【競走】水野が男子100メートルで早大16年ぶりの優勝を達成!/関東インカレ1日目、2日目

陸上競技

関東学生対校選手権1日目、2日目 5月21日~22日 カンセキスタジアムとちぎ

 初の栃木県での開催となった今年度の関東学生対校選手権(関東インカレ)。1日目、2日目は、厳しい寒さが選手たちを襲った。大会初日は寒さに加え、雨も降りしきる厳しいコンディションとなったが、トラック種目では多くの選手が予選を突破。女子走高跳決勝に出場した矢野夏希(スポ4=愛知・時習館)は、2等で最後の関東インカレを終えた。2日目は、多数の種目の決勝が行われ、早大は、着実に得点を積み上げる。男子100メートルでは、水野琉之介(スポ3=北海道・立命館慶祥)が早大16年ぶりとなる優勝を果たし、女子競歩は3年連続のトリプル入賞を達成した。

★矢野は雨の中での「悔しい」2位(女子走高跳)

 冷たい雨が降りしきる中で行われた女子走高跳。早大からは矢野と星野紗菜(スポ1=長野・佐久長聖)が登場した。今シーズン好調の矢野が、関東インカレ初制覇を目指したが、悪天候に対応しきれず、無念の2位となった。

 初めての関東インカレとなった星野は、最初の高さである1メートル60をクリアできず、惜しくも記録なしに。矢野は1メートル64までパスを続け、1メートル67から跳躍を開始する。これを余裕をもってクリアすると、1メートル70もクリア。続く1メートル73では挑戦者が矢野と森﨑優希(日女体大)の2人に絞られた。この高さでは1度バーを落とすも、2度目で成功。しかし、続く1メートル76をクリアすることができず。対する森﨑もクリアできなかったため、それまでの無効試技回数から、矢野は2等で競技を終えた。

 雨や寒さが影響した跳躍を「悔しい」と振り返った矢野。3週間後の日本選手権では、「メダルを取りに」行けるか。圧倒的な跳躍が見られることを願うばかりだ。

(記事 川田真央、写真 石本遥希、永尾早渡)

★山口が日本人4位となり、6位入賞を果たす!(男子1万メートル)

 冷たい風が吹き、小雨も降る中、男子1部1万メートルが行われた。早大からは、今大会に先んじて開催されたハーフマラソンで、1部4位に入った小平敦之駅伝主将(政経4=東京・早実)と、日本学生対校選手権(日本インカレ)で自身初の27分台を記録し、優勝を果たした山口竣平(スポ3=長野・佐久長聖)の2人が出場した。 

 レースは序盤から山口が先頭に立ち、積極的に引っ張っていく展開に。一方の小平は集団の中盤でレースを進めていく。最初の1000メートルを2分45秒、2000メートルのラップを2分48秒のハイペースで通過すると、山口は一度先頭を譲り、先頭の後ろにつくかたちに。3000メートルを過ぎ、山口はもう一度先頭でレースを引っ張る。小平は徐々に集団から離され、4000メートルから単独走となった。7000メートルを過ぎ、スティーブン・レマイヤン(駿河台大)が飛び出すと、シャドラック・キップケメイ(日大)がそれに反応。山口は先頭の2人にはついていかず、三宅悠斗(中大)、南坂柚汰(東海大)、中野純平(東海大)と3位集団を形成し、日本人トップ争いは4人に絞られた。その集団では目まぐるしく先頭が入れ替わり、混戦のままラスト1周へ。 鐘が鳴ると、中野が集団から一気にスパートをかけ、後続を離していく。山口も懸命に食らいつくが、三宅、南坂からもホームストレート手前で離される。ゴールまで懸命に前を追うが、28分22秒79のタイムで6着のフィニッシュ。レース中盤から単独走となった小平は、20着でゴールした。

 レース前から大きな期待がかかっていた中で、表彰台を逃した山口は、レースが終わるとトラックに倒れこみ、悔しさをぶつけた。この悔しさを糧に、これからの舞台で活躍を見せてくれるだろう。

(記事 永尾早渡、写真 石本遥希、川田真央)

★始関が予選で躍動し、決勝に進む活躍を見せる(女子1500メートル)

