【女子卓球】「ここから上がっていくだけ」新体制初の大会は悔しさの残る6位に

卓球女子

5月23日、24日 春季関東学生リーグ戦 東京・代々木第二体育館

※掲載が遅くなり、申し訳ございません。

 5日間に渡って行われた春季関東学生リーグ戦(春リーグ)もついに閉幕の日を迎えた。これまで6戦を終え、3勝3敗。勝利をつかみ、勝ち越して終わりたい最終戦は中大との一戦だ。1番・小野蒼彩(スポ2=広島・進徳女)・渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)組が逆転で勝ち点を奪われるも、シングルスで先に3勝。一足早く勝利に近づくも、あと一本が遠く、6番、7番を連続で落とし惜しくも黒星を喫した。前戦、東洋大戦と同じパターンでの敗戦となる悔しい結果に。3勝4敗、総合6位で春リーグを終えた。

  最終戦の相手は昨年の春リーグで劇的な勝利を挙げて以来、秋リーグでも白星を挙げた中大。相性は悪くないものの、全く油断のできない相手だ。1番の小野・渡邉組は第1ゲームを逆転で取られるも、第2ゲームを奪い返す。相手ペアの動きの逆方向をついた巧みな攻撃や、渡邉の放つ鋭い強打で得点を重ねていく。第3ゲームの途中に嫌な雰囲気が漂いかけたタイミングでタイムアウトするベンチの好手腕で立て直し、見事に第3ゲームも奪う。しかし、相手も意地を見せ第4ゲームを奪い返し、試合は最終ゲームに。レシーブのコースを工夫し、相手のミスを誘うも終盤での3連続得点が痛く、デュースまでもつれ込む。緊迫した場面だったが、最後はカウンターを決められ、大激戦の末に惜しくも白星を逃がした。

1勝6敗と苦戦が続いた小野・渡邉組

 2番・山田彩心(社2=島根・明誠)が敗れ、2本リードされるかたちで3番・渡邉に出番が回る。序盤からミドルを突いた攻撃などラリー戦を優位に進めていく。最後は鮮やかなサービスエースで見事勝利をつかみ、チームに勢いをもたらした。渡邉は今大会ダブルスでは苦戦が続いたものの、シングルスでは4勝2敗と、ルーキーとして確実に爪痕を残した。

今大会2点起用の渡邉

 渡邉の勝利で勢いづいた早大女子は、4番堀江こぺり(教2=東京・早実)、5番司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)が共に勝利を収める。

ガッツポーズをする堀江

 団体戦スコア3-2となった局面で6番・小野が起用された。相手の鋭い攻撃に中陣に下げられると打ち負ける場面もあったが、得意とするパンチが有効に働く。互いに一歩も譲らず、最終5ゲームは意地のぶつかり合いに。だが、ここで8-8から連続4得点を許し、8ー11で勝利を逃した。勝利の行方は最終7番、筑波大戦で値千金の勝利を挙げた大場心春(人2=静岡・浜松学芸)が起用された。丁寧なプレーで的確に返球を重ねるカットが強みの大場だが、カット打ちで緩急をつけられ、前後に揺さぶられる展開に。スマッシュを返球し続け、相手のミスを誘う好プレーも見せたものの、一本多く返すことができず敗戦となった。戦いの場を代々木に移してからの2日間は共に団体戦スコア3-4での敗北。あと一歩のところで勝利に手が届かなかった。

安定感のあるカットを見せた大場

 昨秋の笑顔の優勝から一転、総合6位と悔しい結果に終わってしまった早大女子。「ここからあがっていくだけ」と前向きに捉え、インカレ(全日本大学総合選手権・団体の部)、秋リーグ(秋季関東学生リーグ戦)では更に上の順位を目指す。悔しい結果ではあったが、チームをけん引する司主将の全勝やルーキー渡邉の4勝などこれからに向けて収穫のある大会に。司主将は優秀選手賞も受賞し、群雄割拠の関東学生卓球界でも確かな存在感を残した。
特に今後の団体戦において大きな鍵を握るのがダブルスだ。今シーズンのダブルスは、1勝6敗と数字の上では苦しい戦いが続いている。しかし、フルゲームの末に競り負けた試合も多く、今年結成されたばかりの小野・渡邉組は、 ”これからに” 大きく期待ができるペアだ。試合を重ねるごとに連携の精度は確実に上がっており、ここからの巻き返しに十分な可能性を秘めている。
この悔しさを糧に、チームはさらなる進化を遂げられるか来週行われる個人戦の関東学生選手権から彼女たちの挑戦は始まる。

大会お疲れ様でした!

(記事 牧咲良、写真 竹田朋矢、牧咲良)

司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)

ーー本日の試合を振り返って

 前半戦と後半戦の1戦合わせて6勝0敗だったので、今日の試合勝てば全勝というところでした。でも、あまり全勝するっていうことにこだわらずに、ちゃんと自分がやるべきことをできて、それが結果として勝ちになったので、すごい良かったなって思います。

ーー個人戦全勝を振り返って
 
 一戦一戦勝つという気持ちで、オーダーも当たり外れとかも思うこともなかったです。相手にとりあえず勝つということを意識して、最後までやり切ることができました。

ーー今大会はシングルスに専念でしたが、戦いに挑む気持ちの変化は
 
 やること自体は変わらなかったので、あまり気持ちとしては変わらなかったんです。でもやはり自分はシングルスに専念するっていう形で今回のリーグ戦は出させてもらっていたので、試合が終わったらなるべくベンチにいて、応援に混じってチームを盛り上げようっていうことは意識してました。

ーー主将として6位という結果を振り返って
 
 新チームとして迎える初めての団体戦だったので、結果はどうなるかわからなかったです。6位っていう結果であっても、1人1人がそれぞれの役割を果たした試合であったので、6位からあとは上がっていくだけなので、インカレとか秋に向けて頑張りたいです。3-4で負けた試合も多かったので、あと1点そして1本取れるチームを作れたらいいなって思っています。

ーー関東学生に向けて 
 
 去年はベスト4だったので、それよりも上を目指せるように頑張りたいと思います

▼試合結果

春季関東学生リーグ第7戦
早大 ●3-4 中大
小野・渡邉 ●2-3 武山・山内
山田 ●1-3 吉松
渡邉 ○3ー0 附田
○3ー0 稲垣
堀江 ○3-1 熊田
小野 ●2ー3 武山
大場 ●0-3 西脇