春季オープン戦 5月24日 アミノバイタルフィールド
| TEAM | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL |
| 早大 BIGBEARS | 7 | 14 | 17 | 13 | 51 |
| 中大 RACCOONS | 7 | 14 | 6 | 14 | 41 |
早大BIGBEARSは、春季オープン戦の最終戦として中大RACCOONSと対戦した。試合序盤から両チームによる点の取り合いが行われ、21ー21の同点で前半を折り返す。後半開始直後に一時17点リードを奪うも、中大の反撃にあい、第4クオーター(Q)に41ー41と同点に再び追いつかれる。ただ、試合残り49秒で、LB遠藤暖心(スポ2=大阪・高槻)が試合を決めるインターセプトリターンタッチダウン(TD)を奪い、両チーム合わせて92得点の激しい乱打戦を制した。

TDを決めたRB大谷優輝(政経4=東京・早大学院)
前半は早大キックで試合開始。ここ2試合は前半を無失点に抑えていた早大ディフェンスだったが、ランとパスを組み合わせて着実に進む中大の攻撃を止めることができず、ファーストドライブからTDを奪われる。しかし、早大もすぐさま反撃に出る。QB木庭修克(文構3=東京・三田)からのスクリーンパスを受け取ったWR安東純心(スポ3=沖縄・首里)が、タックルを交わしながらエンドゾーンに駆け抜けTD。わずか2プレーで同点に追いつく。続く中大の攻撃をパントに抑えると、QB木庭からWR安東やRB大谷へのパスで、敵陣奥深くまで侵入する。しかし、ゴール前1ヤードまで進んだものの、4thダウンギャンブルを失敗し、このドライブは無得点に終わる。第2Qに入り、相手のオフサイドでフリープレーとなると、QB木庭がサイドライン際へロングパスを投じ、WR平山琢生副将(スポ4=千葉・匝瑳)がディフェンダーとの競り合いを制して敵陣3ヤード地点まで攻め込む。最後はRB大谷がエンドゾーンに走り込み、TDを決める。ただ、中大オフェンスもドライブを進めると、QB小野一真(4年)からWR吉原聖也(4年)へのTDパスが通り、14ー14とすぐさま同点にされる。早大オフェンスも、今日のメインターゲットとなっているWR安東へ続けざまにパスが通ると、RB大谷のTDランで再びリードを奪う。前半残り2分、中大の攻撃をパントに抑え、前半終了前にリードを広げたい早大オフェンスだったが、QB木庭が痛恨のインターセプトを喰らい、逆に中大にチャンスを与えてしまう。ゴール前1ヤードまで攻め込まれると、中大QB小野が自らエンドゾーンに飛び込んでTD。21ー21の同点で前半を終える。

流れながらパスを投じるQB木庭
後半は早大リターンで試合再開。キックオフで、DB吉岡獅音(スポ1=東京・佼成学園)の好リターンが飛び出し、フィールド中央からの攻撃権を得る。この好機をTDには繋げられなかったものの、Kシェーファー瑠威(社1=東京・早大学院)が自身最長となる46ヤードのフィールドゴール(FG)を決め、3点リードする。さらに、敵陣から攻撃権を得ると、RB長内一航主将(文構4=東京・早実)が鋭いカットでディフェンダーを交わしてサイドライン際を駆け上がり、3試合連続となるTDランを挙げた。早大ディフェンスも流れに乗り、2ndダウンでLB遠藤とDL坂本怜央(国教1=東京・佼成学園)がサック。3rdダウンではDL佐藤大悟(教4=岐阜・関)がサックを決めると、エンドゾーンから蹴った中大のパントが短くなり、敵陣11ヤードから攻撃を開始する。すると、RB大谷がこの試合3つ目となるTDランを決め、リードを17点に広げる。反撃したい中大は、このドライブからQB畑尾櫂(3年)が入ると、前のドライブまでQBを務めていたQB小野へのTDパスが通り、点差は11点に。早大オフェンスも、3Q途中から出場しているQB道浦佑太郎(社4=東京・早実)からWR高橋汰輝(教3=東京・早実)への60ヤード以上のロングパスが決まり、レッドゾーン内に侵入する。