 女子1500メートルには熊倉花萌(スポ2=東京・早実)と東京六大学対校において、同種目での優勝を果たした、始関千華(政経3=北海道・札幌南)が出場。始関が予選で好走を見せ、決勝進出を決めた。

 予選1組には熊倉が出場。熊倉は選手全員がひとかたまりとなっていた集団の後方に位置する。トラックを2周しても、大集団のまま、レースが進む。1000メートルを過ぎると、レース全体のスピードが徐々に上がっていく。そして、ラスト1周の鐘が鳴り、一気にペースアップ。熊倉は先頭についていきたかったが、徐々に離され、組8着でレースを終える。始関が出場した2組は、序盤からハイペースでレースが展開された。始関は集団の中盤に位置し、様子をうかがう。800メートルを過ぎ、集団が徐々に縦長に。始関は1000メートル手前でトップに躍り出たが、ラスト200メートルで後続の選手に抜かれ始める。最後まで激しい着順争いとなり、組4着でフィニッシュ。タイムでの決勝進出を果たした。

 女子1500メートル決勝に登場した始関は、スタートから集団の中盤に位置し、落ち着いてレースを進める。400メートル過ぎ、少しずつ縦長の隊列になり、集団が2つに分かれていく。始関は第2集団の前方でレースを動かしていたが、800メートルを過ぎたあたりで、集団から遅れ始める。ラスト1周になってもペースを上げることはできず、4分41秒89の12着でフィニッシュした。

 この種目の早大歴代2位の記録を持つ始関と同6位の熊倉が出場した今大会。力のある両者は今大会での経験を糧に、これからの試合での好記録の樹立が待ち望まれる。

(記事 永尾早渡、写真 石本遥希、川田真央)

★本田が1年生ながらレースを引っ張り、堂々たる準優勝!(男子1500メートル)

 男子1500メートル予選には、岩下和史(スポ4=神奈川・神大附)と本田桜二郎(スポ1=鳥取城北)が出場。今シーズン好成績を残している2人が1500メートルに姿を現した。予選で圧倒的な実力を見せた本田が、勢いそのままに2日目の決勝に登場。優勝に大きな期待がかかったが、激戦に破れ惜しくも2位で初の関東インカレを終えた。

 予選1組に登場した岩下は、レース序盤から先頭の背中をぴったりとマークするかたちでレースを進める。ラスト1周の鐘が鳴ると、全体がペースアップし、スパート合戦に。岩下はラスト200メートルまで3位でレースを進めていたが、ホームストレートで2人の選手に抜かれ、組5着でゴール。タイムでも拾われず、予選敗退となった。予選2組に出場した本田はレース前半、集団の中央に位置していたが、700メートル過ぎにトップへ躍り出る。その後も本田はトップでスピードを維持し、ラスト1周は中川拓海(順大)との一騎打ちに。後続との差を確認する余裕も見せながら、そのままトップでフィニッシュし、決勝進出を果たした。

 迎えた決勝。決勝進出者で唯一の1年生となった本田は果敢にレースを引っ張った。レースは最初の400メートルを72秒で通過するスローな展開に。「(400メートルの入りが)66秒以上だったら前に出よう」とレース前に描いていたプラン通り、400メートル過ぎに一気にペースアップ。400メートルから800メートルまでのラップを56秒で走るという急激なペースの変化を見せ、他の選手を突き放していく。ラスト200メートルまでは先頭に立っていたものの、終盤で抜かれ2位に。レース後はトラックに拳をたたきつけるなど、悔しさをあらわにした。

 「中距離専門の選手に勝つには、飛び出すしかなかった」と語り、優勝への思いを強く抱いていたが、惜しくも届かなかった本田。だが、自分でレースをつくり、勇気ある飛び出しを見せた本田は、観客を大いにワクワクさせただろう。

(記事 永尾早渡、写真 石本遥希、川田真央)

★1年生3人が準決勝進出! 酒井は決勝に進み、5着で入賞を果たす(男子110メートルハードル)

 早大からの出場者全員が1年生となった、男子110メートルハードル。予選2組に酒井大輔(スポ1=四学香川西)、3組に濱崎秀馬(商1=京都・洛南)、4組に相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖)がそれぞれ6レーンでの出場となった。濱崎、相場は準決勝で敗退するも、酒井が決勝に進出。酒井は、決勝の大舞台でも臆することなく、 価値ある入賞をつかみ取った。

