のシュートで先制。前半のうちに、さらに2点の追加点を重ねる。後半ではDFラインの徹底した守備によりゴールを守り抜き、3ー0の完勝を収めた。 

ボールを追うMF福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

 序盤からボールを回し主導権をつかんだア女。試合は開始10分を待たずして動いた。8分、素早い切り替えで相手DFからボールを奪い返した小島はその勢いのまま「試合が始まったばっかりだったので、足を振ってみた」と左足を振り抜くと、ボールは一直線にゴールへ突き刺さった。先制したア女は、相手DFラインの背後へさらなる攻撃を仕掛けていく。16分、DF小林睦(スポ2=神奈川・湘南ベルマーレU18ガールズ)からのロングフィードに反応したFW三宅万尋(スポ3=東京・十文字)が裏へ抜け出し、相手GKとの一対一を冷静にループシュートで決めた。前半を通して、両CBからの背後へのボールや、インサイドハーフが落ちてサイドバックが高い位置を取りサイド攻撃に転じるなど、アンカーのMF米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)を中心としたビルドアップの質をチーム全体で要求し続ける。そして35分には、サイドからボールを受けた米村が放ったミドルシュートがディフレクションしてゴールへ吸い込まれた。前半を通してゲームをコントロールしたア女は、3点リードで試合を折り返す。

味方に指示を送る小林

 HTに選手を3人変えて後半に臨んだ。順大は前半以上に低い位置で守りを固める。47分、ウィングに移った三宅のカットインからのシュートは、惜しくもクロスバーに阻まれる。相手陣地でボールを保持する時間が増える中で、攻撃ではFW千葉梨々花主将(スポ4=東京・十文字)のポストプレーを中心とした連携で切り崩しにかかる。一方守備では、DF杉山遥菜副将(スポ4=東京・十文字)と1年生の3選手で確実にボールを回収し、安定した堅守を見せ無失点に抑えた。追加点こそ挙げることはできなかったが、試合を通して主導権を握り、相手を圧倒した。

チームに3点目をもたらすシュートを放った米村

 前半に3得点を奪い、複数得点で勝利したア女。後半に追加点を挙げられなかった面を課題にしてはいるものの、「のびしろ」であると小島は前向きに捉えた。次節は関カレ前期最終戦、宿敵・慶大とホームで対戦する。注目が集まるこの一戦で、その「のびしろ」を成長させ、勝ち点3を勝ち取る姿を見せてほしい。

(記事 髙橋彗人 写真 堤健翔)

※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません

早大出場メンバー

GK21福田真央(スポ1=JFAアカデミー福島)

DF3杉山遥菜副将(スポ4=東京・十文字)

DF4佐溝愛唯(社3=大阪・大商学園)

HT、DF28牧野生成(社1=大阪・大商学園)

DF23小林睦(スポ2=神奈川・湘南ベルマーレU18ガールズ)

HTDF26長谷川和花(スポ1=埼玉・RB大宮アルディージャWOMEN U18)

DF30尾辻夏奈(スポ1=静岡・藤枝順心)

MF7米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

MF13福岡結(スポ3=岡山・作陽学園)

HT、FW9千葉梨々花主将(スポ4=東京・十文字)

MF19福島茉莉花(スポ2=東京・十文字)

→70分、MF27片岡さら(商1=山梨・日本航空)

→74分、MF6川本美羽(社4=新潟・帝京長岡)

MF22小島世里(スポ2=東京・十文字)

FW10﨑岡由真副将(C)(スポ4=埼玉・浦和レッズレディースユース)

FW11三宅万尋(スポ3=東京・十文字)

試合後インタビュー

MF米村歩夏(スポ3=宮城・聖和学園)

ーー試合を振り返っていかがですか

 チームとして残り2節をしっかり勝ち切って、勝ち点6を取る、何が何でも勝つというところを全体として意識していたという点では、しっかり3点取って勝ち切れたのは良かったです。内容的には全体的に早大が押している状況で、(ア女は)日本一を目指しているチームなので、もう一個点数というところをもっとこだわっていかないといけないなと思っています。相手を見て、ゴールまでどう崩していくのかをチームの中でブラッシュアップしていかないといけないと思いました。

