【ラグビー】関東学院大Bに快勝 新勢力の台頭も目立つ

ラグビー男子

春季オープン戦 6月21日 対関東学院大B 関東学院大・ギオンアスリートパーク

 試合開始直前、空模様が急変し、雨が降りしきる関東学院大・ギオンアスリートパークで史上初の関東大学春季大会の優勝を懸けた最終戦を前に関東学院大Bとの一戦が幕を開けた。前半は開始4分にSO寺⽥結(スポ3=広島・尾道)のキックでエリアを獲得し、50:22を成功させ、PR⽯原遼(スポ2=神奈川・桐蔭学園)が先制トライを奪う。この一撃を機に勢いに乗った早大Bは関東学院大Bのディフェンスに阻まれながらも、鋭いアタックや安定したセットプレーで終始圧倒し、38ー0で前半を折り返した。後半は開始4分にトライを許したが、グラウンドを大きく使った展開やBK陣のサインプレーで着実に得点を重ねた。完封こそ逃したものの、最終的に86ー5で試合を締めくくった。

敵のディフェンスを突破し好機を演出するCTB東

 試合開始直前から降り出した雨の中、関東学院大Bとの試合が幕を開けた。先制点が生まれたのは開始5分。HO野村怜央(商2=兵庫・報徳学園)がモールでボールを持ち出してゲインし、CTB⼭⼝滉太郎(教2=東京・早実)が起点を作り、⽯原が先制トライに成功。8分、CTB東佑太(スポ1=東海⼤⼤阪仰星)が自陣から大きくゲインし、SH川端隆⾺(スポ2=⼤阪桐蔭)にボールをつなぎ、WTB吉廻温真(スポ1=早稲⽥佐賀)がグラウンディング。寺⽥が難しい角度からコンバージョンキックをしっかりと成功させ、14ー0。13分、関東学院大Bにトライライン際まで持ち込まれるも、WTB宮下羚(⽂構3=東京・早実)の力強いタックルでボールをライン外に出し、スクラムで粘ってピンチをしのいだ。19分、FB佐藤世那(スポ2=神奈川・桐蔭学園)がゲインし、FL髙橋松⼤郎(スポ4=愛媛・松⼭東)へとボールを回して⽯原がゴールラインを叩き割った。25分、佐藤が敵に囲まれながらも左から右スペースへとグラウンドを広く使い駆け抜け、川端がそのままトライに成功し、26ー0。勢いに乗った早大Bは31分、山口のオフロードパスが起点となり、佐藤がトライラインにボールを置いて得点を重ねた。35分、自陣から吉廻のロングキックによって敵陣深くまで攻め込むも、関東学院大Bのディフェンスに阻まれた。しかし39分、宮下のゲインでゴール前まで攻め込む。関東学院大Bのペナルティーを奪い、モールで押し込むと野村がインゴールにねじ込む。寺田がコンバージョンキックを成功させ、38ー0で試合を折り返した。

力強くボールキャリーをするFB佐藤

 前半の勢いに乗りたい早大Bだが、後半開始4分、敵の素早いアタックによってトライを奪われてしまう。負けられない早大Bは6分、寺田が相手のディフェンスを突破し、FL⿓康之助(⽂構3=東京・早⼤学院)にテンポよくボールを回すと、龍がそのままトライラインに飛び込んだ。その後も強烈なアタックで敵陣に攻め込んだ早大Bは9分、LO原⽥恒耀(スポ4=福岡・修猷館)からLO松澤慶(スポ3=早稲⽥佐賀)にボールにつなぐと、寺田がグラウンディング。寺田はコンバージョンキックも成功させ、52ー5。12分、吉廻のチャージによって自陣に攻め込まれる危機を脱した。14分、龍がゲインを見せ、松澤がトライライン中央に飛び込んだ。流れに乗った早大Bは21分、東の素早いオフロードパスによってWTB⾺場敦輝(スポ2=⼤阪桐蔭)にボールをつなげると、WTB河村和樹(教1=東京・早実)がトライを取りきった。23分にFL⼩林商太郎(教2=東京・早⼤学院)、25分にPR阿部翔汰(スポ2=東京・本郷)がそれぞれビッグゲインを見せるも、関東学院大Bのディフェンスに阻まれ、チャンスを逃す。しかし31分、FB⼩野晏瑚(スポ2=徳島・城東)が大きくゲインすると、SH平塚英⼀朗(法4=東京・早実)がトライに成功。34分、小野がBK陣のサインを取りきり、馬場にうまくボールをつなげると、そのままインゴールに飛び込んだ。37分、SO中川空河(⼈2=福岡・修猷館)のロングキックによって一気に敵陣深くに攻め込むと、東がトライライン中央にボールを置いた。40分、CTB佐々⽊凜太郎(スポ1=東京・⽯神井)から馬場へとボールがつながれると、龍が内返しでトライラインまでボールを運び、86ー5でノーサイド。A戦を前に快勝を収めた。