 最初に登場した酒井は、大きなストライドを武器に、順調にハードルを越える。先頭にも懸命に食らいつき、組2着のフィニッシュ。続く濱崎は好スタートを決め、序盤から先頭争いに加わる。終盤に後続の選手に詰め寄られるが、タイムを削り出す走りで組3着。相場が出場した予選4組は、序盤から選手全員がほぼ横一線となるレース展開に。レース後半、相場は徐々に後続の選手を引き離し、3着でフィニッシュ。1年生3人が全員準決勝へと進んだ。

 準決勝は1組目には酒井が出場。酒井は好スタートでスピードに乗り、序盤は先頭争いに加わる。しかし、レース後半のもうひと伸びが足りずに組4着に。順位での決勝進出は逃したが、タイムで拾われ決勝進出となった。濱崎、相場が出場した準決勝2組目は、レース前半は混戦を極める横一線の展開となる。レース後半、両者とも集団から抜け出したいところであったが、相場が5着、濱崎は6着に。惜しくも準決勝敗退となった。

 迎えた決勝では、会場が静寂に包まれる中、号砲が鳴ると酒井はロケットスタートを決める。前半は選手全員がほぼ横一線となる熱戦を演じるも、後半にもう一段階スピードを上げることができず、5位という結果となった。

 1年生3人が出場し、全員が準決勝に進むというルーキーらしからぬ活躍を披露した本種目。フレッシュな戦力の躍動が、早大競走部を勢いづける導火線となってくれるだろう。

(記事 永尾早渡、写真 石本遥希、川田真央)

松田が3位に入り、表彰台に上がる活躍を披露!(女子100メートルハードル)

 午前中からの強い雨が続く中、大会初日に女子100メートルハードル予選が始まった。早大からは1組目にイベル聖羅(商3=京都橘)、3組目に松田晏奈(スポ2=長崎日大)、5組目に谷中天架(スポ2=大分雄城台)の3人が出場。実力者が集う決勝の舞台で、松田が堂々の3位に食い込んだ。 

 予選1組に出場したイベルは、スタートから素早いピッチを生かし、ハードルをテンポ良く越える好走で組2着でゴールした。3組目の松田はスタートからトップスピードに乗り、他の選手を圧倒する走りを見せ、組1着でフィニッシュ。タイムは13秒72をマークし、予選全体でもトップのタイムを記録した。5組目の谷中は、安定したハードリングを見せ、組2着でゴール。3人全員が順位での準決勝進出を果たした。

 大会2日目に行われた準決勝。1組目の松田は予選と同じく好スタートを決める。その勢いでスピードに乗り、他を引き離し、組1着で決勝進出。2組目の谷中は序盤から有力選手に先行され、懸命に前を追うが、捉えることができず、組4着でゴール。順位での決勝進出は逃したが、タイムで決勝に進んだ。

 2日目の午後に行われた決勝に松田、谷中の2人が出場。松田は「持ち味のスタートからハードル3台目までの加速がうまくいかなかった」と語ったように、序盤から有力選手である井上凪紗(青学大)や髙橋亜珠(筑波大)と距離が広がっていく。後半からの巻き返しを図ったが、惜しくも3位に。「勝ち切ることのできたレースだった」と悔しさが残る結果となった。谷中も前半から他の選手に先行される展開となり、6位でのフィニッシュとなった。

 松田、谷中が決勝に進むなど、ハードルブロックの総合力の高さを示した今大会。3位の松田は「今回のリベンジとして、日本インカレでの優勝が目標」だと語った。これからもさらなる進化を見せてくれるだろう。

(記事 永尾早渡、写真 石本遥希、川田真央)

★水野がハイレベルな戦いを制し優勝!(男子100メートル)

 男子100メートルには伊橋璃矩(スポ3=千葉・成田)、水野、由井響(スポ4=山梨・都留)の3人が登場。水野は決勝の舞台で堂々の走りを見せ、優勝に輝いた。

 1日目に行われた予選。1組に出場した伊橋は後半から徐々に遅れ始め、組6着と準決勝進出を逃した。2組での出走となった由井は最後まで競り合いを演じ、タイムで準決勝への切符をつかむ。水野は4組に出場し、スタートから快調に飛ばし、組1着で準決勝進出を決めた。

