【女子卓球】年に1度の関東個人戦 司が2年連続のランク入り!

卓球女子

6月10日~12日 関東学生選手権 埼玉・所沢市民体育館

※掲載が遅くなり申し訳ございません。

 春季関東学生リーグ戦から1カ月も空けず、関東学生選手権の戦いの火蓋が切られた。団体戦だった春リーグとは一転、個人で競う今大会。関東中の大学から選手が集まり、女子はダブルス107組、シングルス225名がエントリー。関東学生王者の座をかけた3日間の熱戦が始まった。
早大女子からはダブルス4組、シングルス10名が出場した。ダブルスでは堀江こぺり(教2=東京・早実)・山田彩心(社2=島根・明誠)組、小野蒼彩(スポ2=広島・進徳女)・渡邉心葉(スポ1=高知・明徳義塾)組がベスト16。シングルスでは堀江、渡邉がベスト32、司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)がベスト16という結果に。敗戦した試合の中にはフルゲームで敗れたものも多く、あと1点の遠さを実感する大会だった。司主将は昨年に引き続きランク入りを果たし、安定感のある強さを見せた。

 大会1日目はダブルスが行われた。最も勝ち進んだペアは堀江・山田組と小野・渡邉組の2組。
堀江・山田組は2回戦、攻守を交えた相手ペアに1ゲーム目はリズムをつかみきれなかったが、2ゲーム目以降立て直しを見せた。丁寧さを残しながらも、思い切った攻撃で打ち崩し2回戦を3-1で勝利する。続く3回戦も所々で苦しい展開もあった。しかし、個々の強みであるサービスから得点の流れを演出し、3-2で辛勝する。ベスト8入りをかけた4回戦は中大ペアとの一戦に。強烈なドライブを何本もねじ込んでくる相手ペアの勢いを止めきれない。堀江のバックの爆発力や山田の強化したフォアハンドを武器に粘ったが、1-3で敗れた。

堀江・山田組

春季関東学生リーグ戦(春リーグ)でもペアを組んだ小野・渡邉組は初戦となった2回戦で大きな難所を迎えた。1ゲーム目を取られ、2ゲーム目は奪い返すなどゲームの取り合いとなる。その中で勝敗を分けたのは、丁寧な話し合い。ゲーム間や試合中にお互いに意見を出し合った結果、フルゲームの試合を制した。3回戦を順調に勝ち進み、次の4回戦は激しい打ち合いになる。3ゲーム目が終わった時点でゲームカウント2-1と一歩リード。しかし、そこから相手ぺアの追い上げが凄まじく、4ゲーム目6-5からの連続6得点を許す。鋭いフォアドライブを打ち込むも、何でも返ってくる。また、相手の中陣からの威力の強いドライブに対応しきれず、惜しくも敗戦。フルゲームの大熱戦となった。

小野・渡邉組

今大会で初結成となった吉住聖香副将(法4=福岡・伝習館)・大場心春(人2=静岡・浜松学芸)ペアの2回戦は互いがカットマンを要する攻守がそろったペア対決に。大場のシュアなカットと吉住のテンポを変えるようなドライブの攻撃で2回戦は3-1で勝利した。3回戦は序盤は息の合った攻守でリードするも、後半はカットで少し浮いた球を強打で捉えられるなど徐々に攻略されてしまう。試合は最終第5ゲームにもつれ込むも、最後は連続ポイントを許し、惜敗した。

吉住副将・大場組

 1日目はシングルス1回戦も行われ、5人が出場。
大場は守りのミスの少なさに加え、今年に入ってより強化されたドライブで主導権を持って進める。しかし、4ゲーム以降相手のカット打ちが厳しくなり、自身のラリーを展開できない。フルゲームの試合となったが、最後まで粘り強く拾い続けた大場に軍配があがった。
前陣での打ち合いでコースを打ち分け、相手を翻弄した山田。熾烈なラリーが多く展開されたが、最後まで攻め切り1回戦を勝利で飾った。
向井雪乃(先理1=広島・基町)は思い切りの良いドライブでテンポの速い卓球を展開する。丁寧に攻め込み、3ゲームでは序盤のリードに追いつく粘りを見せるも、一歩及ばず1回戦で敗退となった。
結果、4人が勝ちあがり、翌日行われる2回戦以降に進出した。

 2日目はシングルス2回戦~5回戦が行われた。昨日の1回戦を勝ち進んだ4人に加え、2回戦からとなった吉住副将、スーパーシードに選ばれ4回戦から参戦となった4人の計9人が試合を行った。大場、山田が2・3回戦を順調に勝ち進むも、4回戦でスーパーシードの壁に阻まれる。また、堀江、渡邉が3日目への進出がかかった5回戦で惜しくも敗戦。
2日目のシングルスを終えて、女子からは司主将がベスト16入りを決め、大会3日目へと駒を進めた。