このチャンスをK/P佐藤和真(スポ3=神奈川大附)のFGに繋げ、リードを広げる。ただ、第4Qに入ると、中大のパスオフェンスが勢いを増す。QB畑尾のTDパスが決まり、7点差とされると、さらにワイドオープンになったWR境那士(2年)への67ヤードTDパスで、試合残り6分で同点に追いつかれる。早大も、着実にドライブを進め、敵陣内に入るが、サックで大きなロスを喰らい、このドライブはパントに終わる。試合残り1分、このまま同点で試合が終わるかに思えた中大の3rdダウン。LB遠藤がパスをインターセプトすると、そのままエンドゾーンまで走り切り、リターンTD。試合残り49秒で、リードを奪う。さらに、続く中大の4thダウンギャンブルで、DB吉岡がパスをカットして攻撃権を取り戻すと、Kシェーファーが42ヤードのFGを決め、51ー41で接戦を制した。

リターンTDを決めて喜ぶLB遠藤(写真右)とDB三平悠生(教4=東京・早実)
3時間にも及ぶ熱戦を何とか制した早大BIGBEARS。オフェンスは、前後半ともに20点以上を挙げた一方、ディフェンスは、パスだけで330ヤード程度、5TDを喫するなど、パス守備に課題が残った。RB長内主将が「このままでは日本一になれない」と語るように、2連覇を狙う関東学生秋季リーグ戦、そして目標としている日本一に向けては更なる進化が必要となる。
(記事:吉川柊真 写真:堤健翔)
得点経過
| TEAM | Q | 残り時間 | PLAY(PAT) | スコア | |
| 中大 | 1 | 10:29 | TD | #2小野から#7野際への11ヤードのTDパス(#6石川のキックは成功) | 0-7 |
| 早大 | 1 | 9:45 | TD | #18木庭から#98安東への54ヤードのTDパス(#36シェーファーのキックは成功) | 7-7 |
| 早大 | 2 | 12:19 | TD | #25大谷の1ヤードのTDラン(#36シェーファーのキックは成功) | 14-7 |
| 中大 | 2 | 8:40 | TD | #2小野から#13吉原への28ヤードのTDパス(#6石川のキックは成功) | 14ー14 |
| 早大 | 2 | 4:03 | TD | #25大谷の2ヤードのTDラン(#36シェーファーのキックは成功) | 21-14 |
| 中大 | 2 | 0:00 | TD | #2小野の2ヤードのTDラン(#6石川のキックは成功) | 21ー21 |
| 早大 | 3 | 12:26 | FG | #36シェーファーの47ヤードのFG | 24-21 |
| 早大 | 3 | 10:02 | TD | #33長内の42ヤードのTDラン(#36シェーファーのキックは成功) | 31-21 |
| 早大 | 3 | 6:06 | TD | #25大谷の1ヤードのTDラン(#36シェーファーのキックは成功) | 38-21 |
| 中大 | 3 | 2:16 | TD | #3畑尾から#2小野への1ヤードのTDパス(#6石川のキックは失敗) | 38ー27 |
| 早大 | 4 | 14:18 | FG | #11佐藤の20ヤードのFG | 41-27 |
| 中大 | 4 | 11:32 | TD | #3畑尾から#6石川への8ヤードのTDパス(#6石川のキックは成功) | 41ー34 |
| 中大 | 4 | 6:06 | TD | #3畑尾から#4境への67ヤードのTDパス(#6石川のキックは成功) | 41ー41 |
| 早大 | 4 | 0:49 | TD | #44遠藤の26ヤードのインターセプトリターンTD(#11佐藤のキックは成功) | 48-41 |
| 早大 | 4 | 0:03 | FG | #36シェーファーの42ヤードのFG | 51-41 |
チームスタッツ
| スタッツ | 早大 | 中大 | |