 準決勝は2日目の午前に行われた。先に登場したのは水野。良いスタートを決めると、後半もスピードは衰えない。組2着で危なげなく決勝へ駒を進めた。続く2組目の由井は、好調なスタートを決める。しかし、後半の伸びを欠き、組6着と決勝進出を逃した。

 迎えた決勝。向かい風4・0メートルという過酷なコンディションでのレースとなった。水野は「優勝するということを目標に」レースに挑んだ。前半からスピードに乗ると中盤以降もしっかりと加速し、最後まで力強い走りを見せる。ほぼ一直線でフィニッシュラインに飛び込む混戦となったが、スタンドの仲間からの熱い声援を受けて、見事に接戦を制した。早大にとって、この種目で優勝するのは実に16年ぶり。水野はレースを振り返って「すごくいいレースを展開できた」と、充実ぶりをうかがわせた。

 水野の優勝は、対校戦優勝を目指すチームを勢いづけたに違いない。予選で終わった伊橋、準決勝で終わった由井も今大会の悔しさを糧に、さらに成長した姿を見せてくれるだろう。「覇者で在る」ために、彼らはこれからも走り続ける。

(記事 川田真央、写真 石本遥希、黒澤秀真)

★山本が復活を遂げる4位入賞!(女子400メートル)

 女子400メートルには、木下晏里(商2=徳島文理)、山本真菜(スポ4=三重・伊勢)、蔵野絢果(スポ2=埼玉・市立浦和)が出場。日本学生個人選手権(学生個人)で決勝進出を果たした木下が持ち前の安定感を発揮し、決勝に進む。また、昨季ケガに苦しんだ山本も決勝進出。決勝では、惜しくも表彰台を逃すも、山本が4着、木下が6着でトラック優勝に向け、チームに勢いをもたらす走りを見せた。

 女子400メートル予選1組に出場した木下と2組に出場した山本は、共に安定した走りを見せ、56秒台を記録。2人そろって準決勝進出を果たした。一方、予選5組に出場した蔵野は前半から劣勢の展開に。レース後半もペースを上げ切ることができず、予選敗退となった。

 同日に行われた準決勝に出場した木下と山本は、このレースでも堅実な走りを披露。特に山本は、55秒台を記録し、翌日の決勝に向け盤石の状態をアピールした。木下は組5着であったが、タイムでの決勝進出を果たした。

 翌日の決勝にも姿を見せた2人。山本が8レーン、木下が3レーンでの出走となった。スタート前からボルテージが高まる中、行われた決勝。山本はレース前半からスピードに乗り、先頭との差を詰めていく。ラスト勝負でトップに躍り出たいところであったが、残り150メートルで他大の選手に離され、表彰台にわずかに届かず。一方の木下は、後半に遅れてきた選手をかわしていき、6着でのゴールとなった。

 昨年まで、ケガに苦しんだ山本。4年目のシーズンとなる今季、間違いなく復活を遂げたと言えるであろう。木下も学生個人に続き、安定感のある走りを展開し、堂々の6位入賞。9月に控える日本インカレでの表彰台独占に向け、再び走り出す。

(記事 石本遥希、写真 川田真央、永尾早渡)

★森田が魂の走りでチームに得点をもたらす(男子400メートル)

 男子400メートルには、副将の森田陽樹(創理4=埼玉・早大本庄)に加え、権田浬(スポ3=千葉・佐倉)、松本悠斗(スポ2=佐賀北)の3人が出場した。森田と松本が準決勝に進出し、森田はタイムで拾われ決勝進出を果たす。翌日の決勝では、表彰台に上ることはできなかったが、意地の走りでチームに得点をもたらした。

 男子400メートル予選3組に出場した権田は、落ち着いたスタートを切ったが、レース後半で苦しい走りとなり、組4着。準決勝進出を逃した。予選4組を走った森田は、1週間前に「膝の裏に少し気になる箇所がある」と語っていた。右ひざにはテーピングが巻かれており、状態が心配されたが懸命な走りを披露。タイムで拾われ準決勝進出を果たした。また、予選5組に姿を見せた松本は、序盤から快調に飛ばす。ラストは他大の選手に追いつかれたが、組2着で準決勝進出となった。