 大会3日目は昨年のベスト4に引き続き、2年連続のランク入りを果たした司主将が出場。6回戦以降は7ゲームマッチ、4ゲーム先取に変わり、より白熱した試合が行われた。
力強く安定感のあるドライブを武器にしたラリー戦で相手を打ち崩すプレースタイルで勝利を重ねてきた司主将。しかし「自分が得意なラリー戦が、相手の得点とかになっていた」と振り返ったように、ベスト8決定戦では得意が封じられ、苦しい試合に。相手に先に攻撃を仕掛けられ、得意のラリー戦で主導権が握れない。サービスや台上のプレーなど多様な引き出しを活かして得点を重ねていくも、「ラリー戦で真っ向勝負」してしまい、自分のペースを掴めないまま、2-4で敗れた。

ガッツポーズをする司主将

 新人戦、春リーグ、関東学生、早慶戦と多くの実践をこなし、怒濤の2カ月になった5、6月。昨冬、今春の取り組みを個々が試合でも発揮し、結果を残してきた。来月には全日本大学総合卓球選手権大会・団体の部(インカレ)が横浜で開催される。4年連続、ベスト16で終わっているインカレで、今年こそはこの壁を打ち破って上位入賞を。対戦経験の少ない選手との試合も増える大会で「まずは自分の卓球を信じて」一戦一戦に向き合う。

(記事 牧咲良 写真 竹田朋矢、牧咲良)

 司千莉主将(スポ3=大阪・香ヶ丘リベルテ)

ーー本日の試合を振り返って

 自分的には結構対策とかしてやること決めて入ったんですけど、相手のプレースタイルがちょっと自分とは合わなくて、苦しい試合でした。自分が得意なラリー戦が、相手の得点とかになってて、その一方で意外とラリー戦じゃない時の方が得点を取っていました。でもラリー戦で負けてるっていうことが多分プライドが許せなかったのか、ラリーで勝ちたいと思ってラリー戦で真っ向勝負しちゃって、結果として最後相手のペースに飲まれて負けてしまいました。なので、自分の得意なことが封じられていて、でも意外とそうではない場面で点を取ってた時にちゃんと切り替えて、頭を冷静にして次からはやっていきたいなって思っています。

ーー2年連続のランク入りを振り返って

 去年はベスト4だったので、今年はベスト4以上を目標にしていました。なので、ベスト16で結構大幅にランクが下がってしまったのはちょっと残念かなって思います。

ーーインカレへの意気込み

 インカレは関東以外の学生の方とも試合をする機会が増えるので、手の内が知らない状態の選手とか、初めての選手とかと対戦することがあると思います。その時もまずは自分の卓球を信じて、自分の卓球ができるように調整しながら、自分の卓球ができなかった時に、違う戦術とかを展開して戦っていけたらなって思います。

 試合結果

女子ダブルス

吉住・大場組

2回戦 ○3-1遠藤・福井組(専大)

3回戦 ●2-3髙橋・三島組(明大)

堀江・山田組

2回戦 ○3-1岡山・匂坂組(専大)

3回戦 ○3-2栗山・石川組(大正大)

4回戦 ●1-3吉松・武山組(中大)

小野・渡邉組

2回戦 ○3-2深澤・大塚組(東海大)

3回戦 ○3-1上澤・井之村組(筑波大)

4回戦 ●2-3竹内・附田組(中大)

江幡凪紗(スポ1=茨城・明秀学園日立)・佐藤結菜(スポ1=広島・進徳女)組

1回戦 ●1-3市川・野々宮組(東経大)

女子シングルス

向井

1回戦 ●1-3笠田(日大)

江幡

1回戦 ○3-0江頭(慶大)

2回戦 ●2-3加藤(日体大)

佐藤

1回戦 ○3-0宇野(大東文化大)

2回戦 ●2-3花形(東経大)

大場

1回戦 ○3-2杉山(大正大)

2回戦 ○3-0壷井(千葉商科大)

3回戦 ○3-1照井(日大)

4回戦 ●1-3吉松(中大)

山田

1回戦 ○3-1山口(日大)

2回戦 ○3-0佐藤(順大)

3回戦 ○3-0下山(日女体大)

4回戦 ●0-3青井(筑波大)

吉住副将

2回戦 ○3-1匂坂(専大)

3回戦 ●0-3久保(青山学院大)

小野

4回戦 ●2-3関口(東洋大)

渡邉

4回戦 ○3-2新治(日大)

5回戦 ●2-3附田(中大)

堀江

4回戦 ○3-2近藤(筑波大)

5回戦 ●2-3遊佐(専大)

司主将 

4回戦 ○3-1福井(専大)

5回戦 ○3-1浦部(東洋大)

6回戦 ●2-4吉松(中大)