| 1st down数 | 19 | 19 | |
| ーラン | 7 | 7 | |
| ーパス | 11 | 9 | |
| ー反則 | 1 | 3 | |
| 3rd down成功率 | 9/14 64% | 9/16 56% | |
| 4th downs成功率 | 0/1 0% | 0/1 0% | |
| プレイ回数 | 67 | 63 | |
| パス試投成功回数 | 13/25 52% | 17/28 61% | |
| ラン回数 | 39 | 35 | |
| TD数 | 6 | 6 | |
| ーラン | 4 | 1 | |
| ーパス | 1 | 5 | |
| ーその他 | 1 | 0 | |
| PAT回数 | 6/6 100% | 5/6 83% | |
| 2ptコンバージョン回数 | 0 | 0 | |
| FG回数 | 3/3 100% | 0/0 0% | |
| パント回数 | 2 | 5 | |
| 反則回数 | 6回45ヤード | 5回20ヤード | |
| 被ターンオーバー回数 | 1 | 1 | |
| ーインターセプト | 1 | 1 | |
| ーファンブルロスト | 0 | 0 | |
| セーフティー回数 | 0 | 0 | |
| レッドゾーン | 3/5 60% | 4/4 100% | |
| タイムポゼッション | 28:40 | 31:20 |
コメント
RB長内一航主将(文構4=東京・早実)
ーー今日の試合を振り返って
2週間前の関大戦で負けてから、このままだと日本一になれないという話をチームでしました。そこから変わってこれた中で、結果的には勝てましたが、課題が多く残る試合だったと思います。
ーーオフェンスではパスユニットの活躍が目立ちました
この春はずっとパスユニットが課題だったのですが、この試合ではレシーバーの個人技や、パスユニットとしてパスをしっかり通せたのは、よかったと思います。
ーーご自身のパフォーマンスを振り返って
ランで引っ張っていかなければいけない中で、前半はあまりいい走りができずに、パスに助けてもらっていたので、そこは心残りです。
ーー同じ4年生RBのRB大谷選手が3TDの活躍をされました
大谷は怪我が多いですが、僕と同じぐらい走れる選手です。秋は2人でいっぱい走りたいと思っているので、今日良いパフォーマンスを出していたのは、よかったと思います。
ーーディフェンスは失点がかさんでしまいました
シンプルなディフェンスをしている中で、相手がいろいろなことをしてきていたので、点を取られてしまったと思います。ただ、そこよりも、1対1で勝ち切れていないところや試合でファンダメンタルが崩れる部分が課題だと思うので、この夏にフィジカルの部分から鍛えていきたいなと思います。
ーー秋シーズンに向けての意気込みをお願いします。
このままでは日本一になれないという風にすごく思っています。この夏にもう一度日本一になれる練習なのかというところから問い続けて、強くなって秋を迎えられたらと思います。
LB遠藤暖心(スポ2=大阪・高槻)
ーー今日の試合を振り返って
結構やられるところはやられすぎたので、それはあまり良くなかったかなという感じです。
ーーご自身の試合を決めたインターセプトリターンTDを振り返って
パスカバーができないのはずっと僕の課題だったので、あの1プレーだけですけど、うまいこといけてよかったです。
ーーディフェンスとしてはパス守備がかなり苦労している印象を受けましたが振り返って
やはり課題のパスカバーにおいて、全員の意思統一ができていなかったのが原因なのかなと思います。
ーーラン守備などご自身のパフォーマンスを振り返って
ここ数試合は全然調子良くなかったですけど、すごく調子よく動けてよかったです。
ーー秋のシーズンへの意気込みをお願いします
その今日は結構点数取られちゃったんですけど、秋は完封するくらいどのチームにも勝てるように頑張っていきます。