 女子同様、同日に行われた準決勝。1組での出走となった松本は、スタートから猛烈なスピードでレースを進める。このままの勢いで準決勝突破を決めたいところであったが、第3コーナー付近から失速。最後は顔をしかめながらのゴールとなり、決勝に駒を進めることは叶わなかった。続く2組に登場した森田は、2年連続での決勝進出を目指し、序盤から攻めの走りを見せる。しかし、ホームストレートで伸びきれず、組4着でフィニッシュ。厳しい展開になったと思われたが、またしてもタイムで拾われ、2日目に行われる決勝に望みをつなげた。

 迎えた男子400メートル決勝。森田は依然右足にテーピングを巻いた状態であった。スタンドからは、割れんばかりの「森田」コールが湧き上がる。スタートは少し出遅れてしまったものの、早いピッチを生かし、序盤から先頭との差を詰める。ラスト200メートルから選手を抜いていき、5着でフィニッシュ。本来の調子ではなかったかもしれないが、最後まで気合のこもった走りを披露した。

 下級生の頃から、早大短長ブロックを支えてきた森田。最後の関東インカレでは、膝に痛みを抱えながらも、意地の走りを見せつけ、チームに貴重な得点を持ち帰った。関口裕太主将(スポ4=新潟・東京学館新潟)が不在の中、背負っていた重圧は計り知れないものであっただろう。だが、痛みや重圧をはね除けた森田の走りは、圧巻であった。日本インカレでは悲願の優勝へ、森田はさらなる飛躍を遂げる。

(記事 石本遥希、写真 川田真央、永尾早渡)

★3年連続のトリプル入賞を達成!(女子1万メートル競歩)

 女子1万メートル競歩には中島橙子(スポ3=群馬・前橋女)、広瀬夏希(社4=東京・富士)、金野真綾(スポ2=茨城・日立第一)の3人が出場。昨年まで2年連続でのトリプル入賞を果たし、期待がかかる同種目において、中島が2位、広瀬が3位、金野が6位と全員が入賞。今年も、3人がそろって自己記録を更新する大健闘で、中島は10年ぶりに早大記録も更新した。

 スタート直後から縦長の隊列となり、1000メートル手前で先頭集団は早くも田畑晴光(山梨学院大)、中島、広瀬の3人に絞られる。先頭から遅れた金野も、8位集団で冷静にレースを進める。レースが動いたのは残り3000メートル。田畑を先頭にハイペースを刻んでいた3人の集団から広瀬が遅れ始め、ほどなくして中島も田畑との距離が開き始める。中島は顔をしかめ自らの左腿(左もも)を複数回たたき、懸命に前を追う。その後も粘りを見せたが、30メートルほどの差はなかなか縮まらず、そのまま2位でフィニッシュ。45分54秒97という、自己記録かつ早大記録を塗り替える好タイムだったものの、中島は「タイムに関係なく、順位で優勝したかった。自己記録を出すのは最低限だった」と悔しさをにじませた。広瀬は、集団からは遅れたものの3位、金野は終盤にかけて順位を徐々に上げ6位でフィニッシュ。3年連続のトリプル入賞を達成して早大に16点をもたらし、大きく存在感を放った。

 中島、広瀬が2年連続の入賞を果たした本種目。また、金野は先月出場した学生個人から2分以上タイムを縮め、自己記録を大幅に更新する歩きとなった。3人で計16点を獲得する活躍を見せた早大女子競歩勢。日本インカレでもトリプル入賞を披露してくれるであろう。

(記事 鈴木拓紀、写真 川田真央、永尾早渡)

★ケガから復帰の高橋が気迫あふれる歩きを見せるも、悔しい4位(男子1万メートル競歩)

 男子1万メートル競歩には高橋優喜(スポ4=静岡・浜松北)、八谷謙太朗(スポ2=早稲田佐賀)の2人が出場。2年ぶりに関東インカレに出場した高橋は、惜しくも表彰台を逃したが、早稲田記録にあと9秒に迫る好タイムで4位入賞を果たした。