ーー点数に関して、前半は3得点、後半は無得点でした。前後半でどう違ったのでしょうか

 相手が(ディフェンスラインを)敷いてきたところで、引き出して相手を浮かして確実に点を取るということが足りなかったり、あとは一個一個受け手と出し手の要求が足りなかったり、一つ一つのパスがずれてたりというところが足りなかったなと思います。

ーーご自身、チーム3点目となるゴールを挙げました。得点シーンについて教えてください

 今シーズンが始まってからアンカーというポジションやってきて、ずっとサイドからボールを受けてオープンで持って巻いて打つというシュートはずっと練習していたので、確実に決めたいなと思って決めました。

ーーゲームメークの中心的存在だと思います。ゲームメークに関して、どう振り返りますか

 今日だったら、もう一個テンポをつくって簡単に前進できたなと思います。また、相手がどう(プレッシャーを)かけてきているのかを見て、俯瞰(ふかん)して攻撃、どこから攻めていくのかをもっと考えていかなければと思いました。あとは、一つ一つのパスの質を上げないといけないなと思います。

ーー次節は関カレの前期最終戦、相手は慶大です。どのような準備をして臨んでいきますか

 チームとして課題であるゴール、得点を取るという部分をチーム全体で、もう一個積み重ねていって、相手にとって怖いチームになって慶大戦に向かいたいと思います。

 

DF小林睦(スポ2=神奈川・湘南ベルマーレU18ガールズ)

ーー試合に出場してみて、いかがでしたか

 今季初の関カレでした。あまりうまくいかないことが多くて。今年の課題は味方に要求するというところなのですが、自分がプレーしやすいように味方を動かすとか、そういう要求ができれば、もっと良いビルドアップや攻撃ができたかなと思っています。

ーー出場できていなかったのは、ケガが原因ですか

 自分のコンディションも上がらなかったのもそうですけど、1カ月半くらい脳振とうで(プレー)できていなくて。2週間前から練習に入って、今という感じだったので、関カレに出ている選手とあまり練習できていなかったのもありますけど、それが原因とかそのようには考えたくなくて。置かれた立場で試合中にできることがもっとあったのではないかなと思っています。

ーー今後は状態を上げるためにどのような練習をしていきたいですか

 先ほども言ったように味方に要求するというところはもちろんですけど、自分のボールの持ち方や判断とか、相手の狙いを考えたプレーをできるようにサッカーIQをもっと高めていきたいなと思っています。

ーー次節は関カレ前期最終戦です。意気込みをお願いします

 勝ち点3を取ることはもちろんですけど、この試合でうまくいかなかったことを、来週の練習でチームとして息の合った攻撃だったり、意図を合わせたプレーをして、複数得点して勝利を収められるように頑張っていきたいです。

 

MF小島世里(スポ2=東京・十文字)

ーー今節を振り返っていかがですか

 前半は自分たちで得点を取ることができました。しかし、後半は自分たちの課題である得点を決め切るところで課題が出てしまったかなと思います。

ーー後半は、前半に比べて難しさがありましたか

 前半に比べて相手がゴール前でブロックを引いてきていました。その中で、自分たちが中で崩していったり、クロスから入っていったりとか、 ミドルシュートというところが課題というか、まだまだのびしろな部分なので、そこは後半にもっと改善していきたかったところです。

ーー左足を振り抜き、先制点を決めました。得点シーンを振り返っていかがですか

 相手がボールを打って顔を上げたときに、ゴールが空いているのが見えて、試合がまだ始まったばっかりだったので、足を振ってみたという感じです。

ーー右足、左足両方を振れるのは武器ですか

 武器だと思います。

ーー後半から入ったDF牧野生成(社1=大阪・大商学園)との連携はどうでしたか

 そんなに特別なことはなくて、練習でもやっていたこともあるので、 いつも通りだったという感じです。

ーー次節の関カレ前期最終節、 どのようなプレーをしていきたいですか

 次節は最終節ということもあるし、相手が慶大ということもあって、全員が熱量を持ってできる試合だと思います。その中でも冷静さを失わずに相手を見て、ゴール前は自分の武器であるドリブル突破やクロス、シュートを生かして、そこでも味方と相手を見ながら連携し崩してゴールを決めていきたいと思います。