トライラインを目指し疾走するWTB馬場

 雨が降りしきる中、大きな点差をつけて勝利した早大B。力強いアタックと安定したセットプレー、BK陣のサインプレーが勝利の一因となっただろう。特に吉廻、東の息の合ったプレーがトライにつながっていた。優勢であっても決して力を緩めることなく、献身的なディフェンスとアタックを続けたことがこの結果を導いたのだろう。『赤黒』を目指し、がむしゃらに努力し続ける早大Bの彼らに注目だ。

 (記事:吉田明日香 写真:安藤香穂、髙木颯人

コメント

◆FL髙橋松太郎(スポ4=愛媛・松山東)

ーー試合を振り返ってどうですか

チームとして良かったところもありましたが、一対一の部分や軽いプレーなど、隙が多かったと思います。

ーーゲームキャプテンとしての今日の試合のコンセプトを教えてください

人際、球際に拘ることです。コンディションが悪い中で「際」の部分で圧倒することを目指しました。

ーーFWのセットプレーを振り返って、いかがでしたか

ラインアウトの獲得率は高かったですが、スクラムでの被ターンオーバーやモールディフェンスに課題が残りました。

ーー今後の意気込みを教えてください

Bチームとしては日本で2番目に強いチームを、個人としては赤黒を目指します。

 

◆WTB吉廻温真(スポ1=早稲田佐賀)

ーー今日の試合の個人的なコンセプトを教えてください
 今日の試合のコンセプトは継続でした。コンディションが悪い中いかにボールを継続して我慢するかにフォーカスしました。

ーー今日の自身のプレーを振り返っていかがですか

 初めてのウイングということでアタックではグラウンドを走り回ることができてとても楽しかったです。

ーー何度もトライにつながるいいプレーが見られましたが、いかがですか

 チームを前進させるプレーをできたのは良かったと思います。ウイングとしてもっとトライにこだわっていきたいと思います。

ーー今後の意気込みを教えてください

 今後色々なポジションをやっていくことになると思うので、柔軟に対応しながらユーティリティなプレイヤーになりたいと思います。

 

◆CTB東佑太(スポ1=東海大大阪仰星)

ーー今日の試合の個人的なコンセプトを教えてください
条件が雨ということもあったので後先のことを考えず目の前のプレーを丁寧にやり切ることを意識しました。

ーー今日の自身のプレーを振り返っていかがですか
アタックでいくつかラインブレイクできた場面があったのでそこは良かったと思います。しかし、ディフェンスの部分でまだまだ課題が残った印象です。

ーー何度もいいタックルが見られましたが、いかがですか
まだまだ求められている水準には達していないと思うので日々の練習を大事にし成長していきたいと思います。

ーー今後の意気込みを教えてください
日々成長しチームに信頼してもらえるような選手になります。

写真ギャラリー

フィジカルの強さを見せつけ前進するPR阿部

グラウディングに成功したFL龍

スペースを見つけ走りこむFL細谷

果敢にアタックを仕掛けるSH平塚

スピードを加速し敵を寄せつけないWTB小野

メンバー表