 高橋はピストルが鳴ったのと同時に一気に飛び出し、先頭後方に位置取る。早々に先頭集団は5人に絞られ、高橋はその集団の中ほどで冷静にレースを進める。一時はトップに躍り出る場面もあったが、4400メートル過ぎから次第に離され、その後は単独3位に。レース終盤、やや疲れは見えたが、後続からの追い上げに対して、高橋は冷静に自分のペースを刻んだ。ラスト1周の鐘が鳴りこのまま3位を死守するかと思われたが、迫る金子陸(国士館大)の猛追を振り切ることができず、わずか数メートルで先着を許し、4位でフィニッシュ。高橋は自己記録を更新し、ついに40分の壁を破るも、早稲田新記録と表彰台を狙っていただけに、悔しさが残る結果に。八谷も遅れはしたが、自己記録を塗り替える歩きで好調ぶりをうかがわせた。

 ケガから復帰して間もないながらも、先頭集団に果敢に挑んだ高橋の気迫あふれる姿は、見る者の胸を熱くした。次に見据えるは日本インカレ。この悔しさを糧に、どんな進化を遂げてくるのか、期待は高まるばかりだ。

(記事 鈴木拓紀、写真 鈴木拓紀、永尾早渡)

★競り合いに敗れるも、準優勝で存在感を示す!(男子4×100メートルリレー)

 男子4×100メートルリレー(ヨンケイ)には鶴巻陽太(スポ3=新潟・三条)、水野、由井、若菜敬(スポ2=栃木・佐野)が登場。1日目の予選を組2着で勝ち抜き、2日目の決勝では先頭に立つなど見せ場を作るも、優勝にあと一歩及ばず2位となった。

 早大は予選2組に登場。まず、1走の鶴巻が好調なスタートを決めた。2走の水野も勢いに乗って後続を引き離す。3走の由井と4走の若菜のバトンパスが少し詰まる場面があったが、それでも組2着で決勝への切符をつかんだ。

 決勝が行われたのは、2日目の夜。早大は予選と同じメンバー、同じ走順で挑んだ。鶴巻は予選に続き、スタートから勢いよく走り出す。2走の水野はこの日100メートルで優勝し、絶好調。前との差を着実に詰め、由井にバトンパス。由井は先頭を守り、アンカーの若菜につないだ。しかし、ホームストレートで中大が早大に迫る。競り合いを繰り広げたが、惜しくも競り負け、準優勝となった。

 優勝こそ逃したが、7点を獲得しチームに貢献した早大ヨンケイ勢。2走の水野が「まずは個々の走力のクオリティを確実に上げていかねば」と語るように、頂点をつかむにはさらなるレベルアップが必要だ。夏を越え、9月の日本インカレでリベンジを果たせるか。

(記事 川田真央、写真 石本遥希、永尾早渡)

※選手コメントは別記事にて掲載いたします

男子結果

▽男子100メートル

予選(5組2着+6)

1組(-1・0)

伊橋璃矩(スポ3=千葉・成田) 10秒68(6着)

2組(-1・5)

由井響(スポ4=山梨・都留) 10秒57(3着)準決勝進出

4組(-1・4)

水野琉之介(スポ3=北海道・立命館慶祥) 10秒40(1着)準決勝進出

準決勝(2組3着+2)

1組(+1・4)

水野琉之介(スポ3=北海道・立命館慶祥) 10秒33(2着)決勝進出

2組(+1・1)

由井響(スポ4=山梨・都留) 10秒72(6着)

決勝(-4・0)

水野琉之介(スポ3=北海道・立命館慶祥) 10秒50(1着)

▽男子400メートル

予選(5組2着+6)

3組

権田浬(スポ3=千葉・佐倉) 48秒07(4着)

4組

森田陽樹(創理4=埼玉・早大本庄) 47秒67(4着)準決勝進出

5組

松本悠斗(スポ2=佐賀北) 47秒34(2着)準決勝進出

準決勝(2組3着+2)

1組

松本悠斗(スポ2=佐賀北) 48秒91(8着)

2組

森田陽樹(創理4=埼玉・早大本庄) 47秒45(4着)決勝進出

決勝

森田陽樹(創理4=埼玉・早大本庄) 47秒15(5着)

▽男子1500メートル

予選(3組3着+3)

1組

岩下和史(スポ4=神奈川・神大附) 3分51秒90(5着)

2組

本田桜二郎(スポ1=鳥取城北) 3分47秒91(1着)決勝進出

3組

立迫大徳(スポ3=鹿児島城西) DNS

決勝

本田桜二郎(スポ1=鳥取城北) 3分49秒36(2着)

▽男子1万メートル

決勝

山口竣平(スポ3=長野・佐久長聖) 28分22秒79(6着)

小平敦之駅伝主将(政経4=東京・早実) 29分09秒29(20着)

▽男子110メートルハードル

予選(4組3着+4)

2組(+0・4)

酒井大輔(スポ1=四学香川西) 14秒35(2着)準決勝進出

3組(-1・7)

濱崎秀馬(商1=京都・洛南) 14秒33(3着)準決勝進出

4組(-1・0)

相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖) 14秒22(3着)準決勝進出

準決勝(2組3着+2)

1組(+1・1)

酒井大輔(スポ1=四学香川西) 14秒24(4着)決勝進出

2組(-1・0)

相場遥心(スポ1=長野・佐久長聖) 14秒39(5着)

濱崎秀馬(商1=京都・洛南) 14秒43(6着)

決勝(-0・3)

酒井大輔(スポ1=四学香川西) 14秒17(5着)

▽男子1万メートル競歩

決勝

高橋優喜(スポ4=静岡・浜松北) 39分36秒07(4着)自己新

八谷謙太朗(スポ2=早稲田佐賀) 41分12秒82(14着)自己新

▽男子4×100メートルリレー

予選(2組3着+2)

早大(鶴巻ー水野ー由井ー若菜) 39秒39(2着)決勝進出

決勝

早大 (鶴巻-水野-由井-若菜) 39秒27(2着)

女子結果

▽女子100メートル

予選(5組2着+6)

2組(+0・7)

河野桃々(商2=京都橘) 12秒75(5着)

3組

上島周子(スポ4=東京・富士) DNS

▽女子400メートル

予選(5組2着+6)

1組

木下晏里(商2=徳島文理) 56秒62(1着)準決勝進出

2組

山本真菜(スポ4=三重・伊勢) 56秒46(2着)準決勝進出

5組

蔵野絢果(スポ2=埼玉・市立浦和) 58秒03(6着)

準決勝(2組3着+2)

1組

木下晏里(商2=徳島文理) 56秒15(5着)決勝進出

2組

山本真菜(スポ4=三重・伊勢) 55秒88(2着)決勝進出

決勝

山本真菜(スポ4=三重・伊勢) 55秒50(4着)自己新

木下晏里(商2=徳島文理) 55秒92(6着)自己新

▽女子1500メートル

予選(3組3着+3)

1組

熊倉花萌(スポ2=東京・早実) 4分41秒47(8着)

2組

始関千華(政経3=北海道・札幌南) 4分31秒00(4着)決勝進出

決勝

始関千華(政経3=北海道・札幌南) 4分41秒89(12着)

▽女子100メートルハードル

予選(5組2着+6)

1組(-0・2)

イベル聖羅(商3=京都橘) 14秒43(2着)準決勝進出

3組(-0・7)

松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒72(1着)準決勝進出

5組(-1・0)

谷中天架(スポ2=大分雄城台) 14秒04(2着)準決勝進出

準決勝(2組3着+2)

1組(-1・3)

松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒66(1着)決勝進出

2組(-1・1)

谷中天架(スポ2=大分雄城台) 14秒04(4着)決勝進出

イベル聖羅(商3=京都橘) DNS

決勝(-0・2)

松田晏奈(スポ2=長崎日大) 13秒61(3着)

谷中天架(スポ2=大分雄城台) 13秒98(6着)

▽女子1万メートル競歩

決勝

中島橙子(スポ3=群馬・前橋女) 45分54秒97(2着)自己新

広瀬夏希(社4=東京・富士) 46分26秒68(3着)自己新

金野真綾(スポ2=茨城・日立第一) 48分17秒81(6着)自己新

▽女子走高跳

決勝

矢野夏希(スポ4=愛知・時習館) 1メートル73(2等)

星野紗菜(スポ1=長野・佐久長聖) NM

▽女子走幅跳

決勝

内藤香乃(スポ4=兵庫・北摂三田) 5メートル96 (+2・4)(8等)

▽女子砲丸投

決勝

新津杏莉(スポ1=東京・国分寺) 11メートル08(18等)